カテゴリ : 写真・カメラ

portfolio

春の奔流

2022/4/23

雪解け水がほとばしる春の瀬をしゃがみこんで撮っていたら、目の前をカワセミ2羽が追いつ追われつ春のチェイスで上流方向へ。

そしてその直後には頭上をキャラキャラ鳴きながら下流方向へ飛び去るヤマセミが。

来月には対岸の沢沿いの棚田にアカショウビンも渡ってくるので、ここはカワセミ3種を同時に観ることができる貴重な場所だ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-1でライブNDに新たに追加されたND64モードで撮影。従来機はND32までだったが、OM-1から6EV相当の減光が可能となっている。

ピーカンの日中にNDフィルタも三脚も必要とせず、こういったシーンを手持ちで狙えるのはE-M系など旧オリンパス機とOM-1のみである。

時間を遡って記録するプリキャプチャなど、この手のコンピューテショナル・フォトグラフィをインチキなどと揶揄する了見の狭い輩を時々見かけるが、デジタルカメラで撮影している時点ですでに加工されたデータを見ていることに気がつないア○な情弱としか言いようがない。

ナイコンがファームアップでZ9に同様の機能を追加するようだが、そうなったらそのア○連中は手のひらを返すように「これからはカメラが何でもできないとイカン」とか言い出すに決まってるぞw

カテゴリ:写真・カメラ, 季節感, |タグ:

赤城高原ではまだ見掛けないが、平野部ではもうアオダイショウが姿を見せている。奥山でもじきに出始める頃なので、営巣中の天狗様の餌動物にヘビの仲間がメニューに加わるのも時間の問題だ。

餌としてはノウサギなど獣の他、ヤマドリのような大型の鳥が望ましいのだが、岩場や林道の日当たりの良い場所で日向ぼっこしているヘビの仲間はハンティングの対象としては手っ取り早く、背に腹は代えられないのが日本の天狗様の餌事情なのである。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

トカゲの時と同じで、OM-1の鳥の被写体認識はヘビでも認識枠が表示されて一応目にピンが来た。

やはり鳥と親戚筋の爬虫類だからオッケーなのか?という戯言はさておき、実は被写体認識が反応したのジッとしていた最初だけで、アオダイショウがスルスルと移動を始めるとあさっての方に行ってしまって、AFが帰ってくることはなかった。

何となく頭部と目の位置関係がもっとも重要なようで、さらに首と体が分離できる形状、つまり肩のような構造があると確実なのかもとか邪推してみたり。

どうせそこはAIの仕事なのでどうでも良いと言えば良いのだが、鳥の被写体認識と言いながら鳥以外にも反応されるとどうもスッキリしない。

これが犬・猫を想定していると思われる動物認識だったらどうなるのか気になるところだ。

林内で立ち尽くしていると、カサカサと足元の林床で音がする。息を潜めていると、落ち葉の中を歩き回るトカゲを見つけた。

時々落ち葉の裏から顔を上げて周囲を確認しているが、身動ぎしないこちらに気が付かないのか、足元をウロウロして我関せずである。

春はツバメの飛来やウグイスの初鳴き、桜の開花が告げるものと世間の相場が決まっているが、森の中でうごめく爬虫類を目にしても同様に春を感じることができる。

それは爬虫類が自由に動き回れるほどに気温が高くなったという証拠でもあるからね。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

上の写真がニホントカゲの成体で、下の青くメタリックに光る方は幼体である。双方とも3mと離れていない場所で見掛けた。

どちらもOM-1の被写体認識で撮影しているが、鳥でもないのに鳥認識が発動したのは、やはり鳥類が爬虫類から進化した種であるとAIが判断しているのか!?

