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社会人になって車に乗り出した頃、「いつかはクラウン」という言葉が流行ったことがある。もちろんトヨタのCMでのキャッチコピーだが、確かナレーションは石坂浩二だったように記憶。

今でこそ同社のハイエンドはレクサスだが、当時流行ったハイソカーの頂点はクラウンで、会社の同僚や先輩もこぞってクラウンを目指す雰囲気に満ち満ちていたように思う。ま、それがいわゆるバブル経済真っ只中ってやつだw

カメラは職業カメラマン的には仕事道具であるが、スマホで誰しも自在に撮影ができてしまう現代においては、もはやカメラ自体が家電などと同じで一般人にも普通に馴染みのあるプロダクツであろう。

ただ、高度経済成長時代がそれにあたるカメラ黎明期では、どちらかと言うと高価な嗜好品として扱われていて、その頃の名残でドイツの名門ライカはそのブランド力を現在においても維持しているのは素直にスゴイと思う。

それこそ先のハイソカーになぞらえれば、「いつかはライカ」というのは今でもカメクラ界隈には十分通ずるものがあるようだ。

個人的にフィルムカメラ時代の後期にR型ライカを使っていたことがある。APO-MACRO-ELMARIT-R(通称AME)の溶けるようなボケにあこがれて手を出したのが運の尽きで、その後は沼へ落ちてしまったのは言うまでもないw

Leica R6.2 + Motor Drive R / ELMARIT-R 28mm f2.8(Type II)

Leica R6.2 + Motor Drive R / APO-ELMARIT-R 180mm f2.8

Leica R9 + Motor Drive R9 / APO-MACRO-ELMARIT-R 100mm f2.8(R9に装着) / APO-ELMARIT-R 180mm f2.8(右)

Leica R9 + Motor Drive R9 / APO-TELYT-R 280mm f4

時期的にちょうどハイビジョンのDVカメラで動画の仕事をするようになった頃なので、最後のほうはマウントアダプタを介してNew F-1に付けたり、逆にFD500をR6.2に付けたりして遊んでいたな。

Canon New F-1 / ELMARIT-R 28mm f2.8(Type II)

Leica R6.2 + Motor Drive R / Canon New FD500mm F4.5L(Rマウント改)

なんで突然ライカの話になったのかと言えば、先日カメラ好きのクライアントの担当者からライカには興味ないの?と聞かれて、おっとそう言えばと思い出したという流れだったりするw

そのライカの話というのが、先日発表された4000万画素のM型ライカM10-Rのことで、お値段はなんと税込み105万円なり。

今どきAFはできない、8Kどころか当然のように動画撮影にも対応していないという前時代的な仕様のデジタルカメラに、百万円も値付けできる強気のマーケティングはさすがのブランド力といったところ。どう逆立ちしても国内のカメラメーカーには真似できないな。

今となっては不便さを前面に押し出したようなレンジファインダーのMFカメラでは、こちらが狙っているものが撮れないのでそっちの世界観に浸るつもりはさらさらなく、ライカはライカでもパナライカ止まりwがせいぜいで、そもそもお金を生み出さない機材は今の拙者の価値観の外だったりする。

しかしそう考えるとだ。同じ百万の値ごろ感で言えばやはりブラックマジックデザインのURSA Mini Pro 12Kは安いと考えてしまう自分が怖い。

動画の撮影と映像制作を主な生業としていた10年前なら、迷うことなく手を出している姿が目に浮かぶぞw

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昨日だけでも、迷走極まるGoTo某やら、高校生プロ藤井聡太七段の最年少タイトル獲得やらとネタ話豊作だったが、中でも業界のその筋で話題沸騰はブラックマジックデザインだ。

昨日発表されたBlackmagic URSA Mini Pro 12Kはその名の通り12Kで記録できるシネマカメラで、センサーは8000万画素(12288×6480)スーパー35、14ストップのダイナミックレンジの12Kを60fpsで記録できるという代物だ。

しかも8Kなら110fps、クロップされるが4Kスーパー16(UHD)なら220fpsというバケモノ仕様である。

8000万画素という時点ですでに一般的なデジタルカメラの画素数を軽く超えているが、そのデータをRAWで記録できるので、事実上8000万画素のスチル画像を60枚/秒で連写できるのと同意である。

カラーグレーディング..デジタルカメラでいうところのレタッチ..が前提ということになるが、ここまで来るともはやデジタルスチルカメラを含めても最強の性能と言っても過言ではないだろう。

