月別アーカイブ : 2016/08

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連日、五輪の話題に日本中が悲喜こもごもである。多少なりとも武道の心得があるので、個人的には柔道が気になるところだが、今回は金含めメダルラッシュで嬉しい限りだ。

できれば剣道を競技種目に加えて欲しいのだが、相撲同様に世界的にはややマイナーな扱いで、次回の東京五輪でも採用ならずであったのは残念。

ところで、いつも思うことなのだが、個人戦にしろ団体戦にしろ、相対して戦う競技と記録を競う競技の扱いが一緒というところに、どこか違和感を感じるのである。

記録を競う競技の場合、早い遅いとか多い少ないとか、明確な数字による上からの順番なのでその順位付けは至極判りやすく順当である。それでも6位まで入賞みたいな扱いにするのであれば、6位まで何色かのメダルを配ればと思わなくもない。

が、対戦式の競技の場合、極端な話、銀メダルは最終的に負けた結果貰えるメダルだが、銅メダルは最後は勝って手にするメダルであるため、単純に上から3番目的な扱いではないように見えてしまう。

それが特に日本の柔道の場合、金メダル取れなくてすいません、銅メダルで申し訳ないみたいな話にはなっているのが、見ていて不憫でならないのである。まあ、実際は本人たちも金が欲しいのはそうであるとは思うけどね。

いっそ、入賞者全員にメダルが渡らないのであれば、トップ、つまり金メダル以は無しっていうのはどうだろうか。

20160811

トウモコロシ、いやトウモロコシが今年はあちこちで順調。豊作と言っても良く、そのせいでいまだクマの出没騒動が収まる気配がない。

今のところ捕獲檻にかかった話は聞かないが、このペースだと秋までには何頭か殺られる可能性は高いかな。

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夜烏

2016/8/8

この季節、夜に窓を開け放って仕事をしていると、家の上空を「クワッ」とか「グワッ」とかそんな声を発しながら通過していく奴がいる。

声の主は夜行性のゴイサギ。日中はねぐらにしている池の畔で休んでいて、日が暮れると採餌のために三々五々、餌場としている河川・湖沼に移動しているのである。

白目に当たる部分が赤いため、よく徹夜明けだからとウケ狙いで説明することがあるが、日中でも普通に行動するので、ヨタカやフクロウの仲間のアオバズクのように完全な夜行性というわけでもないようだ。

前述のように闇夜に紛れて飛んでいる割にはよく鳴いているので、「夜烏」と呼ばれることもある。

20160808

ゴイサギと入れ替わるように、同じく家の上空を飛んで行くのはアオサギ。こいつらも「クワッ」とか「グワッ」と言いながら飛んでいるが、ゴイサギほどは鳴かない。

夜間に飛んでいるゴイサギを撮るのは至難の業だが、日の出前とはいえこの程度の明るさなら、m4/3の体たらくな高感度性能でも証拠写真程度なら何とか撮れる。

立秋

2016/8/7

8月の声聞けば、それはすぐ立秋の到来ということ。

が、秋の一字があるとは言えそれは暦の上でのことであり、この暑さの中よもや今日から秋などという能天気な輩もいないだろう。

エアコンなどという文明の利器は我が家にはなく、まだしばらくは厳しい暑さが身に堪えるが、まあそれもお盆過ぎくらいまでの話なので、我慢我慢。

エアコンといえば、下界に降りてクライアントと打ち合わせともなれば涼しい会議室でホッとすると言いたいところだが、すっかりエアコンのない生活に慣れてしまったため、長時間エアコンの風にあたっていると肩がこって仕方がない。

さながら世のOLのようだが、人生とうに余命半分を過ぎた身、近年はとみに五十肩が酷くてかなわんのよ。とうことで、毎朝のストレッチは欠かせない今日この頃である。

20160807

新月から4日経っているので、厳密には三日月ではない上弦の月が妖艶に輝く。

暑さ厳しい下界に比べ、気も早く秋の虫たちの声響く高原の夜は涼しい。

カテゴリ:季節感, 気象・天体|タグ:

ビデオ撮影も最近はiPhoneまたはiPadで撮ることが多くなり、すっかりビデオ専用のカムコーダーは防湿庫に埋もれたままだ。ちょっと凝ったものであれば、ミラーレス一眼で十分なクオリティを提供できるので、機材装備は至ってミニマムである。

以前なら、必要もない?のに物々しい装備とスタッフで撮影に挑んだ..そうすることで見積価格を上乗せできるという業界都市伝説があるのは否定しない..ものだが、Web公開前提で低予算且つ短納期である限り、クライアントも納得のことであり、何よりすべてスマホで撮影、みたいなキャッチが話題性になるという判断もある。

実際、iPhoneが便利なのはその大きさである。専用カムコーダーは肩や顔の前で構えないと撮影できないが、iPhoneなら狭い隙間でも片手で保持して撮影出来てしまうのである。自撮り棒ならぬロッドの先端に装着すれば、ミニクレーンなど用いずともハイアングルから労せず撮れる。6sならそれが4Kで撮れるのだから大したものだ。

