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微妙なトーン

2017/10/6

今朝はこの秋一番の冷え込みだった。吐く息が白いのは今シーズン初。そんな関東は午後から雨らしいが、今回は明日には回復するだろう。

久しぶりに遠出をする予定だったが、急遽単発で簡単な仕事が入ったこともあって出発を延期することに。どうせ明日は終日雨模様らしいので、まあいいかって感じ。

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

望遠で狙うとシャキッとしないので、逆の効果を狙ってクラシッククロームで撮影。こんな微妙なトーンを拾ってくれるX-Transセンサーとフジの絵作りは素晴らしい。

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仕事でモノクロ撮影を頼まれることは多くはないが、Webサイト用の素材としてモノクロを使うことはよくある。

今まではカラー画像をPhotoshopでグレースケールで抜いていたのだが、フジのフィルムシミュレーションを使うようになってからは、ACROSモードで撮影するようにしている。

当然だが、カラーから色を抜いた場合よりも、ACROSモードで撮影したほうが階調が滑らかで且つ黒の締まりがぜんぜん違う。レタッチした場合に白飛びするケースも、ACROSモードならかなりの情報が残っているのだ。

X-T2は撮影ブラケットにフィルムシミュレーションを指定できるが、最近は3つ目にACROSモードを指定している。後からカメラ内現像で異なるフィルムシミュレーションに変えられるが、撮影後の手間を考えるとブラケット撮影のほうが便利なのである。

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R

こんなどんよりした日はモノクロにしてみるのも良いし、クラシッククロームもおすすめだ。

焦点全域でF2.8通しズームは、各社とも明確にプロからハイアマをターゲットとしており、セールス的にも売れ線..利益を稼ぐという意味で..であるのは間違いないので、自ずから各社ともそのレンジには力が入っており、まあ何れハズレはない。

ナイコンの同クラスのズームは使ったことがないが、C社では24-70のII型を持っており、仕事用レンズの筆頭として古くは28-80、それに先代24-70のI型を使っていたことがあり、何れも随分と稼がせてもらった。

そしてそのフジのいわゆる大三元の一角を担う大口径ズームレンズが、このXF16-55だ。

LUMIX GM1 / G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S

XF50-140の記事で同レンズを世間で言われるほど大きくはないと書いたが、さすがにXF16-55はフジノンレンズの中では大柄である。重さは650gでC社の24-70の800gよりは軽いのだが、X-T2ボディに対するアンバランスさからくる見た目上のサイズ感はあまり大差ない。

ただ、実売価格で1.5倍ほど高いLレンズ筆頭のEF24-70は価格に見合わず全体的にプラスティッキーで、金属感あってカッチリした造作..実際はエンジニアリングプラスチックだがそう感じさせない作り..のXF16-55に軍配が上がる。

ナイコンの最新型は手振れ補正を内蔵しているが、XF16-55はC社同様に画質優先を謳って手振れ補正は内蔵していない。その代わり事実上のキットレンズとなっているXF18-55には手振れ補正を内蔵しているので、手振れ補正が必要な人には選択肢がある。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

フジが単焦点同等の性能を目指したと言うだけあって、開放F2.8から使うことを躊躇させない画質には感嘆する。35mm換算で広角24mm相当となる16mm側でも、周辺減光が抑えられコマ収差もほとんどなく、周辺部まで問題なく使用できる。

星空など星野写真では同単焦点のXF16があるのでそちらに分があるが、通常使用ではズームレンズであることを意識させないキレのある画質は、重さを気にしなければ逆に率先して使いたいレンズである。

その筋では神レンズと評判の高いオリのED40-150mm PROに負けず劣らず、フジノンのXF50-140も非の打ち所のない素晴らしいレンズだ。

ズームレンズとは思えないその画質は、1.4倍のテレコンかませて35mmフルサイズ換算で100-300mm相当にしても実用上何の問題もなく、それどころかほぼ現状それがスタンダードであり、光量を稼ぎたい時にテレコンを外すという使い方になっているほどだ。

過去に同クラスのC社とナイコンの70-200を使ったことがあるが、画質含め周辺減光や逆光耐性などフジノンのほうが明らかに上である。吸い付くように機能する5段分の手振れ補正の効き具合も素晴らしい。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

フジのユーザーは声を揃えて大柄なレンズだと言うけれど、C社のフルサイズから移行した身とすれば十分軽量コンパクトな部類である。普段は三脚座は外して使っている。

価格も重量もフルサイズの半分近くでこの性能。フジのユーザーなら同じ赤バッジのXF16-55とセットで持っていて損のないレンズだろう。

でっけー

2017/3/27

すでにGH4を撮影班に払い下げてしまったので新旧比較できないのだが、でっけーっていうのが素直な感想。

記憶にある中でGH2辺りと較べると、倍くらいデカイんじゃないかと感じてもそれほど大げさでないかも。個人的にはまったく問題ない大きさだけどね。

もちろんフルサイズの一眼レフと比べれば小さく軽いのは当然なのだが、センサーサイズが一回り大きいAPS-CのX-T2と比較しても、そのボリューム感はGH5の圧勝である。GH4でギリギリでリグ組んでたりするとちょっと危ういかな。

X-T2も30Pとは言え高精細な4K映像を連続10分..バッテリーグリップ付きなら30分迄延長可..記録できるが、GH5は4K60Pをバッテリー続く限り無制限に記録できる点で、実は規格外のモンスターカメラなのだ。

4Kデータを連続して処理するにはそれなりの熱対策が要求されるが、逆に言えばその辺りの放熱処理をこのサイズの筐体に入れ込んできたパナの技術力は賞賛に値しよう。

同じ業務用カムコーダーの老舗である某SO社..いわゆる糞ニーねw..など、4K撮影でカメラが熱暴走するという事態で騒いでいたが、パナはGH4の時からあまりその手の話を聞かない。

似たようなスペックの高倍率ズームを付けて..撮ってからGH5にはM.ZUIKO 12-100 PROにすべきだったと気付くw..並べてみる。X-T2はFUJIFILMのAPS-Cミラーレス機の中では大柄と言われているが、それでもGH5の前ではコンパクトなカメラである。

4K60Pで武装するGH5もここまで唯一無二の存在となってくると、さすがにm4/3のミラーレス機のくせにデカイとか何と文句を言う輩もいるまい。パナは小型のカメラもラインナップしているので、ミラーレス機本来のコンパクトさを求めるなら選択肢は色々ある。

何より、業務用カムコーダーの性能をレンズ交換式一眼カメラの中で実現されてしまっては、さすはにパナは好きじゃないとか言ってられないねw

梟現る

2017/3/25

夕方、庭で餌台の掃除をしていると、道を挟んだ向かいの畑の上を白っぽいものがフワフワと飛んでいるのが目に入る。

最初はいつものノスリが低空飛行でもしているのかと横目でチラ見していたが、単管で作られた壊れかけの柵に留まってこちらを振り向いたところで、その白い物体がフクロウだと判った。

昼間撮影に行ってそのまま車に積みっぱなしにしておいたカメラを取り出し、庭先を匍匐前進..はしてないけどとにかく腰を低く..して庭の端っこまで行ってそっと顔を上げると、雪解けの畑を見下ろしてこちらを気にしてない感じ。

赤城高原は緩やかな高低差を利用して畑が作られているため、下側の畑の畦伝いにさらに近づき、カメラ構えたままゆっくり体を起こすと、ちょうどこちらを見てるところであった。

こちらと畑を交互に見る度に、接近中に電子シャッターに切り替えておいたX-T2+XF100-400で静かにシャッターを切る。十数枚撮ったところでフワッと、それこそ文字通り羽音も立てずに飛び立つと、畑の南側の林縁に消えていった。

実はうちの近所には結構フクロウが生息していることが判っている。近くの牧草地で狩りをしている姿を見掛けるし、家の中にいても、求愛期の晩秋から冬ともなればゴロスケホーコーと鳴き交わしているのをよく聞く。

たださすがに庭先で姿を見かけたのは初めてのこと..しかもまだ日も暮れてないうちに..で、今更ながらその存在を意識することとなった。

餌台の掃除が終わって2階の仕事場に戻るが、何となく後ろ髪引かれていたのでベランダから先ほどの林縁を探すと、何とまだいるではないですか、フクロウ君。

今度はベランダに三脚立てて、X-T2+FD800でパシャ。この距離で30年前のオールドレンズでも、しっかり解像するX-T2のローパスフィルターレスセンサーはさすが。

