月別アーカイブ : 2018/12

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キジ鳴き

2018/12/21

ここ数日、キジのおとっつぁんがよく鳴いている。ケーン、ケーンという例の繁殖期の鳴き声ではなく、カハンともキャハンとも聞こえる甲高いかすれ声である。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

パッと見、周囲に別の雄や雌たちがいるようには見えず、ドラミングもしないので繁殖行動に準ずるものではないのだろうが、この時期のこの騒ぎは何なんだろうか。

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高崎からの帰路、想定していた時間よりかなり早く打ち合わせが終わったので、少し遠回りして戻ることにした。

特に某所ではわざわざ幹線道路から外れて山際を山ひだに沿ってのんびり走りつつ、何年か前の秋に天狗様の若鳥を見掛けた谷筋では特にゆっくり走る。

二度あることは三度ない世界なのでw、二匹の目ドジョウ狙いが当たることもそうそう都合よくないのだが、悲しい性というかこういう行動は習慣のようなものである。

FUJIFILM X-T2 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

件の谷ではないが、やや標高が上がって谷側を見下ろし気味になる辺りで、正面から不意にクマタカが低空で現れた。

ちょうど車がカーブに差し掛かって運転席側がクマタカに向いたので、道脇の空き地に車を寄せて停車、助手席の床..シートの上だと急ブレーキで転がって落とすことがあるので床のバッグの上が定位置..に転がしておいた、ほぼ通年積みっぱなしのX-T2とXF100-400を窓から乗り出して振り上げ、数回旋回中のところを何枚か撮影。

車から降りた時は尾根筋で旋回し始めてすぐに見え隠れとなり、結局戻っては来なかった。鳴きながら慌てて飛び出してきた感じだったので、何かを排斥する行動だったと思われる。

道脇か隣接する杉林の上にでも留まっていたようだが、この道は日中はそこそこの往来がある通りなので、こんなところで何してたのか気になるところだ。

iPhone 6

クマタカと言えば、先日急遽呼ばれた某社の忘年会に..泊まりだったが近所の温泉だったので朝帰りで..参加したおり、誰かが差し入れてくれたその名も「角鷹」という銘柄のウイスキーを痛飲したばかり。

角鷹はクマタカの和名表記..熊鷹とも書く..で、冠羽を角のように立てることからこの漢字が当てられているが、まさにその名前を冠した商品ということになる。

芋焼酎もこよなく愛すが、ウイスキー好きの拙者には答えられない逸品。が、一体どこがどう角鷹なのかは酔っ払っていてまったく覚えていないw まあ翌日二日酔いにもならなかったので、旨い酒だったということだろうか。

後で調べてみると、製造元は山梨の南アルプスワインアンドビバレッジ社らしいが、今探すと「蜂角鷹(たぶんハチクマと読む?)」しかヒットしないので、すでに原酒が終わってしまっているのかも知れない。

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霞み漂う赤城高原と言いたいところだが、これは霞ではなく野焼きの煙。おらが村は野焼き禁止なのにと思ったが、どうやら場所は隣村..正確には市だけど..のようである。

うちの村にも未だに芋がらなどを燃やしている農家がいるが、ここまで真っ昼間に盛大なのは最近は見掛けない。恐らく前述の芋がらか木っ端の類で煙が白いからまだ良いほうだが、これがうっかり廃棄物系のプラゴミだったりすると、こうやって遠くから見掛けた人に通報されて、沼田から消防車が出動する騒ぎになって面倒だ。

とは言え、野焼きは以前はコンニャクの収穫が終わるこの時期の風物詩だったのは間違いないけどね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

ちなみに写真はトリミングしたのではなく、撮影時に16:9で撮ったもの。というか、直前に4Kで動画撮影をしていてアスペクト比を戻し忘れただけだったりするw

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今月3度目となる上京。すべてクライアントが異なるので致し方ないが、近年この時期に立て続けは珍しい。

上京するとそれで一日が終わってしまうので、溜まっている仕事が目白押しな現状では正直厳しいのだが、この時期に納品を済ませておかないと、年明けはさらに忙しくなってしまうのでね。

それにしても、前回の丸の内イルミネーションもそうだが、この時期の都内はどこ行っても夜景が美しい。バブル時代も夜は相当賑やかだったが、華やかさという点では現在のほうが上だろう。

iPhone 6

忙しいとか言いながら、時間調整で手近な写真展や量販店、カメラメーカーのサービス拠点などを覗いて回るのは定番だ。

たまたま立ち寄ったFUJIFILM Imaging Plazaには、噂の1億画素の中版カメラ、GFX100M..コンセプトモデルのモックアップ?..が展示してあった。

ちょうど展示ケースで蓋をする前だったので、遠慮なくマジマジと眺めてきたが、大きさ的には1DX辺りとほぼ同じ。ただ、ミラーレスであるためボディの厚みは圧倒的にGFXのほうが薄く、重量もこちらのほうが軽いらしい。ボディ内手ぶれ補正を積んでいるにもかかわらず、現行機のGFX50Sと比べても薄いのには驚かされる。

