カテゴリ : 写真・カメラ

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懐かしい機材

2023/12/16

ワシ絡みの意見交換会で使うパワポ用の資料写真を漁っていて、懐かしい機材を発掘。

RICHO GR DIGITAL

これははキヤノンのXL-H1なので、2005年の冬頃で18年前か。当時はまだハイビジョン黎明期で、ミニDVテープにHDVで収録していた。

XL-H1は1/3CCDで、同社のEF500mmが換算3500mmぐらいになったと記憶。今思えばよくこんな重いものを担いで山に登っていたものだと我ながら感心する。

RICHO GR DIGITAL

こちらはパナのGH2なので、2011年の春頃で一眼レフからミラーレスに乗り換えた時期。LUMIXとはこの頃からの付き合い。

キヤノンのFD500mm+x1.4が、マイクロフォーサーズのEXテレコン使用でFHD換算3300mmぐらいになった。

尚、双眼スコープはTSN-774に30倍ワイドアイピースだったかな。

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続・スマスコ

2023/12/7

個体識別用にワシを撮るのに使っているメインのコリメート装備だと、すぐ目の前とかその辺のものを撮るのには取り合わしでやや面倒。

その点でスマスコセットはお手軽に記録できるので便利である。

Swarovski STS65 + Google Pixel 7a

柿の木で何やら叫ぶカラスを撮影。

画質に拘っていた時期もあって昔なら眼中になかったが、もはやそこまで写真や動画に興味もなく、仕上がりにアレコレ言うこともないのでこれで十分である。

Swarovski STS65 + Google Pixel 7a

こちらは最大望遠の50倍にズーム(約2000mm相当)した4Kのフィックス映像だが、曇天順光なので特に破綻もなく良い。

あとPixelのほうがiPhone動画より色味が落ち着いて好みかな。

スマスコ

2023/12/6

観察用に使っているスワロ65で、ちょっとした記録写真や映像を撮る用にバンガードのデジスコアダプターなるものを試用中。

いわゆるスマスコというやつである。

iPhone 13 mini

スマホはサイズやカメラのレンズ位置や造作がバラバラなので固定が難しいのだが、ユニバーサルを謳うだけあってiPhoneの変則複眼やPixelにも対応できて便利。

iPhone 13 mini

接眼アイピースを3本のピンで挟んで締め付けることでアダプター単体でも結合・保持は可能だが、眼視による観察行為と併用したいのと、ズームアイピースの場合はズームリングが回せなくなるので、適当にリグを組んで脱着自在にしている。

iPhone 13 mini

眼視で観察する時はリグのクランプを緩めて後部ユニットごと外すだけでOK。外したユニットはストラップで首から下げておけば置き場所を考える必要もない。

観察用スワロはSTS65にx25-50のアイピースの組み合わせで、件のバンガードのアダプターではギリギリ挟めるサイズ。小生はピンで固定しないのでゴムのカバーを外して多少余裕を作っている。

尚スワロのATX・STXのアイピースにはサイズ的に装着不可。まあメイン機のSTX95はGH6が定位置なのでそれは特に問題なし。

iPhone 13 mini

バンガードのユニバーサルアダプターにはBluetoothのリモコンが付属している。

当初はオマケ程度だと思っていたがこれが結構便利で、スマホを慌てて触って映像がグラグラしないのは助かる。単なるBluetooth機器なので余計な専用アプリも不要だし。

コリメート装備を出すまでもないちょっとした観察に使用しているスワロの旧STS65。

なるべく軽量コンパクトで運用したいので、脚周りはPeak DesignのTravel Tripodに従来はLeofotoのBV-10を組み合わせて使っていたが、この夏からSmallRigの小型のビデオ雲台で運用している。

BV-10より固定力やカウンターバランスは劣るが、サイズが一回り小さくてさらにコンパクトであり、強風の中でもない限りはまあそれなりに使用可能。

一番気に入っているのはパン棒の長さを調節できること。ビデオ雲台はどれも無駄にパン棒が長く、フィールドスコープを覗く際は右手が体より後ろに回ってしまい、どうにも使い勝手が悪い。人によってはパン棒を前側に回している人もいるぐらいだし。

