カテゴリ : 花・植物

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夏ソバ

2014/7/5

夏ソバの花が梅雨晴れの日差しに照らされている。

20140705

特に産地というわけではないのだが、昭和村には案外ソバ畑が多い。赤城高原はそのほとんどの耕作地が大規模なコンニャク畑かレタス畑で、その合間にホウレンソウ草などが作られている。秋後半から春先までは、積雪と寒さで野天で作物を育てるのは厳しいため、必然的に農作物は夏季に集中する。

連作障害を避けるため、レタスとコンニャクは数年に一度相互に入替えて使うのだが、畑そのものを休ませることもある。そんな合間に、ソバのような痩せた土地でも育つ作物が作られるようだ。コンニャクもレタスも一定品質で大量に作るものはやたらと手間が掛かるが、ソバは放っておいても手が掛からず収穫に至るところもいいようだ。

ただ、北海道のように本格的にソバ栽培をしているわけではないので、ほとんどは村内の道の駅や農産物直売所で売られるか、自家消費されている。かく言う私も時折そば打ちをするが、当然地元産のそば粉を使うようにして、地産地消を心がけている。

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朝晴れ、夜雨、その繰り返し。しかもその雨は結構激しく降る。まあ別に昼間降らなければハッピーなんだけど、何つぅーか不思議な天気だ。あー、しとしと降るニッポンの梅雨はどこ行った..


20140630

数少ないジューンベリーの実はあっという間になくなってしまった..ヒヨだよな犯人はやっぱ..が、ブルーベリーはまだこれから。こっちはタンマリあるからねぇ。

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今日は久しぶりに晴れ渡って気温も上がったが、梅雨の今頃はヤマボウシの花の見頃である。

ヤマボウシの花が白いと思っている人が意外に多いが、実はその白い部分は苞(ほう)と呼ばれる葉の一種であり、実際の花は苞の中央に球形状に集まった淡く黄色い部位である。つまりヤマボウシの花は白いのではなく、黄色いが正しい。

その中央の部位が果肉となり、赤く熟すと甘く食べることができる。高木になると花が上の方に付くので、実を集めるのはなかなか大変だが、果実酒として漬けても結構イケる。

20140613

そんなヤマボウシだが、山中に単独で花を付けていると遠目にも目立ち、目印にもなる。

今日、にわかに信じがたい話だが、秋田の山中でヤマボウシの花を墜落した軽飛行機と見間違って消防に通報し、ちょっとした騒動になったらしい。通報者はかなり想像力が豊かとも思えるが、案外、裸眼だとそんなふうに見えてしまうのものだろうか。

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今週末はいよいよサムライブルーの登場だ。普段サッカーなど観ることはないが、ワールドカップや五輪など国別対抗戦にはやはり熱くなる。

開催地であるブラジルは日本から見て地球のほぼ裏側にあたり、時差も12時間ときりが良い。日本のグループステージは上手い具合に3戦とも午前中に行われるので、前回の南アフリカの時のように睡眠不足になることはないので助かる。

20140611

サムライブルーを彷彿とさせるヒオウギアヤメの青。

近縁種のカキツバタやショウブ..ショウブは分類上は科が異なるが..が湿地に生えるのに対し、ヒオウギアヤメは乾燥地を好む。似たような花が咲くのに不思議なものである。

4Kの使い道

2014/6/3

4Kを放送やビデオのフォーマットと捉えると、それは先日記事にした通りなのだが、映像素材として捉えると、実はいろいろ使い道が広がったりして面白いのである。

まず、現在標準のフルHD..つくづく妙な日本語だが、これはすべてソニーとパナが悪い..は約2Kである。単純に考えても4Kは面積比でその4倍の解像度があるため、最終フォーマットが2Kであるなら、編集の際に最大で1/4にトリミングすることができる。簡易的に望遠効果を上げたり、演出上のズーミングやドリーショットなどショットトランジッションを編集段階で行えるわけだ。

もちろん、予め準備して撮影に挑むのが本筋ではあるが、特機など使わずに低コストで映像制作をする点で、すでに業界内では使われている手法である。

また、4Kから2Kへのダウンコンも画質面では有利に作用する。HDからSD(主にDVD)へのダウンコンは期待したほど機能せず、最初からSD画質で撮ったほうが総じて良い結果となったが、4Kの場合はその圧倒的な情報量が功を奏し、2Kで撮った映像より4Kからダウンコンした2K映像のほうがきれいである。それに関連してノイズ対策に有利に働くことも、高感度で撮影したデジタルカメラの画像をより小さいサイズに縮小してみればすぐに判る話だ。

動画ではないが、4Kになって静止画の切り出しも実用的になった。4Kはその情報量から必然的にプログレッシブなので、1フレームが1コマを現すことになる。4K動画の任意の1コマを切り出した静止画は、その時点で立派な800万画素のデジタル画像となり、すでに一頃のデジタルカメラと同等である。800万画素もあれば雑誌の見開きや広告には必要十分であり、時間軸の流れの中から適切なカットを選び出せるのは、ある意味革命的でもある。

ただ、静止画の切り出しには注意が必要である。動画は撮影時のシャッター速度に制限があり、概ね1/30〜1/100程度が望ましい。しかし、実際に動画から静止画を切り出してみると判るが、被写体が動いている場合は大抵ブレているのである。動画の場合はそのブレが自然な動きを見せる..目の錯覚を利用しての話..のだが、静止画の場合はそれでは都合が悪い。

