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先頃埼玉の秩父で豚コレラが発生して、これは群馬も時間の問題だなと思っていた矢先、秩父と隣接する藤岡と上野村で野生のイノシシの豚コレラ感染が確認された。

そもそも秩父で発見された時点ですでに群馬もと考えるのが自然だろうし、群馬が先だった可能性も当然あるしね。

クライアントにも何社か関係事業者がいて、特に赤城山の南面には養豚業者が多く、以前から関係者以外は敷地内へ入るには許可が必要だったが、秩父の報道以降は近づくこともはばかられる。

中京の方で騒がれていた時は案外人の往来が原因じゃないのかと思ったりもしていたが、秩父と上野村の地勢を考えるとやはり野生のイノシシが主たる要因なんだろうなと。

そうなるとイノシシのみならず近年急速に増えているイノブタも然り、全県に一気に勢いが広がる可能性はかなり高いと思われる。

イノシシの農業被害の報告は年々増加の一途をたどるが、思わぬ伏兵..むしろ豚コレラの被害のほうが大きい..が追い打ちをかけることになったなぁと、つい先週関係者と話をした際には難しい顔をしていたのが印象的だった。

Canon EOS-1D Mark III / EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM

林道でばったり出くわした若いイノシシ。

最初は法面を前脚で掘って威嚇動作を繰り返していたが、こちらが引かないと見るやブラフチャージを数回繰り返して、結局反対側の沢へ降りて行って姿を消した。

こちらに向かってきた時は、腰に下げていた鉈を構えつつ、持っていたジッツオの三脚を伸ばしてやや広げ気味にして、鼻先で激しく振ってこちらも威嚇をして応戦したが、向こうにあまり本気で仕掛けてくる感がなかったので事なきを得た。

もしこれが牡の成獣だったらいきなり突進してきた可能性があり、さらに100kg超級だったりしたらこちらの命が危うかったろう。

イノシシとクマはよくその攻撃性について比較されるが、幸か不幸かどちらも経験ある身としては、話を聞いてくれそうにない分イノシシのほうが怖い。

もちろんクマが人の話を聞いてくれるとは思っていないが、恐怖から転じて攻撃してくるクマと違って、端から捨て身という言葉が当てはまるほどイノシシの猪突猛進性は怖いと感じるものがある。

尚、良い子の皆さんはくれぐれも対戦しようなどとは思わないようにw

家人が40リットル程度のザックが欲しいというので昼飯がてら高崎へ出張った。都内に転勤で移動してきた長男と南アか奥多摩の山行を計画しているようである。

高崎には最近モンベルの直営店が進出しており、カタログにあるほぼ全製品の実物を手にすることができるようになって便利になった。

モンベルの製品はまあ値段なりの評価だが、雨の多い国内フィールドで使うことを前提にしていたり、クロージング系もサイズ感は日本人向けに採寸してあるので、海外ブランドのサイズ感微妙的なところが無いのが良い。

それに同じ通りに昔からWILD-1もあるので、モンベル以外のブランドならそっちに行くも良し、前橋IC近くに戻れば山屋御用達の石井スポーツあり、さらに最近勢いのあるワークマンも周辺に何店かあるので、高崎だけでアウトドア系のグッズはすべて賄えるのは助かる。

密林で買うのは便利だが、やはり昭和のオヤジ・オバハンとしては実物を見てから決めたいのでねw

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / Velvia

見慣れた景色もちょっとしたことで印象的に変わることがある。

それは短時間の出来事で終わってしまうことがほとんどだが、そのタイミングでそこに居合わせることができるか、たとえ居たとしてもそれをどう感じて心のセンサーに捉えられるか、それですべては決まる。

