夏の台風一過は太平洋の暖かい空気を運んできて気温が上がるが、さすがにこの季節はそんなことはなく、今日は冬型の気圧配置の影響で終日風が強く吹き荒れ、木枯らし一号となった。
いよいよ冬の足音が響き始めたようだ。
すぐ近くで声はすれどもなかなか姿を見せなかったヒガラ。何を思ったか何度か接近してくる気配を感じていたので、望遠ズームに換装してジッと身じろぎをせずに待っていると、不意に目の前のブナの間に姿見せてくれた。
台風で影響で終日雨模様なので、写真は先週の在庫から。県北の紅葉は標高800mm付近が見頃となっている。
この紅葉行楽シーズンにまた週末のタイミングで台風来襲とは、世の中の勤め人にはご愁傷様としか言いようがない。と言いつつ、この秋の天候不順で撮影計画の進捗がままならないのはフリーランス稼業でも同じなんだけどね。
雨では空撮もお手上げなので、先日届いたばかりの最新のNASにせっせとデータをコピーする次第であるが、もう2日ばかりフル稼働だがまだ終わらん..
今朝は2℃まで外気温が下がり、この秋一番の冷え込みに。そして放射冷却の影響で庭の半分ほどが白くなり、今シーズンの初霜を記録した。
昨日書き忘れたが、北部フィールドではツグミの姿を見かけた。まだ南下途中の個体の可能性もあるが、いよいよ冬鳥が姿を見せ始めたようだ。
冬枯れと言った言葉がまさに適当な北部フィールドは、早くも晩秋の様相だ。季節の進みが早いというよりは、先日の台風の影響が大きいだろうか。
天狗3号を飛ばして鳥の目になるまでもなく、ブナの森はやや早い冬仕舞いとなっている。
上越国境、上州武尊山など北部の峰々が冠雪した。台風通過の翌日に雪が降るというのも珍しい話だが、時期的には例年並みと言っていい。
と言いたいところだが、置き土産の雨雲が次から次へと流れてきて、結局午後遅くまで雨が降ったりやんだりを繰り返した。
風は朝から強く吹いたが、何かに被害が出るほどのものでもなく、何となく雨風が強かったかな程度の台風であった。まあも少し内陸寄りにコース取りされるとどうなったか判らなかったけどね。
ただ、夕方に片品川と利根川の合流点付近を通りがかったが、さすがに水量は多く、上流でダムが放流しているのが判る。
台風21号は日本列島を縦断しそうなコース取りだ。関東を直撃するかはやや微妙のようだが、これを書いている22日お昼現在では結構強く雨が降っている。風はこれから夜半にかけて強まるかな?
ただ足は早いようなので、明日の昼前には一過となる模様。
何ヶ所か紅葉を撮りに行けてない北部の森があるのだが、台風が南の湿った空気を運んでくるとちょっと危うい感じ。
その台風も本州直撃しそうだとのことで、バタバタと家の周囲のいろいろを物置と軒下に収納。何とも間の悪い時期にやって来るもんだね..
そばの花が高原の風に揺れていた、というのは半月ほど前の話で、今日も終日雨模様。在庫写真のノビタキがたむろっていた近所のそば畑も、刈り取りが終わってすっかり更地に。
北海道に続いて本州でも降雪となった。群馬では草津白根など上越国境が冠雪したようだが、あいにくの雨模様で雲に覆われてその様子はうかがえない。
それにしても寒い。赤城高原では日中でも6℃前後と12月並の寒さであった。終日、半纏を羽織ってのデスクワークに従事するが、体がまだ寒さに慣れてないため、硬直を解くために時々スクワットなどして対処した。