ヒヨドリと収穫を争っていたブルーベリーもそろそろ終盤で残りはジャムに。
代わりに近所の農家のせがれが高校の実習で育てたプリンスメロンの苗を貰って、それをダメ元で庭の畑に植えたらいい感じで実が成った。
この暑さのお陰というべきか見事に豊作となって、よもやメロン食い放題みたいになるとは。
そして味はプロ顔負けに甘い!
物置きにあった余り板と木端を使って久しぶりに工作作業に従事。
いつものごとくイメージラフだけで、図面なしその都度現物を採寸しながらなので至って適当なり。何とか手持ちの資材で間に合うか。
と思ったが、結局資材が足らずでカインズホームで買い足し。ちゃんと計算して始めないと行き当たりばったりではダメだな。
工作物は取り敢えず完成。
家人の軽1BOX(アトレー)を時々借りており、その荷台を車中泊用ベッドを兼ねた上下二気室構造に。ベッドは180cmの小生でも助手席を前にズラせば就寝可能。
尚、使用していない時は畳んで荷室に積んでおけるようにした。D5用のは強度優先で常設にしてしまって普段使いでちと不便なので。
SNSで話題となっている、イヌワシの伊吹ペアの今シーズンの繁殖失敗は残念な話だが、イヌワシの繁殖成功率の低さは今に始まったわけではない。
伊吹山のワシだけが特別なわけではなく、全国のワシの繁殖活動の中で起きているのは知っておいたほうが良い。それが絶滅の危機に瀕しているニホンイヌワシの置かれた状況なのである。
件のライブ中継は巣に近づく馬鹿カメラマン対策で始まったことだが、図らずも目に見えて分かりやすい形で餌不足が浮き彫りになった。
イヌワシの繁殖成功率の低さは、適当な狩場を含む繁殖適地の減少が最たる要因。当たり前だが食べるものがなければ生きることはままならないのは、どの生きものでも一緒なのだ。
イヌワシの保護活動で重要なのは、個体そのものの保護の前に繁殖に適した生息地の保全である。個々の巣内雛の保護に力を注いでも、巣立ち後に行き場がなければ結局は落鳥してしまう。
何より巣内の雛を保護しても、親から狩りの仕方を教えられていない時点で野生下で生きることは不可能。
人工給餌で生命を取り留めたとしても、結果放鳥できないのでそれは籠の鳥も同然。余生は動物園など飼育施設の中で過ごすことになる。
合わせてライブ中継の是非も取り出たされているが、ライブ中継とイヌワシの繁殖失敗に因果はないので、そこは切り分けて考えなければならない。
個人的には特に孵化直後の貴重なシーン..巣を観察することはあるがなかなか巣内を明瞭に観るのは難しい..を観察できたことは意義があると思っている。
その上であえて苦言を呈するなら、野生動物に名前を付けて無用にチャットを煽った点はアウトだろう。
野生動物に愛玩要素を持ち込んだ時点で世論形成は予測できたことであり、結果伊吹ペアの雛だけが特別視され、救出劇が美談化するという痛々しい流れになった。
今後ライブ中継を続ける場合、巣内で弱ったと判断された時点で捕獲・保護が余儀なくされ、その点で好ましくない事例となったのは残念な話である。
関連して「西日本の遺伝子継承」というワードを目にした。確かに地域個体群という考え方はあるが、イヌワシが巣立ち後に地域を離れ遠く分散することは、日本イヌワシ研究会の調査で明らかになっている。
本来は特定の地域というより、ニホンイヌワシとして種の存続が守られるべきな話だろう。
繰り返すが、イヌワシの保護は生息地の保全と永続的な狩場の創出が喫緊の課題であり且つ対策の最優先である。これをやらずしてニホンイヌワシを絶滅から守るすべはない。
先週は仕事で隣県の雪国へ。例年なら野外仕事は5月くらいで足を洗っているのだが、人手不足らしく今年はいつになくお呼びがかかる。
周辺は山間の棚田地形の谷間だが標高はさほど高くなく、折しも全県下で熱中症警戒アラートが出るほどの猛暑で、久しぶりの真夏の現場に頭がクラクラした。
寒いのはある程度耐性があるほうだが、もう若くはないので暑いのはダメだね。
トノサマガエルなんて何年振りに観たかっていうくらい久しぶり。山間の田んぼの畔に立ったら足元から飛び出した。
尚、トノサマガエルはかの雪国ではレッドデータの指定とのことだ。
コーワがフィールドスコープ..同社ではプロミナーと呼ぶ..を上位モデルから順次光学系をフローライトに切り替えており、放置されてきた66口径もリニューアルするとのこと。
その昔、旧664で双眼スコープを自作して使っていたこともあって、このクラスは少し気になる。
TSN-88/99と同じ評判の良いズームアイピースTE-11WZIIが使えるというのはポイント高く、上手く工作すれば25〜60倍の可変の双眼スコープが作れるな、などと次のシーズンに向けて脳内試行錯誤の真っ最中。
写真はGH3の頃なので10年ぐらい前の装備。双眼スコープの問題はいかに光軸を合わせられるかという点にあって、各分野の達人たちがそれぞれ試行錯誤しているが、小生の場合は担いで運んで現場で組み立てることになるので、光軸調整がその場で自由にできるように工夫して使っていた。
尚、リグというか自作の架台も含めるとフル装備パターンで9kg以上あったので、雲台・三脚ともに足回りも重くなって、今となっては重くて運用が大変。それでもちょっとした定点なら担いで登っていたのでやはり若かったというべきかw
余談だが、コーワの新型のうち今回のTSN-66と最上位の99は新設計だが、88は現行の884の筐体を新デザインに合わせただけで光学系はまったく一緒である。それだけ884の性能が高いことの裏返しでもあるが。
774に関してはすでにラインナップから外れており、恐らく今回の66がそれの代替ということになると思われる。
このブログでは以前からイヌワシのことを隠語で「天狗様」と呼んでいるが、これは天翔けるイヌワシを天狗に見立ててのこと。
その大きな翼は羽うちわ、長い鉤爪は高下駄、突き出した嘴は天狗を象徴する長い鼻等々、天狗を彷彿させるいかにもな類似点があるため、昔から天狗はイヌワシの化身として扱われてきている。
そしてそんな天狗の名を冠したチョウがいるとは、何気に写真を撮るまで知らなんだ。
鼻のように長く見えているのはパルピという器官らしく、他のチョウにも目立たないだけであるらしい。天狗と言うよりは鳥の嘴のようにも見える。
かくも昆虫とは色々な形態の種がいるものだと感心。
隣家の屋敷林で繁殖しているハシブトガラスが、日中は我が家の周辺でよく屯している。
そのカラスたちが文字通りカーカーと騒いでおり、特に仕事場は天井裏がないのでカラスが屋根で騒ぐと結構音が響いて、その度にネコが仕事場に上がってきて警戒モードに入る。
訝しがるネコはとりあえず放置して、カメラ持ってベランダから見上げると、ハイタカが夏空をスイーッと旋回中であった。
すぐにカラスたちが迎撃に飛び立ってハイタカの周辺を飛び回りだしたが、ハイタカはお構いなしにそのまま近所の防風林へと入っていった。