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メーカー自身がWOWカメラと自称するOM-1の被写体検出を近所の森の中で試してみた。AFの設定は特にいじらず標準のままとし、ターゲットはALLでAFはC-AF(TRなし)である。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / シジュウカラ

この距離感で画面内のシジュウカラを発見し、さらにその飛び出しに追随している。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ヤマガラ

この至近距離でのヤマガラのちょこまかとした動きにも反応してピンがくる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / コガラ

従来機では相当に厳しいこの絵柄で、背景の反射する枝にピンが行かずしっかり手前のコガラを追いかけていた。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ゴジュウカラ

この構図のまま幹の裏側から現れたゴジュウカラを捕捉してその後も幹を伝う姿を追っていた。

OM-1の被写体検出で面白いのは、画面内にそれらしき物体を見つけると例えそれがピンが来ていないアウトフォーカスであっても検出枠が表示される点である。枝が込み入った状況や藪の中でもお構いなしで、ヘタすると人の認識より速いのではないかとさえ思う時がある。

さらにターゲットがALLだと画面全域が対象となるので、意地悪して鳥を画面の端にフレーミングしても何の問題もなく捕捉し続ける。

被写体検出など以前は空抜けで飛んでる鳥にピンがくれば程度に思っていたが、林内でここまで小鳥を追いかけてくれるのは想像以上の進歩である。

ちなみにG9などパナの動物認識も同じような動作をするが、検出速度がOM-1のほうが早いのと、AF測距後のヒット率はOM-1のほうがかなり良い。プロセッサの世代差もあるのでこの辺りは最新のGH6がどうかというところだ。

鳥など撮らない人には何のこっちゃではあるが、物体として比較的多様で複雑な形状の鳥でここまでの検出能力なのだから、航空機や自動車、鉄道などはそれ以上であることは想像に難くない。

ちなみにうちのマメで試した限りでは、暗い家の中でも普通にその姿を追いかけていたので、犬・猫検出..メーカー公称だとそれっぽい動物であれば認識するようだ..もまったく申し分ない感じ。

寒が戻り過ぎ

2022/3/23

連日本州各地からソメイヨシノ開花の知らせが届く中、関東北部は季節外れの寒さに戸惑い気味。

今朝の赤城高原は氷点下6℃の真冬に逆戻りで、前橋でも今日辺り桜の開花予報が出ているが、ここまで寒が戻るとそれも怪しい雲行きだ。

それにしても、この寒空の中で電力の需給逼迫で暖房を緩めろだの何だのと右往左往し、国民にお願いする以外に何も打つ手のないポンコツニッポンの情けなさときたら、もう何を言わんやである。

何でも、東電の火力発電所が先日の震度6強の地震で稼働が止まっているらしい。鹿島神宮にはなまずを押さえ込む要石があるが、過去の伝聞からもそれほど地震が多発していた場所だというのは自明の理だ。が、未だに福島の太平洋岸に火力発電所を並べておくという無策無能は一体なんだろな。

東日本大地震であれだけの地震と津波の被害でこっ酷くやられているにもかかわらず、この10年で教訓も生かされずに何も手を打ってこなかった国と東電とのやる気のなさには呆れるばかりだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 / ホオジロ

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ツグミ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / カワラヒワ

OM-1のウリの一つが被写体検出AFである。

オリではE-M1Xで初めて搭載された機能で、E-M1Xでもそれなりに便利に使っていたが、OM-1はプロセッサの処理速度が2倍になったことでその認識レベルが向上、その上さらに精度が上がったのがちょっと試しただけでもよくわかる。

上の3枚は少し意地の悪い条件でわざと狙ってみたが、以前なら間違いなく手前に被っている枝にピンを持っていかれていた状況でも、鳥のそれも目にピンが来ており、しっかり解像もしているのがわかる。

センサーがマイクロフォーサーズ初の積層型となったことで読み出し速度が速くなり、2000万画素であってもそれ以上の解像感が感じられる絵作りだ。

絶対的なデータ処理速度が速くなった点は先の被写体検出性能にもそのまま恩恵があるわけで、新型の画像処理エンジンのポテンシャルの高さと余裕を感じさせるものがある。

実際、枝が込み入った疎林に屯っていたカワラヒワ軍団にレンズを向けてみたが、鳥と識別できる物体全てに検出枠が次々と表示される様は圧巻である。まあ逆にそれはそれでウザいことこの上ないのではあるがw