その点、SmallRigの雲台はパン棒を140〜330mmの範囲に伸縮できるため、体の前面でパン棒を操作できて便利である。

iPhone 13 mini

耐荷重は約5kgあるので、ミラーレスカメラに標準ズームレンズ程度なら動画撮影も可能である。スチル撮影で使う際は、例のごとく雲台をそっくり外して使えばOK。

ついにグローバルシャッター搭載の民生用デジタルカメラが登場した。

すでに技術的には実現されていたが、それを量産品として最初に出すのはセンサーを自社で設計・製造できるソニーかキヤノンだろうとは思っていたが、α9IIIとしてソニーが世界初ということになった。

今さら言うまでもないが、グローバルシャッターはセンサーに配置された受光素子からすべて同時に露光可能なため、従来のCMOSに比べてローリングシャッター現象による歪みがほぼ解消される。

高感度に弱いとか消費電力が激しいというデメリットもまだ残されているが、それでも動体撮影には圧倒的に有利となるため、スポーツ競技やモータースポーツ、航空機、動物(特に鳥)などを狙うカメラマンには悲願のカメラとなるだろう。

民生品とは書いたが、予想される実売価格は90万近くするので、さすがにまだ一般人がおいそれと手を出せる価格帯ではないが、仕事で使ういわゆるプロカメラマンには十分設備投資の範疇だろう。

前述のデメリットが解消され、普及価格帯まで下りてくるにはまだ数年は掛かりそうだが、我々のようにそこまでシビアな性能を要求しない向きは、じっくり待てば良い。

そしてこうなると気になるのは先を越された?キヤノンの動きだが、来年はパリ五輪の年であるので、予てから噂の絶えないR1..または1Rか?..がどんな仕上がりが出てくるのは注目される。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME

ゴォーという音とを立てて、稜線を強い風が吹き抜ける。

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鳥はどこ?

2023/10/5

農道を歩いていて不意に林縁に気配を感じたので、OM-1を向けたら被写体認識枠が表示された。

パッと見、その時は何かいるようには見えなかったが、取り敢えず数枚シャッターを切るとその瞬間に葉陰からカケスが飛び出した。

撮影結果を背面モニターで確認すると、確かにカケスの青い雨覆が写っているが、頭部は葉っぱの影に隠れている。てっきり被写体認識は頭部やくちばしの形状で判断すると思っていたので、この状態で鳥を認識するのには驚いた。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

カメラのオートの歴史はAE・AFと来て、現在はAIによる被写体認識である。まだまだ被写体認識は発展途上の段階にあるが、状況によっては人の業を超えているのは確かだ。

カメラにできることはすべてカメラに任せて楽をしたいので、被写体認識にはこれからもオッサンは期待しているぞ。

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古式ゆかしき

2023/9/22

ナイコンからZfcに続いて噂のあったZfが発表された。ZfcがAPS-Cだったのに対しZfは35mmフルサイズだ。

古式ゆかしきフィルム一眼レフ風だが、今風に言うとヘリテージデザインということになる。ニコ爺は別にして、ことさら物珍しさを感じないのは小生が富士フイルムのXシリーズを使っているからだろう。

以前も書いたが、個人的にF3が好みなのでZfcもZfも見た目で引かれる部分は少ないのだが、ああいう商売ができるのはライカ同様に歴史のあるナイコンならではなので、老舗メーカーの特権と言って良いだろう。

スペック的には最新のZと遜色ないようなので、あとは古臭いUIをユーザーが受け入れるかどうかだろうか。

デジタル一眼レフであるFマウント時代のDfが商業的に失敗しているので、今回も社内で相当揉めたことは想像できるが、オールドレンズ流行りの昨今の風潮からして、Zfはかなり売れると予想する。まあ同時に中古市場に大量のZfcが出てくることも容易に想像できるけど。

ただ問題はレンズだ。Zレンズは何れも大きく重くデザイン的にもZfには全く合わない。メーカーで言うところのヘリテージ風となると28mmと40mmの2本しかないので、ここをどうするのかロードマップを示す必要があるだろう。

マウントアダプターを介せば古いFマウントレンズも使えるが、これが実に不細工な且つ醜悪なので、やはりZマウントの同じ方向性の意匠を持ったレンズのラインナップが必要だ。

その点、純正を問わなければサードパーティ製にそれなりにレンズが揃ってきているので、オールドレンズレンズ含め最新のミラーレス機を母艦として使えばよい話ではある。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

