昨日の午後、裏庭で雄の成鳥を今シーズン初認。概ね例年並みの渡来である。
実は声だけなら先週末に県南の山中で聞いているのだが、季節観測では同じ場所で記録することに意味があるので、昨日が地元での初認ということになる。
そして今朝も早朝から裏庭で存在を誇示しているので、移動の途中ではなく定着個体ということになる。
今朝は同じく今シーズン初の上越国境のモルゲンロートも見られた。赤城高原自体はそれほど冷え込んでいなかったけどね。
積雪もまだこの程度なので、今週中に一旦は解けそうである。
相変わらずアトリは数羽程度であるが、先週あたりからようやくシメが2羽程度常駐するようになった。
ここ数年は暮れの割と早い時期に姿を見せて、春に渡去するまで家の周囲に滞在しており、多い時は5羽くらい見かけたのだが、もしかしたらいつもの常連さんはどこかで命を落としたのかもしれない。
個体識別ができるわけではないので絶対とは言いきれないのだが、毎年決まった時期に姿を見せる個体は同一と見て良いだろう。
やはり初見の個体は警戒心が強く、庭に他の小鳥が集まっていてもなかなか姿を見せないものである。まあ気に入ったならまた来年も来てくれればと思う。
駐車場に干し柿が落ちていると思ったらジョウビタキだったw
ジョウビタキはヒマワリには用がないので他の小鳥たちとは一緒に行動しておらず、ツグミと同様に一人我が道を行くを貫いている。
どちらも積雪が多い年は平野部に移動してしまうのだが、今年は珍しくこのまま越冬していきそうな雰囲気である。
件のアトリたちはまだ同じ場所に居着いているが、何となく数が増えているようで、今朝の段階では倍近くの500羽くらいは居そうな感じである。
このままさらに集まって数が増えそうにも思えるが、これだけの数の腹を満たす餌がそうあるとは思えないので、何れ餌が枯渇すれば場所を移動するだろうな。
今朝はジョウビタキが庭先にも姿を見せた。例年と同じ個体がわからないが、今年も雄である。
ただ、ジョウビタキが越冬するかどうかはこの冬の積雪状況にかかっているので、まだどうなるかはなんとも言えない。
近所の雑木林で300羽はいると思われるアトリの群れを確認した。
アトリは冬から春先にかけてそれこそ万の単位で集まることがあるので、300羽程度なら大した数ではないが、スズメの若鳥が集まってもなかなかその数にはならないので、やはりこの数だと相当に賑やかである。
実は先週前半ぐらいに、家の窓からやや遠目ながらまとまった数で飛び交っている小鳥の群れを観ていて、この季節にこの数は珍しいなと思っていたところであった。
ちょっとオヤジギャグっぽい言い回しであれだが、今年はアトリのアタリ年かもねw
ズームレンズではないので一部を切る撮るしかなかったが、 ニセアカシア数本に渡ってビッシリとアトリが留まって賑やかであった。
これからまだ南下するなりして徐々に分散すると思われるが、万が一この数でヒマワリレストランにやって来られると、ヒマワリ貧乏で破産しそうで怖いw
それと暗すぎて写真は撮れなかったが、今朝ジョウビタキの姿と声を今シーズン初認している。こちらは例年並みと言ったところだ。
ジョウビタキたちの縄張り争いも落ち着いたようで、林縁での小競り合いを見掛けることもなくなり、鳴き声もあまり聞かなくなった。
調査したわけではないが、恐らく毎年同じ個体が同じ場所に渡ってくると思われる。それでも新規参入も当然あるので、渡来したての頃の縄張り争いは定番のことである。
我が家の周囲ではしばらく雌が毎年越冬していたが、何年か前からは雄に変わっており、さらに少し領分に変化があったと見えて、我が家に姿を見せるタイミングを見る限り縄張りの端っこになったようだ。
そう言えば、ジョウビタキが基本的に冬鳥であることは今でも変わりはないが、長野や山梨の一部地域では渡去せずに留鳥として繁殖している個体が増えてきているという話を聞く。
先日も山梨の某所で詳しい人に話を聞く機会があったが、西日本でも同時期に留鳥化した個体群..と呼べる数なのか不明だが..がいるらしいので、たまたま繁殖可能な雌雄が居残り、たまたま同じ場所で出会ったことで、ここで子育てしよっか!と勢いでなった感じのようである。
日本生まれであれば当然のその個体も冬に渡去する習性はないので、翌年も日本に留まって番い形成を目指すことになるが、連れ合いとなる異性とこれまた偶然でも無い限り出会えるチャンスは少ないだろうから、ジョウビタキが種として日本産となるためには相当の期間が必要だろう。
ま、拙者が生きているうちぐらいはこのまま例外として扱われる程度だろうが、機会があればさえずりぐらいは聴いてみたいね。
晩秋っぽくススキに留まっているところを前ボケに紅葉を入れて撮影。この時もISO1600でシャッター速度1/30だったが、1200mmの手持ちでまったくブレてないのだから恐れ入る。
我々のようなフィルム世代カメラマンにとって、当時テレコンバーターは緊急時にのみ使用を許可されたいわば飛び道具のようなものだった。
フィルムカメラでは増感しない限りISO100が基本だったので、マスターレンズの開放がF4なら1.4倍テレコンでF5.6、2倍ならF8となり、早朝や夕暮れそれに薄暗い林内での長玉使用では絶望的にシャッター速度が遅くなって、三脚が必須の上にそれこそ手ブレとの闘いだった。
