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昨日から100g未満のトイドローンを除き、飛行させるドローンは事実上すべて事前登録が必要となる。

昨今の事故の多さ、犯罪に使われるケースなど見ていればこの日が来るのは必然だったと言えるだろうし、ユーザーサイドの自業自得で、個人的にもこうなることは予想していた。

もうドローン撮影の業務は請け負っていないので本件は放置しようかと思っていたが、個人的に飛ばす機会もあるだろうということで春先に一応登録を済ませてある。事前登録すると余計な金がかからないというのもあったしね。

以前から業務で飛ばす限り業者は然るべき手続きを取って行っている..うちもそこは徹底していた..ので、機体の事前登録が必須になったからと言って困ることはなく、むしろ今回のターゲットは個人の私的利用への規制ということになる。

実際、なんでこんなところ..国立公園内や民有の管理施設など..でドローン飛ばしてんの?って感じる例はいくつもあって、操縦者にカメラを向けた途端にコソコソと逃げ出す輩を何度も目撃している。

最悪なのは周辺に操縦者の姿はなく、明らかに見えないところから遠距離で操作してる..つまり手元のモニターだけ見て操縦している..のが見て取れる動きだ。そんなのが風の強い日に頭上を飛んでいた日にはもうヒヤヒヤもんでしかない。

ドローンは紛争地域ではそれ自体が爆発物を搭載した低コストな攻撃機なりうるため、現在進行系であるウクライナ・ロシア戦争では特にその有用性が高まっており、火力の強い軍事用ドローンは当然のこととして、相当数の民生ドローンが双方の攻撃に使われている。

規制されることで国内の技術的な停滞を危惧する声もあるが、すでにこの分野はDJIの一人勝ちで国内メーカーの太刀打ちできる分野ではなくなっていた。唯一ソニーが後発ながら参入しているがそれはあくまで産業用なので、今回の話とは趣旨が異なる。

何事もそれまで自由だった行為にお役所が規制を始めると反発する声は出てくるが、昨今のユーチューバー的な輩に多く見られる承認欲求がやたら強い構ってちゃん的なバカが増えてきて目に余るので、本件に関しては拙者は積極的賛成派である。

オレを観て観てウェ~イ!的な他人に迷惑振りまくアホは駆逐されるべし。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

いつ見ても悪魔の実のようなホオノキの実。どことなくヤァーって感じがしないでもないw

この実が全体的に赤くなって熟すまでまだもう少し先の話。さらに言えば正確には写真のものは実ではなく袋果の集まりで、この中に小さい実が個別包装されているイメージ。秋になってここから赤い小さい実が落ちてくる。

実は薬用で利用されることがあるようだが、食用には適さない。

先日発売されたDJI Mini 2は運用時の機体重量が199gで、いわゆるトイドローンというカテゴリに入る。

同じく199gである先代のMavic Mini含めトイドローンはどこでも自由に勝手に飛ばせると勘違いしている輩が多いが、トイドローンが法的に適用外なのは航空法であって、依然として小型無人機等飛行禁止法の対象にはなるので、そこを理解せずに飛ばすと罰則が課せられる可能性がある。

最初に200gで線が引かれてから5年程度経過して、その間に飛行ドローンはめざましくし進化してきているため、次回の改正では100gまで上限が引き下げられることになっている。

そういう意味で今回のDJI Mini 2の発売は訴求ラインギリギリを攻める事情があったろうが、HUAWEI同様に世界的に中華製デジタルガジェットへの締め付けが厳しくなっていく状況は、今後もさらに広がっていくと思われる。飛行ドローンは兵器にも転用可能で実際にテロ行為にも使われている状況からすれば、そういうこともやむ無しだろうな。

