カテゴリ : 写真・カメラ

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HERO3

2012/11/8

何と言っても今欲しいガジェットはGoPro HERO3。現在仕事で使っているGoProはもういつ壊れてもおかしくない状況で、すぐにでもHERO2を手に入れなければならないが、できることなら先日発表された新作HERO3が欲しいところ。

すでに個人輸入で手に入れた人たちの情報が色々で回っているが、15fpsの4Kはまあオマケだとしても、30Pで2.7Kとか、1080の60P対応..720なら120p!..とか、あのサイズで何かもうスゲーって感じ。それにWi-Fiバックパックがビルトインされたのも素晴らしい。ただ残念ながらそれがあだになって、国内正式販売にはまだ時間が掛かりそうだけどね。

昨今はレンズ交換式のDSLRでビデオが撮れるので、フィシュアイ含め超広角レンズが使えるようになり、ワイドなシーンにも簡単に対応できるようになった。ただ、GoProシリーズはそれをあのサイズで実現してしまうわけで、ここにきて4Kだの2.7Kだのと言われれば、ヘタな家庭用ビデオカメラよりもキレイな絵が撮れてしまう可能性が高いのだ。間違いなく現在最強のワイドビデオカメラと言っていいい。

GoProシリーズの映像はすでに巷にあふれている。くだらないバラエティ番組で売れない芸人が頭に付けていたりする、あの小さなカメラがほぼ100%、GoProである。性能はもちろんのこと、うん百万もする高価なぼったくりカメラに比べて、そのコストパフォーマンスは抜群だ。来週幕張で行われるInterBEE(国際放送機器展)にも出展するらしいから、もはや立派な放送用機材の仲間入りである。

で、どんな凄い映像が撮れるかは以下のPVで一目瞭然。個人的にはトラップカメラへの応用に大注目。是非とも720/120Pでアレを狙ってみたい、なと。

 
 

風がない朝はすっかり霜がスタンダードの赤城高原。まだ寒さに体が慣れていないので、朝布団から出るのが辛い今日この頃。そろそろ誘惑に負けて股引着用かな..

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初冠雪

2012/10/24

冬型の気圧配置で今朝は3℃と冷え込んだものの、先日の荒天の余波で朝の内はまだ風が強く、霜は降りなかった。日本海から雨雲が流れ込んできていたため、北部の山間では雨模様。当然この冷え込みなので、谷川岳など上越国境では初冠雪となった。残念ながら頂は雲の中だったので写真はないが、近くの森の中の水たまりには氷が張っていた。

そう言えば、まだ公式ではないようだが、EOS5D MarkIIIで8bit 4:2:2の非圧縮データをHDMIスルーするファームアップが行われるらしい。さらにEOS-1DXでも先日ファームアップで対応された、中央のクロスセンサーによるF8光束時のAF測距も可能となるようだ。ただ、何れも同価格帯のニコンのD800ではすで実現されており、キヤノンには発売当初より関係者から強い要望が出ていたのも事実で、ここに来てようやく重い腰を上げたと言える。

もともとDSLRの大判センサーによる動画撮影の先鞭を付けたのは同5D MarkIIなのだが、ビデオメーカーでもあるキヤノンとしては、専用機により近いソリューションとしてCINEMA EOSを用意した。なので、スチルカメラが基本である5D MarkII後継機には、それなりの動画撮影機能があれば良いだろう的な思惑が見え隠れしていた。そう、しっかり動画を撮りたかったらCINEMA EOSを買ってね、みたいな感じで。

キヤノンという会社は、依然としてこの上から目線的な押しつけがましい商売から脱しきれないでいるようで、ユーザーとしてどうにも歯がゆい。出し惜しみ番長などと揶揄されるようになって久しいが、ライバルメーカーの同クラスに比べて、何かしら一つ二つ足らない製品を平然と出してくるのだ。当然それは意図的なものであることは明白であり、最近なら、ミラーレス最後発であるにもかかわらず、出てきたEOS Mのあの体たらくは何だと言うことだ。

それにしてもだ。今回のファームアップ対応そのものは、もちろんメーカーとして評価できるものではあるのが、肝心のリリース時期は来春だと言うこと。何だよ、これから直すのかよって感じだね(苦笑)。

と、投稿してからよく確認したら、国内のWebサイトでも正式にアナウンスしていた。一つ補足すると、先のHDMIスルーはモニター表示とは排他ではないようである。

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キヤノンのEOS 5D MrarkIIで火がついた大判センサーブームの昨今。マイクロフォーサーズのパナGH2から、上はとうとう35mmフルサイズセンサーを搭載したバケモノビデオカムコーダー(ソニーのNEX-VG900こと)まで登場、まさに動画の世は百花繚乱状態だ。

記録媒体も当然のごとくSDカードやSSDなどメモリーメディアへと主流は移り、しかもデュアルスロットでミラーリングも可能、果てはHDMIから非圧縮なクリーン信号を出力し、外部レコーダーにProResやCinemaDNGで、しかも4Kで記録する時代ときたもんだ。そんな生き馬の目を抜くデジタルイノベーションの時代(意味不明)に、どうだ我が赤城高原スタジオでは、未だにテープからキャプチャしてますが、何か(笑)。

素材映像クリップの記録をDSLRで撮るようになって3年が経ち、時間に融通の利かないイベントものの撮影はほとんど引き受けなくなっているが、撮影スタッフのやる気次第といった側面もあるものの、知人の伝やらで頼まれるとなかなか断りづらいものだ。周囲の同業者はそろそろ..ようやくか(苦笑)..AVCHDに移行し始めているが、ワークフローの関係でまだまだテープ(HDV)が主流であることは、レガシーにこだわる映像業界内でも特に田舎はまあそんなもんである。

先日もキャノンXL H1の2カメに同HV30と同iVIS HF G10..おっとこれだけAVCHDね..の3人4カメ体制で、スチルは私が担当。テープの弱点は記録時間であるが、HV30などのサブカメはテープ交換時の予備機でもあり、そういった小細工で現場はやり繰りしているのだ。もっとも最近は1台だけローランドのフィールドレコーダーで外部記録も行い、更なるバックアップも考えるようになっている。

アマチュアが趣味で撮る分には、最先端の情報をネットでさらい、大枚はたいて大判センサーカメラもありだろうが、先日のPCのOSの話同様に、ビデオ撮影の世界も仕事ではそう簡単に最新のものを一気に導入などとは、なかなかいかないのである。

もちろん仕事で即使う前提でなければ、予算の許される範囲で最新の機材に触れたいのが本音で、つい先だって、魔が差してポチッと某デジタルシネマカメラ..漢字に置き換えると「黒魔術意匠」かな(笑)..を注文したまでは良かったものの、どうにも絶対的な国内の流通数が少なく、こんなど田舎のプロダクションに届くのは、かなり先になりそう気配である。

ちなみに何でこの記事を書いているかと言えば、先週追加したビデオ編集用PCにIEEE1394ポート..MacでいうFireWireってやつね..が装備されておらず..と言うかWindowsマシンには装備されているケースがレアだが..、それまで使っていたPCからボードを付け替えようと思ったら、拡張スロットがすでにRadeon HD 7870に占拠されており、仕方なくPCI Express x1のボードを急遽追加で入手、今日になってやっとこHDVをキャプチャできるようになった次第。

USB3.0にThunderboltなど高速インターフェイスの時代に突入したPC環境だけど、こうしてテープの呪縛に縛られて、よもや最新のIvy Bridgeマシンに新たなIEEE1394のボードを差すハメになるとは(苦笑)。