そんなスマホでの撮影をさらに便利にアップグレードしてくれる撮影冶具が、edelkroneから発表された。自撮り用と言えばそうあるが、撮るのは自分自身ではなく手元または目の前というところか。ま、どんなものかはプロモを観れば一目瞭然。

edelkroneの製品は、まだ日本で知られていない頃に海外サイトで見つけ、いつくか通販で手に入れて実際に今でも使っている。作り込みも精度高く、それでいて米辺りのメーカーに比べてコストパフォーマンスが良いのがお気に入りである。

今回のPOVIEもそうだが、常にお、これは!と思わせるものが多く、近年注目のアクセサリメーカーの一つである。

SNS流行りの昨今、POVIEはすぐに市場に受け入れられるのは間違いない。仕事でもワンマンでロケをこなす人には色々使い道があると思う。まあすぐに中華圏からパクリが出くるだろうけどね(苦笑)。

20160805

今日は午後遅くに猛烈な夕立があった。晴れていたのでまったく無警戒であったが、スマホのゲリラ豪雨アラートが鳴った途端に一気呵成に降り出し、辺り一帯は真っ白に。でも付近は陽が射しているため明るいので、これは何だ白日夢か?的な雰囲気であった。

かなり勢い強く庭木を叩いてくれたため、ヤマボウシの実も結構落ちてしまったようだ。

サクラサク

2016/8/3

と言っても何もめでたい事があったわけではなく、文字通りサクラが咲いていたのである。

本来ならサクラ(写真はソメイヨシノ)が咲くのは春なのだが、時々このように季節外れに花を付けることがある。ただそれも秋に咲くことが多く、夏場は珍しいことではあるが。

植物が季節外れに花を咲かせることを狂い咲き..気象用語では不時現象だ..と言うが、サクラの場合は先祖返りとも言うらしい。

日本のサクラの原種はネパールだと言われているが、ネパールでは秋に花が咲くので、気温が高い日が続くと昔を思い出すのではないか?ということらしいが、まあ定かではない。

季節を外れて花を付ける理由として、台風などで葉が落ちてしまうことが主な原因と言われている。アメリカシロヒトリなどいわゆる害虫による食害もまた然りだ。

葉がすべて無くなってしまい、尚且つ暖かい日が続くと、擬似的に春が来たと勘違いしてしまうというのがその理屈で、花が早くに咲いたり、紅葉が遅いとかそういったことも含め、本来のサイクルで成長できずにリズムが狂ってしまうのだろう。

20160803

この時期に花が付くと、来春この枝先には花が見られないことになる。

写真で判ると思うが、実はこの木、特に葉が落ちてしまっているとかそういったことはないので、前段の説明の裏が取れてなかったりするから困る(苦笑)。

20160803b

昨日の大雨でヘイズも洗い流され、今日は久々に上越国境の主稜線が拝めた。

カテゴリ:季節感, 花・植物|タグ:,

梅雨明けした途端、ジメジメムシムシした日が続いている。赤城高原は利根川と片品川の合流部..日本最大の河岸段丘地形で有名..と隣接するため、湿度が高い時は朝から濃霧に巻かれて家の外は視界ゼロである。

雨も結構降っており、ここに来てようやく利根川や片品川上流部にまとまって降っているため、水瓶の貯水率もかなり良くってきている。

今日現在では矢木沢ダムで約40%、片品川流域の薗原ダムに至っては100%と満水で、これで何とか水不足の問題は解消されるだろう。

20160802

我が村のクマ出没状況はハッキリしていて、もろこし畑の分布にかなりの部分で影響されている。特にうちの地区では昨年まで蒟蒻畑だったところが、連作障害を避けるために今年はもろこし畑になっているところが多く、それ故クマの出没が多いようだ。

それでも、先月はやたらと防災無線でクマ目撃情報が流れていたのが、ここに来てやや小康状態ではある。で、そのかわりと言っては何だが、イノシシ親子の目撃情報が増えており、今日もガスの中からスタスタとうり坊が現れて、犬ともどもびっくりした次第。

とにかく周辺20mも見えないので、頼りは駄犬の鼻だけ。子供がいれば間違いなく親がいるのは当然であり、突然突っ込んでくるイノシシはクマより厄介な存在なのである。

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メタリックな金属光沢ボディに、下腹を擦るほどのローポジション。その動きは極めてトリッキー且つランナバウト、などと書くとまるでどこぞのヨーロピアンカーのようだが、ニホントカゲは日本産の固有種である。

実は関東の我々に馴染み深いのはカナヘビのほうで、子供の頃にトカゲと言えばカナヘビのことを言っていた。なので最初にこのニホントカゲを見た時、子供ながらに新種ではないかとドキドキしたものである(苦笑)。

危険が迫ると尻尾を切って逃げるという例の技は、ニホントカゲもカナヘビもどちらも得意としている。初代ウルトラマンに古代怪獣ゴモラという恐竜をイメージした怪獣が出てきたが、ゴモラが大阪城を壊して逃げる際、やはり尻尾を切って逃げるシーンがあった。

もしかして恐竜も尻尾を切って逃げるのではないか?などと夢想したのも今は昔の話である。

20160801

写真の個体は幼体で、尻尾のブルーメタリックが美しい。

同じ金属光沢でも、成体は全体的に赤っぽい金色の見た目となるため、知らない人には別種のように見えるだろう。

カテゴリ:小動物|タグ: