年別アーカイブ : 2023

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平地からはヒバリやウグイスの初鳴きが届いているが、小生が徘徊する山間地では、日の当たらない谷筋に入れば雪が残っているなどまだまだ冬が居座っている。

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県南で南向きの落広林を徘徊するとよくある光景。新雪ならぬ落ち葉ラッセルを強いられ、音を立てたくないがちょっと無理。

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谷筋の間道ではキツネの先客が。

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昨日一昨日と日本列島から冬が去ったのではないかと思えるほどの暖かさだった。日中とは言え17℃とかこの季節の気温とは思えない。

我が家のぬこ様もちぐらから溶け出して床に腹ばいになっていたほどで、さすがにまだ冬毛をまとうけものには早すぎる春の気配であったろう。

かくいう小生もフリースを脱いでいた時間帯があったぐらいで、やはり急激に気温が上下すると恒温動物は数値以上の感覚を感じるということなのだろう。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ホオジロ

ちょっと前までは暖かい日を選んでさえずっていたホオジロも、今週に入ってからは毎朝庭で一筆啓上と鳴くようになっている。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カシラダカ

近年その数を減らしていると言われているカシラダカも、20年以上続けて我家の庭で越冬しているが、この暖かさに触れて少しぐぜっていた。

例年だと3月下旬ぐらいまで滞在しているが、どうだろう今年はちょっと早くに渡去するかもしれない。

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富士山を見栄え良くきれいに撮る写真家はそれこそ掃いて捨てるほどいて、SNSにもよくそういった定番写真が流れてくる。

構図からしてほとんど同じ場所で撮っているのが分かるので、相当の人が三脚立てて待ち構えていると想像できる。

日本人の心象風景として富士山は重要なランドマークとなるので、それを撮りたいというカメラマン心理は理解できなくはないが、オリジナリティで差を付けるのは逆に難しいとも言えようか。

言葉は悪いが誰が撮っても同じになってしまうのが同じテーマの辛さでもある。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

関東の奥座敷たる上州群馬でも富士山が観える場所はある。それなりに標高の高い場所なら秩父山塊の向こうに頭一つ抜け出しているし、逆に東毛の平野部なら中腹から上が意外なほど観えている。

今の季節限定だが仕事で時々南関東に出向くことがあって、そのエリアからならバーンと富士山が見えるはずなのだが、あいにくこの日は南岸低気圧の雲がかかって山頂が観えず。

それこそ富士山カメラマンならレンズを向けることもしないだろうが、田舎者カメラマンの小生には富士山には違いはないので異端を自認の上で一応写真だけは撮った。

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鳥の飛翔というのはいきなりだとファインダーに捉えるのも至難の業だが、ある程度飛ぶことを予測できればあとは今どきのAIによる被写体認識とAF-Cの追随性能に任せればOK。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カワウ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ホシハジロ

これは先日の記事の続き。OM-1同様にX-H2SもVer.3.0にファームアップしてこの手のシーンは難なく切り取れるようになった。

何れ仔細な違いなれど、被写体の検出速度はOM-1のほうが早い印象だが、ピンを掴んでからの粘りはX-H2Sのほうに軍配が上がるかな。

今年は事前に言われていた通りスギ花粉の飛散量が多い。県南では小生程度の症状でも被膜でガードする系のスプレーで防御しておかないと、終日クシャミに悩まされることに。何しろやまびこの原理で山間でのクシャミは結構響くのである。

特に県南の天狗様観察ポイントは杉林の林縁付近が多いので、この季節の悩みのタネでもある。

と言いつつ早十数年経つのであるが、まあ世間で言うほどの酷い症状にまで進行してないのは助かっているのだが、アレルギーなのでこればかりはどう転ぶのか不透明である。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

杉林の林縁にあるシカ除け柵の付近でジョウビタキが出たり入ったりしていた。

ひと頃のカメラ各社のAI被写体認識によるAF性能には一喜一憂したが、個人的にはここまで追いかけてピンを合わせてくれれば御の字である。

特にOM-1は当初は安定しない場面が目立ったが、Ver.1.3になって以降は実に安心していられる。上の2枚の場面でも、ファインダーに導入後は常にジョウビタキの目を追尾し続け、ピンも追いかけ続けていた。

特に2枚目など、OM-1に限らず以前のカメラのAF-Cなら間違いなく手前の白い看板にピンを持っていかれていたはずだ。

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そろそろ周辺の積雪が無くなり始めており、動物たちの足跡という可視化された情報を追うのも難しくなってきている。

