浅間はランドマーク
先日の記事で富士山は日本人の心象風景と書いたが、群馬県民なら上毛三山とならんで浅間山がそれに当たるかな。
県北の利根沼田界隈からはある程度の山に登らないと直接は観えないが、平野部ならほぼどこからでも観えるランドマークである。
ナビなどまだない時代、東毛の道を走っていて遠く浅間山が見えると「あっちが西だな」と認識していたものである。
赤城山の荒山越しに。
同じく赤城山の鈴ヶ岳越しに。
上州武尊山の剣ヶ峰越しに。
先日の記事で富士山は日本人の心象風景と書いたが、群馬県民なら上毛三山とならんで浅間山がそれに当たるかな。
県北の利根沼田界隈からはある程度の山に登らないと直接は観えないが、平野部ならほぼどこからでも観えるランドマークである。
ナビなどまだない時代、東毛の道を走っていて遠く浅間山が見えると「あっちが西だな」と認識していたものである。
赤城山の荒山越しに。
同じく赤城山の鈴ヶ岳越しに。
上州武尊山の剣ヶ峰越しに。
先週の大寒波ですっかり大気が冷え込んでしまったようで、連日日の出前は氷点下10℃が続いている。
こうなると晴れさえすれば周囲の山々でモルゲンロートの大安売りとなる。
それでもぐるり上信越国境すべての山々が山焼けするのは一冬にそう何回もない。
X-H2のデジタルズームだが、当初はデジタルテレコン的に望遠端から更に延長する使いかと勘違いしていた。例えばXF16-55なら望遠側が110mmで延長する的に。
もちろんそれも可能なのだが、ズーム位置に関係なく2倍ズームとして機能することが分かった。同レンズで言えば20mmから操作することで20-40mmと言った具合に。
果たしてそれに意味があるのかと言われそうだが、デジタルズームは背面のセレクタボタンの操作でズームレンジを変更できるので、レンズ側のズームリングを回すこと無く、まんま電動ズーム的に画角を変化させることができるのである。
非電動ズームの場合、動画の撮影中にズームリングを映像に影響なく操作するのは至難の業で、均一なスピードで画角変化させるのはそれこそ職人技の世界である。
それがボタン操作で自由に可能になるのだから、まさに8Kの恩恵と言って良いだろう。
赤く色づくのは紅葉ばかりではない、と噴煙上げる浅間が言ったかどうか。
下界の暑さを逃れ標高2500mの世界へ。ガスが漂う荒涼とした景色はさながら火星のよう。行ったことないけどw
折しもこの日は伊勢崎が6月としては異例の40℃超えで話題になっていたが、山頂付近は風が強かったせいで寒いのなんの。
フリースジャケットにレインウエアにと持っていた衣類総出で何とかしのいだが、日本列島は南北に長いこと以上に標高差による寒暖差のマジックがスゴイなとまじまじ感じた次第。
GW前半は天気が悪く庭に遅霜が降りるほど寒い日が続いたが、後半は好天が続いた。久しぶりに遠望できた浅間山はその前半の降雪で少し白くなっている。
その遅霜を恐れて農家も天気予報とはにらめっこの様相だが、それでもぼちぼち活動が活発化しており、ヒバリやホオジロが日々トラクターに追われて右往左往している。
おらが村は基本的に農業主体だが、作物が育つには自然の日光と雨、それに日中の気温の高さが重要なので、冬の間は農家は南のほうに畑を借りているうちが多く、自分ちの周囲を耕し始めるのはGW明け頃からである。
一昨日のトンガの火山島の噴火はすごかったな。今や気象周りは世界中の衛星画像からその状況が手に取るように分かるが、隕石が衝突でもしたかのようなインパクトが見てとれた。
そしてその余波というか影響が津波となって太平洋沿岸各国に到達し、我が国でも漁船転覆などの被害がもたらされており、壮絶な威力をまざまざと見せつけられた感じだ。
津波情報は一旦は気象庁も出したが、通常の地震による津波でなかった..因果関係を科学的に証明できない事象..ためかすぐに取り消されたものの、潮位の上昇と全国的な気圧変化から夜半に改めて警報を出すことになったようだ。
今回のこの気象庁の対応では、過去の観測データと照らしても該当する事例がなかった..噴火による空震で潮位変化が起きて津波となる..ことが今回のバタバタにつながったと記者発表で発言しており、それについて賛否両論があるようだが、予測するためには地道な観測データの収集とそれに基づく科学的な研究と判断が必要になることが改めて認識されたと言って良い。
近年の気象庁は予算削減が顕著であり、それは公的機関の公式サイトと思えないような広告バナーの多さを見てもよく分かる。特にここ10年ほどの科学や研究を否定する政治の姿勢がそれを助長していると言っても間違いない。
前にも書いたが、科学と研究そしてそこに至る教育に資源を割かない重視しない国家に未来はない。
今でも時々小規模の火山性地震の群発と噴煙が見られる浅間山は、100年活動度または1万年活動度が特に高い国内有数のAランクの活火山に指定されている。
生まれたばかりの海底火山が火山島として成長し、それが噴火につながった先日のトンガほどはないにせよ、1783年の天明大噴火レベルの災害がいつ起きるとも限らない。