などと考えつつ、落ち葉の裏からトカゲが顔を上げる度に被写体認識枠がEVFに現れるのを面白く眺めていたが、まあ実際は頭部の形状とその中に目がある構造の物体に反応しているのだろう。

これは個人的な見解だが、恐らくOM-1の被写体認識はくちばしの有無はそれほど重要視されてないのかもね。

カテゴリ:写真・カメラ, 小動物|タグ:,

鳥の写真ばかり載せていると野鳥カメラマンと思われそうだが、OM-1はレンズを向ければ歩留まりよく鳥の写真が撮れてしまうので、時期も時期だししばらくはそれも致し方なしだw

まあ写真を始めた理由がそもそも鳥だったので、その認識自体は当たらずとも遠からじだが、鳥を専門に撮るのは15年以上前に足を洗っていて、今は生きものと自然全般に広くと言ったところだ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

で、先日の妙義での与太話。

引き上げ時に駐車場に留めた車脇にヤマガラがフレンドリーにやって来て、花の中から何かの幼虫をついばんでいたので、OM-1で狙っていたところ、ニヤニヤしながら白レンズを抱えたオッサン..というか爺さんだな..が近づいてきた。

こちらが撮っているヤマガラを狙いに来たのかと思っていると、「何だヤマガラか」とつぶやきそのまま続けて、やれマイクロフォーサーズはセンサーが小さいからダメだの、オリンパスなんかもう終わりだとの腐し始めた。

何だコイツと思い振り返ると、抱えていたご自慢のEOS R5とRF100-500?を目の前にかざして、やっぱり写真はフルサイズだよねぇなどとほざきやがった。

これは久しぶりにフルサイズと白レンズでマウントするカメラ親父の登場だなと判断し、すかざす肩から下げていたGF100-200付きのGFX100Sで桜を撮るふりをしながら、「そうだよなぁ、やっぱ写真はセンサーサイズと何より画素数だよなぁ」とつぶやくと、バツが悪そうにR5を小脇に無言で去って行ったとさ。

ということで、GFXは悪霊退散によく効く御札のような存在だなと、あらためて思い直した日であったw

AIの賜物

2022/4/17

G9PROやGH5、それにGH6にも被写体の自動認識機能が用意されている。前者2つは後からファームアップされたものだが、GH6は最初から搭載されている。

当時G9PROの人物認識にはスポーツイベントなどの行事物で便利に使わせてもらったが、動物まで認識できるというのは後から知った。

ディープラーニングによるAI技術は家電屋に一日の長があるので、パナがその方面で優秀なのは業界では知られた話だが、カメラのAFの世界でもその技術が生かされているわけだ。

ということで、GH6もG9同様に人や生きものをファインダーに捉えれば、EVF上に認識枠が現れて補足し続けてくれる。何かと批判の的になるDFD..位相差式ではなくコントラスト検出式..によるAF駆動だが、G9よりは測距スピードも精度も向上していているのは確かだ。

ただ、GH6とOM-1を常にセットで使っているので、OM-1とAF周りを比べてしまうのは酷ではあるが、本機能についてはやはりOM-1のほうが優秀であると感じる。特に過剰とも言えるOM-1の動物の検出能力は、使えば使うほど撮影者が堕落していきそうで怖いw

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / シメとスズメ

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO / ツグミ

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / カワラヒワ

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ハシボソガラス

シメもツグミもまだ近所で見かけるが、先日のアトリ同様に北上中の立ち寄り組だろう。

何気にレンズを向ければ勝手にカメラが物体をAIで認識してくれるなど、フィルムとMFカメラで写真を始めたオッサンには夢のような話である。

鳥など画面内に占める割合が小さくともそこそこの検出率で、しかも写真だけでなく動画でもその被写体検出が使えるのだから、いやはや良い時代になったもんだ。

ちなみにGH6も複数の物体を同時に認識するとそれぞれに検出枠が表示されるが、OM-1同様にとりあえず一番近い物体に合焦しにいく仕様。ただ、OM-1と違って一番近い「検出枠」に合焦する確率?はGH6のほうが高い。