先日発表されたばかりの最新型EOS R5が、ろくに満足に撮れそうにない8Kを喧伝するあたり、いかに同機がいつものスペック番長でしかないことがよく分かる。8K記録というスペックだけ見れば、そこはまったく勝負にもなっていないぞw

しかも驚きはそれだけはない。RAWフォーマットはポスプロで扱いやすいと評判の良い同社自慢のBRAWなので、ノートPC..ここでは恐らく最新型のMacBook Proを想定..でも12K BRAWを編集できるという軽さがウリのようだ。

EOS R5の8Kはi9でも再生が困難という話もあって一般にはほぼ実用的でないようなので、ここにきて独自のBRAWを推し進めてきたブラックマジックデザインの戦略が功を奏していることになる。

映像は撮っただけでは何の意味もない。自在に効率よく編集できてこそ活きてくることを体現できるあたり、長年ポスプロ向けに製品を練ってきた同社の強みが活かされているということにほかならないな。

で、肝心のお値段だが、国内では税込みで約125万ということで、フジの1億画素カメラGFX100の約120万と比べても、動画性能を考えたら破格のバーゲンプライスと言って良い。

何よりEOS R5に8Kを期待して50万も払うのであれば、動画目的の業務用ならURSA Mini Pro 12Kのほうがコストパフォーマンスは高いだろうな。

こうなると月末に発表予定のソニーα7S3がどんな感じで仕上がってくるのか楽しみであるが、昨晩のブラックマジックデザインの発表を見て一番驚いているのは、何よりそのソニーとキヤノン、そしてパナソニックだろう。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 日光白根山

昨年あたりからシグマfpとの比較対象として、カートに入れては削除したりを繰り返しているBlackmagic Pocket Cinema Camera 4K。

通称ポケシネ4Kはマイクロフォーサーズのレンズ群がそのまま使えるので、実は登場以来ずーっと気になっている存在だ。

ここにきて品薄も解消され価格もこなれてきているので、DaVinci Resolveでのカラーグレーディングの勉強も兼ねて、いよいよ手を出すことになるか、俄然現実味を帯びてきたぞw

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EOS R5のAFだが、海外の情報を眺めていると、コンティニュアスAFがかなり進化しているという話である。

コンティニュアスAFはAF-Cとも呼ばれているAF動作のことで、風景とかスナップ系の人はほとんど使わないと思うが、スポーツや乗り物、それに生きものなど動体撮影になくてはならないAFである。

キヤノンは以前はAIサーボAFという表記を使っていたが、ミラーレスになって動体予測駆動をする必要がなくなった..露光中もピントを追えるので予測する必要がない..ので、R5ではAIフォーカスAFという呼称に変わっている。

AF-Cは一般的には一番近いそれらしい場所にピンがくるケースが多いが、AIを利用して被写体をオブジェクトとして認識できるようになると、距離に関係なく対象を捕捉し続けることが可能になる。

この辺りの認識性能はソニーαが一日の長があるが、R5でも犬・猫・鳥を全身・顔・瞳でそれぞれ認識できるようになっている。とりわけ鳥は犬猫と違って種ごとにフォルムが異なるので、それこそAIの力を借りないと認識は難しかったと思われる。

さらにR5は撮像面の100%で位相差AFが有効らしく、サンプル映像をいくつか観た限り、画面の端に寄った被写体でも追い続けることができるようで、これはなかなか優れものと言えよう。

オリンパスもE-M1XのインテリジェントAFに鳥認識を追加するとアナウンスしているが、果たしてR5と同じレベルにもって来れるか見ものであるな。

FUJIFILM X-T4 / XF16-80mmF4 R OIS WR / Classic Nega.

最近のカメラは便利になり過ぎてつまらないという意見をSNSで見かけたが、必要なければ便利な機能は使わなければよいだけなので、撮影領域を広げる機能であればドンドンやれば良いと思うぞ。

もちろんそれでコストが跳ね上がるのであれば本末転倒ではあるが、デジタルカメラの場合その機能のほとんどはソフトウェアでカバーできるので、ハードウェアの物理コストにはさほど影響はないはずだ。

カメラ自体が趣味の人もいるので不便さを享受することにこだわるのもありだが、やはりカメラは写真機なので写真を撮ってなんぼ。その手間がギリギリまで自動化されて困ることなど何もあるまいて。

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EOS R5とR6で特筆すべきはミラーから開放されたAFシステムの刷新だ。

