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中央アルプスの駒ケ岳で、半世紀ぶりにライチョウの生息が発見されたらしい。巣と卵の殻が見つかっているので、昨年繁殖したのは間違いないようだ。

隣接では御嶽山に生息しているが、糞や羽毛によるDNA解析で、さらに北の乗鞍岳周辺の個体群と判明したとのこと。

あまり遠距離を移動するイメージのない種であるが、これで少なくても50km以上飛翔する能力があることが分かったことになる。

数を減らす一方の種であることは間違いないので、理由はともあれ数が増えるのは喜ばしい話だ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia
FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

タイミングが上手く合ったのかもしれないが、今年の紅葉はいつになく赤の色付きが良い。カラ松の黄葉が始まったばかりで、赤、黄、橙、緑の競演が美しい。

カテゴリ:季節感, |タグ:,

使いやすいとか握りやすいとか、はたまたシャッターフィーリングが良いとか、そんな感覚的な理由でウン十万もするカメラ機材を買うことはない。

ましてや気持ちの入り方が違うとか何とか、そんな精神論的なものにも興味はない。

もちろん、カメラなど道具だから何でも良いとうそぶくつもりもないので、とどのつまりは人様ほど感覚的な部分が鋭敏でなく、単純に鈍くさいということに他ならないのかもw

とは言えそれこそ15年くらい前までキヤノンかニコンかみたいな選択肢しか見てなかったが、その頃は求める性能がその両社にしか無かったからに他ならない。

それが今や、何百mmの望遠レンズとか、日常的な高感度域でノイズが少ないとか、そんな必要に迫られた絶対的な最低限の性能は求めるものの、そこそこのコストで納得する結果が得られさえすれば、まあ基本的にカメラ機材はどこのメーカーのものでも何ら問題ない、そんな状況にあることはまずは幸せなことだと思うべきかな。

でもタイトルの「名を捨てて」はちと極論だったかなw

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

多忙の合間を縫うように、過ぎゆく奥山の秋を記録中..

カテゴリ:写真・カメラ, 季節感|タグ:

朝早く、キョッキョッ、キョッキョッと断続的にアオゲラの声が響いてきた。しばらく鳴き続けていたので、窓から探してみると、隣家境の防風林の樹冠にいるのを発見。

LUMIX G9 PRO / Canon New FD800mm F5.6L 改

意外に近かったので、最近使ってなかった800mmをアルカスイスモノボールB-2に固定して撮影。

写真は換算1600mm相当でさらに1/2ほどトリミング。ISOは1600に抑えたので、Web用途なら十分イケるかな。

カテゴリ:|タグ:

連日のように朝に晩にシカのラッティングコールが響いている。遠くの森から聞こえることもあれば、すぐ目の前の畑の防風林の時もあり、雄ジカたちは恋の季節に余念がない。

さらにここ数日、夕方日が落ちる頃になるとフクロウの鳴き交わしも聞こえてくるようになった。いよいよ山の秋は深まりしだ。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

今日は夕方少し晴れ間が出るかと思って、用事で下に降りた帰り道に少し遠回りしつつ寄り道して戻ってきた。

朝晩に車に乗っているとヒーターを点けるのが日常化しつつあり、車載の装備類もそろそろ冬仕様にせねばなるまいと思う今日この頃である。

カテゴリ:ほ乳類, |タグ:,

先月、新宿へ仕事で出た際、ペンタックスフォーラムのギャラリーで尾瀬の写真展をやっているのを横目で見つつ、時間が取れなかったので立ち寄ることは出来なかったが、その写真展のサブタイトルに「太古からの..」という表現があったのが少々気になっていた。

太古という表現には諸説あって、単純に有史以前を指す場合や、恐竜が闊歩していたような古生代を指す場合がある。約45億年という途方もなく長い地球の歴史を考えた時、縄文時代などつい最近の話であるため、個人的に太古というのは後者のイメージが強いのである。

で当の尾瀬の話だが、東から尾瀬沼〜燧ヶ岳〜尾瀬ヶ原〜至仏山という現在の景観で考えた場合、例えば、蛇紋岩で形成された至仏山は約2億年前にできたかなり古い山であるのに対し、燧ヶ岳が現在の形になった噴火は約2万年前のことである。

尾瀬沼はその燧ヶ岳の噴火でせき止められた沼尻川によって生まれており、いわゆる尾瀬ヶ原が現在の高層湿原となったのはさらにその後の話で、約8千年前と以外と最近の話なのである。

なので私見ではあるが、言葉の上で尾瀬のすべてを太古と表現するのにはやや違和感があるのである。

尾瀬ヶ原

Canon EOS 5D MarkII / EF24-105mm F4L IS USM / 晩秋の尾瀬ヶ原

これは余談だが、何年か前に友人を案内して尾瀬を歩いた時のこと。

尾瀬の木道をハイカー..賑やかな大阪のオバちゃんの一群だった..を引き連れ歩いていた若いガイドが、湿原を指差して「湿原はとても脆弱です。何万年もかけてこの状態になったので決して足を踏み入れてはいけない。回復するのにまた何万年も掛かってしまいます。」といった内容のことを訳知り顔で説明していたのを横で聞いてしまって..