国内の飛行ドローンはもうホビーユースで飛ばすのは敷居が高くる一方で、ソニーが急にドローンビジネスに進出すると表明したのもそういう事情あってのことと推察する。

まあどのみちうちは仕事で飛ばす都合上、包括申請で許可承認を取っているし、主な飛行エリアの所管官庁にも許可申請を受けているので、重さによる航空法の適用云々は関係ない話であるけどね。

iPhone 11 Pro

小型ミラーレスカメラのE-M1 MarkIIIと比べてみるとその小ささは一目瞭然だ。このサイズで4K30Pの空撮映像が記録できるのだから恐れ入る。

元祖折りたたみ式ではMavic Proも十分コンパクトであった。この手の小さいガジェットにデバイスを詰め込むのは日本のお家芸だったはずだが、もはやDJIに太刀打ちするのは厳しいと思わせる製品に仕上がっている。

iPhone 11 Pro

さらにローターを畳むとこのサイズに収まる。下からコントローラ、予備バッテリー収納ケース(3本収納可)、本体。とにかくザックやカメラバッグへの収まりが良く、せいぜい交換レンズ1本程度で、35mm版なら標準ズームよりも小さく軽いぞw

本格的にドローンでの空撮を専門でするわけではなく、あくまでフレーミングやアングルの多様性確保が目的なので、交換レンズ1本分というサイズ感は非常にありがたい。

DJI Mini 2

雪化粧をし始めた初冬の上越国境と奥利根方面を空撮。先日と同じようにこの尾根への取り付きにも1時間半程度を要するため、ミラーレスカメラ含め荷物は軽ければ軽いほど良い。

どことは言わないが、9月に注文入れたのに未だに納品されない国産のメーカー製品がある傍ら、メーカーのオンラインストアに発表当日に注文入れたら発売日に速攻で配達されてきたメイドイン中華があるこの現実。

もちろん需要と供給の関係があるので一概に供給不足を論じるのは難しい面もあるが、市場で品不足に陥るということはすべからくマーケティングミスというのが大きいので、言ってしまえば失策なのは間違いない。

セールスが売りたいときにモノがないというのは、メーカーとしてもっともあってはならない事態だからね。

モノづくり大国ニッポンの神話が崩れてから久しいが、生産だけにとどまらず、商品企画などマーケティングから流通に至るまで、中国のメーカーにすっかり食われてしまっている分野があちこちに散見されている。

空撮用ドローンはその一つで、もはやDJIに太刀打ちできるメーカーなど国内には存在しないが、近々ソニーがそのドローン市場に進出するというニュースが流れてきてちょっと驚き。

今さらドローンか?と思わなくもないが、どうやらコンシューマ向けではなく、映画業界など付加価値の高い産業用ドローン市場への参入という面が大きいのだろう。

ソニーはaibo(アイボ)などトイロボットの分野に取り組んできた実績はあるが、ドローンは新規事業となる。得意の撮像センサーの技術を生かしてチャレンジしていくのだろうが、果たして後発でどこまでこの市場で通用するのかお手並み拝見と言ったところだ。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

日の出前のビーナスベルトの刹那が終わると同時に、利根の大地に夜明けが訪れる。

DJI Mini 2

先日届いたばかりのDJI Mini 2で、日の出を待って赤城高原フライト。新コロナ禍の影響で業務でドローンは飛ばしていないので、空撮自体久しぶりだ。

DJI Mini 2は200g以下のいわゆるトイドローンなれど、本格的に4K/30Pで空撮できるのが良い。昨年出た先代のMavic Miniに正直グラっと来ていたが、すぐに4K対応モデルが出ると読んでいたので踏みとどまった甲斐があった。

ドローンは物理的にローター回すことで飛ぶプロダクツではあるが、その中身はそれこそソフトウエアの塊なので、実はモノづくりとは言ってもICT分野のソフトウエア開発の要素のほうが大きい。

インプレッションは追々したいと思うが、DJIのUIは洗練されていてよくできていると思う。率直に言って、今の日本のメーカーでここまでソフトウェア的に優れたプロダクツを生み出すのは難しいだろうな。

