カテゴリ : ほ乳類

portfolio

我が家より50mほど低い標高ラインでは七分咲き程度の状況で、仕事場の窓から見える景色がだいぶ華やいできた。

ここ数日の寒の戻りの影響か、庭のソメイヨシノはまだ一つも花は開いていないが、それでもこの週末あたりにサクラサクになるかも。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

逆に我が家より100mほど標高の高いソメイヨシノは二分咲き程度といったところ。気温次第だが、こちらもこの週末にそれらしく花開きそうだ。

この撮影中、5mほどのところにテンが姿を現してお互いにビックリ。まだ冬毛のキテンは慌てて防風林に逃げ込んだが、近所で生テンを観るのは久しぶりだ。

冬場の積雪時に足跡はよく見かけるし、昔トラップカメラを仕掛けた際にも何度か写ったことはあったが、基本的に夜行性なので早朝とは言えなかなか生ではお目にかかれない。

カテゴリ:ほ乳類, 花・植物|タグ:,

ばったり

2021/3/2

今日の雨予報は雪模様。前線の通過で風が強い時間帯があったが、気温がそこまで下がらなかったので、みぞれっぽい感じだった。

明日の朝はちょっと寒いかも。

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME

ガサガサと大きな音を立てて防風林の中を走って逃げていくやつがいたので、どうせシカだろうと思っていたら、やはりシカだった。

ちょっと前に上の畑を横切って逃げていく若い雄の群れを見かけているので、恐らくこいつだけ反対方向に逃げてきてしまった感じ。

この後は、左の電柵を軽々と飛び越えて仲間が逃げていった方向へと走り去っていった。この時期の日中は秋ほど姿を見かけないので、まあ珍しいといえば珍しいかな。

カテゴリ:ほ乳類, 季節感|タグ:

複数のカメラメーカーを使っていて操作に迷うことはないか?という質問をよく受ける。言われてみればフジのXにパナのG、オリンパスのE-M1系に最近はさらにパナのSも加わった。昔からあるEOSも一応まだ健在だし。

カメラの操作性など慣れてしまえば何ということもないのだが、とりわけ「そうそう、よく判っていらっしゃる!」などと膝の一つも打ちたくなるのがパナのカメラである。

マイクロフォーサーズであるGHシリーズの頃から操作性に優れ、業務用カムコーダーのようにワンボタン・ワンアクションで設定が済んだり、関連する必要なボタン類が一箇所に集まっているのが特筆される。この辺りはオリンパスのE-M1系も似たような印象。

どことは言わないが、操作することを楽しむ方向性でモデルを展開している富士フイルム..言っちゃったw..のカメラとはちょうど真逆の設定で、判っていて使う分にはそんなもんかで済むが、少なくてもフジのXをパナのGやSの感覚で使うのはほぼ無理w

iPhone 11 Pro

さて、そんな便利なS5には、実はGシリーズにはない隠れた?便利な機能が用意されている。それは録画中にEVFと背面モニターが赤枠で表示されるのである。

一見なんてことのない機能なのだが、野外で撮影に集中している時にこれが非常にありがたいのである。録画ボタンを押したつもりで実は録画されてなかった「やっちまった」事故を未然に防ぐことができるのである。

さらに録画中と待機中が逆だったという笑えないオチも避けられるので、動画撮影ではもはや必須とって良い。他のメーカーも明日にでもファームアップで対応してほしいぞ。

LUMIX S5 / Super Telephoto System

南向きの日当たりの良い斜面でカモシカが餌を求めてラッセル中。距離は1.5kmほど離れているが、この日はさほど陽炎の影響は受けなかった。

ここ数日暖かい日が続いているが、この冬の雪の多さの威力はやはり絶大で、県北の天狗様フィールドには谷に近づくのも憚れる状況。今の感じだと林道でアプローチできるようになるのは5月くらいになりそうだ。

仕方ないのでギリギリ谷を見通せる里の集落外れとかに陣取って観察する日々である。

森の中を通り抜ける農道を横切る足跡。よく見ると2種類の生きものであることが分かる。

右がノウサギで左がキツネで、どちらも右下から左上に向かっており、キツネは小走り、ノウサギは飛ぶように跳ねて走り抜けているようだ。

iPhone 11 Pro

両種は狩る側と狩られる側の関係なので、一見するとキツネがノウサギを追いかけているようにも見える。

が、左上でノウサギはそのまま真っすぐ森に向かい、キツネは右へ逸れているのが見て取れるので、両種の行動時間は別々だというのが分かる。恐らくキツネはノウサギの足跡を辿ってきたのだろう。