尾瀬の貴重な自然を大切にしようというメッセージとしては良いのだが、ちょっと事実関係に間違いがあるので、いやいやそれはちゃうで!ってどれだけ突っ込みたかったことかw

カテゴリ:景勝地|タグ:

赤い実

2018/10/13

今朝は寒かったなぁ。日中も日が差さないし、Macの前に拘束された状態で体を動かさないこともあって、日中もフリースが手放せない。

何かこのまま仕事に振り回されている間に秋が深まってしまいそう..

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ガマズミ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ガマズミ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / マムシグサ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / マムシグサ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ノイバラ

旅の途上の鳥たちは黒いミズキの実にご執心だが、路傍の林縁では赤い実がよく目立つ。

鉄も秋の装い

2018/10/12

そう言えば、撮影中は気が付かなかったが、10月に入ってSLみなかみ号も車両前のプレートが秋バージョンに変更されていた。

恐らく紅葉の一ノ倉沢だと思うが、グンマーでもそんなことに気が付くかどうか微妙だw

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / ETERNA
FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

さらに言うと、形式の書かれたSLプレート..と言うか知らないけど..も、夏は赤だったのが秋は逆に青になっている。

しろ鉄..素人鉄ちゃんのことね..にはそこの事情はよく判らないが、以前は黒いプレートもあったので、JRが適当に気分で着せ替えでもしているのかね。

カテゴリ:乗り物|タグ:,

ぼちぼち紅葉

2018/10/11

県内も上越国境から紅葉前線の便りが届き始めたが、天候の状況とデスクワークの空きがなかなか都合良く合わない。

あれやこれやと考えているうちに良きタイミングを逸するのが例年の倣いなので、何とか時間を見繕って出かけねばなるまい。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

標高800m付近の近所の森は、見た目まだ秋の気配は希薄だが、まずは桜の仲間から色づき出しているのが判る。

カテゴリ:季節感

クラウドと聞いて昨今思い浮かべるものと言えば、クラウドサービスとクラウドファンディングだろうか。

ただこの両者、日本語でカタカタ表記をすると同じクラウドではあるものの、本来の意味は前者は雲のcloudで、後者は群衆のcrowdとなり、語感は同じくとも意味はまったく別になる。

直訳すればクラウドサービスは雲の上のサービス、クラウドファンディングは群衆からの資金調達といったところか。

スマホやPCに依存せずに生活できる人にはナンノコッチャではあるが、それら機器を利用する上で今やクラウドサービスなくして仕事もプライベートも立ち行かないし、一般人から零細企業、果てはお役所に至るまで、資金調達をサポートするのにクラウドファンディングも欠かせない。

人によってはたかがクラウド、人によってはされどクラウドということである。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

クラウド聞けば、群衆をイメージするよりやっぱり雲だな。ということで天候のすぐれない昨今の空模様を何枚か..

カテゴリ:気象・天体|タグ:

箱罠

2018/10/9

先日の記事でこんにゃく芋の鳥獣被害はないと書いたが、それ以外の農作物についてはそういう訳にはいかないのが世の倣いである。特に山際や防風林など、森に隣接しているところはどこも事情は同じであろう。

一応、農水関係から補助金が出て、皆で一斉に電柵を張り巡らせたため、それなりに被害は減っているようだが、万里の長城のように延々とすべての耕作地を電柵で囲えるわけではないので、それぞれ隙間から出入りする個体も多く、そういう場所では生贄となっている畑もある。

そんなことで、村内あちこち有害駆除用の捕獲檻を見かけるのだが、そもそも捕まえたい生きものの事をどれだけ分かってやっているのか、疑問が湧く場所も散見される。

これが有害駆除用の捕獲檻で、いわゆる箱罠というやつだ。捕獲対象が中に入ったら入り口が落ちる仕掛けだが、通常この手の檻タイプは捕獲即駆除、つまり殺処分ということになる。

誘引物はケチくさい屑イモなので、狙いはイノシシかクマ狙いなのだろうが、少ない量で誘い入れることなどまず無理だ。大体周辺の森のほうが食べるものがある。

奥山放獣目的でクマを捕獲する場合は、ドラム缶を複数つなぎ合わせたタイプを使用する。箱罠のような格子状の檻だと、周囲が丸見えになるのでクマが興奮し、格子を噛んだり爪で引っ掛けたりして暴れて怪我をするためだ。

ドラム缶型の捕獲檻は昔書いた記事にあったのそちらをどうぞ。
http://bigdipper.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_3e7e.html

RICOH GR DIGITAL

昔、クマにデントコーン畑が荒らされた時に設置した捕獲檻。この時は対象が明確にクマだったので、檻自体がかなり頑丈な作りになっている。