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田舎の枯山水

2019/3/27

春のシーズンを前に、どこの農家も自分たちの畑をうなるのに余念がない。畑土に残されたロータリーの跡は、さながら枯山水のようである。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ACROS

Mavic Pro

畑をかき回して均すのに手順や決めごとがあるわけではないが、人によってはルーチンの如くどの畑に行っても同じ模様を描く人がいるから面白い。

そしてそれが分かったのは、ドローンを飛ばして空から近所の畑を眺めるようになってからだ。ナスカの地上絵の如く、それはそれは見ていて飽きない光景である。

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実は年明け早々に天狗3号が故障した。原因は墜落に近いが、どちらかと言うと落下というのが正しいかな。

雪に埋もれる冬の森を空撮していた際、1クール撮影を終えて帰投させている時のこと。森の中の倒木空間から離陸していたので、自動でそこまで一旦戻し、最後は手動に切り替えて降下に入った。

が、すぐ近くでガサッという物音がしてそちらの方にほんの一瞬気を取られたその刹那、一番注意していたはずの付近で一番高いブナの樹冠付近に引っ掛かってしまったのだ。

これは拙いとすぐに再始動させてプロペラを回すも、枝は揺れるものの飛び立つ気配無し。いずれ大風が吹けば落ちてくる可能性はあるが、そこまで気長に待つのもなぁ、などと考えている間にも繰り返しプロペラを回す。

20回ぐらいチャレンジして諦めかけた時、突然枝のほうが折れ、一緒に天狗3号も落ちてきたのだ。高さは10m近くあったと思うが、下は積雪の上に笹薮が顔を出しているところで、天狗3号はその落下自体の被害は免れた。

すぐにチェックしたところ、プロペラは繰り返し枝と接触したことでボロボロであったが、モーターは無事。プロペラとバッテリーを交換して試しに飛ばそうとしたところ、ジンバルが正常でない云々の警告が出て離陸できず。

これは3回ほど叩いたらw、外れていた部品でもはまったのか離陸できるようになったが、肝心の映像が何も映らない状態に。こっちは叩いても解決しなかったwので、しげしげとジンバルとカメラ周りを観察すると、カメラをつなぐ薄っぺらいケーブルが断線しているのを発見し、この日はやむなくここで撮影終了して下山となった。

空撮用にはPhantomもあるし、うちのカメラマンチームは皆Mavic Proを持っているので、仕事には困らないのでそのまま放置、新型のMavic 2でも手に入れようかと考えつつ、修理の見積もり取ったら2万くらいで直るという話なので、先月修理に出した次第。

Mavic Pro

修理から戻ってきて早速近所でテストフライト。赤城高原の畑はどこも堆肥がすき込まれて黒々し、今シーズンの準備は万全だ。上越国境も数日前に降った雪でつかの間の白さを取り戻している。

それまで墜落こそしていないが、森の中で小枝などにぶつかってジンバル部が怪しい状態だったが、修理前より明らかに画質が安定しているのが判る。

Mavic Pro

利根川の河岸段丘に沿って白く霞がたなびいているが、これは花粉が風で流されている様子である。午後の光が左奥から入ってきているので逆光気味でやや強調されているが、先日の花粉光環同様に光が回折している影響が判る。

そうそう、書き忘れるところであったが、天狗3号の事故のキッカケとなった物音の正体はカモシカ。ドローンの音が気になったのか向こうからわざわざ近づいてきた感じであった。

拙者の存在も途中まで木の陰で気が付かなかったのだろう、慌てて逃げていく際の下枝を折る音であった。

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先日、ロシアで撮影された雪の急斜面を必死で登る子グマの映像が、良い意味でも悪い意味でも話題になっていた。

件の映像は世間で話題になる前にすでに観ていたが、映像のアングルや音がカットされている点で、ドローンによる撮影だとすぐに判った。さらに言えば、親グマの行動から明らかにドローンを避けようとしているのがよく判るものでもあった。