今週は春の裏仕事で中日本へ出張中。標高の関係で花粉の嵐は免れているが、若干黄砂がかすめていたようで、午後になると視界が靄ってきて難儀した。

気温も高く朝は良い天気だったけどね。

iPhone 13 mini

南関東辺りではツバメの便りが届いているが、地元にやって来るのはまだもう少し先だ。

その代わりと言ってはなんだが、出張先の高地でイワツバメを確認。これが今シーズン最初の夏鳥の季節移動の観測ということになる。

カテゴリ:季節感, |タグ:

北京五輪の真っ只中であるが、北京自体がさほど積雪の多いところではないので、スキー・スノボ関連の会場が人工雪で固めてあることは想像に難くない。

聞けば滑走面はコンクリのごとくカチカチで、スマホのようなある程度硬度があるものを落とせば壊れてしまうという話だ。

そんな中でカメクラ界隈で話題になっていたのが、カメラマンがソニーα1を謝って斜面に転がしてしまい、結構な距離を転がりつつ滑り落ちたが、すぐにソニーのサービスデポに持ち込んで修理してもらった..背面モニターが外れたっぽい..ところ、翌日には無事に使用可能となったとのことで、αの頑丈さが証明されたというような話だった。

ソニーのαは低温にめっぽう弱い..これは藤原の大先輩が実証済み..とか、雨中で逆さに吊っていると底部から浸水する..これも仕事仲間が実証済み..とか、いわゆるプロ機としてはいささか耐久性や耐候性に疑問符のつく話が多い。

そんな中での滑走事故復活事案だったので、αユーザーは溜飲が下がる思いだったろうが、そもそもニコンやキヤノンのプロ機だったら修理送りにすらならなかったのではないかと思うのは拙者だけかのぅw

ソニーがどんなにセンサーに力入れて画質やAFの性能向上に精を出しても、それを包む外骨格の耐衝撃性や防塵防滴性能など歴史的に見てもまだまだニコン・キヤノンとは勝負にならないと思われる。

いや、オレのαは壊れたことはないと声高に叫んだところで、それ恐らく運が良かっただけとか、本当の修羅場を潜ったことがないってだけの話だろう。

LUMIX G9 PRO / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

この日はハクセキレイが入れ替わり立ち替わりやってきては、すぐ目の前で採餌していて、一番近い時は1mぐらいまで近寄ってきていた。

最初は理由が不明だったが、この日は朝から大風が吹き荒れており、どうもその風除けに拙者の車を利用していたのではとの結論に至る。

実際、アオサギなどは水平に横方向へ飛んでいたしw

ちょっと前にミコアイサの雄がニュースに取り上げられていたそうだ。

見た目がパンダのような色合いのカモということで、上野動物園の双子パンダや、折しも北京で冬季五輪の真っ最中というのもあろうか。

カモの仲間は今の季節が求愛期に当たるので、雄が飾り羽を含め目立つ羽衣に変わるのにはそんな事情がある。特にミコアイサの雄の変化は抜きん出たものがあるカモw

実際パンダガモの愛称があるのは事実だが、ミコアイサのミコは漢字の巫女を当てており、文字通り巫女の白装束に似ていることから付いた和名だ。

目立つことで雌の気を引くという本来の目的は生きものとして致し方ないところだが、積雪のない地域では水辺で良く目立つので、オオタカなど捕食者にも狙われやすいというデメリットもあるだろう。

ちなみにミコアイサはカルガモやマガモのように植物の根っこや種子も食べるが、主食は魚など水棲生物なので、潜水を得意としており、同じアイサ同のカワアイサやウミアイサと同様によく水に潜る。

本州では冬鳥だが、北海道では一部繁殖している個体も見られる。

なんでミコアイサをネタにしたかというと、SNSでニュースが流れていたというのもあるが、うちのフォレストの検索ワードに入ってきたから。

が、残念ながらミコアイサの素材は少ない。てかそもそも水鳥系は少ないな。もう少し品揃えを考えねばのう、Sさん(ここちょっと業務連絡気味w)