ISO感度はデジタルカメラになって可変となったことで、マイクロフォーサーズ機でもISO1600とかISO3200辺りまでさほど躊躇なく使える..生きもの系の話ね..ようになり、必然的にシャッター速度も稼げるようになったが、テレコン併用は本来設計上は考慮されていない言ってしまえば余計な光学系を挟むことになるので、画質低下は避けられないものであった。
それでも1.4倍は我慢の範疇としても、2倍テレコンなんて以前使っていたキヤノンやニコンの長玉なら、余裕があるから一応2倍テレコンかまして撮っておくか、という程度の代物だったが、オリンパスのMC-20はちょっと次元が違う。
ED300/4 PROと同40-150/2.8にとっては専用設計的なものになっている..どちらもマスターレンズとして優秀だけど..ので、光が回っている状態なら常用していても気にならない、それほどに撮影結果もサイズ感も使用感を感じさせない逸品だ。
テレコンの画質の優秀さもさることながら、忘れてならないのが手ブレ補正機能だ。特にオリンパスE-M1Xのそれは今のところ比肩するカメラは存在しないと言ってよいだろう。
E-M1XとED300/4 PROの組み合わせで6段..ED12-100/4なら7.5段分!..の補正能力があり、換算1200mm相当の手持ち撮影など日頃そうそう多用するものでもないが、もしかして付けっぱなしで良いんじゃね?とついぞ思ってしまう。
一応、基本はMC-14常用で840mm、余裕があるならMC-20で1200mm、被写体ブレまで対応したくば素のままで600mmというのがED300/4 PROの使い方としてベストだろう。
早朝、1200mm ISO1600 1/30を手持ちで撮影。ジョウビタキはお辞儀しながらテールを上下に振る習性があるので、低速シャッターだと被写体ブレになることがある。
この時はちょっと警戒していて動きが止まったところを撮影できた。
次期C社フラッグシップである1DMk3は従来のJPEGの他にHEIFを採用するとのことである。
HEIF(.heic)はJPEGに変わる新たな画像フォーマット..正確にはHEVC圧縮による複数のファイルを内包するコンテナだけど..として位置付けられており、同じ画像データならJPEGに対し約1/2のファイルサイズで済むので、同じ容量のメディアなら倍のファイルを記録できる理屈になる。
規格の策定に加わっていたAppleはすでにiOS11以降のiPhoneとmacOS High Sierra以降のMacで正式採用しており、Androidは昨年発表の9から、Windows10はストアからコーデックをインストールすれば標準で開ける..但しKaby Lake以降の7thCPUが必須だけど..ようになる。
やれ1億画素だの5000万画素だのとデジタルカメラの記録画素数が「無駄」に増えていくに連れ、問題となるのはその保管場所だ。一時的にプールするSDカードなどリムーバブルメディアにしろ、恒久的に保管しておく固定ストレージにしろ無尽蔵に容量が存在するわけではないので、画質が維持されるのであれば高圧縮でより沢山保管できる方が良い。
以前からJPEGは無駄が多いと言われていたので、素材屋としてはHEIFが標準となるのはありがたい話である。
ちなみに動画も同様にH.265のHEVCが従来のH.264に取って代わることになり、こちらも容量が従来比1/2となるので、フッテージ屋としては素晴らしくウェルカムである。
今朝、赤城高原でもツグミを確認した。遅々としている季節の進みとは関係なく、例年よりは少し早い渡来である。
ジョウビタキも家の周囲に定着、終日庭先で鳴いて縄張りを主張している。
赤城高原にも冬鳥がやって来た。
ジョウビタキは一昨日辺りから声だけ聞いていたが、今日は何ヶ所かで姿を確認した。ただ、渡ってきたばかりで各自の縄張りが確定していないようで、警戒心マックスで写真は撮らせてもらえず。
その他にカシラダカとマミチャジナイを確認。マミチャジナイは旅鳥なので国内での越冬例は少なく、この時期に時々移動途中の群れを見掛ける程度だ。
こちらも警戒心が強くてなかなか樹冠から降りてきてくれなかったが、暗い中辛うじてショボい証拠写真だけ押さえた。
夜は夜でシカのラッティングコールに紛れるようにフクロウが鳴き交わしている。
昨晩は向かいの屋敷林まで来て鳴いていたようで、マメが窓辺でしきりに聞き耳を立てていた。もちろん、興味があったのがシカなのかフクロウなのかは知る由もないが。
昨日は富士山が初冠雪だったが、これは平年より22日遅い..昨年と比べると26日遅い..という話だ。確かに今年は暑さが収まらずなかなか秋が始まらなかったので、まあそんなものかという気はしている。
寒気が入ったので当然のように今朝は今シーズン最低の寒さであったが、日中は逆に気温が上がって暑いくらいだった。
朝の上越国境は雲の中で様子は分からず。南に目をやると、約100km先の八ヶ岳が冠雪しているのが望めた。
仕事でみなかみに出掛けたので、湯檜曽まで足を延ばす。
オキトマの耳は相変わらずガスの中だったが、上州のマッターホルンと呼ばれる武能岳を見る限り、冠雪していた様子はない。例年だと10月下旬から11月初旬というのが多いので、こちらも日本海側に寒気が入ればそろそろだろう。
そう言えば、湯檜曽の谷の中でジョウビタキとツグミを同時に今シーズン初認した。ジョウビはともかく、ツグミは逆にちょっと早い渡来である。