こんな山間の田舎でも早朝や夜間に車が通ることはあるので、横切る時は一気にという本能的なものはあるだろうが、タヌキやアナグマと違って、キツネとノウサギに関しては轢死体はまったくと言っていいほど見かけない。

ちなみに奥の道沿いに歩く足跡は拙者のもの。フクロウ探しに向かって暗いうちに歩いていたが、その時はこれらの足跡は無かったので、その後夜明けまでの小一時間程度に付いたものと思われる。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:, ,

キヤノンがEOS Rシステムと同時に用意してきた各種マウントコンバーター..コントロールリングを設けたりドロップインのフィルター装着を可能としたり..を見ていて思ったのだが、各社とももう少し拡張性について頭を使って欲しいと思う。

何とかの一つ覚えではないが、電源確保を目的としてバッテリーグリップなるアクセサリーを右へ倣えで用意しているが、あれがどうにも芸がないと思う。電源確保の意味ではUSB-Cによる外部供給が普通になりつつあるので、旧来の概念に縛られる必要もないだろう。

例えば拡張グリップとして高速通信のインタフェースを組み込み、オリンパスならE-M1XのインテリジェントAF機能に相当するモジュールを別売りで用意すれば、異なるモデル間..とは言えベースは同じでないと難しいだろうけど..で共通で機能を利用できるのではないだろか。

カメラがエレキの塊となって久しく、ファームアップで新機能が搭載される新たな道が用意されてはいるものの、鉄ちゃんが鳥認識AFを必要としているとは思えないし、それは逆もまた真なり。

世界的にカメラ市場が縮小している現在、カメラが面白くない、今のままで十分、スマホで十分と揶揄されている現状で、今までの発想の延長でしかカメラを製品化できないというのは、どうにもイマジネーションが足らなすぎ。もっと頭使えよって話だ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

雪上のムンクの叫びもそろそろ拝めなくなってきたかな。春は近いね。

令和ポンポコ

2021/1/31

雪の降った日の朝、近所の牧草地でタヌキの兄弟に遭遇した。

キツネがよく歩いている場所なので普段から草地の隅々まで目を配りつつ通り過ぎるのだが、奥の林縁の手前に黒い塊が一つあるのに気が付いてしばし様子を見ていると、それが黒い三連星よろしく左右に3つに分離してビックリw

発見時は300m近く離れていたが、双眼鏡で確認してすぐにタヌキと判明した次第。

タヌキは同じイヌ科の仲間のキツネ同様に近所に普通に生息していて、足跡や轢死体などの痕跡自体は時々見かけるものの、キツネと違って本体自体を直接目視するのは稀である。

ネズミやノウサギなどを積極的に狩るキツネに比べて、うろうろ歩き回りながら餌を探す傾向が強いが、その行動のほとんどが薄暮や夜間に限られているため、餌付けでもされていない限りナマで野生の個体を見るのは難しいだろう。

以前、ロボットカメラを仕掛けた際も一番写っていたのはタヌキだった。

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA / 4K60Pから静止画切り出し

遠いので証拠写真を数枚撮ってしばらく眺めていたが、こちらにまったく気が付かずに小走りに走ってくるのにはちょっと慌ててしまった。

しゃがんで姿勢を可能な限り低くしてギリギリまで引きつけようかと思案していたのだが、一度も立ち止まることなく真っ直ぐに拙者に向けて走ってきて、5mほど手前でようやくこちらの存在に気が付いた様子を見せたが、驚いたことにそのまま拙者の脇をすり抜けるように強行突破して、背後の防風林へと消えていった。

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA / 4K60Pから静止画切り出し

鈍重なイメージを超えた意外な敏捷さに、動画とは言え望遠レンズではもはや追い切れずw

面白いのは、後の2頭は気が付いた時点で左右に別れてそれぞれ2mほど脇を通り抜けたが、先頭を走ってきた1頭は「ええい、ままよ!」と言ったかどうかw、拙者の右脚30cmほどのところギリギリをこちらを見上げながらすり抜けていったのだ。

当然お互いしばし目があったのが、「こいつここで何してんだろ」的な人の困惑の表情に見てとれたので、タヌキが古来から擬人化の対象だった理由が何となくわかった気がする。