良い意味でと言うのは、子グマが親に遅れまいと、何度滑り落ちてもすぐにチャレンジして最後は無事に登りきるという美談の脚本に対してだが、悪い意味に関しては、前述の通りドローンによる意味威嚇が問題視されている点にある。

テレビニュースでは、前者の部分だけを取り上げて、お涙頂戴の感動物語に仕立て上げていたのは言うまでもない。ドローンで撮影するという手法については、そもそも番組制作やニュース報道でマスゴミが上等手段にしているので、そこをとやかく言っても自分たちも同じ穴のムジナだからね。

SNSやネットニュースでは逆にドロハラ..生きものに対するドローンハラスメントだとさ..として批判的な意見が多数寄せられ炎上、それでも結果的にバズったことになっていたのが印象深い。

野生動物を撮るカメラマンがドローンを手にした時、まず真っ先に考えるのは、自分が撮影対象にしている生きものをこれで撮ってみたいという欲求であり、それは動物カメラマンアルアルでもある。

が、ドローンの電源を入れてモーターが回り出した途端、その考えが甘いことにすぐ思い当たる。ドローンの名前の由来でもあるミツバチの羽音を強力にしたような激しいモーター音と、そのプロペラの回転が引き起こす意外に強力なダウンウォッシュ..周辺に巻き起こる風圧..に。

拙者の周辺でも、ドローンを導入してすぐにフィールドで生きものに対し飛ばしてみたが、まだ豆粒程度の大きさなのに、近づいたら速攻で逃げられた的な話には枚挙にいとまがない。

拙者個人では、そんな事態は導入前から簡単に想像がついていたので、そもそも生きものを撮影することに使おうとは思わなかったが、空撮中に排斥目的と思われる猛禽類..ハイタカ・トビ・ノスリで経験あり..が近寄ってきたことがあったため、撮影者の意図したものでなくても、生きものに対し影響が及ぶこともあるのは事実だ。

アフリカのサバンナの草食獣や北極圏のカリブーなど、動物の群れを空撮した映像は昔から普通に撮られているが、それらはヘリコプターやセスナを使い、比較的高空から望遠レンズを使って撮影したものである。つまり、対象となる動物たちから見て脅威とみなされない距離感を保ってのことである。

ドローンの場合はそこまで高度上げられないし、高度が高いということは気流の動きも不安定、しかも望遠レンズで安定して撮影は望めずなので、個人や低コストで運用するドローンには不向きとなり、迫力あるシーンを狙いたいとなれば、必然的にドロハラ行為を引き起こす..ならざるを得ないを含めて..のである。

ちなみに、動物撮影でドローンがもっとも有効的に使われているのは、クジラやシャチなど鯨類の分野だろう。海の中にはドローンの騒音も風圧も届かないのと、彼らもいざとなれば海中深く潜行すればいいので、陸上を逃げ惑うしかすべがない動物とは状況が異なるようだ。

人も生きものも含め、相手が嫌がらないことをしないという道徳的にごく普通の感覚が、ドローンという個人でも手に入れられる武器を手に入れた途端に勘違いというダークサイドに落ちてしまい、欲求が倫理的な判断を超えてしまう事態に落ちる。そして他の第三者に認められたい、褒められたいという欲求を満たすべく、SNSという愚衆の巣窟に公開することで、さらなら負の連鎖に陥るのである。

前述のクマ映像に関して、ドローンで接近して撮らなければクマの親子が危険な斜面を逃げ惑うこともなかったろう。SNSに公開しなければ世の中に知れ渡り炎上することもなかったろう。そしてドローンもSNSもなければ、カメラマンも要らぬ欲に惑わされることもなかったろう。

ドローンは、人に生きものに、有形であれ無形であれ危害を加える恐れのある道具なだけに、節度を持ち適切に運用することが求められる。それを逸脱すれば、規制という名の抑圧されたルールに縛られることになり、結果的に自分たちの首を締めることになるのだから、ダークサイドに落ちることなく心して使って欲しいものだ。

