流れを止めるな!
2020/2/4
今のところE-M1Xにだけ実装されている機能にライブNDがある。
ライブNDはレンズ前にNDフィルターを装着すること無く、フィルター装着時と同様の効果が得られるのが特徴だ。しかもその結果をリアルタイムで確認することもできる、なかなかの優れものなのである。
対応するシャッター速度は1/30から60秒、ND効果はND2からND32までをシミュレートできるのだが、実際にそれだけのNDフィルターをレンズのフィルター径毎に用意する必要がないというのはコスト的にありがたい。
しかもスローシャッター効果を増すためにNDフィルターを重ねる必要がないので、解像度やカラーバランスなど画質面でかなり有利でもある。
OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
風景写真家たちには定番の流水を軌跡として捉えるシーン。
この例ではシャッター速度1秒でND段数を32(5EV)としているので、32秒のスローシャッター効果が現れている。
しかもこういった足場の悪いシチュエーションで、三脚を使わずして手持ちで撮れてしまうのがE-M1Xのスゴさである。