早朝はつぼみだったオヤマリンドウが午後の下山時には花が開いていた。

G9II

2023/9/16

噂のあったLUMIXのG9PROの後継機が発表された。

前モデルを使っていたので新型は仕様次第で即手に入れるつもりだったが、AFが位相差式に変わった点を除けばセンサーがGH6と同じらしく、GH6ユーザーからするとやや新鮮味に欠ける印象だ。

フジのX-H2SとX-H2の関係..こっちは見た目の点でまったく新鮮味はないがw..と同様に、動画撮影に寄ったGH6に対してより写真撮影に重きを置いているのは前モデルと同じコンセプトだが、スペックを眺めているとX-H2兄弟ほどの別物感はなく、見た目は別にしてもあくまでGH6をベースにした作りであるようだ。

筐体はSシリーズのS5IIとまったく同じで、前面から眺める限り銘板とマウント以外で見分けるのは難しそう。新鮮味に欠けるという印象はこの点が大きいのだろう。

今どきの新型発表なのでSNSですでにレビューが上がっているが、信頼できそうな筋の話だと、この季節の日中屋外で4K120Pの撮影はすぐに熱停止したという報告があるので、GH6の置き換えとしては厳しい。

この夏、図らずもGH6で4K120Pを炎天下で30〜40分断続的に何回か回すことが何回かあったが、熱停止の兆候すら見せなかった..電動ファンが回って排熱はしていた..ことで、個人的にGH6の評価が高くなっている。

それに写真用途だとOM-1に対してどの程度なのか、何れ出てくるであろう比較レポートなど見極める必要がある。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

一時はようやく涼しくなるかと思ったが、依然として日中はまだ汗ばむ陽気が続き、このままお彼岸を迎える勢いで、暑さ寒さも彼岸までが今年は通用しないかもしれない。

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先週末は先月に続いて再び上京。

続くコロナ禍でも野外活動で東日本をあっちこっち飛び回っていたけど、お江戸方面からの誘いはさすがに遠慮していたのだが、世の中は「コロナ禍明け」という認識らしく、各方面からの圧が強くなってきた感がある。

で、都内は先月よりマスク着用率かなり下がった印象。これだけ蒸し暑いと仕方ないか。そして目立つのは手持ちの電動ファンを持っている女性。

それと電車内で隣り合わせたオッサンがこの暑いのに上着をと思っていると、ブォーという風切り音が聞こえてくる。これまた電動ファン装備の上着の模様。

ま、とにかく目に付くもの色々暑いっていう理由ですべて説明できそうな夏だね。

iPhone 13 mini

仕事は早々に終わったので、何年振りかってくらい久しぶりに新宿西口に見参。ヨドで実物確認したかった雲台の動作チェックとケースやバッグなど採寸。

現物採寸したケースは実際の機材で再度検討したが、若干サイズが合わないのは見送り。某雲台は現物触って好感触でフィールドで使えそうなので購入決定。密林でも扱っているが、今回はヨドバシのネットショップで買うのが道理であろう。

あと一通り各カメラメーカーの最新カメラやレンズも実機を確認。最近の各社メインの35mmフルサイズってやつをマジマジ見たが、どれもこれも大きく重く使う気にならん。まあボディはともかくレンズが軒並み巨大過ぎて、それどうやって持ち運ぶのよって感じ。やはり小さい軽いは絶対正義だ。

近年はネットのオンラインで情報集めてそのままネット通販利用ばかりだが、たまにはリアル店舗も良いね。

望遠マクロ

2023/8/26

近所の避暑トンボたちが赤くなって少しづつ赤トンボらしくなっている。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-H2 / XF18mmF1.4 R LM WR / PROVIA

1枚目は望遠ズームの望遠端、2枚目は広角レンズで近接して撮影。広角マクロでは絞り込んでパンフォーカスも可能だが、それだとスマホで撮っても同じなので敢えて少しぼかしている。

目的によりけりなのでどっちが良い的なものではないが、個人的には生息地の景観を写し込めるので広角接写のほうが好みかな。

昆虫も近づくことを許容する種とそうでない種がいて、許容する種でも時と場合で近づけないこともあるので、望遠レンズによる望遠マクロはできたほうが良い。

そういう意味でフジのXF70-300mmは優れもの。300mm..35mm版換算だと450mm..側で約80cmまで寄れ、最大撮影倍率が約0.66倍というのは望遠マクロとして使い勝手が良い。