月別アーカイブ : 2019/11

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皆で拾い食い

2019/11/10

カケスの団体さんが農道上に降りて、競うように何かを拾って食べていた。確認しようと近づこうとすると、当然のように隣接する防風林に逃げんでしまう。

いつもならジェーと鳴きながら飛び去って戻ってくることはないのだが、この時は少し待っていると再び姿を見せるので、今度はだるまさんが転んだ方式で少しづつ距離を詰めつつ撮影した。

OLYMPUS OM-D E-M1X / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ISO3200
iPhone 11 Pro

彼らが拾い食いしていたのは風で落果したドングリだ。主には先月の台風前後に強く吹いたときのものだが、すでに時間が経過しているので、あらかたは他の生きものたちの胃袋に収まってしまっている。

それでも集団の目の力とばかり、路端に散乱している欠片や残渣、それに草場の陰から残りものを見つけては食べていたようだ。

カケスは単独行動が基本なので、群れているということはまだこれからどこかに移動する..カケスは標高の低いところへ季節移動する漂鳥だ..つもりと思われ、たまたまいい感じにドングリを見つけて立ち寄った、といったところだろう。

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虎屋の小豆

2019/11/9

昨今は空前の登山ブームで、そんな小洒落た山歩きの携行食はチョコレートやナッツ類が人気があるようだが、あんこ好きの我が家では昔から虎屋の羊羹と決まっている。

最近は小分けされた片手で食べられる製品も出ているので、山歩きのお供になかなか良い。

iPhone 11 Pro / 広角 (ポートレート)

虎屋は室町後期創業で実に500年の歴史を持つ国内でも有数の老舗であるが、そんな老舗羊羹の原料となるのが小豆で、実は群馬生産の70%近くをおらが村が占めているのは知る人ぞ知るだ。

ただ、豆類はシカの食害に遭う筆頭なので、電柵で周囲を囲んでもなかなか被害は防げない。

iPhone 11 Pro

電柵を上手く巡らしているHさんの畑(上の写真)は無事に収穫を迎えているが、何の手立ても打っていないSさんの畑(下の写真)はシカたちの食い放題の餌食であった。

まあ今は連中も食い気より色気の時期なので、今のうちに収穫してしまうのが得策とばかり、コンニャク掘りの合間に小豆の収穫も盛んである。

カテゴリ:鳥獣・環境問題|タグ:,

立冬

2019/11/8

ひたひたと北から冬将軍の足音が聞こえ始めているが、ここに来て不安定な天候がようやく落ち着き、しばらく遠望するには最適な空模様が続くようだ。

iPhone 11 Pro
FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / Velvia

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

Mavic Pro

午前中に某所へ打ち合わせ兼プレ納品で出張った後、途中の渓谷沿いで久しぶりにドローンを飛ばしつつ、フィールドへ回り道して遅い昼飯食いながらのんびり天狗詣など。

良い季節になってきたねぇ..

カテゴリ:季節感

G9 PROが大化け

2019/11/7

G9 PROのファームアップの情報が流れてきたが、どうしたパナソニック!ってぐらい驚きの内容である。

まずソニーに触発されてか、イヌ科ネコ科それに鳥に対する動物認識AF搭載というのが一般向けの飛び道具になる感じ。どの程度の認識力かはまだ不明..ワイルドライフでは期待してないけど..だが、時代の流れでAIによるディープラーニング技術が利用されるということだ。

で、驚きは動画撮影機能の向上である。GH5との差別化で従来は4:2:0 8bit止まりだったが、4:2:2 10bit(4K/30P時)でSDカードに記録できるようになるようだ。筐体の造りの関係で放熱だけはファームではどうしようもないので、連続記録時間に約30分の制限..GH5は無制限..はあるものの、本格的な長編映画でも撮るのでなければGH5と同等ということになる。

しかも別売DMW-SFU1が必要になるが、パナのV-Log Lにも対応するのでカラーグレーディングの実用度が大幅に向上することにもなる。

動画機のGH5・GH5Sに対し、G9 PROは写真機としてプロモーションしているが、今回のファーアップで動画機能は実質的にGH5と比肩し、それでいて写真撮影機能については凌駕することになるので、もはやGH5を使う必然が無くなったに等しいかな。

個人的に写真撮影の機能向上で気になっているのは、AF作動時に近景を優先するか遠景を優先するかを選択できるようになる点だ。コントラストAFのパナ機はどうしても背景にピンが抜けやすいので、これをFnボタンに割り当てられて任意に切り替えられるようになるのは良いかも。

このタイミングで安売り前線邁進中のG9 PROに機能を奢ってくる辺り、これで当面はG9 PROの後継機を出す気はない..それどころかGのこのシリーズはここで打ち止めかも..ことの現れのように思えるし、とにかく現在の市場価格からすれば出血大サービスといった感じだ。