GH6は大食らい

2022/4/14

パナのGH系には昔から総じて言えることだが、中でもGH6はバッテリーの持ちがよろしくない。使わないときはこまめに電源を切っているが、1個で3時間もてば良いほうだろう。

大食らいの理由は画素数アップでプロセッサーの消費電力が増えたとか、強力な手ブレ補正だとか、クーリングファンの動作だとか、そりゃまあ電気を食わない理由などどこにもないのは事実だ。

仕事の撮影ではないので1回せいぜい3時間ももてば十分というのはあるが、山で天狗様相手に1日中コリメート撮影..電源入れっぱなしで終日待機状態になる..ともなるとそうも言っていられない。

その点で今どきのデジタルカメラはUSB-CでPD対応なので、モバイルバッテリがあれば電源供給不足への不安は解消される。

iPhone 13 mini

仕事柄モバイルバッテリは常に複数持っているが、現在現役なのはこの3つで、昔からモバイルバッテリとケーブル類はAnkerの一択である。

左からそれぞれ10,000、25,600、26,800mAhで、理論上は10,000あればDMW-BLK22を4回チャージでき、20,000以上あれば常時電源入れっぱなしでも2〜3日は十分に持つ。

通常の撮影なら予備バッテリ2個と10,000mAhのモバイルバッテリがあれば十分で、20,000クラスが2つあるのは山でコリメート撮影にカメラ本体の他に外部モニターを接続することがあるため。LCDモニターを常時点灯させておくのが何より一番電気を消費するのでね。

iPhone 13 mini

ちなみに仕事場ではUPS(無停電電源)代わりに同社のポータブルバッテリを使っている。これは容量が216,000mAhで最大778Whの出力がある。

近頃のニッポンはビンボー国家に成り下がっているので、電気が足らなくなると意図的に停電させるとかフザケたことを平気でやらかすので、自前でこのくらいの装備はあったほうベターだ。

それに1週間程度の遠征に車載していけば、PC含め携行する電子機器のすべての電気をまかなえるので便利である。拙者は持ってないが、ソーラーパネルの充電アクサリーを使えば、災害時にも使えるというのがメーカーのウリでもある。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

写真も動画も一度に撮る場合、それぞれ別々に機材を携行して使い分けるという方法がある。拙者の場合なら動画はパナ担当、写真はフジX担当みたいな感じで。

ただそれだとボディだけでなくレンズも同じ焦点距離を用意する必要があるので、まあ面倒というか運搬に難ありというか、なかなか厳しいものがある。

その点でGH系のようなハイブリッド機なら同じレンズをそのままどちらにも使い回すことができるのだが、そこで問題になるのはシャッタースピードの設定だ。

今さら書くほどのことでもないが、動画は静止画と違ってフレームレートによってシャッタースピードに制約があるので、日中の明るい時間帯だとシャッタースピードを妥当な値まで下げることができずに不都合が生じるのである。

そこでNDフィルタの登場であるが、本来写真用である交換レンズを流用する関係上、レンズ前面にNDフィルタを取り付けて露出倍数を調整する必要があるが、これを写真と動画の撮影のたびに脱着を繰り返すのは恐ろしく面倒で骨が折れることである。

一眼ムービーの黎明期や、積極的にドローン撮影をしていた頃は動画もフジXに担当させていた時期があって、まさにその頃はフィルタ交換地獄だったw

iPhone 13 mini

今ならマグネット式で簡単に脱着できるタイプや、フィルタを上下左右のどちらかに避けておけるタイプがあって、まあ便利になったなという感じだ。拙者はNDにしか用がないので以前から後者を利用している。

これに濃度を変えられる可変型のNDフィルタとの合わせ技で、写真と動画の同時撮影の敷居をさらに下げることが可能である。

ちなみに上の写真のタイプを使う場合、フィルタ径は最低でもワンサイズ大きいものでないと、広角レンズの場合はケラれる可能性があるので注意が必要だ。

それにしても、フィルタワークという言葉があるくらい、デジタルになった今でも写真や映像の世界では物理的なフィルタの必要性が重要視されているが、カメラ本体の性能は日進月歩しているにも関わらず、フィルタ脱着に関してはどこのメーカーも無関心だったことの罪は重い。

百歩譲って交換レンズのマウントはメーカー毎に異なっていたとしても、せめてフィルタの取り付け規格ぐらいは共通化して欲しいね。未だにねじ込み式って一体いつの時代だよって話だぞ。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

メーカーの受け売り的な言い回しになるが、GH6は歴代のGHを正統に進化させた、写真と動画を高次元で両立させたカメラということになろうか。

今どきのデジタルカメラの静止画としての写真も映像としての動画も技術的な面では垣根などなく、その根幹部分は同じものである。瞬間を切り取るか、長時間に渡って効率よく収録するかというデータの保存形式の違いでしかない。

GH6はその形からしても既存のデジタル一眼カメラ然としているので、基本的には写真機であることに異論はないが、GHシリーズはその系譜を辿ればわかる通り、どちらかと言えば動画撮影を得意とするハイブリッドカメラということになる。

それでは写真撮影機能がオマケかと言えばそんなことはなく、スピードを求めた撮影機能であるプリ連写と4K/6Kフォトこそ搭載されていないが、歴代LUMIX同様のニュートラルで自然な仕上がりは風景などネイチャー分野に合っており、何より老舗のビデオカメラメーカーらしくオートホワイトバランスはかなり優秀だ。

それにマイクロフォーサーズ機でもっとも高画素となる2500万画素センサーは、本来の目的は5.7K動画のためであるのは疑いようはないが、そのおかげで1億画素のハイレゾショットを手持ちで撮れるようになったわけで、オマケどころか一気に高画素機の仲間入りを果たしている。

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 手持ちハイレゾ

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

写真は写真、動画は動画という几帳面?でこだわりのある人はともかく、拙者のようなどうせ撮るなら一度に済ませたい派にとって、GHシリーズやS1Hのようなハイブリッド機はありがたい存在である。

余談だが、フジのXもX-H1以降はハイブリッドカメラと言っても良いだろう。来月のイベントでそのX-H1の後継機が発表されるらしいので、合わせて楽しみにしている。

OM-1の被写体検出能力..この場合は鳥の発見だ..の速さには舌を巻く時がある。

朝早くに雨で薄暗い林内であるものを待ち構えていた際、カサカサと何者かが落ち葉をかき分けている音を聞いたので、そっち方向の林床にレンズを向けると、こちらが鳥らしきものを見つけるのと同時にファインダー上に被写体検出枠が表示されてびっくり。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ISO6400

らしきものはシロハラで、カサカサ音は地上棲の大型ツグミ類がよくやる落ち葉をひっくり返しての餌探しの音。

名前の由来でもあるその特徴的な白いお腹さえ見せなければ、枯葉で埋まる林床ではほとんど保護色と言って良いシロハラを認識できるのだから大したものだ。

AFモードでTRを使うとナイコンのように色情報を用いたトラッキング機能が働くが、TRは自然造形物のような不規則なシーンでは落ち着きがなくなる傾向が強い..先日のヒバリでTRを試している..印象があるので、普段は使用していない。

被写体検出は物体の形状だけでAIが「何かを認識」しているらしいので、2000万画素の膨大な情報の中から例えば鳥であれば頭部と嘴で鳥と判断しているといった感じなのだろう。そして一度体全体までを検出して捕捉できれば、その後は嘴が隠れても関係なく検出が続く。

被写体検出の速さは確かに早く、EOS R3を使っている知り合いも明らかにOM-1のほうが早いと言っている。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ISO6400 / 1/4程度にトリミング