カテゴリ:独り言

風の落とし物

2019/10/6

ここ数日風がやや強く吹いている。強いと言っても台風ではないので知れたものだが、木々が揺れて擦れる音が家の中でもよく聞こえてくる。

ちょっと前に東へ抜けた台風18号の置き土産っぽいが、先月までのような湿度の高い暑さにはならなかったのは、やはり季節が移り変わったことを感じさせる。

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / CLASSIC CHROME

この季節の風は森から様々なものを地上へと落とす手伝いをしてくれる。

木の上にあっては手を出せないような実の類は、地上棲の生き物たちにはありがたいまさに天の恵みと言って良い。

とりわけ山栗とドングリはご馳走の双璧だろうね。

カテゴリ:季節感|タグ:

近所の森で毎年オオタカとノスリが繁殖しているが、写真はその異なる種類で同じ木を利用しているという図。撮影日は3日空いているが、時間帯はどちらもほぼ同じ早朝。オオタカは雄、ノスリも大きさから言うと雄と思われるが、そこはちょっとハッキリしない。

件の枯れ木は牧草地に面した林縁に立っており、そこから80mほど森に入ったところにノスリの巣があるが、もう何十年も使っているのではないかというくらい、なかなか立派な堆積物のある巣である。

実は最初にその巣を見つけた年はオオタカが営巣していたのだが、その翌年以降はずっとノスリが使っており、オオタカはその後3回ほど営巣場所を変えた後、より我が家に近い沢筋で繁殖を続けている。

この話だけではノスリがオオタカの巣を乗っ取ったように聞こえるが、逆にある年だけオオタカが先行したという可能性もあるので、何とも言えない。まあ現状の実効支配はノスリの手にあるので、元々ノスリの巣だったというのが正解だろうけどね。

オオタカは主に鳥類を狙うが、ノスリは地上棲のネズミ類を好むので、餌資源の面ではそれほど競合しないと考えられるが、営巣地はどちらも林の中なのでバッティングするとすればそこだろうか。ちなみに写真の個体の営巣木はそれぞれ500mも離れていないが、この十数年で両種が揉めているところは見たことがないので、ここではそれなりに棲み分けているのだろう。

ただ、ノスリから見ると同じ森で営巣するオオタカは脅威と考えられる。平野部のオオタカがサシバやカラスの巣を付け狙い、雛がある程度の大きさになってから連れ去ることは研究者の間では知られている事実なのだ。

今年のオオタカは2羽巣立っているのを確認しているが、ノスリの方は1羽しか確認できていない。オオタカに襲われたかどうかは分からないが、ノスリは例年なら3羽程度は巣立たせているので、今年は何かあったのは間違いない。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA / オオタカ

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA / ノスリ

どちらも農道から100m以上離れているのと、牧草地なので遮蔽物が一切ないので近づきようもなく、そもそも換算で300mm程度の望遠端なので写真がショボいのは仕方ないw

カテゴリ:猛禽|タグ:,

噂されていたソニーα9IIが発表されたが、事前に流れていた画素数のアップもなければ大きな飛び道具もない新型もどきに、市場のソニーファンは落胆の色を隠せないようである。

個人的にはグローバルシャッターでも搭載してくるかと思っていたが、今回の新型..コンシューマー市場向けにはマイナーチェンジと言っていいだろう..でハッキリしたのは、ソニーはこのα9IIで東京五輪を戦って確固たるプロシューマー市場で実績を作りたいということだ。

現行のI型でもミラーレス機ではその動体撮影性能は他社より頭一つ以上抜きん出ており、そこにきて定評のある瞳AFなど精度を向上させ、さらにメカシャッターで秒間10コマ、フリッカー撮影モードなどを盛り込んできた。特に屋内競技を撮影するのにフリッカー対策は絶対に必要不可欠である。

ここで言うプロシューマー市場とはスポーツ報道分野であるが、SSLまたはTLSのセキュアな暗号化通信によるファイル転送のサポートや、5GHzの無線LAN対応、情報では1000BASE-TのLAN端子まで装備しているとのことで、撮影現場と編集室間のデータや情報のやり取り..画像と一緒に撮影者の音声メモまで送れる..にかなり手を入れている。

