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そう言えば、オシドリはカモの仲間なので長いこと冬鳥だと思っていたが、どうやらその認識は時代遅れ?だったようだ。

つい先日、鳥屋の知り合いから、西日本では冬鳥..国内の移動組だとすれば漂鳥とも言えよう..だが中部から関東では留鳥で、東北以北では夏鳥だと聞かされて青天の霹靂。

実際にこの目でオシドリの親子を夏季に見たことはないが、確かに夏場でも山間の湖にいるのを確認はしている。その時は単なる居残り組程度の認識であったが。

それでも冬に大陸方面から渡ってくる個体群もいるので、大筋ではやはり冬鳥枠で良いような話でもあるようだが、この話は昔からそういう分類だったのか、近年そういう認識になったのか、その辺りを知りたいなぁと思う次第。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME

初夏の午後遅く、北部山間の湖でオシドリの雄がさざ波を追いかけるように湖面に奇跡を残していた。

この時、日陰になる湖岸には複数の雌の姿も見ているが、やはり子連れ姿は確認できなかった。

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車窓から

2019/7/1

道路工事中の信号停止にちょうど引っ掛かってしまったので、開けてあった運転席の窓から何気に隣接する川を見下ろすと、川の流れの中にアオサギが佇んでいるのが見えた。

恐らく餌を探しているのだろうが、この連中はそういう素振りを見せないことが多いので、実際に何を考えているのかは判らない。

信号待ちは1分30秒と長かったので、後ろの席からカメラを取り出して車窓から撮ろうとした途端、身構えて即飛び立って行ってしまった。

距離は7〜80m程度は離れていたと思うが、両脇が狭まっていたので、それなりに警戒して漁をしていたのだろう。水面自体は護岸よりかなり低く、恐らく向こうからは拙者だけが目立って見えていたと思われる。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

何となく予感が無いわけではなかったので、構える前にプリ連写の設定にしておいたので功を奏した。横位置で、いや川の流れを縦位置でとやっているうち刹那に飛び立ったのでね。

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逆光で

2019/6/17

ちょっとバタバタと忙しいので、馴染みのホオジロの旦那にご登場願おう。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA

この時は逆光で狙ってみたが、ETERNAはいいね。シャドウが潰れずしっかりディティールが残る。

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マガモの親子

2019/6/13

北東北の某河川でのことだが、撮影した時は「ああ、カルガモの親子ね」と思っていたのが、あとで親をよくよく見るとマガモの雌のようである。

基本的にマガモは冬鳥で、北海道には繁殖個体がいることは知られているが、東北では聞いたことがなかった。本州でも奥日光の戦場ヶ原では少数が繁殖しているので、より北の東北で繁殖していてもおかしな話ではないけどね。

鳥を識別し始めて30年以上経つが、以前と比べるとこういった図鑑通りの生態に必ずしも当てはまらない種が増えてきたように思う。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

子供の数が4羽というのはカモの仲間にしては少ないが、キツネやタヌキの他、河川敷内を複数のノラネコがうろついていたので、常に捕食者に狙われているのは間違いない。

成鳥になる前に相当数が他の生きものの餌になってしまうのは、これ食物連鎖の必定なり。

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その日暮らし

2019/6/11

春先から出張を理由に先送りにしてきた幾多の案件から、いよいよ逃げられなくなってきたようだ。何となく四方から退路を絶たれつつあり、多忙モードに突入させられそうな気配が濃厚となっている。

95歳までの試算で老後の資金が2000万必要だの何だの、年金詐欺ではないかと世間が騒がしいが、そもそも自営業である時点で年金など当てにしてないので、自他ともに認めるワーカホリックな身分としては、忙しいぐらいがちょうど良いというのは否定しない。

木っ端役人に言われるまでもなく、そう遠くない老後の生活に向けて、イージス・アショアの如き自己防衛..おっとこれも時事ネタだなw..を推し進めねばなるまいぞ。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

野から狩猟採集して生活している割に、一夫多妻制なハーレムを築いているキジのおとっつぁん。貯金も投資もどこ吹く風で、今日もひたすらその日暮らし。

おっと、そういやぁ野生の生きものってぇのは、すべからくその日暮らしだったっけかねぇ..

