カテゴリ : 季節感

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雁行

2023/10/7

西高東低の冬型の気圧配置の影響で、初冠雪の富士山を始め北アルプスなど高標高の稜線部から軒並み積雪の報告が届いている。なんだか秋を短縮して一気に冬の足音が聞こえ始めた感じだ。

サシバやハチクマなど多くのタカが南へと渡去し、小鳥たちもぞくぞくと列島を南下しているが、こうして北風が強く吹き始めると入れ違いに冬鳥たちの姿も増えてくる。

所要でしばらく北東北へ出掛けていたが、現地ではあちこちでマヒワの小群が目に付き、シメも数羽確認している。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

カハンカハンと北方向の空から声が降ってきて、見上げると高空をマガンの編隊が文字通り鈎になり竿になりで南へと飛んでいくのが目についた。

どこから飛び立ってきたのかは不明だが、雁行は連日お昼少し前に始まって午後遅くまで続き、合計すると軽く1000羽は超えていたのではないかな。

四半世紀ぐらいまえになるが、当時好んで伊豆沼周辺に通っていた時期があったので、カハンカハンと鳴きながら往く雁行にはどこか哀愁を感じるものがある。

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小さな秋

2023/9/21

ようやくというか一ヶ月近く遅れで秋っぽい陽気になりそうな予報が出たが、それでもやはり一気に秋に移行とはならず、さらにこの冬も暖冬傾向という話である。

地球温暖化と言われて久しく、日本列島自慢の四季も春と秋が短くなり、暑い夏と冬の勢力が幅を利かす気候へと変わっていくのかと思うと至極残念なことである。

やはり冬の後の春の到来と、冬へ向かう秋の存在は日本人の季節感としては欠かせないものだ。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA / ナナカマド

次のバージョンアップ用に改修中のNレコのフィードテストで裏山へ。週明けなので人はいないと勝手に思っていたが、大沼周辺の結構な賑わいを見て三連休であったことを思い出す。

そんな黒檜山の稜線部で小さな秋を見つけた。

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G9II

2023/9/16

噂のあったLUMIXのG9PROの後継機が発表された。

前モデルを使っていたので新型は仕様次第で即手に入れるつもりだったが、AFが位相差式に変わった点を除けばセンサーがGH6と同じらしく、GH6ユーザーからするとやや新鮮味に欠ける印象だ。

フジのX-H2SとX-H2の関係..こっちは見た目の点でまったく新鮮味はないがw..と同様に、動画撮影に寄ったGH6に対してより写真撮影に重きを置いているのは前モデルと同じコンセプトだが、スペックを眺めているとX-H2兄弟ほどの別物感はなく、見た目は別にしてもあくまでGH6をベースにした作りであるようだ。

筐体はSシリーズのS5IIとまったく同じで、前面から眺める限り銘板とマウント以外で見分けるのは難しそう。新鮮味に欠けるという印象はこの点が大きいのだろう。

今どきの新型発表なのでSNSですでにレビューが上がっているが、信頼できそうな筋の話だと、この季節の日中屋外で4K120Pの撮影はすぐに熱停止したという報告があるので、GH6の置き換えとしては厳しい。

この夏、図らずもGH6で4K120Pを炎天下で30〜40分断続的に何回か回すことが何回かあったが、熱停止の兆候すら見せなかった..電動ファンが回って排熱はしていた..ことで、個人的にGH6の評価が高くなっている。

それに写真用途だとOM-1に対してどの程度なのか、何れ出てくるであろう比較レポートなど見極める必要がある。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

一時はようやく涼しくなるかと思ったが、依然として日中はまだ汗ばむ陽気が続き、このままお彼岸を迎える勢いで、暑さ寒さも彼岸までが今年は通用しないかもしれない。

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暦の上では9月となり季節的には初秋という括りになるのだが、気候的にはまだまだ盛夏と言って良い暑さが続く。

太平洋高気圧が頑張りすぎているということになるのが、日本列島に接近する台風の動きで見て取れる。

それでも一年の日取りは決まっていることなので、秋が短いかそれとも秋も冬も短いか、何れどこかで帳尻を合わせてくるのは自然の摂理だ。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Classic Nega.