一眼レフ時代のF8光束縛りが取り払われ、EV-6.5の低照度でAFが動作する..X-T4もEV-6でAF可能..らしく、なんとF22でもAFが可能とのこと。

R5・R6と一緒に800mm F11・600mm F11などという、何やらニコンのおもしろレンズ工房のような絞り固定の超望遠レンズが同時に発表されたが、これらのレンズでも2倍テレコンのF22でAF使用可というからちょっと驚きだ。

世界に先駆けて積層型回折素子レンズを商品化したものの、後発のニコンにお株を奪われていた感のあるDOレンズをまさかこんな形で使用してくるとは思わなかったな。

保守的なキヤノンにしてはなかなか攻めた仕様のレンズだが、マーケティング的には明らかに東京五輪を狙っていた感アリアリであり、残念ながらそこは不発に終わってしまったということだろう。

それにしても、あえて狙った?と思わせるほどテレコン装着すると超カッコ悪い。絞り固定だし、撮影時は伸ばさないといけないのは仕方ないとしても、レンズ→テレコン→ボディのつながりが黒→白→黒で、しかもEOS Rはマウント部がシルバーなので、黒→白→銀→黒という異様な見た目はどうよw

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / ハイレゾショット

久しぶりにお天道様が出たな。これで一気に梅雨明けとなって欲しいところだが、今週もまだ引き続き雨模様とのことだ。

例年だと北関東の梅雨明けは20日頃なので、タイミングだけ見ればまだ先の話なのだが、降雨量で言えば今年はもう十分ってくらい降っているからなぁ。

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8K、8Kと熱病に冒されたように8Kを口にする人が多いが、それもEOS R5の登場で少しは溜飲が下がったことだろう。だが、R5を手にしたからと言ってことはそう単純ではないことを思い知るのは時間の問題に思う。

まず、R5の8Kがそもそも実用的なものかという話。やはりすでに熱暴走の噂が出ており、それが事実だとすると8Kで撮れることは撮れるがよくフーフーして使ってねw、みたいな感じになると思われ、昔のソニーα7Sのように一旦ヒートアップすると熱暴走して強制シャットダウンみたいになるのではないか。

R5の意匠をマジマジ見てもどこにも冷却用の排気口やファンは付いてないので、一度熱暴走したら十分冷まさないとすぐに使えないと思われ、8Kに期待する人にはこれはかなり致命的。高ビットレートの動画機に冷却構造が必要なことは、専用の業務機は無論のこと、パナのS1Hやシグマのfpを見てみればその辺りの造作はよく分かる。

50万円で8K RAWが撮れること自体がまあバーゲンプライスと言えばそんなもんだが、本来なら同社のC700のような価格帯まで行く必要があるのは推して知るべしだ。しかもそう遠くない未来に、ソニーα7S3とパナのS1Hの8K版にひっくり返されそうな予感がヒシヒシで、やっぱり某C社はスペック番長だったなというオチかw

そしてさらに問題はデータ量だ。情報ではクロップなしの8K30P DCI RAWを512GBのCFexpressカードに約20分ほど記録できるようだが、ALL-Iにしてその半分だとしても約40分程度ということになり、わずか1日の撮影で1〜2TBの容量を食うことになる。

これは下手すれば毎週のようにSSDとバックアップ用のHDDを買わないとならないことを意味し、4Kの初期の頃にもよく揶揄されたHDD貧乏まっしぐらという事態になる可能性大だ。いや、4Kの頃の比ではないなこれw

しかも8Kの撮れるカメラを買えばそれで終わりと考えている呑気な人が意外に多いが、CFexpressカードは512GBともなると5〜7万と高価で、バックアップまで用意すれば軽く10万超えとなり、その上PC含めモニターや専用のカードリーダーなど周辺機器の買い替えも必要になって、投資総額は馬鹿にならないぞ。

8Kはやらないのか?と商売柄聞かれることもあるが、今のところすぐに手を出す予定はない。8Kのアウトプットは特殊すぎて需要がないので、今のところGH6の仕様待ちである。S1HがあるのでGH6は6Kという予想もあるが、ソニー製の4100万画素センサーを使うとなれば必然的に8Kになる可能性があるので、まあそこは成り行きだなw

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME

林の方から聞き慣れない甲高い声が2声ほど聞こえた。声のした方向の林縁を探していると、アカマツの隙間から中型の猛禽が飛び出してこちらに向かってくるのが見えた。

最初はいつものノスリか?と思って林数枚撮影したところで、こちらに気が付いて向きを変えて反対の杉林に入って見失ったが、写真を確認したらハチクマの雄であった。盛夏に空高く飛んでいるのをたまに見かけることはあったが、この高さ近さは珍しいな。