小生が引っ越すに当たり、生活に影響のない範囲で雪が積もることを条件で探して今の場所に住んでいるのも、そんなことが理由の一つだったりする。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / ノウサギ

FUJIFILM X-H2 / XF18mmF1.4 R LM WR / CLASSIC CHROME / ノウサギとキツネと人
FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME / シカ
FUJIFILM X-H2 / XF18mmF1.4 R LM WR / CLASSIC CHROME / キツネと俺

足跡が消えるそれはつまり春が近いことでもある。

窓越しエナガ

2023/2/25

先日伐採した玄関脇のクヌギは、枝が大きく張り出して仕事場の窓の視界を塞いでいたのだが、それが取り払われた結果、家を立てた頃の上越国境ビューイングを取り戻した。

上越国境方面は部屋を移動すれば観えてはいたのだが、やはり仕事場の窓から見渡せるのは爽快である。これならちゃんと窓をクリンビューしようかという気にもなるw

ただそのクヌギは鳥たちが姿を隠したり餌を探す..虫の卵など..場所だったので、それが窓辺で至近距離から観られなくなったのはちと残念。

まあ北側にも庭木はあるので目的はそちら方向で果たせるのではあるが..

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME / エナガ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME / エナガ

窓越しなのでペアガラスを挟んでいるが、それでもこの距離感だとレンズ性能にもよるがここまでクリアに写せる。

光線状態の関係で向こうから部屋の中はハッキリと見えてないと思われ、そうなると意外に近くまで寄ってくる。

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山飯は握り飯

2023/2/24

山でバーナーに火を点けて何やら調理している登山者をよく見掛ける。テント泊ならそういうこともありだが、日帰りでそこまで大仰にすることはない。

お湯を沸かすのに必要だという意見もあるが、今どきのテルモスは優秀なので、朝家を出る際に沸かしたお湯でも午後まで十分な熱さを保ってくれるので、カップラーメン食うぐらいならそれで十分である。

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登山を伴うアクティビティでは握り飯の一択である。海苔を消化できる日本人..西洋人の多くは海苔を消化する酵素を腸内に住まわせてない..で良かったと思う瞬間でもある。

ただこの季節は食う頃には冷たくなっているのも事実。そこで夏場はあまり食べないカップラーメンの登場となる。

尚、カップラーメンのスープは最後まで飲み干すべし。行動で失った塩分の補給に有効になるので、そこら辺に捨ててはもったいないぞ。

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クヌギ伐採

2023/2/23

駐車場脇の樹齢20年のクヌギを近所の樵に頼んで伐採してもらった。実生から成長したので勿体なかったが、根が張り出すと水道管に累が及ぶぞと以前から大工に脅されていたのでやむなく。

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クヌギは密度が高く火持ちが良いそうで、樵は良い薪になるとホクホクしながら持って返った。クヌギの余生は薪ストーブで人の生活を暖めて終わることに。

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うちの周辺にクヌギは見られないので、倅が小さい頃にどこかでドングリを拾ってきてそれを庭に捨てたのが実生となったと思われ。言うなら子供の手による人為的撹乱ってやつだね。

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切り株は直径約40cmほど。さて何を工作しようかな。

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SFの巨匠堕つ

2023/2/22

SF漫画界の巨匠であった松本零士氏が亡くなった。

我々の世代は永井豪と松本零士のSF漫画で育ったと言っても過言ではないくらい影響を受けた。永井豪はその後のロボットアニメの先鞭を付け、松本零士は宇宙物アニメの先駆者という立場になろうか。

松本零士の作品を論えば戦記物を中心にきりがないが、有名どころで言えば宇宙戦艦ヤマト・宇宙海賊キャプテンハーロック・銀河鉄道999が挙げられ、いずれも子供の頃に夢中になって観ていたものだ。

ロボットアニメだったのでよく永井豪作品と間違われるのに惑星ロボダンガードAがあるが、実はあれも松本零士作品の一つである。

現在のアニメの中でも特にSF系の潮流を築いたのが松本零士だったのは間違いなく、円谷英二と並んでハリウッドなど海外のSF映画作品の作家や監督も、同氏に強く影響を受けている。

何はともあれご冥福をお祈りしたい。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

先日も書いたが、自分より年配の先達が亡くなっていくのを見送るのは致し方ないことではあるものの、こう立て続けとなるブログが新聞のお悔やみ欄のようだ。

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