ウィルスがハンコを撲滅
先週、国が民間や官民の契約書類等にハンコ捺印は不要との見解を示した。
以前から書類へのハンコ捺印には抵抗感が強く懐疑的であったが、図らずも新コロナの影響で認知され始めたテレワーク普及の妨げになるとの理由から、ようやく国が重い腰を上げたようである。
第一次産業の現場勤務を除けば、接客業のような対面業務でもない限り在宅ワークは可能であるが、ハンコ捺印のためにわざわざ会社まで出向かなければならないというのは片手落ちとしか言いようがない。
逆に言えば、ハンコフローが強制されている時点でテレワーク推進など実態が伴っていない有名無実だったわけだが、これで社会全体で大手を振ってデジタルワークフローへ踏み出せることになる。
ハンコ自体、漢委奴国王印のように歴史的な文化遺産として扱われるのは否定しないが、素材に象牙を使う限りこれから新たに作られ使用されることには断固反対の立場であるし、IT屋の末席に未を置いている立場的にも、誰でもどこでも手に入れられるハンコで本人確認など到底容認できない。
今回、内閣府・法務省・経産省の連名..どれも渦中の問題の役所だなw..での公表なので、これでもう後戻りすることはないだろうな。
これであと問題はITを使いこなせないと公にしている無能なIT担当大臣だが、この秋にあるであろう衆議院解散の前に取ってつけたように在庫一掃処分的な内閣改造があるだろうから、早晩クビになるのは間違いない。
どんな内閣になろうが、今度こそ台湾のように民間から優秀なIT伝道師的な人材を徴用することを望むぞ。
この時期に一時的に見掛ける蝶で、写真判定でツマキシロナミシャクというシャクガの仲間と判明。
スジグロチョウなどモンシロチョウの仲間は開けた空間で見掛けるが、こちらは林内や林縁部に多い印象。幼虫がサルナシの葉を好んで食べるというのでその点で納得。
とにかく動くものに敏感で近づこうとするとすぐに飛んでしまうのが厄介だ。ようやく葉陰から望遠マクロ的に押さえたが、てっきり頭だと思っていたほうが腹だったというオチで、ピンの位置が逆であった..