ただ、検出の速さとその後のAF合焦までの挙動についてはまた別の話で、ケースによってどっちつかず的な動作が見られ場合がある。

上の写真だと前ボケにあるように手前に枝が被っているが、このケースではその後ろにいるシロハラにしっかりピンが行っており、従来のマイクロフォーサーズのISO6400とは思えない解像感がある。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ISO6400 / 1/4程度にトリミング

でこっちのケースでは微妙にピンボケ。ファインダー上ではシロハラの目にAF枠が合っていたので試しにシャッターを切っておいたが、実際のピンの位置は手前の枝に合っているという状態である。

そもそもOM-1の優秀なEVFでは、ファインダーで見ていても枝にピンが来ているというのは分かっていたけどね。

結局のところ、被写体を検出しているからと言って必ずしもそこにピンが来るとは限らないというのが現在のOM-1の挙動で、「何かを認識」できてもそれが複数あった場合にどうするかという判断と決定のプロセスが甘いということになろうか。

「認識した何か」が今回のように一つであれば、迷うことなくそっちにピンが行ってくれれば済む話で、数に関係なく複数の時と同じ挙動をしていたのでは、AFが合わないと言うクレームが付くのは目に見えている。

システム屋の目線で言えばこの辺りはファームでどうにでもなる話だとわかるので、挙動を状況に合わせて変化させるか、設定または操作する側に決定権を委ねるのが早晩求められるところだろうね。

その場合はもちろん後者が望ましいし、システム屋としてもそのほうが楽であるはずだ。

カテゴリ:写真・カメラ, |タグ:,

先週末、高崎の桜が満開と聞いて、用事で出掛けたついでに朝一番で高崎観音山で桜をGH6のV-Logで撮影してきた。

山頂にある慈眼院を訪れたのは久しぶりで、当然白衣観音を間近に拝むのもいつ以来って感じであるが、備忘録を兼ねるブログ記事によれば9年ぶりのようである。

高崎の街を見下ろすように巨大な観音様が建っていると話すと、県外の人は大抵怪訝そうに思うが、特に怪しい宗教絡みではなく、昭和の初めに戦没者記念のために建立されたもので、高崎市民には街のシンボルと言っても良い。

かく言う拙者は生まれも育ちも高崎なので、高崎観音山には子供の頃から馴染みがあって、中でも観音様に隣接していた水の国カッパピア..バブル崩壊後だったかに廃業..は、我々の世代には今のディズニーランド的な存在だった。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

今まで映像編集はAdobe Premiere Proを使ってきたが、GH6を機に本格的にDaVinci Resolveに移行することにした。

DaVinci ResolveはBlackmagic Designが日本に上陸した頃に一度試したことがあったが、当時のバージョンでは仕事に使うには辛いものがあって放置したままだったが、今やバージョンも17となって名実ともに立派なノンリニア編集ソフトにのし上がってきた。

かたや最初に使ったPremiereのバージョンは6だっと記憶しており、映像編集で稼いでいた頃からの付き合いだが、さすがに建て増しにつぐ建て増しで最近は重い遅い高い..Creative Cloudなので料金は込みだけど..ときて、メイン業務でないここらが移行の潮時と考えた次第だ。

近年、映像クリエーターの間ではLogやRAWで収録した映像をカット編集し、LUTやLOOKを当ててカラーグレーディングして仕上げるのが主流だが、そういう編集フローでは旧態然としたPremiereのUIよりDaVinciのほうがしっくりくるものがある。

何より最後の足枷だったPremiereの呪縛から逃れられると、毎年納めているAdobe税を大幅に減額できるメリットがあったりするのだなw

今回もGH6の強力な手ぶれ補正頼みで基本的に手持ち撮影としており、パナライカ100-400の望遠側であっても三脚は使用していない。

V-Logで収録しているのでLUTもV-709を当て、H.265で書き出してYouTubeにアップロードしている。

ちなみに一部120pのHFRを使用して20%スローとしているが、DaVinciで120pを使う場合は有償版のStudioにする必要がある。