タグ : 足跡

portfolio

この冬は寒い

2022/1/15

この冬は例年に比べて冷え込む日が多く、毎朝氷点下8〜10℃前後で推移している。日中でも気温が上がらないので外水道は完全に凍結したままで、近年では久しぶりの事態だ。

例年だと餌台にやってくる鳥たちに水場を提供していたのだが、水道が使えないのでこの冬は正月から水場は諦めてもらっている。

積雪は日本海側の地域ほどあるわけではないのでその点は助かっているが、今のところ昨年暮れから地面が白くない日はない程度に積もっている感じ。

先日の気象庁の予報では桜の開花が早い=春が早いということなので、このままこのくらいの降雪で春まで済んでくれることを願いたいものだ。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / VELVIA

積雪があるので周辺の農地には動物たちの足跡がよく見られる。

写真は定番のノウサギで、なかなか本体を観ることはないのだが、こうして足跡を確認することでその存在を意識することができる。

カテゴリ:ほ乳類, 季節感|タグ:,

森の中を通り抜ける農道を横切る足跡。よく見ると2種類の生きものであることが分かる。

右がノウサギで左がキツネで、どちらも右下から左上に向かっており、キツネは小走り、ノウサギは飛ぶように跳ねて走り抜けているようだ。

iPhone 11 Pro

両種は狩る側と狩られる側の関係なので、一見するとキツネがノウサギを追いかけているようにも見える。

が、左上でノウサギはそのまま真っすぐ森に向かい、キツネは右へ逸れているのが見て取れるので、両種の行動時間は別々だというのが分かる。恐らくキツネはノウサギの足跡を辿ってきたのだろう。

こんな山間の田舎でも早朝や夜間に車が通ることはあるので、横切る時は一気にという本能的なものはあるだろうが、タヌキやアナグマと違って、キツネとノウサギに関しては轢死体はまったくと言っていいほど見かけない。

ちなみに奥の道沿いに歩く足跡は拙者のもの。フクロウ探しに向かって暗いうちに歩いていたが、その時はこれらの足跡は無かったので、その後夜明けまでの小一時間程度に付いたものと思われる。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:, ,

キヤノンがEOS Rシステムと同時に用意してきた各種マウントコンバーター..コントロールリングを設けたりドロップインのフィルター装着を可能としたり..を見ていて思ったのだが、各社とももう少し拡張性について頭を使って欲しいと思う。

何とかの一つ覚えではないが、電源確保を目的としてバッテリーグリップなるアクセサリーを右へ倣えで用意しているが、あれがどうにも芸がないと思う。電源確保の意味ではUSB-Cによる外部供給が普通になりつつあるので、旧来の概念に縛られる必要もないだろう。

例えば拡張グリップとして高速通信のインタフェースを組み込み、オリンパスならE-M1XのインテリジェントAF機能に相当するモジュールを別売りで用意すれば、異なるモデル間..とは言えベースは同じでないと難しいだろうけど..で共通で機能を利用できるのではないだろか。

カメラがエレキの塊となって久しく、ファームアップで新機能が搭載される新たな道が用意されてはいるものの、鉄ちゃんが鳥認識AFを必要としているとは思えないし、それは逆もまた真なり。

世界的にカメラ市場が縮小している現在、カメラが面白くない、今のままで十分、スマホで十分と揶揄されている現状で、今までの発想の延長でしかカメラを製品化できないというのは、どうにもイマジネーションが足らなすぎ。もっと頭使えよって話だ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

雪上のムンクの叫びもそろそろ拝めなくなってきたかな。春は近いね。

先だって海自の潜水艦が浮上中に民間の貨物船と衝突し、一歩間違えば惨事となりかねない事故があった。

時に世の中ではモリが世界を巻き込んでの騒動となっているわけだが、潜水艦の事故とあの爺は何か切っても切れない縁でもあるんかいな。

今の若い人は知らないかもしれないが、ちょうど20年前の2月、ハワイ沖で起きた米の潜水艦と日本の民間船の事故の際に、知らせを受けても呑気にゴルフしていた当時の日本のソーリ大臣が他ならぬあのモリであり、その事態が辞任の発端でもあったのだ。

まあ遅まきながらモリも表舞台から退場となりそうな話だが、予想される後任がまた爺で、しかも更に年上ってどうなんかねぇ。

状況からしてここはどう考えても女性を据えるべきだろうに。日本の爺信仰は本当に病的だな。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / Classic Nega.

