月別アーカイブ : 2014/06

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朝晴れ、夜雨、その繰り返し。しかもその雨は結構激しく降る。まあ別に昼間降らなければハッピーなんだけど、何つぅーか不思議な天気だ。あー、しとしと降るニッポンの梅雨はどこ行った..


20140630

数少ないジューンベリーの実はあっという間になくなってしまった..ヒヨだよな犯人はやっぱ..が、ブルーベリーはまだこれから。こっちはタンマリあるからねぇ。

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空飛ぶクジラ

2014/6/29

GoPro続きでもう一つ。こちらは海の中を飛ぶように泳ぐザトウクジラ(英名 Humpback Whale)の空撮映像。だ。

大きくけたたましい有人ヘリコプターではなかなかここまで空から近づくことはできないが、小型ドローン..いわゆるラジコン操縦の無人ヘリのこと..ならご覧の通り。巷ではいろいろ言われるレンズの歪みも、かえって海原の雰囲気を誇張していて悪く無いと思う。

ところで今流行のドローン撮影だが、今後は結構規制がかかりそうな感じだ。風光明媚な観光地や景勝地では、順次許可制になっていく可能性が高い。米国のヨセミテ国立公園ではすでに禁止になったようなので、早晩他の国立公園でも同様の事態になるであろう。

実際に墜落事故も各地で起きていて、小型とはいえ人混みなどで落ちれば人身事故にもなりかねないので、まあ当然といえば当然だ。それに美しい景色を眺めているそばから、エンジン音響かせた飛行物体が目の前を飛んだ日には、興冷め以外の何物でもない。人はドローンを観るために景勝地を訪れるわけではないのだから。

それにしても、映像を撮るものとしてやはり空撮には触手を伸ばしたいと常々思う。鳥のように空から俯瞰して眺めるという非日常的な絵こそ、オープニングやエンディングなどインサートカットとして申し分ないのだ。GH4クラスの小型カメラなら普通に飛ばせる製品もあるので、4K空撮は是非とも撮ってみたい。

ただそこで問題なのは、万が一墜落した場合、ドローンとカメラの両方を同時に失う可能性がかなり高いという心配だろうか。先のザトウクジラの映像など、落ちれば真っ逆さまに海の中なので、ヘタすれば回収すらできない状況になる。そんなわけで、ドローンによる空撮を実現するためには、投資と勇気を天秤にかけ、うまいことそこに気持ちの折り合いを付けなかればならないようだ(苦笑)。

20140629

クジラに限らず、海の中を泳ぐ生きものは、視点を変えてみれば空を飛んでいるように見える。海の中から上を見上げればまさにそれがそのシチュエーションなのだが、それにしても空撮同様に素人には一筋縄ではいかない世界なのは確かだ。

海のクマ

2014/6/28

日本には生息していないが、シロクマのイメージとして動物園では馴染み深いホッキョクグマ。私がペンギンの仲間と並んで野生種として一度は観てみたいワイルドライフの筆頭である。

ホッキョクグマは20万年ぐらい前にヒグマから分かれた、ほ乳類としては比較的新しい種である。そういった事情からか、ヒグマとは見た目の印象はだいぶ違うものの、互いに交雑してもハイブリットとして生活していけるほどいまだに近縁であり、実際にそういった事例はカナダ北極圏では散見される。

餌資源をアザラシに依存するホッキョクグマが、その生活史ともども海に依存しているの知られた事実である。そんな彼らと陸棲のヒグマの接点が増えているということは、海で餌が獲りづらくなったことの裏返しでもあるわけだ。

地球温暖化の影響と言われるように、北極海で通年を通して氷が減少、または海の開ける時期が早まっている事実はここでは割愛するが、海に閉ざされる期間が短くなることは、北極海に航路を求める人間にとってはありがたいことであっても、その為に進化してきたホッキョクグマには迷惑千万な話であることは明白である。

このまま氷が減り続けると、再びヒグマに戻るか種として絶滅するか、そんな選択が彼らを待ち受けていることになる。訳あって分科した種が、その求めた環境の変化によって絶滅に向かうことは、地球の歴史の中で何度も繰り返されてきた事実ではあるが、我々人類の生活圏の拡大によって引き起こされるとするならば、ワイルドライフを愛するものとしては複雑な気持ちにならざるを得ない。

あくまでGoProのプロモーション映像だが、最近観たショートムービーとしては秀逸な出来だと思う。ホッキョクグマの学名「Ursus maritimus」は海のクマを意味するが、まさにそれが短い映像の中に表現されている。

ただ、この映像を見てホッキョクグマは単にお泳ぎが上手いクマなんだな、で終わってはいけない。どんなに泳ぎが上手かろうとも、海を終の住み処とするアザラシには到底及ばないのだ。ホッキョクグマが泳ぎに優れたクマであるのは、あくまで海氷間を移動するために習得した能力であり、これをもってアザラシを狩るわけではない。

もし、アザラシを狩るためには海が凍るという状況が必要なんだ、そんな深読みがこの映像からできるようになれば、ワイルドライフのその圧倒的な生きざまを映像に残すという作業自体、途方もなく手間のかかることだとしても、意味があることだと思えてくる。

20140628

旭山動物園のホッキョクグマ展示室の廊下に描かれた絵もまた秀逸だ。展示の斬新さに話題が集まる同園だが、そこに至る導線への配慮も忘れてはならないだろう。

胸を張って堂々と畑の真ん中を歩いていたヤツをファインダーに捉えたのと、向こうがこちらに気付いたのがほぼ同時。このケースは一目散に走って逃げていくだろうと踏んだのだが、ヤツが取った行動には驚いた、いや笑った(笑)。

そう、なんと突然パタッと倒れ込むように伏せたのである。いや、本当に倒れたのかもしれない。とにかく薄く平たく、なんの遮蔽物もない畑の真ん中に伏せたのだ。

20140627

最初からこのシーンならまさかそれがキジだとは誰も思うまい。見事に鳥以外の何かが畑に転がっているようにしか見えないのだから。でもその瞬間を見てしまったのだからもうキジにしか見えないのである。足元にお座りする駄犬君も気付いているようだが、不思議そうに鼻を高く掲げて匂いを嗅ぐのに忙しい。

残念ながらレンズは中望遠の単焦点。どの程度近づいたらこちらの期待する反応を見せるのか、非常に興味があったのだが、先日Mちゃんがキレイにうなったばかりの畑に足跡を残すのは忍びない。結局こちらが根負けして帰途についたのだが、背中を向けて歩き出した途端、ロードランナーの如くスタコラと走って逃げていくヤツの姿が視界の隅に入ったとさ。

どうでもいいけど鳥なんだから飛べよなぁ..

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20140626

ピーチクパーチクと青天でさえずり飛翔をするヒバリ。

ヒバリは春先のイメージが強い鳥だが、雨上がりの翌日などにも結構鳴いている。特に朝、まだそんなに気温が上がらない時間帯に鳴くことが多いようだ。

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路征くキジ

2014/6/25

20140625

霧の中、一人路征くキジの雄。

いつもはコソコソしているくせに、視界が悪いと案外堂々と振舞っている。こっちには犬もいるっつぅーのにね。

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私のことを鳥屋だと勘違いしいている人が未だにいるが、そのような立ち位置は随分前に引き払っている。

エコシステムの中のワイルドライフ。つまり生態系という枠組みを俯瞰したものの見方にシフトしているので、生きもの個別の種類に固執することはあまり考えていない。とは言いつつも、天狗様に30年以上入れ込んでいるのは事実だが、アンブレラ種として生態系の頂点に立つイヌワシだけは別格で、私の中で種を超越した存在なのである。

ただ、アフリカやアラスカなどど異なり、日本でワイルドライフと言えば野に生きる鳥がもっとも身近なのも事実である。クマやキツネなどに比べ、しゃかりきになって探さずとも、日常的に野外で目にすることが多い。おっつけ、写真の被写体になるのも鳥が多いという必然の結果になるのだ。