ハチクマ(蜂熊)は文字通りハチを食べる習性があり、見た目もクマタカに似ているという点でその名前がある。サシバ同様に夏鳥なので春に南から渡ってきて日本で繁殖し、秋に越冬のため東南アジアへ渡ることで知られている。

クマタカに似ているとは言うが、夏の終りとかに遠い稜線上に陽炎とともにフワフワと浮いてくる姿を見ていると、時々天狗様と間違ってしばらく追ってしまうことがある。

ちなみにクマタカのことを業界用語でKと呼ぶ。それ故にハチクマもハチKと呼ばれて区別されている。ハチK、8Kでお後がよろしいようで..

キヤノンからEOS R5とR6が昨晩公式に発表された。

事前にこれでもかってぐらい情報がダダ漏れ..まあ内部からの意図的なリークだろうけど..だったので、発表された内容に新鮮味は感じられなかったが、業界きっての出し惜しみ番長wの面目躍如で、ようやく本気を出したかってところだな。

詳細はネットにぞろぞろと出始めているので気になった点をいくつか論っておこう。

まずR5はなんと言っても8K30Pが話題だ。コンシューマ機で8Kが撮れること自体は世界初だが、最長20分の時間制限という条件付きであるというのは事実だった。これは何となくソニーのα7S同様に放熱の問題が出てきそうな予感。ま、映像を扱う者としては8Kよりどちらかというと4K120Pのほうが画期的だけど。

両機ともに同社としては初のボディ内手ブレ補正搭載機で、公称最大8段分というから、35mmフルサイズとしてはかなりがんばっている。オリンパスが7.5段なので、常にスペック番長を目指すキヤノンにしてみれば、数字の上だけは何としても超えておきたかったのだろうと推察w

ただ残念なのは公式ページの作例(滝の流水シーン)。RF24-105mm F4で2秒というデータだが、手ブレ補正の作例なのに思いっきりブレているのには笑ったw そもそも最大8段の補正条件は件のレンズとの組み合わせと称しているのに、いくら何でも酷い話だな。と、もう一度確認したらすでに削除されていたw

EVFが576万画素になって、まあここまではパナのS1Rと同じだが、フレームレートが約120fpsと他社平均の倍..X-T4は消費電力とのバーターでフレームレート優先にすると100fpsになる..になっているのは良い。

地味に評価できるのは、事実上の業界標準バッテリーと化しているLP-E6を継承していること。型番は変わって最新型になっているが、旧型も引き続き使えるのは称賛に値する。コロコロとバッテリーを変えるニコンは爪の垢を煎じて飲むべきだな。

R6はちょっと不思議な位置づけだ。R5の少画素数版と思われがちだが、では画素数が少ないからR5より連写数が多いとかそういうスピードに対するセールスポイントがまったくない。映像エンジンが同じなので、連写性能はR5と同じまったく同じで差別化されていない。

1DX Mk3とセンサーが同じらしいので高感度性能が高いのは訴求ポイントであるが、穿った見方をすれば、1DXのセンサーを流用してコストを下げている..R6ではなく1DXのほうね..のではないかということ。ソフトウェアの部分ではR5と同型っぽい印象を与えつつも、実はもっとも部品調達コストの高いキーデバイスのセンサーは1DX Mk3と同じということになる。

せめて1DX Mk2ぐらいメカシャッターの連写速度があればと思わないこともないが、連写番長はいずれ出るであろうR7の役割なんだろうな。

とは言え外装がポリカーボネート製で若干軽いとか、価格を安く設定して発売時期を後ろにずらしているので、こちらを売れ線と考えているのは当たらずとも遠からじか。

市場価格はR5で約50万、R6で約30万というから、そう考えると50万も出すのだから性能が高くないとおかしいという逆説も成り立つかw

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

元キヤノンユーザーとして、いつかまた戻ることがあろうと思わなくもない。一応、CPSには入ったままだし、EFの大三元と5DMk3はまだ持っているので、マウントアダプターを使えば取り急ぎRにも使えるしね。

だがそれにしてもやはり悩ましきは高価格の一途をたどる昨今のデジタルカメラの価格だろう。業務用と考えれば50万・100万の減価償却などすぐに終わるが、今年は新コロナの影響で撮影仕事を絞ってしまっているので、用途としてその計算根拠は乏しいしな。

