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セグロセキレイはどこでも観られるいわゆる普通種だが、世界的に見ると実は日本固有種という珍しい種である。

ただ、赤城高原の我が家の周辺では本種よりも世界的に広く分布するハクセキレイばかりで、セグロセキレイは下の段まで降りないと意外に見かけない。

子供の頃、ハクセキレイは夏の北海道で繁殖して県内では冬鳥というイメージだったが、今や東日本を中心に日本国内どこでも観られる普通種となっている。

ではそれによってセグロセキレイが減っているかと言えばそうでもなく、それなりに棲み分けしているという話である。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

昔、風蓮湖で英のバーダーに声掛けられ、明後日帰国するんだけどセグロセキレイはどこで観られる?と聞かれた。

国内ならどこでもと言おうと思ったが前日は羽田周辺にいるというので、なら多摩川なら確実と伝えて別れた。そして数日後に無事観られたと英からお礼のメールが届いてビックリしたことがある。

で、この話のオチはセグロセキレイを観たのは多摩川ではなく、羽田空港の展望デッキだったということ。

本種に限らず遠く日本までやって来る欧州バーダーは、極東固有種の記録にかなり執念を持ってやって来る印象がある。前述の風連でも羅臼でも、昔からオオワシ目当ての人によく遭ったので。

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ワークマン

2023/2/20

地元の企業だからということもあるが、野良着の類いはほぼワークマンプラスだ。撥水性・防水性が高くサイズが豊富で、一年で買い替えてもOKなコストパフォーマンスの高さは良き。

地元の山だと他の人と被る可能性が結構高いのがたまに傷だけどw

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

オッサンなんで着るものにブランドのこだわりはないが、 モンベルも昔からよく着ている。なので数年前に高崎に直営店ができたのは良かった。

昔アラスカにひと夏滞在していた際、当時の米では知られてなかったブランドで珍しがられ、mont-bell man(モンベル男)と呼ばれていたな。

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山に行く装備は場所と目的で調整することになる。

ちょっとした偵察行為だと普通の登山者とそう変わらないが、個体画像の記録メインだとどうしてもコリメート中心の装備になる。

iPhone 13 mini

記事タイトルと写真が一致していないが、雪がなければコリメート装備はこのくらい。

この日は車を置いた林道脇から標高差150m程度なので、さらに前側にもフィールドスコープセット他のバックパック背負って..正確には抱えてだけど..登坂。

機材の軽さは絶対正義。筋肉は裏切らないはずw

カテゴリ:写真・カメラ

一昨日・昨日と2日続けて放射冷却で氷点下8℃まで下がったが、そろそろ冷え込みもラストスパート。

とは言えここまで下がると赤城高原から見渡す峰々は山焼けとなり、ビーナスベルトとモルゲンロートのダブルで空も山も赤く染まることになる。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / ビーナスベルト

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / 谷川連峰

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / マナイタグラ

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 仙ノ倉山

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 朝日岳

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 苗場山

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 白砂山

ただこの日は日の出前からシジュウカラとホオジロがさえずっており、寒い中でも春の近さを感じさせる季節のたよりであった。

その昔、天狗様が抱卵に入る頃を見計らって毎年のように数週間ほど冬の道東に通っていた時期があった。

知床が世界自然遺産に登録されて以降はほとんど出掛けていないが、それでもオホーツクに流氷が流れ出すとそれなりに気になって、毎日に海氷情報を眺めている。

Canon EOS-1D MarkIII / EF70-200mm F2.8L IS USM / 網走より知床連山

Canon EOS-1D MarkIII / EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM / プユニ岬より

Canon EOS-1D MarkIII / EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM / オシンコシン崎より

Canon EOS-1D MarkIII / EF70-200mm F2.8L IS USM / 網走より海別岳

Canon EOS-1D MarkIII / EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM / オンネベツより藻琴山
Canon EOS-1D MarkIII / EF70-200mm F2.8L IS USM / 流氷原の落日

白い流氷原は内地に住む人には冬の景色だが、流氷が道東各地の海岸線に到達するのは春の知らせである。

高峰高原ホテルのガトーショコラとガトーショコラ味ある山。

iPhone 13 mini

チョコレートケーキはジジィにはちょっと重い。でも旨いけど。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

浅間は先週降ったこともあって群馬側から観ると白いけど、長野側はそこまでの積雪はない。単独峰で風が強いからかな。

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ひたすら尾根向こうの山並みを眺めている合間、時折眼下を見下ろしていて、谷の中に幾筋ものノウサギの足跡を見つけた。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ノウサギは谷の左岸側から降りてきて一度灌木に立ち寄ってから走って右岸側へ移動している。灌木では採餌した可能性もあるが一度身を隠したと思われる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