20140624

昔取った杵柄で、日常的に行動するエリアで見かける鳥はだいたい識別できるのだが、今も昔もこの手の雌タイプはなかなか白黒判断できずにいる。近くに雄でもいれば何ということはないのだが、ヒョロヒョロと聞きなれない鳴き声..結果的に巣立ち雛を探していたようだが..だけでは何とも同定できず。

最終的には鳥写真の専門家に聞いてキビタキの雌だとなったのだが、言われてみれば上尾筒にオレンジが見えるよね。

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会う人会う人にその後キジバトはどうなったかと聞かれ、その度に答えるのは面倒なので、とりあえず結末を書く。結論から言うと営巣は失敗に終わった。

原因は何とも釈然としないのだが、夜に居間でテレビを見ながらプレゼン資料のベースを書いていたところ、駄犬が二声ほど鳴いた。そしてその数秒後に、キジバトの巣があるヤマボウシ付近からバサバサと鳥が飛び立つ音がして、カーテンの隙間から外を覗くが、夜であるため何事かは判らずじまい。朝になって仕事場から巣を見るとすでにもぬけの殻で、2つあった卵も付近には落ちてないという状況であった。

考えられるのは何者かに襲われた可能性が高い。それもあの夜のあのタイミングであるのは間違いないだろう。何者かについてはまあ十中八九、Sちゃんちのクロ..よく庭を通り過ぎて行く近所の飼い猫..だろうな。うちの駄犬は喧嘩上等なところがあるので、見知らぬものにはめっぽう吠える..タヌキとかノウサギとかだと大騒ぎなのだ..クセがあり、先日はそれが二声、それも甘えるような調子だったので、お気に入りのクロだったとみて間違いないだろう。

20140623

主のいなくなったキジバトの巣を下から見たところ。もともとそんなに凝った巣を作るタイプではないが、この巣は過去見た中では最も粗雑で手抜き感漂うものだ(苦笑)。

放棄したであろうその翌日に、1羽が巣材を入れているの見たのだが、結局その後は音沙汰なし。他でやり直しているのかどうかも不明だが、雄と思われる個体は今日もデデッポーポーと呑気に電線で歌っている。

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五郎助奉公

2014/6/22

ゴロスケホーコー、五郎助奉公と夜のしじまを破るようにフクロウが鳴いている。ゴロスケはこのところ雨の日を除けばほぼ毎日にように聞こえる。音源は概ね南側300mほどの沢筋からだが、時に遠くまた近くと常に移動しながら鳴いているようだ。

フクロウが鳴くのはやはり繁殖期、それも初期の頃なので、冬から春先にかけてである。ペアリング期のような鳴き交わしではないので、今この時期に鳴く理由とすれば、巣立ち雛を探していると思われる。

赤城高原は意外にフクロウが多い。朝早くに牧草地脇の杭に止まっていたり、防風林や雑木林の林縁で餌を探す姿を、夜の寄り合いの帰りに見かけたりする。一帯が開けた農耕地であるため、餌となるノネズミの数は相当なもので、それを狩るための適度な防風林の存在も大きい。

家の近くでいくつか樹洞巣は判っているのだが、近年は忙しさにかまけて確認には至っていない。天狗様が一息つけば、4Kを理由に久しぶりにフクロウでも狙ってみるのも面白いかな。

20140622

このところ朝と夕方、または宵の口に雨が降る。夕方以降の雨はもう5日連続なのだが、先月の乾季のような乾きに比べれば、畑に良いお湿りなのは確かだ。

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キビタキ

2014/6/20

家のすぐ近くでキビタキを発見。近くの演習林では朝夕によくその鳴き声を聞くのだが、庭木を除けば家の周囲にはあまり高木の類はないので、なかなか珍しいことだ。

20140620

ピッコロ、ピッコロと大きなよく通る声でしばらく鳴いていたが、近くに来たメジロを追い払いにそのまま飛び去ってしまった。とりあえず300mmで数枚シャッターを切る。画像をよくみれば、まだ少々若い個体のようである。

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