Canon New F-1 / New FD800mm F5.6L / PROVIA 100 / 鳴沢湖

Canon EOS-1n / EF500mm F4.5L / PROVIA 100 / 新潟県瓢湖

ミコアイサは近所の用水池によく浮かんでいるが、手持ちの写真を検索したら最も直近で1995年だった。いくらワシ屋だとしても27年前とは呆れるくらい古いなw

渡鳥としてその生態系には大いに興味があり、実際テーマの一つにしていたこともあるが、個々の種にはそれほど思い入れがないので、水鳥の写真が少ないのはまあ仕方ないか..

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捨てるなら6千万で済む..それも大金には違いないが..のに、アホのメンツのためにさらに10億もの税金を投入するってとても正気の沙汰ではないな。

バカにつける薬はないと言うが、まさにほんそれ。さらに無能な政治家への極まれりで、官僚も国民も考えることをやめてしまった感じだ。

布マスクなど新型コロナの前では無力に等しいのに、捨てるのは勿体無い、無いよりはマシ的な意見も耳にするが、10億あったら何枚の高機能マスク、何台のPCR検査機を用意できるとわかって言ってんのかって話だぞ。

国税の無駄遣いなど調べりゃ他にも掃いて捨てるほどあろうが、これほど愚かで無駄の極みは聞いたことがない。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

と、確定申告の準備をしつつムカつくわけであるが、ゴジュウカラではないがソッポをむきたくもなるw

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道東のオホーツク海沿岸に流氷がやって来て、新コロナ禍とは言えど観光シーズン真っ盛りの中、先月小清水町で回収されたオオワシの死骸からH5型の鳥インフルが検出された。

オオワシから検出されたのは国内では初めてのことだが、すでにクマタカやオジロワシでは例があるので、取り立てて驚くには値しない。

オオワシは国内での繁殖例はなく、冬季に越冬のためにサハリンやカムチャッカから渡ってくる。今の季節に道東を訪れれば数はそれなりに見かけるのでありがたみが薄れる感はあるが、生息地は極東だけに限られており、生息数も少ない世界的に希少種の扱いである。

そんなオオワシやオジロワシを餌で流氷上に集め、観光船で撮影させるツアーが人気だが、鳥インフルが出ているとなると催行自体が危ういものとなるだろう。すでに阿寒のタンチョウでは数年前から警戒が続いており、一部の施設では給餌行為をやめているところもある。

餌資源が不足する時期に給餌で鳥を集めるのはハクチョウ類などで昔から行われきており、度々問題視されているが、希少種の場合は特に注意が必要になろう。

国内では他には九州出水のナベヅル・マナヅルや、意図的な餌付けではないが宮城の伊豆沼周辺に集まるマガンなどの一極集中は、一歩間違えば全滅という事態も十分にありうる。

多くの生きものは繁殖期は単独またはつがい単位で行動するが、特に鳥類が冬は群れる傾向があり、餌があればそれは尚更強まる。そろそろこういった観光目的で生き物を集めるやり方は、見直す時期に来ているのではなかろうか。

Canon EOS-1D MarkIII / EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM

流氷の中を進む観光船。露出補正で明るく仕上げているが、この時はまだ夜明け前。乗船しているのはほとんど海ワシ目当てのカメラマンたち。

この後、適当な沖合で流氷上にスケソウダラの切り身を投げ置いて、オオワシ・オジロワシが集まるのを待つと言う流れで、SNS界隈でよく見かける流氷バックの写真は十中八九この観光船からの撮影だ。

拙者も当時何度か乗船しているが、撮りたかったのは餌に群がる海ワシの姿ではなく、スケソウ漁船団..出漁の時間帯が同じなので並走するシーンを狙えるのだ..とその網からこぼれ落ちる魚のおこぼれを狙う海ワシだった。

もちろん目の前にオオワシやオジロワシが飛んで来れば撮りはするが、あくまで狙っていたのは豊饒の海である根室海峡に集まる海ワシたちであり、羅臼沖の海では漁船の絵は外せなかったからに他ならない。

