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獅子岩

2022/12/20

運動不足なんだからと呪文のように毎日言われ続けるのは勘弁なので、仕事の合間を縫って軽く近所の山へ登ってきた。

まあ近所も近所、赤城高原とは利根川を挟んだすぐ対岸に位置する子持山(標高1296m)である。

子供たちが小さい頃に連れて何度か登っているが、久しぶりに来たら新ルート?が開拓されていて、以前のような杉林の沢詰めではなく尾根コースがあるのが分かった。

その尾根コースを辿ると獅子岩を下から間近に拝める。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

正式には大黒岩と言うらしいが、地元の我々は獅子岩と呼んでいる。

子持山は富士山と同じ古い成層火山で、今でこそ緩やかな山体をしているが、20万年前くらいの後期の噴火で中央付近が吹き飛んで今の形を成している。

獅子岩はその中央火口の火道をたどって上がってきたマグマが冷えて硬化したもので、高さ100mのいわゆる巨大なスラブである。専門的には火山岩頸というらしいが。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

獅子岩を山頂方向から望む。背景は関東平野北部。この日は前橋・高崎方面に風花が飛んでいたようで、前橋は初雪が記録されていた。

その関東平野側から見ると赤城山と榛名山の間の少し奥に見えているのが子持山..と小野子山が見える..だ。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / 南東方向に関東平野と利根川の流れ

iPhone 13 mini / 東側の赤城山

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / 南側の榛名山と伊香保温泉

iPhone 13 mini / 北東側の沼田と我が赤城高原

という感じで獅子岩の上からは高度感あるなかなかの景色を拝める。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

毎度おなじみの赤城高原から眺める子持山。

左の稜線部から突き出ているのが獅子岩。利根沼田側から見るとスフィンクスのように見えるというのが通り名の由来らしい。

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県北を除けば上州の冬は総じて天気が良い。そしてこんな日は山日和なのである。

iPhone SE

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

上のカットは写真音痴の家人が撮ったのが、これがなかなかの構図でちょっと驚き。但しオリジナルは相当に水平が出てなかったのでそこは修正w

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11月に寒波らしい寒波が来なかったせいでとうとう木枯らし一号が吹かずじまい。同じ理由で11月中に来る当地の初雪もなかったし、風花すら吹かなかったのも珍しい。

北極振動の影響で今年は夏前から季節がすこしずれていた印象が強いので、冬将軍の訪れも遅れ気味ということになるのだろう。人の世界の暦など自然には関係ないしね。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

先月後半辺りから0℃まで下がる日が何回かあったが、今朝は-1℃と今シーズン初の氷点下となった。

まだ体が寒さに慣れてないが、本格的な冬を前に少しずつ慣らしておかないと。

写真は週初めの谷川岳の冠雪状況。

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X-H2のデジタルズームだが、当初はデジタルテレコン的に望遠端から更に延長する使いかと勘違いしていた。例えばXF16-55なら望遠側が110mmで延長する的に。

もちろんそれも可能なのだが、ズーム位置に関係なく2倍ズームとして機能することが分かった。同レンズで言えば20mmから操作することで20-40mmと言った具合に。

果たしてそれに意味があるのかと言われそうだが、デジタルズームは背面のセレクタボタンの操作でズームレンジを変更できるので、レンズ側のズームリングを回すこと無く、まんま電動ズーム的に画角を変化させることができるのである。

非電動ズームの場合、動画の撮影中にズームリングを映像に影響なく操作するのは至難の業で、均一なスピードで画角変化させるのはそれこそ職人技の世界である。

それがボタン操作で自由に可能になるのだから、まさに8Kの恩恵と言って良いだろう。

FUJIFILM X-H2S / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

赤く色づくのは紅葉ばかりではない、と噴煙上げる浅間が言ったかどうか。

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ツグミ初認

2022/11/14

例年なら北部フィールドで確認するのだが、今年は図らずも家の裏庭で昨日今シーズン初認となった。

明け方からジョウビタキの声に混じって数羽でキョキョッと鳴き交わしてが、昼前にはもういなくなっていたので、南下途上の一群だったのかも知れない。

ツグミは冬鳥の中では最終ランナーなので、これで季節移動も一段落と言ったところだ。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