パナでもフジでも、釣った魚に餌ではないが、市場にリリースされている製品の性能向上に力を入れてくれるのはありがたいことである。つくづくエレキカメラはソフトウェアの力が大事だと実感するね。

OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

今朝は近所の防風林でシメとアトリの小群を確認。

アトリのほうは30羽程度で、シメも10羽くらいいたかも。単独行動のシメが群れるのは渡りの時だけなので、今日見かけた連中はまだ南下するのかもしれない。

カテゴリ:写真・カメラ

今朝は昨日よりさらに気温が下がって0.5℃で、庭や周辺の畑は霜で一面白くなった。

だからというわけではないが、まずはD5だけスタッドレスタイヤに換装を完了。時期的に早朝の峠道は凍結を注意する必要があるというのもあるが、今年は冬タイヤの買い替え年に当たり、増税後ということもあって11月中だとタイヤが安いというのが一番の理由である。

ということで、昨冬から夏中履きっぱなしで山が減ってしまって雨の日などはかなりヤバい感じであったが、これでしばらくは安心である。

ちなみに、いつも型落ちモデルを買うのでメーカーはその時に在庫のあるブランドとなるが、この10年はトーヨー、ヨコハマ、ダンロップと来て、今回は久しぶりにブリジストンだった。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

前橋へ下る前に某所の林道の様子見がてら回り道。この森にもツグミが多数渡ってきていた。

朝は寒くて震えるほどだったが、日中はシャツ一枚で過ごせるまで気温が上がった。実際は20℃にも届かなかったはずだが、気温差が暑さを助長するのだろう。

カテゴリ:季節感

冬型に乗って

2019/11/5

今朝は冬型の気圧配置となった影響で、日の出前で2℃まで下がって今シーズン一番の冷え込みに。少し風があったので霜は降りなかったが、手袋なしでは厳しい寒さだった。

そしてようやく上越国境は冠雪したらしい。したらしいというのは、朝のうちは稜線部が雲の中で様子が分からず、午後になって若干見通せるようになったら解けてしまったようで、すでに白くなかったという状況。

まあ、上州武尊山の川場谷の上部が白かったので、谷川に積雪があったのは間違いないだろうけどね。

OLYMPUS OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

OLYMPUS OM-D E-M1X / LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.

今朝の寒気団に乗って南下してきたわけでもないだろうが、ツグミの団体さん御一行様が赤城高原に到着した。

単独ではすでに先月末に初認していたが、防風林のそこかしこでキョキョっと鳴きながら佇む姿は、秋を通り越して冬の到来予感させる。

カテゴリ:季節感, |タグ:

先月の台風19号の翌日辺りから、SNS上で妙に八ッ場ダムを称賛する投稿が目についた。妙だと思っていたら某党の老害幹事長が御用聞きマスゴミを多数引き連れ急遽視察に訪れ、なるほどそういう話かと腑に落ちた。

八ッ場ダムは吾妻川中流域に建設されている利根川水系では一番新しいダムであるが、地元住民..特には湖底に沈む川原湯温泉住民だ..からの猛反対を受け、50年近くその建設是非が問われきた経緯がある。

尚、記憶に新しいのは2008年に民主党が政権与党になった時に明確に事業中止を打ち出し、その後にすぐに撤回・復活したことだろう。

当初の計画ではカスリーン台風級の被害を防ぐべく治水としていたが、治水など洪水対策は下流域の堤防強化のほうが理にかなっているため、計画途中で利水..下流で飲料や農業用紙など水資源として利用する..に変更している事実があり、いかにも「造ること」を目的としているとしか思えない、無駄な公共事業の代表格としてセンセーショナルに扱われることが多かった。

今回注目を浴びたのは、たまたま試験湛水中だったために通常より多くの貯水ができたことで、本来下流に流れるべき水量を受け止めてくれたという事実誤認によるものだ。

何が事実誤認かと言えば、もしダムが本稼働していれば実際に貯水できた量は多くてもせいぜい30%程度..利水の場合ダムが空であることのほうが大問題だから..に留まり、むしろ満水後にいつ放流すべきかという、逆に下流域にとっては切羽詰まった問題を引き起こしていた可能性が高いのである。

それをさも「八ッ場ダムを造ったことが良かった」といったミスリードで、恣意的・意図的にSNSで拡散しようとしていたのは火を見るより明らかである。何しろそれを裏付けるかのように、拡散されたメッセージは右に倣うかのように「八ツ橋ダム」と書かれていたのだから。

