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セグロセキレイはどこでも観られるいわゆる普通種だが、世界的に見ると実は日本固有種という珍しい種である。

ただ、赤城高原の我が家の周辺では本種よりも世界的に広く分布するハクセキレイばかりで、セグロセキレイは下の段まで降りないと意外に見かけない。

子供の頃、ハクセキレイは夏の北海道で繁殖して県内では冬鳥というイメージだったが、今や東日本を中心に日本国内どこでも観られる普通種となっている。

ではそれによってセグロセキレイが減っているかと言えばそうでもなく、それなりに棲み分けしているという話である。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

昔、風蓮湖で英のバーダーに声掛けられ、明後日帰国するんだけどセグロセキレイはどこで観られる?と聞かれた。

国内ならどこでもと言おうと思ったが前日は羽田周辺にいるというので、なら多摩川なら確実と伝えて別れた。そして数日後に無事観られたと英からお礼のメールが届いてビックリしたことがある。

で、この話のオチはセグロセキレイを観たのは多摩川ではなく、羽田空港の展望デッキだったということ。

本種に限らず遠く日本までやって来る欧州バーダーは、極東固有種の記録にかなり執念を持ってやって来る印象がある。前述の風連でも羅臼でも、昔からオオワシ目当ての人によく遭ったので。

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