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仕事場の窓辺で何者かの衝突音がしたので、モニター越しに外に目をやると、チャコールグレーの鳥が裏の庭木に留まるのが目に入った。

この季節は窓辺の木々が葉を落とすため、午後遅くになるとガラス面が反射する関係上、時々鳥がぶつかることがある。いわゆるバードストライクってやつだ。

大抵はヒヨドリかスズメだが、この時はハト大ほどと割と大きめの種類で、衝突音もゴトっというやや重い感じのものだった。

庭木に止まった個体は双眼鏡を覗くまでもなくすぐにハイタカの雌の成鳥とわかったが、どうもカラスに追われて逃げていたらしく、2羽のハシボソがモビングを仕掛けているところであった。

庭の餌台に集まる小鳥を狙って時々ハイタカがやって来るので、この時はただの通り掛かりだったかもわからないが、慌てていたのは確かであろう。

衝突も角度的に斜めだったせいか感じた音ほどは大したことはなかったようで、カラスの攻撃の間隙を縫ってすぐに飛び立ち、カラスを連れ立って隣家の影に消えた。

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

餌台と言えば、この冬はシメが多い。例年2羽ぐらいなのだが、今年は5羽程度やって来ているようだ。

餌台には常に2羽なのでしばらく気がつかなかったが、裏庭に3羽待機して入れ替わり立ち替わりしているのを知っているw

その分アトリをほとんど見ない。暮れと正月に数羽が来ていたが、その後はぱったり見かけない。

今年は全体的に冬鳥が少ないと言う話もちらほら耳にするが、これから春に向けて増えてくるのかどうか気になるところ。

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iOSのiCloudの謎仕様に思い悩むことまる二日。ネットでググっても出てくるのは当たり障りのないコードばかりで参考にならず。

アプリ開発専門にやってる若い子に聞いても返ってくるのはすでに調査済みの内容だったりで、どうにも今ひとつ。

丸一日広大なGitHubのコードから手繰ってコード解析してようやく「え!それってそういう意味だったの?」に辿り着き、なんとか実装完了。この後リファクタリングは必要になるが、まあ動作しているので一旦この件はここで終了に。

しかしそれならそれは仕様って解説に書いておけよ林檎屋さんよ..

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ヒガラよりは大きいが、名前の通りシジュウカラやヤマガラに比べたら小柄な小柄。人懐こっさもヤマガラにひけを取らない程度にあまり人を恐れない。

ただ、小柄であるからか、気の強いシジュウカラにはよくイジメられているところを見かけるかな。

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昨日はAppleが初代iPhoneを発表した日だったそうで、早15年前のことである。

CEOのスティーブ・ジョブズが発表会の基調講演で、「電話を再発明する」と言っていたのをなんとなく覚えているが、当時はAppleブランドで新手のPDAでも出すんだろうくらいにしか思っていなかった。

その後のiPhoneの快進撃とスマートフォン市場の拡大は周知のことであり、台数ベースの市場シェアこそGoogle率いるAndroid端末に敵わないものの、依然としてiPhoneの優位性は高い状況だ。

スティーブ・ジョブズが存命であればiPhone含むiOSの状況は良くも悪くも現状とは異なっていた..ジョブズの意向を必ずしも汲んでいないの意..だろうなというのは何となく想像できるが、現在の成功を見ればだから間違っているとは軽々には言えないだろう。

ところで、15年前と言えばまだまだ企業や地方自治体向けのエンタープライズ系システムの開発が仕事の主流だった。

が、それが今やこんな片田舎のフリーランスエンジニアであっても、スマホを中核とするWebサービスの開発へとシフトしてきているので、そう考えるとジョブスが再発明したのは電話どころではないなと思ってしまう昨今である。

スマホの登場で個の力が試されるのはIT業界も同じということだ。

LUMIX G9 PRO / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

今シーズンの餌台はシジュウカラが多い。餌台にやって来るタイミングをスズメ軍団と鉢合わせしないようにしているっぽいので、特にそう感じる。

例年だと2ペア程度だが、数えた限り多い時で4ペア8羽が滞在している時がある。