最大譲って仮に八ッ場ダムが下流の水害を未然に防ぐことができたとしても、そもそもダム云々以前より、故郷を湖底に沈められて移住を余儀なくされた川原湯温泉の人々に対して敬意を払うべきである。決して傲った政治家風情の手柄でもなんでも無いこと間違いないのだ。

iPhone 11 Pro

台風一過の後は満水だったようだが、さすがに一ヶ月近く経っているので水位は下がっている。

実は八ッ場ダムは見ての通りまだ建設途上であり、あちこち工事中の状態だ。今回期せずして満水を試験することになったわけだが、実は関係者は内心気が気でなかったという話である。

iPhone 11 Pro

多くを書くことは憚られるが、我々も少々関係している場所であるため、彼の地で楽しそうに記念写真を撮ってはしゃぐ観光客を見るにつけ、何とも複雑な気持ちになる。

今回のことで気がかりなのは、環境破壊と税金の無駄遣いの象徴として公共事業の尖兵から外されたダム事業を、何故今頃になって称賛するよう世論を仕向けているか..民主党政権を貶めるという安っぽい目的もあるだろうが..という点だ。

台風や豪雨から下流域を守ることを錦の御旗として、またぞろ奥山でダム開発事業でもおっぱじめようと目論んでいるのではないか?と勘ぐりたくなるのは考えすぎか。

いやいや、あながち的外れでもないかなと思わせる雰囲気が、現政権には異様に漂っているぞ。増税して景気が悪くなれば、景気対策として公共事業に依存するよう政策を掲げるのは、洋の東西を問わずを昔から頭の悪い為政者の性なのだからね

初霜

2019/11/3

近所の耕作地は先週辺りから徐々にシーズン終了に入りつつあり、今はこんにゃく芋の収穫が最盛期である。

かくいう我が家の畑も来シーズンに向けて玉ねぎを植え付け、肥料をすき込んでうなる前に残りものを収穫してシーズン終了となる。

ジャガイモがまだ少々残っていたのと、土手際で野良カボチャと野良バターナッツを発見。カボチャは以前植えたものがその後に勝手に自生しているので、それ故に「野良」なのであるw

iPhone 11 Pro

書き忘れていたが、昨日の朝は今シーズンの初霜であった。

霜と言っても写真程度なので知れたものだが、季節の知らせなので来るべきものがその然るべき順番で届かないとちょっと落ち着かないものだ。

ちなみに初霜は早い年は10月中旬くらいの時もあるが、今頃ならまあ平年並みと言っていいだろう。

カテゴリ:季節感|タグ:

不思議な話だ

2019/11/2

どうでも良いって言えばどうでも良い話だが、まだ発売前のカメラが賞を取るって何なんだろうね。

大元の賞自体の権威もよく知らないから大したことではないのかもしれないが、総合金賞って多分一等賞ってことだよね。

まだ世の中の誰もが触ってない..大人の発言w..のに、何がどう良いのかまったくもって不明。年末になると騒がれる日本アカ◯ミー賞とか日本◯コード大賞ってやつと同じで、メーカーが金出して買ってるのではないだろうか?、などと当たらずとも遠からずなゲスの勘ぐりをしたくなる。

ま、そういうお冠でもないと売れないという危機感があるのだろうが、もしそうだとしたらそれって商品企画がそもそも間違っているということに他ならず、メーカーがユーザーのほうを向いてないということの証でもある。

当たり前だが、市場が欲してないものはどんなに優れていても..件のカメラが優れているとは言ってないw..ヒットすることはないぞ。

iPhone 11 Pro / 超広角

庭のカツラの紅葉が進んで、家の周囲にその特徴的な甘い良い香りが漂っている。

キャラメルのようなこの甘い香りは、匂いの成分自体がキャラメルと同じ物質(マルトール)らしいので、ようなではなくそのものということになる。

ジョウビタキのヒッヒッという鳴き声共々、我が家の庭の秋を象徴する季節の指標だ。

iPhone 11 Pro / 望遠(ポートレート)

隣のブナも少しづつ紅葉し始めている。

最近いろいろ試しているiPhone 11 Proのポートレートモードで写してみたが、このケースはまあまあ上手くいったかな。

このポートレートモードはどうも得手不得手があるようなので、また後日その結果は報告したい。

師走の足音

2019/11/1

ニュースで渋谷のハロウィン騒動を報じていたが、今年もとうとう師走の足音が聞こえ始めた。

歳を取ると時間が経つのが早いというのはまさにその通りで、秋が遅いとはこぼしつつも、一年を通しで見れば足早に季節が通り過ぎていく感は否めない。

で、日常に師走感が出始めると必然的に業務上は年度内..業界で言うところの来年3月末だ..の話に及び始めるので、さらに混沌としてくるのである。

末という文字が単語の語尾に付くようになると諸事が雑事となる可能性が高く、それはおっつけ押し込みというフリーランス稼業の宿命ともなりかねないので、スケジュール感だけは年末に浮かれて無くさないようにしないとねw

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF10-24mm F4 R OIS / Velvia

遅かった北部フィールドの紅葉も標高の高い森ではすでに葉が落ち始めている。

写真は谷筋の林道沿いを歩いたときのものだが、この流域はこの秋の台風被害をあまり受けておらず、良い感じで色づいていた。

カテゴリ:季節感