ま、今すぐ必要な人は月末の争奪戦に加わればよいが、価格が激しく下落した5D Mk4の例もあるので、キャッシュバックキャンペーンをやるであろう年末ぐらいまでは様子見のほうが良いかなって、別に買う気はないぞw

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東京都の感染者数の増加はすでに緊急事態宣言発出当時のそれを越えてしまっているが、国も都も新たに緊急事態宣言を出すことは考えていないという。

以前よりも検査数が増えていたり、陽性率の違いなどもっともらしい言い訳をしているが、もうこれ以上自粛要請に伴う補償にビタ一文金を出す気がないことの裏返しでもあろう。

だが、条件付き給付金騒動と並んで物議をかもした例の1.7兆円GoToキャンペーンをこの夏中にやる気満々のようだ。

連日のように感染者数の増加が止まらない、このままでは感染拡大が広がってしまうなどと煽るだけ煽って、国民に行動を自粛しろとか何とか言っているくせに、旅行にでかけたらクーポン券で助成する政策を用意しています!って、正気の沙汰とは思えないな。

旅行などの遊行費が減って各地の観光業者が悲鳴を上げている状況に対しては、国が最低限の補償を施せば良い話で、なんでわざわざ感染拡大を国が後押しするなどという愚策に走るのかって話だ。どう考えてもまた中抜きをして懐を肥やす輩がいるのが目に見えているぞ。

そもそもアレと緑のおばさんは3月の時点では「完全な形で東京五輪を実施」と平然と言い放っていたわけで、その通りであれば今頃国内は外国人で溢れ、2週間後にはオリンピックをやっていたことになる。

全世界含め今置かれているこの状況を想像できなかった政治というのは、いかにも想像力と分析力が欠如したその場しのぎの場当たりという他ないな。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA / ホタルブクロ

ありそうでない、ホタルブクロを真下から写したカット。

チルト式モニターの場合にはどうにも撮りようがないアングルだが、バリアングル式であれば自撮り同様にモニターを前面に回して、レンズを上に向ければ何とか可能。

仰向けに寝っ転がれればEVFを覗いて撮るのもありだが、ホタルブクロのような野草は大抵背が低いので、下に潜り込むことは難しい。

先日、「もう自粛生活などしたくねぇだろう?お前ら自身が努力しないとウィルスには勝てねぇぞ!国はもう金出さねぇけどな」などと自分たちの無策を棚に上げ、見苦しくもテレビの前で逆ギレしていたのはニシムラとかいう無能大臣だ。

自分の立場はどこかに放り出しておいて相手に責任を押し付けてくるその姿勢と、そこはとなく漂う小物感は親分のアレと実によく似てソックリだなw

そもそも、政府がしっかりと綿密な基本計画を立てて緻密に補償を行っていれば、安心までいかないまでも国民も我慢して自主的に行動を自粛することもできよう。なのに東京や大阪は未だに定額給付金の10万円が住民全員に行き届いていないという現実を見て見ぬ振りか?

それを夜の街が悪いだの、お前らの努力が足らないだのと国民に責任転嫁とは一体どの口が言っている?

しかも驚いたことにさんざん都合よく利用してきた専門者会議を唐突に廃止、しかもそれを当の専門家会議のメンバーが記者発表している時間帯に合わせて、わざわざ別の場所でマスコミに知らせるって一体どこまでクズなんだニシムラ。

そしてさらに驚愕なのはその後継の有識者会議には、疫病や防疫の専門家が誰もいないという事実だ。感染症を専門とする医療関係者や研究者抜きで、これから来るであろう第二波への備えがまっとうにできるのか?最近世界一に返り咲いたスパコン富嶽や、IPS細胞研究でおなじみの山中教授の名前を出せば国民が納得するとでも思っているのだろうか?

そんな無能な大臣と地方に全部仕事を押し付け、自分はすっかり表舞台から姿を消して深く永田町界隈に潜航してるアレもたいがいだな。

もう新コロナで疲弊している国民生活などそっちのけで、解散はいつが良いだろうかとか、どうしたら自分たちが政権与党の立場を維持できるだろうとか、そろばんの弾き合いと腹の探り合いに夢中なんだろう。ふざけんなよ、アレ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / モミ