そこで、二兎を追う者は一兎をも得ずということで、静止画の切り出し前提の場合は、通常のスチル撮影同様に明るいレンズでシャッター速度をなるべく早くして撮るのがベストだ。動画ではタブーのパラパラ漫画状態を意図的に作り出し、4K30Pなら800万画素秒間30コマの超高速連射機として使うわけである。

4Kはまだまだ過渡期のものであり、今後もしばらく2Kと共存していくと想像する。ちょっと前に業界こぞって3Dを持ち上げて見事に失敗した..映画の世界では生き残ったけどね..が、使い方の面では3Dは時代の徒花だったと言えるだろう。その点、4Kまたは8Kは素材としてジワジワと浸透していくように思う。

4Kだから4Kフォーマットの映像を出力しなければならないのではない。4Kだから動画を撮らなければならないのではない。4Kから高画質の2K映像を出力しても、はたまた4K動画から高画素のデジタルスチル画像を切り出してもいいのである。要は使い方次第なのだから..

20140603

今、キリの花が見頃である。その独特の青い花は、田舎の初夏の風物詩だ。

田舎の里山環境で、民家の周囲にクワなどと並んでよく見られる木にキリ(桐)がある。木材としては軽く、湿気を通さないため狂いが少なく、しかも燃えにくいという性質が知られているため、古くから家財道具の材料として使われてきた。成長も早いので、女子が生まれると庭先にキリを植え、結婚時に嫁入り道具としての箪笥を作るという風習は、その代表的な例であろうか。

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年輪

2014/5/31

新しいレンズのテストを兼ね、
村内某所にあるオオタカの巣を確認にいったところ、
営巣木が伐採されていた..

と言うのは冗談であるが、
営巣木から20mほど離れた倒木が途中から切られていた。
森の反対からアプローチしたので一瞬焦ったのは事実(苦笑)。
(倒れたのはこの冬の豪雪時とのことだ)

切り口からそう最近の仕業でないのは見て取れるが、
それでも抱卵中とかにチェーンソーを使ったのは明白であり、
よくぞまあ営巣放棄をしなかったものだと関心。

20140531

子供の頃、サバイバル術的なハウツーもので、
年輪の偏りで方角が判るとか教わった記憶があるが、
むしろ太陽の方角よりも力の作用する向きに影響を受けるので、
総じて急斜面ほど谷側に厚くなる傾向がある。

さて、山中で道に迷い、切り株の年輪を見てさらに道に迷う、
そんな人って過去にいたのだろうか?

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ひさびさ

2014/5/1

トップページ壁紙の月替り更新のついでに、たまにはブログも更新。

2月3月の繁忙期を過ぎたにも関わらず、自分のブログの存在も忘れてしまうほど多忙が続く今日この頃。山へ出かけて写真や動画やら色々記録は取ってくるものの、帰ってくると怒涛の内業の嵐のため、自分のブログを更新するという以前なら当たり前の作業が、すっかり日常のルーチンから外れてしまった(苦笑)。

4K系のネタや新しい機材のレビューなどもまたぞろ目白押しなれど、サボりぐせがつくとなかなか以前のようなペースに戻れず、ずるずると春を過ごす日々である。ああ、この悪しき連鎖はいつまで続くのか..

20140501

4月に桜開花のネタを更新しないなど過去初めてのことで、遅まきながら5月初日に桜の写真をアップ。でも写真自体はそんなに古いものでなく、ちょっと前に片品方面で撮影したものである。県内でも標高が高いとGWでもまだソメイヨシノの花を見るのはそんなに珍しいことでもない。

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一足早く

2014/1/29

20140129

この数日、関東は季節離れした暖かさが続くが、それも南の方は特に顕著だ。昨日今日と日中は気温も15℃前後まで上がって、梅も一気に開花したところが多い。

20140129b

何やら気配を感じて振り向けば、車内を勝手にうろつく不審者の姿を発見。うかつにもいつから潜り込んでいたのか判らないのだが、助手席からダッシュボードから、しっかり梅の花模様だらけになってしまっていた(苦笑)。

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たらっぺ

2014/1/18

タラノキは伐採地など開放空間にまっさきに生える、いわゆるパイオニア樹種である。そのたらっぺ(春に伸びる芽)は山菜の王様とも言うべき味わいで、てんぷらにして塩振って食べるのが最高だ。

先日の記事で伐採地巡回をネタにしたが、見まわる理由にはこんな楽しみもあるのだ。林道脇などアプローチがし易い場所は地元愛好家との競争になるが、ちょっと奥まったところであれば、そう急がなくても十分収穫できるのが良い。

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写真はタラノキの冬芽。たらっぺとはタラの芽の我が郷土での呼び名である。先端の最初の芽を太郎っぺと呼び、それが訛ってたらっぺに転じたと思われる。順に2番目の芽を次郎っぺ、三番目の芽を三郎っぺと呼ぶわけだが、山菜として収穫していいのは、次郎っぺまで。それ以上に手を出すと翌年は芽が出ないと教わった。

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低地の紅葉

2013/11/22

20131122

県内の紅葉は全般的には終盤に差し掛かっているが、平野部など標高の低いエリアではまだもう少し見られそうである。高崎でロケ中にちょっと時間作って、隣接する林内でパチリ。あ、サボっているわけではないです、けっして..

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