モルゲンロートの日光白根山に向かってノウサギが行く、わけないなw

カテゴリ:独り言|タグ:,

ニュースが報じている感染者数が日に日に減ってきている。

特に東京都に関しては多いときより半減しているように見えるが、これはクラスター追跡をやめて検査数を意図的に絞っているせいで減っているだけで、実態を伴わない見かけ上の数字に過ぎない。

意図的と穿った見方をすれば、緊急事態宣言を予定通り2月7日に1ヶ月で解除するために政府の意図を汲んで仕組まれたものという見方もできなくはないが、実際は「保健所の処理が追いつかない=受け入れ病床の逼迫」という状況、つまり医療崩壊的な状況だということだ。

昨年のパンデミック当初、そもそもこの状況を危惧して、他国のように率先して感染者をあぶり出す政策..PCR検査の総当り策..を取ってこなかったわけだが、まさにここに来てそれと同様の事態になりつつあるわけだ。

しかし、受け入れ側が無いことを理由に検査数を絞るということは、症状のない感染者を市中に野放しにすることに他ならないので、これは感染拡大を抑えるどころか逆に感染の波をズルズルと先延ばしすることになるのは間違いなく、経済を回すどころか夏の五輪開催など到底叶うわけない。

しかしこうなると昨秋早々と必要な法整備もせずに国会を閉じてしまって、感染拡大の片棒担いだGoToキャンペーンを強行した政府の無能さが痛いな。やはり短期集中ですべての人の不要不急の動きを止め、GoToの予算を必要な補償に回して自粛要請すべきだったろう。

今となってはもう遅きに失っしてしまった感あるが、春の人の異動を控えたこの時期、くれぐれも早計な緩和策に走らないよう願いたいものだ。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / ETERNA

雪が降った後は生きものの動きが手にとるように分かるので面白い。写真に写っているだけでもキツネ、シカ、ノウサギ、ネズミ、鳥(おそらくツグミ)それにノネコが識別できる。

カテゴリ:ほ乳類, |タグ:

昨日今日と日本海側を襲っている大寒波の影響を受けて、終日厳しく冷え込んでおり、今朝は氷点下12℃とこの冬一番の寒さに。

日中もほとんど気温が上がらないので、終日半纏を着込んでキーボードを叩いていた。こんな日は膝にネコを抱いていたいのが、ここまで寒いと湯たんぽで温かくなっている猫ちぐらがまったく出てこないw

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Classic Nega.

夜間に若干の降雪があったため、ノウサギの行動が視覚的に目で追えるのはありがたい。

カテゴリ:ほ乳類, 季節感|タグ:,

某山系の尾根に取り付く前のアプローチで通過した初冬のブナ林。

ちょっと前に降雪があったが、とりあえずカンジキやアイゼンなどの世話になるほどではなく、無難に通過できた。まあ帰りの下りでは雪が腐っててやや難儀したけど。

iPhone 11 Pro

これはクマ。直前というわけでもないが、日の出前くらいに歩いていた感じ。しらばく同じコースを辿ったが、途中でクルッと踵を返すように笹薮へ入っていった。

大きさから50〜60kg程度の中型といったところで、雪が降ってそろそろ冬眠穴探しでもしている頃合いだろう。うまい具合に穴が見つかれば良いね。

iPhone 11 Pro

これはノウサギ。足跡自体は真新しい感じなので、こちらの接近に気が付いて逃げていったのかな。

iPhone 11 Pro

こちらを先導するかのようなカモシカの足跡。特に急ぐでもなく足を引きずりながらのんびりと歩く様子が目に浮かぶ。

iPhone 11 Pro

これもノウサギ。2枚目とは場所が違うので別個体だが、これもさっき通りましたって感じで新しい。

場所によってはノウサギをほとんど見かけなくなった森が散見されるが、この森はノウサギとそれを追っているふうのキツネの足跡多く見られて、健全な生態系が維持されていると思われる。