ちなみにタイトルに深い意味はないw

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

ニュースが報じている感染者数が日に日に減ってきている。

特に東京都に関しては多いときより半減しているように見えるが、これはクラスター追跡をやめて検査数を意図的に絞っているせいで減っているだけで、実態を伴わない見かけ上の数字に過ぎない。

意図的と穿った見方をすれば、緊急事態宣言を予定通り2月7日に1ヶ月で解除するために政府の意図を汲んで仕組まれたものという見方もできなくはないが、実際は「保健所の処理が追いつかない=受け入れ病床の逼迫」という状況、つまり医療崩壊的な状況だということだ。

昨年のパンデミック当初、そもそもこの状況を危惧して、他国のように率先して感染者をあぶり出す政策..PCR検査の総当り策..を取ってこなかったわけだが、まさにここに来てそれと同様の事態になりつつあるわけだ。

しかし、受け入れ側が無いことを理由に検査数を絞るということは、症状のない感染者を市中に野放しにすることに他ならないので、これは感染拡大を抑えるどころか逆に感染の波をズルズルと先延ばしすることになるのは間違いなく、経済を回すどころか夏の五輪開催など到底叶うわけない。

しかしこうなると昨秋早々と必要な法整備もせずに国会を閉じてしまって、感染拡大の片棒担いだGoToキャンペーンを強行した政府の無能さが痛いな。やはり短期集中ですべての人の不要不急の動きを止め、GoToの予算を必要な補償に回して自粛要請すべきだったろう。

今となってはもう遅きに失っしてしまった感あるが、春の人の異動を控えたこの時期、くれぐれも早計な緩和策に走らないよう願いたいものだ。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / ETERNA

雪が降った後は生きものの動きが手にとるように分かるので面白い。写真に写っているだけでもキツネ、シカ、ノウサギ、ネズミ、鳥(おそらくツグミ)それにノネコが識別できる。

カテゴリ:ほ乳類, |タグ:

昨日今日と日本海側を襲っている大寒波の影響を受けて、終日厳しく冷え込んでおり、今朝は氷点下12℃とこの冬一番の寒さに。

日中もほとんど気温が上がらないので、終日半纏を着込んでキーボードを叩いていた。こんな日は膝にネコを抱いていたいのが、ここまで寒いと湯たんぽで温かくなっている猫ちぐらがまったく出てこないw

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Classic Nega.

夜間に若干の降雪があったため、ノウサギの行動が視覚的に目で追えるのはありがたい。

カテゴリ:ほ乳類, 季節感|タグ:,

謹賀新年

2021/1/1

あけましておめでとうございます。

本年もティエム・イメージングと当ブログをよろしくお願いします。

Canon EOS-1n / EF70-200mm F2.8L / PROVIA / Nakuru N.P

アフリカスイギュウ(African buffalo)の棲むケニヤの自然を大切にしよう!

拙者が最初に使ったミラーレス一眼はパナのLUMIX GH2で、もともとは当時メイン業務の一つだった動画撮影用であり、いわゆるビデオカメラの代替としてであった。

同時にビデオコリメートとしてフィールドスコープと組み合わせることで超望遠システムを構築し、以来GH3・GH4・GH5・G9 PROと10年に渡って更新しながら運用してきたが、そのコリメート式のシステムを一時的にサブに降格して、今年から新たな超望遠システムを使い始めている。

そしてここにきてカメラ側も新たに更新してテスト運用を始めているが、これが想像を越えてなかなかいい感じなので、今シーズンからはこっちをメインに切り替えるつもりだ。

何分にもメーカーサイドの想定していない使い方であり、そもそもオタクのニッチなニーズでしかないwので、世界中を見回してもこのセットは拙者しかいないだろうな。

新たな超望遠システムによる4K動画からそれぞれ広角端(上)と望遠端(下)を切り出したもの。

この時はまだ必要なパーツを手に入れてなかったので、カメラ自体はまだG9 PROによる撮影。以前のコリメート式と同様に望遠端だと非常用的な画質だが、まあ条件次第と言ったところだな。

そこで導入した新しいカメラの出番だが、事前に色々リサーチした結果そのとある仕様が非常に好都合に作用してくれることが分かっているのだ。

さらに高画質で捉えるためにもうひと工夫というかアクセサリーが必要だが、とりあえずそれがなくても運用は可能である。

ところでどんなセットかって?それは企業秘密ってほどでもないが、まあおいおいってことでw