あとは谷川連峰の稜線部に根雪が来れば冬の始まりだ。

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3000m峰

2022/11/8

日本列島には3000mを越えるピークが23座あるが、そのすべてが長野・岐阜・富山・山梨・静岡の本州中央部に集まっている。

先月歩いた上信国境2200mの稜線部からは、それら3000m峰を抱く山塊すべてが見えていた..個別のピークまでは不明だが..なというお話。

尚、荒川岳を農鳥岳の山塊に含めて、23座ではなく22座と数える説もある模様。

iPhone 13 mini / 3000m峰を抱くすべての山域

登山趣味はないので何れ縁のないピークではあるが、個人的に諸般の事情でやむなく?山頂を踏んだピークがある。

と言っても乗鞍岳の剣ヶ峰と立山の雄山なので、その筋の人には理由は言わずとも知れたものだw

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稜線散歩

2022/11/5

登山趣味はないが、天狗様のお姿を求めて天気の良い日に稜線を歩くのは楽しい。どこまでも遠く見通せる山域なら最高である。

双眼鏡片手に足元の谷筋を丹念に見て回りつつ、近くの稜線上に何か飛んでないか気を配りながら歩くのである。

狙い目はお昼ちょっと前、上昇気流が谷から湧いて、彼らが飛びやすくなる頃がベスト。時間の許す限りその姿を追うのである。

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iPhone 13 mini

ただそんな快適な稜線歩きもそろそろシーズン終了。冬将軍がやって来れば稜線は白銀の世界となり、素人登山者には厳しい季節である。

また来年、春になったら稜線歩きを再開しようって、それはあくまで北部山域の多雪地帯の話で、冬でも雪の少ない県南の低山では引き続きってことで。

カテゴリ:, 独り言

前白根

2022/11/3

前白根山(標高2373m)は五色沼を囲む日光白根の外輪山の一角をなす山で、戦場ヶ原から西を見ると日光白根山を遮るように見える地味な山である。

金精峠から続く稜線上にあるためか群馬だと思われている向きもあるが、栃木との県境は日光白根山になるので、五色沼含め外輪山の東側は日光市に含まれる。

日光白根山と言えば丸沼高原側からのカットが有名だが、五色沼と日光白根山を同時にフレームに収めるためには、五色山からこの前白根山の稜線部に上る必要がある。

山頂付近からは西側の日光白根山はもちろんのこと、天気が良い日は東側に男体山から那須連山、戦場ヶ原に中禅寺湖まで望め、さらに南を遠望すれば富士山や東京スカイツリーまで見通せる。

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 日光白根山と五色沼

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 冬枯れの主稜線

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / カラマツの黄葉
FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 金精峠

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Classic Nega./ 富士山

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 男体山など日光連山

金精峠周辺はすでに紅葉シーズンは終わっており、時期的にカラマツの黄葉が美しい晩秋の気配濃厚な眺めである。

早朝の金精山ではキレンジャクの小群を今シーズン初認。冬鳥たちもぞくぞく渡ってきているようだ。

信州大遠望の続きは後立山からさらに北方向だ。一連の添付写真には写ってないが、妙高山より右奥には日本海も望める大パノラマである。

視線を麓に移せば、日本一の長さを誇る千曲川(信濃川)とそこに合流する犀川、それに長野市を中心とする善光寺平の人の営みも眺められる。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / 後立山連峰・白馬岳

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / 後立山連峰・鹿島槍ヶ岳

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / 飯縄山、戸隠山、高妻山

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / 黒姫山、妙高山、火打山

若い頃に長野市に3年ほど住んでいたことがあって、当時飯縄山や戸隠山にはよく出掛けていたが、市内から見えないということもあってその背後にそびえる高妻山は意識したことがなかった。

標高で2300m以上あるので、こうして高いところから眺めるとなかなか目立つ山容である。

浅間初冠雪

2022/10/26

昨日朝の時点ではガスの中..うちの周辺が..で見えてなかったが、昼前には雲が上がって仕事場から初冠雪を確認。

例年より6日ほど早いが、昨年より5日遅いとのこと。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

2枚目は先週時点の浅間山を北西方向から見た様子。

この時期の雪なんですぐに解けてしまうが、それでも群馬県人に浅間の冠雪は冬の到来を予感させるね。

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