画素数番長たるソニーをして噂されてたような画素数のアップを見送ったのは、報道分野では高画素はまったく必要とされていない..2000万画素でも多すぎで良いとこ半分の1000万画素もあれば十分だ..ことと、データ通信に掛かるコストを下げたいという意図があるからだろう。

つまり一般人にはどうでもいいような部分..グリップがα7RIVと同等に大きくなったのは高評価..なれど、業務用機材として必要不可欠な要素を満たした上で安定性を高めてきたという、そんな感じの新型発表と見られる。

ロクヨンにヨンニッパなどスポーツ報道では標準レンズとなる長玉はすでに用意されており、着々と対策を進めてきたソニーにとって、東京五輪でメイン機材として報道カメラマンたちに採用されるか、未だキヤノン・ニコンのサブ機に留まるか、コンシューマー市場の勢いそのままにプロの現場を席巻できるか正念場と言えるかもしれない。

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / CLASSIC CHROME

シンメトリーに足長おじさん。超広角レンズを使うとつい撮ってしまう構図。

カテゴリ:写真・カメラ

知らなかった

2019/10/3

2010年に登場以来、今までiOSという括りでiPhoneもiPadも同じOSで動作してきたが、昨年アナウンスのあった通り、iPadのOSがiPadOS 13として分離することになった。

UIデザイナーを除けば、アプリ開発者の視点で見ると一緒のほうがある意味楽だった点も多かったのだが、利用者目線に立てばようやく別になったかという見方になるだろう。

登場した時から「電話の掛けられない大きなiPhone」と揶揄され、タブレットとしての販売台数も決して大きなものではなかった..もっともライバルであるAndroidタブレットはほぼ絶滅状態だが..のだが、12.9インチモデルとAppleペンシルの登場でやや市場が隆盛してきたようで、自陣内で競合するMacBookをラインナップから外すと同時に、iPadOSという切り札を出してきたわけである。

最初からiPadしか知らない人はともかく、すでにMacを使いこなす人たちから上がる不満点をどうにかこうにか解消する方向へ舵を切ったのが、iPadOSということになろう。

テキストの選択などキーボード周りの細かい点もあるが、個人的な注目は外部デバイスを直接操作できるようになった点に尽きよう..と言いたいところだが、予想通り手持ちのサードパーティ製のLightningのUSBメモリやSDカードリーダーは全滅で、どうやら純正を買いなさいというApple様の啓示のようである。

どのみち3年落ちの手持ちのiPad Proは32GBしか容量がないので、これをPC代わりに使うつもりはなく、新たにiPad Proの512GB辺りを手に入れようとは考えている。Smart Keyboardも現行は日本語対応だしね。

まだまだiOS時代の名残や縛りが残っていて、PC代替えとしては使い勝手の面でイマイチではあるものの、iPadOSとして新たなスタートラインに立ったばかりなので、今後のブラッシュアップに期待したい。

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / CLASSIC CHROME

直接iPadOSとは関係なのだが、今日の今日までメモ(Appleの純正アプリ)のフォルダが階層構造にできることを知らなかったw

以前使っていたEvernoteが有料になったのを機に、仕方なく無料で使えるメモを使うようになったのだが、タグが付けられないなどは仕方ないにしても、フォルダ..Evernoteで言うところのノートブック..が階層化出来ないのが難点だなと勝手に思い込んでいたのだ。

てっきりiPadOSになってからの追加機能かと思いきや、以前から階層化は出来たというオチに知らなかったガーンとなって、朝からせっせとフォルダの階層化を行っている次第。いやはや..