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行々子

2019/6/9

ヨシキリは漢字で「葦切」と書くが、昔は「行々子」を当てていたようだ。これはその特徴的な鳴き声である「ぎょうぎょうしい」の聞きなしに由来するものだろう。

行々子は俳句の世界では夏の季語にもなっているので、この当て字のほうがなんとく和名として風流に感じてしまう。

LUMIX G9 PRO / KOWA PROMINAR TSN-884

平地の河川敷ではオオヨシキリが風流を通り越してやかましいほど賑やかである。近くで電話していると、電話の向こうで「一体何の音がしているのか?」と皆口をそろえて聞いてくるw

一般的に鳥は営巣を始めて繁殖活動に入れば、さえずりを止めて雌雄でせっせと巣に餌を運ぶが、オオヨシキリは一夫多妻制なので、雄は縄張りを守るために日がな一日大きな声で歌っている。

よくぞ喉が枯れないものだと感心するが、それが彼らの繁殖活動なのだからさもありなんだ。

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東北の森のなかではまだピッコロピッコロ鳴いているキビタキだが、赤城高原ではもうほとんどさえずりを聞くことはない。

今まさに子育ての真っ最中であろうからね。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

小用を足しに里山の林内に入ると、目の前の横枝に巾着袋がごときキビタキの姿が。

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先日も東北の仕事仲間とそんな会話をしたところだが、確かに今年は少ない印象が強い。

さらに言えば年々減っているような感も無きにしもあらず。ただ、夏鳥なので渡来場所の違いもあって、全国的な統計データを見ないと正確には言えないけどね。

それに托卵という習性上、寄主の生息数にも左右されるのが要因として大きい。モズやオオヨシキリなど托卵を請け負う鳥の増減にも気を配る必要は当然あろう。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PRO Neg. Hi / Dレンジ優先
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PRO Neg. Hi

渡来したばかりの頃は、朝早くから家の前の電線でカッコー、カッコーと大きな声でモーニングコールがあったものだが、今年は遠くの方で鳴いている声が聞こえるだけで静かなものである。

ちなみにホトトギスは例年と変わらず。例のごとく昼に夜によく鳴いている。

庭の畑に落ちていたと、家人が鳥の巣を拾ってきた。恐らくヤマボウシ辺りに作ってあったのが、昨秋の台風で飛ばされたと思われる。

ビニール紐や、農業資材を細く切り裂いて紐状にしたものなどを器用に編んで作ってあるが、庭先で営巣しそうな種で、こんな感じの巣を作るのであればメジロ辺りが一番怪しいかな。

iPhone 6

ということで鳥の専門家であるYプロにヘルプしたところ、やはりメジロが一番近いかもとのこと。

あとカワラヒワもこんな感じの巣を作るらしく、家の周辺には連中も通年普通にいるので、これまた悩ましいところだ..

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一筆啓上

2019/6/2

アベンジャーズ/エンドゲーム、空母いぶきに続いて、ゴジラ キング・オブ・モンスターズを観てきた。

詳しい感想を書くとネタバレとひんしゅくを買うので控えるが、本家である日本版ゴジラに対して、少なくても音楽面ではリスペクトを感じられる作品であったことは確かかな。前作ではそこまでの感はなかったけどね。

あと世界のケン・ワタナベ演じる芹澤博士もゴニョゴニョ..w

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA

子育ても一息ついたのか、一筆啓上一筆啓上と畑の畦でホオジロがよく鳴いている。夏鳥たちは今が盛りだが、留鳥たちの子育ては早い。

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