それにしても冬の森は良いね。積雪がなければ気が付きもしないが、そんな生きものたちの痕跡があちこち目につくので飽きることがない。

五里霧中

2020/3/30

現時点では感染拡大も景気低迷も収束することがまったく見通すことができない新コロナ騒動。世界規模で迷宮の袋小路にでも舞い込んだかのように、そしていつ晴れるかも予想できない霧の中をさまよい歩くがごとくだ。

そして残念なことに、新コロナに感染して入院中だったコメディアンの志村けん..ここは敢えて敬称略で書かせてもらう..が亡くなった。持病持ちの重篤で人工心肺で治療中と聞いていたが、回復には至らなかったようだ。

我々の世代以下は特にだが、日本人は彼の芸にどれだけ笑わせてもらったことか、それを思うとなんとも残念なことである。ご冥福を祈りたい。

そしてこのことで我々が思い知らなければらないのは、ワクチンも治療薬もない状況にあって現在最高の医療サービスをもってしても、感染してはならない人たち..特に重篤な疾患を持っている高齢者..を救うことができない可能性が、少なからずあることが証明されたことである。

地方に住んでいるので日々感じることだが、田舎の人達、特に高齢者はどこか他人事で考えているフシがある。自分だけは感染しない、だから人に感染させることもない、身内や周囲にも感染者はいない、パンデミックなどテレビのニュースの中の出来事だと。恐ろしいほど考えが甘いのだ。

未だ政府の対策はぬるく、国の中の動きを止めることことなく何となく自然に霧が晴れるのを待つつもりのように見えるが、そんな愚鈍なお上の要請や指示を待つことなく、各自で対策をしっかり講じることが寛容だ。霧はまだまだ晴れることはないぞ。

iPhone 11 Pro / 近所の牧草地から出入りするシカの足跡

予報通り赤城高原は未明から濃い霧の中であった。

20m先はまったく見えず、最近良く見かけるシカとばったり出くわすのではないかとちょっと期待してしまったw

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro / 深度合成(4枚目を除く)

そして気温も氷点下だったので、この時期にしては珍しい霧氷が見られた。

カテゴリ:季節感, 独り言|タグ:,

駆けるほど急いではいない。でも歩くほどのんびりしているわけでもない。

なんかそんな感じの足跡が山上の雪原に残されていた。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

付いてから日が経っているけど、たぶんキツネの足跡かな。

カテゴリ:ほ乳類, 季節感|タグ:,

ヒグマは隣人

2019/8/14

札幌で人家周辺にヒグマが出没して騒動になっていたが、今朝方、猟友会のハンターによって駆除されたようだ。

当初から銃器による駆除も想定していたと思われるが、さすがに人家や路上での使用許可は難しいので、状況の成り行き次第だったのだろう。

北海道は開拓の地ではあるが、それでも昨日今日に人が住み始めたわけではないので、本来クマの存在自体は織り込み済みのはずだ。が、札幌ほどの大都会ともなるとヒグマを見たことない人がほとんどであり、恐らく今回ほどヒグマの隣人としての存在を身に沁みたことはないだろう。

結果の是非は賛否両論ではあるが、間接的だったとしても民家の庭に餌付け状態では駆除やむなしである。お盆ということもあって帰省で人が多い中、人的被害が発生してからでは遅いからね。

それにしても今年は北海道のヒグマネタが内地にもよく入ってくる。野幌森林公園での出没、羅臼の飼い犬連続襲撃、標茶の乳牛襲撃等々。

旬の話題なのでマスゴミが意識的に拾ってくる側面は否めないが、やはりクマの数が増えている..もちろん地域によっては減っている場所もあろうが..ことは間違いないだろう。

それにも増して、ここ20数年言われ続けている「人を恐れない新世代グマ」が増えてきていることを、つくづく実感する。

iPhone 6

一昨日、近所でクマの目撃があって、防災無線で注意喚起されていた。今年はクマの大好物であるトウモロコシ畑が多く、長引く梅雨が明けて一斉に収穫期を迎えているため、農家もクマの出没には神経を尖らせている。

現場は家からすぐの場所だったので、早朝から日の出まで2日ほど張り込んでみたが、残念ながら成果なし。その代わり近くの砂地にはテンの足跡が残っていた。