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7月に見た時とほぼ同じ場所でヒダリマキマイマイに遭遇。時間帯もほぼ同じ早朝で、進行方向も同じ。

相変わらずのんびりと農道を横断しているが、夏場と違ってもうこの辺りは農作業をしていないので、運悪く農家のトラックに轢かれることもないだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ETERNA

この個体は殻の色が濃い感じ。標高の高い場所の個体は濃いと聞いた気がするが、実際のところはどうなんだろうか。

今日から増税だってぇねのに、新聞もテレビも何やら楽しげなイベントでも始まったかのような賑やかさなのは一体なんだろうね。

昨日までは夜中の0時前に如何にして駆け込み需要するのがお得かに血道を上げていたのに、今日は今日でどうやったら1円でも安く買い物ができるかに躍起になっているのを見ていると、またぞろ政府のプロパガンダの片棒でも担いでんじゃねぇのかと勘ぐりたくもなる。

そしてそういうどうでもいいようなニュースの傍らで、ソフトバンクが過去最高益でありながら法人税は1円も払っていないという事実に唖然とするばかり。

この国は金の使いみちを間違えているのは言うまでもないが、金を巻き上げる先も間違っているから困ったもんだ。

国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ!国民よ!ジーク・ジオン!

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / ETERNA

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

居並ぶ国民..いやキャベツかw

高原野菜にはもう厳しい10月なれど、ここ数日はまた季節外れに暑い。近づく台風の影響だとはわかっているが、せっかく秋らしくなりかけたのにねぇ..

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昨日は村の運動会で恒例の地区対抗の綱引きに参加したので、今日は筋肉痛&やや二日酔い..これは綱引きでなく慰労会の影響w..で動くのが億劫であった。

月末なんで銀行に行ったくらいで基本的に事務処理に勤しんだが、時々寝落ちしそうになっていたせいか、そのたびにExcelのセルに意味不明文字の羅列となっていた模様w

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME

夏の間はモヤモヤしていてなかなか姿を見せない谷川岳だが、これから冬将軍が到来するまでは比較的すっきり眺めることができる。

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好むと好まざるとにかかわらず、ヤツは必ずやって来る。そう必ず毎月やって来る。月末という名のアレはw

たまには月末をスルーして翌5日ぐらいから月初が始まらないものかと思わなくもないが、そうすると数ヶ月先に資金繰りで困ることになるwので、やはり月末は毎月来てもらわないとフリーランサーとしては困るか。

などと思いつつ、朝の崇高な時間帯に革靴の手入れなどして現実逃避を行うのである。

iPhone 6

昔はヒマに任せてその都度手入れしたり、山岳部だった長男に頼んでいた時期もあったが、近年はシーズンの変わり目である秋のこの時期に行うことが多い。

レッドウィングのアイリッシュセッター(中央)は会社員になったばかりの頃に安月給をはたいて買ったもので、かれこれ30数年苦楽を共にしている。シェラデザインズの60/40パーカと並んで、当時のアウトドア少年憧れの逸品というやつだ。

ソールは2回貼り替えており、今はビブラムのラグソールとしているが、もう1回そのタイミングが来るようなら最初のホワイトラバーに戻そうかと思っている。

右はダナーのマウンテンライトで、こちらももう20年選手だ。防水レザーとゴアテックスの組み合わせという軽登山靴の範疇で、主に低山専用としている。

左は同じくダナー製で、同社の名声を不動のものにしたと言っても良いその名もダナーライトだ。マウンテンライト同様にゴアテックスを使った世界初のワークブーツだが、マウンテンライトと違ってコーデュラナイロン製で軽量かつ蒸れにくく、雨の季節の街歩きにも重宝する。

実はダナーライトは2代目で、初代は20年以上前に購入したのだが、東アフリカとアラスカの旅で連続して数年の間に酷使してしまい、最後はアラスカのツンドラをバックカントリーで歩いてほぼ履き潰すことになってしまったのだ。

で、現在の2代目はそのアラスカからの帰路、アンカレジのREIで手に入れたものなのだが、当時は円高だったこともあって2万円切るくらいで買えた..国内では今は5万近くするようだ..と記憶している。

何れにせよ物持ちが良いとはよく言われるが、今は低山含め森歩きではほぼほぼ長靴..アキレスのワークマスター..が定番スタイルなので、昔ほど酷使していないというのは大きいかもね。

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