想定する市場価格はUSDで10,000前後ということだから、同クラスの中版センサー機に比べれば破格ということになるのだろうが、宝くじでも当たらないとなかなかw

フジのAPS-C機をメインで使っているので、マウントを追加するならフルサイズではなく中版センサー機に手を出したいところだが、うちの仕事ではこの画素数はまったく必要ないので、実際に導入するというイメージは湧かない。慎重に考えてもGFX50R辺りが想定内かなぁ。

まあ新たなマウント追加に関する計画は、すべてパナのLUMIX Sの実機を見てからだね。

カイト凧

2018/12/17

果樹園などでよく見かける鳥追い用の凧。正式名は何というのかよく判らないが、カイト凧という商品名が多いかな。

カイトというぐらいだからモデルはトビのようだが、絵柄は何パターンかあるようで、オオタカやフクロウっぽいのを見たこともある。

当然だがこれで追い払えるのはカラスや小鳥だけで、地を行くものは対象外だ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

風が強いと結構ダイナミックに動いて、動体撮影の練習に良いかも。

大した値段ではないので、うちの庭にも飛ばそうかと思ったが、そうすると小鳥たちがやって来なくなりそうで止めた経緯ありw

冷え込む

2018/12/16

寒さに勢いがないとか書いた途端、今朝は氷点下9度まで一気に冷え込んで、あらゆるものが凍りついた。

朝早くに出かける用事があったが、車のフロントウィンドウがガチガチに凍っていて、暖気して溶かしているうちに遅刻してしまった。いやはや油断大敵だね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

冬の夕焼けは心にしみる。

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昨日からチラチラ降っていた雪が積もって、家の周囲は一面白く覆われたが、午後には日なたの分は解けてしまった。

まだちょっと寒さに勢いがないので、年内に積雪が定着するまでには至らないかもしれない。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

庭の雑草たちもまだ一部青々していて、ロゼッタ状態になっていない。

カテゴリ:季節感

小雪舞う一日

2018/12/14

今日は朝から終日小雪の舞う一日。ちょうどうちの辺りを境に北側が雪、南側が晴れという冬の赤城高原の天気模様であった。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

もちろん上越国境は雪雲の中なので見えていない。写真は先週のものだが、一時は黒々と地肌が露出してた谷川も、ここ数日の雪でまた白く化粧されていることだろう。

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カラスのねぐらは特に固定的に決っているわけではなく、その時々の連中の気分やその年の周囲の状況によって、場所はあちこち移動していく。

この秋は近くの谷に集まっているようで、朝に夕に家の上空を賑やかに行ったり来たりしていく様が見られる。数も日に日に増えて、近頃は200〜300羽はいるのではないだろうか。

朝に出かける時は三々五々バラバラと散っていく感じだが、午後早くには畑脇の電線にズラッと並んで、風乗りなどして遊んでいる姿を何ヶ所かで見かける。

そして日が暮れる頃に各グループが徐々に集まりだして、ねぐらへと帰っていくのである。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

日々飛行コースが安定しないので、何回かチャレンジしてようやく夕焼け空に飛び交うさまが撮れた。

望遠ズームのワイド側いっぱいに引いて撮っているが、実際はこの10倍以上が同時に飛んでいる。それも毎日ね。

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北海道のシマエナガが人気のようで、可愛いイヌネコ写真と同じ扱いで、本屋の写真集コーナーに似たような本がわんさと並んでいる。

本州のエナガとは目の上に黒い縞があるかないかの違いなのだが、そのチヤホヤされ具合に雲泥の差があるのは釈然としないぞ。でも、シマエナガなんて斜め後ろから見たらざんばら髪の落ち武者みたいだ、って言ったら怒られそうで怖いw

ちなみに縞があるほうが普通のエナガ、縞がないほうがシマエナガというのは知らな人には妙な話だろうが、シマエナガのシマは縞ではなく島を指す。そしてこの場合の島とは北海道のことであり、シマフクロウのシマも同じ意味である。

よく勘違いされる種に、国内ではシマエナガ同様に北海道にのみ生息するシマリスがいるが、シマリスは漢字で縞栗鼠と書き、文字通り背中に縞があることからそう呼ばれる。

知ってしまえば何ということもないが、生きものの名前の由来は奥が深いのである。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ということで、我が家にやって来るエナガたちは、世間のシマエナガブームなど知る由もなく、今日もせっせと重力を無視しながら虫の卵探しである。

多いときには群れをなして日に数度やって来る。最初は5〜6羽だったのが、最近は20羽近い群れに膨れ上がっている。

シジュウカラとヤマガラもコゲラなど引き連れ混群でやって来るが、エナガはほぼ単独で群れを形成しているのが興味深い。どちらも探しているものは一緒なのにね。

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