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X-T2の4Kは、フジノンレンズの高性能とフィルムシミュレーションとの相乗効果もあって、想像以上に素晴らしい。それまで良いと思っていた..というかそれしか無かったのだがw..GH4の映像がかすんで見えるから困ったもんである。

昨秋、X-T1から更新しようと思ったタイミングで物が供給不足で手に入らず、錦繍の秋を撮り損ねてしまったのは残念だったが、その分この冬はフィルムシミュレーションのクラシッククロームで冬景色を堪能させてもらった。

そう、風景などフィックス映像でこの上を行く4Kカメラはしばらく出ないだろう、FUJIFILMのX-T2はそう思わせる素晴らしい性能だ。

が、生きものなど動いている動体相手には、いかにX-T2と言えど30Pではどうにもならないのも事実。そこで満を持しての真打ち登場である..

待った待ってたGH5、いや4K60Pと言うべきか。こんなに待ち遠しかったスペックっていつ以来だろうか。

4Kなんだから何だって一緒だべ?いやいや30Pと60P、そこには絶対に超えられない性能の壁がある。フルHD時代にはあまり感じられなかった、越すに越せない大井川的な性能差が、敢然と存在するのだ。

4Kのストックフッテージは今後ますます需要が高くなる。躍動する野生の命は当然としても、舞い散る桜吹雪や迸る清流など、GH4では撮影自体をためらってきたシーンを積極的に狙っていきたい。

なんて、その前に撮影に出かける時間を確保せねばねww

色を感じる

2017/3/21

日没に色づくオホーツクの海。氷に閉ざされ荒涼とした眺めは決して冬の景色ではない。知床に流氷が到達するのは春の知らせなのだ。もうすぐ海が開ける。

FUJIFILMのカメラのどこに惚れたかと言えば、カメラ単体でこの色を出せる点に尽きる。FUJIFILM独自のフィルムシミュレーションは、どこのメーカーも並び立つことのできないキラーソリューションだ。

Photoshop使いのTMが言うのだから間違いない。

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風を感じる

2017/3/20

バサッという音とともに風を感じる、そんな距離感が程よい緊張を生む。野生の命と向き合うとはいうのは、いつもそんな感覚だ。

X-T2のAF-Cはこんな不意の出会いにも歩留まりよく対応する。そのクラシカルな見かけとは裏腹に、どんなミラーレス機より実にスパルタンな性能を秘めている。

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黎明期のミラーレスカメラのAFでも、風景写真など静物相手なら問題なかったが、当時多くに採用されていたコントラストAFでは動体撮影など望むべくもなく、そこはやはり一眼レフカメラの位相差式には遠く及ばなかった。

もともとは動画の撮影目的で導入したパナのGHシリーズではあったが、C社EOSを手放せなかったのは、その歴然とした性能差が大きかったからに他ならない。

それがこの数年、ミラーレス機のAF性能も向上し、特に各社が力を入れている像面位相差のAFは、一眼レフの位相差式にも引けを取らない性能を見せてくれる。

低照度での撮影などまだ絶対的な性能差はあるものの、日中のデイライト光源下でコントラストが不足しない場面であれば、ミラーレス各社のハイエンド機であれば何ら不足することはないと言っても良い。

むしろファインダーが暗くなること無く被写体を捕捉できるミラーレス機のほうが、MFなどやりやすい局面もあるので、今この時においてどちらが優位とは言い難いのも事実だ。

タンチョウは大型の鳥なので、比較的ファインダーに捉えやすいのだが、何せ雪面バックでタンチョウ自体も白いとあっては、ミラーレス機のコントラストAFには意外に辛い被写体である。

しかも至近距離を手前に向かって飛翔してくる..これは思っているよりは早い..とあっては、AF性能の限界テストのようで歩留まりも悪かろうと思いきや、AF-Cで連写してみるとこれが結構当たりが多くて驚きである。

フジのX-T2は、C社のEOS-1D並みのAFカスタムセッティングができることがウリだが、被写体のロックオン的な設定を有効にすると、この手の障害物が多い中を移動する被写体にはかなり有効であった。

AF-Cで被写体をロストすること無くピンを追い続ける、ここまでのAF性能があれば、無駄にでかい一眼レフなどもはや使う気も起きないぞ、というのが偽らざる本音である。

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