DJI Mavic Pro

この秋の4K空撮映像から静止画を切り出し。直近ではフルサイズミラーレスカメラが話題になり、このブログでもネタで使っているが、一番欲しいのは実はDJIの新型ドローンMAVIC 2 PROである。

空撮で痛切に感じることは、極小センサーによるダイナミックレンジの狭さだ。その点、MAVIC 2 PROはハッセル社製カメラと1インチセンサーを積んでいるので、画質が向上していることが期待できる。

ところで拙者がドローンを使う理由は、なんと言っても鳥の目を持って非日常的な視点を得られることに尽きる。鳥に興味を持ち、天狗様に憧れた時点で生まれた必然的な願いであった。

そしてよもや生きているうちに自分でカメラを飛ばし、その世界を自由に撮影して観ることができるなどと思いもしなかった。つくづく時代が夢に追いついたことに感謝したい。

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奥山のブナの森を空から眺めてみると、春から初夏への季節の移ろいは、見る者を置いてきぼりにするかのようにあっという間の出来事だ。

キツツキのドラミングがこだましていた雪解けの森は、エゾハルゼミの大合唱にあふれる萌黄の森へと移り変わった。生きものや植物の息吹あふれる季節の進みは待ったなしである。

DJI Mavic Pro(1枚目は4Kから静止画切り出し)

森の中からドローンを上げるにはそれなりの技術を必要とする。上空に障害物となる木々の枝が張り出してないか慎重に確認することが求められ、闇雲に離陸させると幹や枝にプロペラを引っ掛けて墜落の憂き目に遭うことは必定だ。

例えそれが芽吹き前の明るい林内であっても、枝の張り出し自体は展葉期と変わらない。逆にそこに枝があることに気が付かない..細い枝には障害物回避センサーは反応しない..ため、プロペラの破損、ひいては機体の破損につながる可能性が高いのである。

低山の森で開けた空間を探すのは一苦労だが、奥山のブナの森には倒木更新が見られる。大木となって枝を大きく張り出したブナが何らかの要因で倒れると、そんな場所にはポッカリと樹冠が空けている..ギャップとも言う..のである。

一般的にブナは単層林を形成することが多く、それ1本で森の中の空間を広く支配している。そんなブナが倒れるということは、自分の立ち位置を他の植物に譲ることになり、追っ付け光を求めてブナも含めた生存競争が始まるのである。そのきっかけが倒木更新なのだ。

森の中に特機のクレーンを持ち込むなど想定外であるため、そんな倒木更新で空けたギャップを利用させてもらうことで、林内からドローンを森の上空へと離陸させることが出来るのである。

但し注意が必要なのは、芽吹き前は多少ドローンを移動させても下から捕捉することが出来るが、展葉期は空いた樹冠以外は空が見えてないため、上下降以外の動きをドローンにさせるのは危険である。飛行可能エリアであっても、目視外飛行のためには専任の監視要員が必要なのと、そもそもその監視要要員からドローンが見えている必要がある。

折りたたみ式で携行性の高いMavic Proの登場で、こういった単独シチュエーションでも空撮が出来るようになったが、安全面での配慮を怠ってまで飛行させることが出来ないのは言うまでもない。

ミラーレス一眼を2台..フジのX-H1とX-T2..にその交換レンズ、小型トラベラー三脚、それに空撮用のドローンを一つのバックパックに収納して運用中。

別のパターンでは、X-T2の位置に対生きもの用にG9 PRO+パナライカ100-400が収まる場合もあるが、終日撮影の場合は食料他の収納も必要なので、歩行中の速写性の観点からもG9 PROはトップローダー式のショルダーで下げている場合が多い。

何にせよ写真に動画にしかも空撮まで、こんなコンパクトな機材で運用できるのだから、つくづく良い時代になったもんだとしみじみ。

棚下鉄橋

2018/5/15

蒸気機関車と鉄橋という言葉の響きに郷愁を感じるせいか、蒸気機関車が鉄橋を渡る姿は絵になると思う。動画的には鉄橋を通過する時の音と警笛の組合せも良い。

まあだからというわけではないが、赤城高原から下ってすぐに手間なく撮れるのと、特別列車なので運行が週末というのが良い。フィールドに出掛けるのは昔から平日と決めているので、仕事場にこもる週末のほうが時間を合わせやすいのでね。行って撮って帰って40分もあれば十分だ。

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / PROVIA

DJI Mavic Pro / 4Kから静止画切り出し

GW中の棚下と綾戸渓谷の周辺は結構な数の鉄ちゃんで賑わっていて驚いた。やはりそれだけ蒸気機関車と鉄橋は人気があるのだろう。

ただ、鉄のトーシロが鉄ちゃんの一群に近づくのはちょっと怖いのでw、こちらは人が立っていない場所から撮影。棚下の滝を撮るついでにドローンを飛ばす都合もあったので、人が集まっているところは安全確保の意味でもアウトというものあるしね。

手続きはWebで

2018/5/13

この春から国交省へのドローンの飛行許可申請が、オンラインでWeb上から手続きできるようになった。

昨年までは面倒な書類とメールによるやり取りが必要だったが、さすがにお役所も手間が馬鹿にならず、入力に不備がない限りある程度自動で済ませるように考えたようだ。まあお役所側の処理は言うほど自動ではないことは、現役システム屋として十分想像できるところだが、過去に書面で申請して受理されていれば要領は同じなので、申請側にとっては便利な話である。

但し、Webと言っても恐らくe-Taxなどと同様にWindowsサーバー上でのASPだろうから、MacでSafariは上手く動作しないと思われる。素直にWindows PCから申し込むのが吉だが、もしWindows PCがなければ書面で申請するしかないだろう。

ちなみに昨年まで申込先は国交省直だったが、昨春以降は全国が飛行対象であっても、申請は東京航空局..住所が関東圏なので..の受付けに変わっている。西の方の人は大阪航空局ということだ。

DJI Mavic Pro

上記は連休前の空撮の一部から。標高約700mの新緑の湖沼、約1200mの湿地、約1500mの芽吹き前の尾根筋など。ピンクの花はアカヤシオだ。

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棚下不動の滝

2018/5/10

知らなかったが、棚下の不動滝は日本の滝百選の一つらしい。近所にありながら近年までマジマジ見たことがなかった。

見たことがなかったというか、正確に言うと少々見えづらい位置にあるというべきか。利根川が赤城高原の大地を削り取ってできた大岸壁から流れ落ちるのだが、角度的に下から見上げると全容は見えない。

不動滝は雄滝と雌滝の2つあって、雄滝は不動院奥院まで行けば裏見の滝なので見えることになっているが、先の東日本大震災で参道が崩落してしまったため、現在は近くづくことができない。もう一つの雌滝のほうはそもそも近づくすべがないようだ。

ということで、下から見えないなら上から覗いてみよう。

DJI Mavic Pro / 4Kから静止画切り出し

これが棚下の大岸壁。綾戸渓谷から津久田まで約2kmちょっと続く。わが赤城高原はこの岸壁の上に広がる。

DJI Mavic Pro / 4Kから静止画切り出し

上流側が落差約40mの雌滝(写真1枚目の左奥)。こちらは下の道からもちょっと見えている。

DJI Mavic Pro

雌滝の滝口。下から見上げていて時は気が付かなったが、時節柄良い感じでヤマツツジが咲いていた。

DJI Mavic Pro

雌滝の滝壺。水量はさほど多くなく、聞いた話では通年こんな感じらしい。

DJI Mavic Pro / 4Kから静止画切り出し

岸壁に向かって下流側が雄滝(写真1枚目の右奥)。一般的には雄滝のことを棚下不動滝と呼ぶらしい。

DJI Mavic Pro

雄滝は雌滝より水量は多いが、落差はやや低くて約37mほど。左奥に見えているのが不動明王が祀られた不動院奥院だ。