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

日中は30℃前後まで上がる日がまだあるものの、寝しなに窓を少し開け置くと明け方に寒さで目が覚めるので、高原の朝がようやくそれらしく落ち着いてきた感ある。

下界に用事で降りたついでに近場のフィールドに立ち寄って昼飯。

一応観察機材を出してコンビニ調達のパンを食いながら谷の奥など2時間ほど眺めていたが、稜線付近に雲が湧いて視界不良で退散。

何より蒸し暑さが酷くて日陰に居ても汗が止まらないのは不快である。まあ今年はとにかく暑いシーズンということだ。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

湧き上がる雲が積乱雲に発達して北部県境付近に雨を降らせてくれれば良いのだが、この日の夕立ちは片品付近止まりだった。

矢木沢ダムの貯水率は23日時点で約37%と僅かずつ上昇中。

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夏の夕焼け

2023/8/23

大気中に水蒸気が多く漂って光の乱反射が広がるため、この季節の夕焼けはよく焼ける。

FUJIFILM X-H2 / XF18mmF1.4 R LM WR / Velvia / 子持山

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Velvia / 苗場山

苗場山の陰になって普段は意識することはないが、条件によっては苗場スキー場の最高地点である筍山..電波塔が林立している..が観えることがある。

苗場スキー場とは言うが実際は苗場山にあるわけではなく、清津川の渓谷を挟んで直背距離で7km以上離れている。

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恵みの雨

2023/8/21

ここ数日は午後に夕立ちがあって、そのおかげで夜には気温が下がり朝は涼しい日が続いている。

夕立ちは日中の蒸し暑さの裏返しだが、水不足が現実のものとなってきた今、夕立ちはまさに恵みの雨である。

雨雲レーダーを見ていると北部県境付近で雨雲が発生しているケースが増えているので、奥利根のダムの貯水率も若干上向き傾向になっているのは良い兆しか。

FUJIFILM X-H2 / XF30mmF2.8 R LM WR Macro / CLASSIC CHROME / ミミズの這った跡

乾ききった近所の畑にも夕立ちはウエルカム。雨が降った翌朝はミミズたちの行動も活発だ。

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いやぁ、この蒸し暑さは想定外だ。

お盆も過ぎて例年なら朝夕に爽やかな秋風が吹いているはずが、何という湿度の高さだろう。台風7号の一過でさらに暑さマシマシで勘弁である。

朝から喜んでいるのはセミばかりだ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / モンキチョウ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / モンキチョウ

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA / スジグロシロチョウ

季節柄もう花も少なくなって、見かけるチョウの種類も限定的だ。

遅々として進みの遅い台風7号の運ぶ南海の湿った空気のお陰で、先週から大気の湿度が異様に高い。

昨日など熱中症警戒アラートが常連の群馬・栃木・埼玉以外の周辺で出されるという何とも稀な状況に困惑したぞ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

例年だとお盆過ぎには秋風が吹き始めるのだが、太平洋高気圧が弱まらないことには赤城高原も残暑に悩まされるのは必定だ。

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真夏の草刈り

2023/8/13

先週末、台風襲来の前にと駆け込みで今月の草刈りに従事。

朝から午前中いっぱい掛けて夏草と格闘したが、この時期の雑草群の抵抗というか手応えはなかなかのもので、先月までよりプラス1時間オーバーと言ったところだ。

折しも当日は南から涼しい風が吹き抜けていたので、思ったよりは気温も上がらず助かった。

iPhone 13 mini

この時期の庭は花の季節を終えているのでチョウの仲間は少ないものの、ショウリョウバッタなどバッタの仲間が多数。

平らなところは隠れる場所をほぼ刈り取ってしまったが、敷地境界の法面には草場を残してあるので、しばらくはそっちに避難してもらえれば。

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