秋はいつ来る
台風13号に先駆けて前日に前線が通過した翌日、空気が入れ替わったように急激に気温が下がり、例年のこの時期並みに涼しくなった。
夜は夏掛けでは寒くて布団を出して寝たが、これでようやく秋らしくなるかと思いきや、台風13号の一過で再び太平洋高気圧が張り出してきて、再び夏日に逆戻り。
いやはや一体いつになったら秋めいた過ごしやすい気候になるのやら。
山の上はひっそりと秋の花の季節。
台風13号に先駆けて前日に前線が通過した翌日、空気が入れ替わったように急激に気温が下がり、例年のこの時期並みに涼しくなった。
夜は夏掛けでは寒くて布団を出して寝たが、これでようやく秋らしくなるかと思いきや、台風13号の一過で再び太平洋高気圧が張り出してきて、再び夏日に逆戻り。
いやはや一体いつになったら秋めいた過ごしやすい気候になるのやら。
山の上はひっそりと秋の花の季節。
風に乗ってどこからともなくオオルリの囀りが聞こえて来た。
まさかこんな時期にそれはないだろうと最初は気のせいかと思ったが、それでも声の方向の視界を探すと約80mほど先の伐開地の疎林にその声の主を発見。
どうやら若い個体がさえずりの練習をしている様子。全体の調子は親に負けず流麗だが、よく聞いているとオオルリ特有の最後のジェジェを忘れる時がある。
夏鳥の成鳥はもう移動を始めている時期だが、その年生まれの若い個体は少し遅れて南へと渡っていく。
この個体がこの土地の生まれなのかもっと北から移動してきたのかは不明だが、来年の繁殖時は日本三鳴鳥の名に恥じないような歌をしっかり歌えると良いね。
季節移動というとタカ渡りのように群れをなして飛んでいく..もちろん同じグループというわけではないが..ことを想像しがちだが、小鳥たちはひっそりと人知れず渡っていく。
この小さな体のどこにそんなエネルギーがあるのかなどと、ついぞ不思議に思ってしまう。
ヤナギランは葉が文字通り柳の葉に似ていることからその和名があるが、英名はファイヤーウィードである。
山地の山火事の跡地に真っ先に群落を形成することからその名前で付いており、昔アラスカを何度か訪れたことがあるが、その際にもハイウェイ沿いで見掛けた山火事現場に沢山のピンクの花が揺れていたのをよく覚えている。
山火事だけでなく雪崩などの崩落で裸地が現れると、やはり多種に先駆けて成長するいわゆるパイオニア種の位置付けとなる草本類だ。
ということで、高原で風に揺れているヤナギランを眺めていると、若い頃に出かけた極北の地を思い出すのである。
この夏の暑さに気力を削がれ行動制限も余儀なくされていたが、朝晩が半月遅れで涼しくなってきたので、週の始めに西の方へ山行など。
自宅を出る時の気温は日の出前で19℃だったが、8時頃の上信国境の標高約2000m付近ではで9℃。晴れてはいたが風が吹いていたため涼しいを通り越して寒い寒い。でも樹林帯に入った途端に蒸し暑さが襲ってくるという気温のジェットコースターに、久しぶりな山行だったこともあってなかなかバテた。
ちなみに午後に下山して帰路の高山村の電光掲示板で30℃、当日の最高気温は桐生の37℃だったそうな。
東を向けば浅間山、西を向けば北アルプスと久しぶりのピークからは相変わらず眺めよし。
Netflixの実写版ワンピースを観始めたが、日本語吹き替えの声優陣がアニメ版と同じキャストというのは正解。麦わらの一味は当然ながら、バギーはやっぱり千葉繁だよねw
悪魔の実というワンピ特有の設定はともかく、るろうに剣心やキングダムのように最近の漫画原作と同様に変にアニメに寄せた演出もなく、ハリウッドの特撮映画の感覚で観られるのは良い。
原作者の尾田栄一郎が関与して口出しもしているので、ハリウッド版ドラゴンボールのような違う世界観にはならずに済んでいる。
少なくても原作を知らずともパイレーツ・オブ・カリビアンのような海賊映画として楽しめる。
先月31日は満月だったが、一月に2回満月が回ってきて、尚且つ今年最接近して見かけ上最大となったスーパーブルームーンだった。
いつも言っていることだが、こうして月だけ切り取る限りどこで撮っても同じなのだが、寝しなに明るい満月を観てしまうとつい撮ってしまう。
暦の上では9月となり季節的には初秋という括りになるのだが、気候的にはまだまだ盛夏と言って良い暑さが続く。
太平洋高気圧が頑張りすぎているということになるのが、日本列島に接近する台風の動きで見て取れる。
それでも一年の日取りは決まっていることなので、秋が短いかそれとも秋も冬も短いか、何れどこかで帳尻を合わせてくるのは自然の摂理だ。
日中は30℃前後まで上がる日がまだあるものの、寝しなに窓を少し開け置くと明け方に寒さで目が覚めるので、高原の朝がようやくそれらしく落ち着いてきた感ある。