イヌワシの生息地で晴天下の日中にこの行動は命取りになるので、トレース自体は夜間のものだ。それ故に足跡も急いではいないのが分かる。

イヌワシはクマタカのように止まって餌を探すこともあるが、多くは飛翔を伴う探餌を行う。

写真のような谷地形の上を時間を空けて繰り返し旋回することで自身の姿を晒し、獲物が慌てて飛び出してくるのを狙う。

イヌワシがペアで狩りを行うのも他の猛禽類にはない特徴。

谷の上を通り過ぎる先行個体をやり過ごし、獲物が安心して姿を現したところへ時間差でやって来る背後の個体が襲いかかるという連携プレーを見せる。

iPhone 13 mini

日当たりの良いオープンな場所はノウサギの採餌適地でもあるが、危険も多い場所でもある。

去る2月8日、藤原のマサ先輩こと動物写真家の飯島正広氏が亡くなられた。

飯島氏は早くから野生動物の記録には映像が適している判断し、NHKの生きもの地球紀行などテレビ放送の分野を中心に活躍した方である。

栗林慧氏が代表を務めるNPS(ネイチャーフォトスタジオ)の設立メンバーとして写真表現の分野でも著書は多数。アジア動物探検記(福音館書店)などアジアを中心に、東アフリカ・極東ロシア・ブラジルやアルゼンチンなど南米で精力的に取材活動をして来られた。

また、とかく動物写真というと目立つ大型の生きものをやりたがるカメラマンが多い中、ネズミの仲間やリス、モグラなどの小動物を対象に、大学のその道の研究者たちと一緒に活動していた。

特に近年は日本産コウモリ全種の記録を目指して精力的に取材活動を続け、残すところあと数種まで来ていたのに残念なことである。

あまり自慢げに成果を語る人ではなかったが、日本人写真家で初めてアネハヅルのヒマラヤ越えやユキヒョウをカメラに収めたのもマサ先輩だった。

個人的にカメラなどデジタル機器とIT周りをサポートさせてもらっていたが、Macが起動しないとかスマホがつながらないとかのやり取りももう無いのかと思うと寂しい限りである。

同じ県内の月夜野町在住で2016年に亡くられた植物生態写真家の埴沙萠氏とは親兄弟かのような関係を築かれていたが、一足お先にと言っておられた埴先生と再会を果たし、今頃は埴先生のお相手で一杯やっているかも知れない。

飯島正広氏のご冥福をお祈りします。

Asia Nature Vision 旅立ちのお知らせ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME / 藤原のあるみなかみのシンボル谷川岳

海野先生も小諸日記で書かれているが、我々が若い頃に憧れた先達たちの訃報が増えてきた。病気や事故という不慮の場合もあるが、やはり年齢制限というか老いには従わざるを得ない。言ってしまえば順番というやつだ。

何より自分がそういう年齢になったという裏返しでもある。小生はまだ死ぬ予定は持ってないが、病気や事故の可能性はもちろんあるわけで、さてその時に自分の順番だと割り切れるものかどうか。

ま、死んだ後は無に帰すのでどうでも良いことと割り切っているつもりだけど、さてさて..

カテゴリ:写真家, |タグ:,

多くの花火大会は夏の暑い盛りに行われるものだが、おらが村が村の花火は真冬の厳冬期に打ち上げる。

話題性狙い?というのはもちろん否定はしないが、村の有志の手によるイベントであるため、夏の農繁期の開催が難しく、概ねヒマになる冬ならなという意味が大きい、という話。

でも確かに話題性はあるかな。

FUJIFILM X-H2S / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

ここ数年は村内で最も標高の高い広場で上げていたのだが、あいにくとその方向は隣家の防風林の陰になって今ひとつよく観えなかった。

それが今年から再び運動公園に会場が変わったため、仕事場の窓からよく観えるようになって、暖かい部屋の中でビール飲みながら鑑賞できるようになったのは良き。

子供が小さい頃は会場まで観に行ったこともあったが、ジジィに冬の夜の寒さは堪えるのでねw

カテゴリ:季節感|タグ:

標高が2400mを越える県境付近ともなるとかなり遠くまで遠望が効く。麓はどんより雲の下でも稜線まで上がれば雲海を従える峰々を望むことができる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 八ヶ岳

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 北アルプス

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 後立山連峰

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 御嶽山

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 富士山

こうしてみると富士山は目立つ。高さが頭抜けてあるのとやはり単独峰というのは大きい。