ED40-150PROは、OM-Dを使っているカメラマンで持っていない人はいないだろうと思われる、いわゆるキラーレンズの一つと言っていいだろう。

35mm換算で言えばサンニッパズームということになるが、とてもサンニッパの言葉の響きから来る大きさのイメージはないコンパクトである。

解像力の高さが売りだが、35mm換算で0.42倍の近接能力の高さもスグレモノで、全長が変わらないインナーズーム機構の上にテレコンが常用できることもあって、ボケもきれい..インナーフォーカスにしては珍しいが..で昆虫など小さな生き物を狙うにも最適なレンズだ。

東京大改竄

2020/7/5

東京の新コロナの感染者数が日々増加の一途を辿っているが、緊急事態宣言が解除されて止まっていた社会活動が再開しているので、その点は取り立てて驚くことではないだろう。

昨日は50人を越えた、今日は100人を越えたと騒いでいるが、恐らくこれからもっと数字は上がると思うぞ。

何とか東京五輪の開催をと政府と緑のおばさんが高をくくっていた頃は、PCR検査を意図的に絞って数字を低く見せていたのは間違いなく、その当時と検査数が上がっている現在時点を比べてもあまり意味はないだろう。

それより緑のおばさんが、感染者数が上がってきた途端に東京アラートの指標を変えてみたり、日々の感染者数の発表時間を妙に早めたり..半日分しか集計しておらず午後の分は翌日に回されているぞ..しているのは、未だに意図的に数字を低く見せようとしているのが見え見えな点が問題だろう。

当初の発表では67人だった7月1日など、その後にこっそりと130人以上と倍の数値に修正されていて、これは東京大改革どころか東京大改竄だぞ。

これを書いている時点で誰が新都知事となるか定かではないが、都知事選が終わればそんな恣意的な数値操作は意味がなくなるので、週明けから一気に発表数値が増えると想像しているがこれいかに?

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ホタルブクロ

X-T4から背面モニターがそれまでのチルト式から一般的なバリアングル式に変更され、一部のXフォトグラファーからは異論もあるようだ。

X-T3までのフジのチルト式は他社と異なり、縦位置の向きに構えてもモニター起こすことできる3軸構造のギミックで個人的には好みだったのだが、一点、ポジションを低く取ってアングルを上向きにしていくと、EVFの接眼部が邪魔をして構図が見辛くなる..特にX-H1は顕著だ..難点があった。

その点、バリアングル式はレンズとの光軸がずれるものの、そういった問題は起きないので、ローポジション・ローアングルでは有利だ。

手持ちではフジ以外のE-M1系もG9PROもバリアングル式であるし、動画撮影時は基本的に三脚運用なので、慣れの意味もあってバリアングル式に変わった点は特に気にしていない。

一時撤退説まで囁かれていたオリンパスだが、ここに来てレンズのロードマップを更新するなどして健在ぶりをアピールしている。

出る出る詐欺ではないかと疑われて久しいED150-400PROもこの冬にはようやく販売される見通しが立ったようだが、それよりF4通しのED8-25PROという超高確率ズームがコンパクトそうでちょっと気になる。

ED150-400PROの方は1.25倍のテレコン..これは内蔵式の専用テレコンなので画質は保証付き?だろう..で常時500mm(35mmフルサイズ換算で1000mm相当)の運用ができそうでなかなか鳥の撮影には便利そうだが、こちらはまあ値段次第だろうな。

また、E-M1Xご自慢のインテリジェント被写体認識AFに、当初のアナウンス通り認識対象が追加になるとのことで、鉄道・飛行機・モータースポーツに次いで鳥というからちょっと驚いた。

まあ次は生きもの系でてっきりイヌとネコだとばかり思っていたが、そこをすっ飛ばして鳥が先になるというのは、現ユーザーを綿密に調査したマーケティングの賜物だろうな。もちろんED150-400PROを売る際のアピールポイントでもあるしね。

インテリジェント被写体認識AFは動体撮影時に有効なことは鉄道で試して実感しているので、鳥も飛翔中の行動を容易に捕捉できるようになることを期待したいところだ。

それとまだ公式でないので事の真偽は不明だが、新会社の社名は新たなものになるが、事業移管後もオリンパスブランドはそのまま使用できるような話も漏れ伝わってきているので、事実ならファンユーザーには喜ばしいことだろう。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

花が咲くのが早い分、結実もそれなりに早いのが桜の仲間だ。写真はヤマザクラの実で、見た目はいわゆるサクランボに似ているが、人が口にするには少々酸っぱくて食用にはイマイチだ。

サクランボは桜桃という実桜の果実のことで、食用に品種改良を重ねた種類である。

ちなみにソメイヨシノも一応は実ができるが、これまた酸っぱくてとても食べられたものではない。