我が家のソメイヨシノも雪国に出張中の今週3日に開花していた。ご多分に漏れず平年比で10日は早い。
写真は一昨日夕方のもので八分咲きといったところ。この週末には満開となるだろう。
中之条町にある岩櫃山に真田氏ゆかりの城があったのは、何年か前の大河ドラマ真田丸で覚えている人もいるだろう。
城と言えば天守閣を持った立派な建造物を想像するかもしれないが、岩櫃城は戦国時代のいわゆる山城なので、城と言うよりは砦と言ったほうが良い佇まいだったと言われている。
登ってみると分かるが、岩峰の山頂付近は狭くとても人の生活できる空間はなく、せいぜい見晴台や狼煙台があった程度で、城の守備隊が住んでいたのは東側中腹の尾根近くである。その場所も空堀の跡がある程度で、兵どもが夢の跡って感じだ。
岩峰の周辺は早くも芽吹きが始まっていて、麓の里山付近ではソメイヨシノが見頃となっていた。
余談だが、地元の話では岩櫃には巨大な鷹..多分ワシだろう..が住んでいたという逸話が残っていて、景色だけ見ればさもありなんと言った風情。
前述の通り、要衝であった土地柄故に戦国以前は永く山城が築かれていたので、戦国も終わり城が役目を終えて人がいなくなってから住み着いたのかも、なんて何となく想像している。
こちら勤め人ではないので、制約はあるものの基本的に平日に自由が効くことから、週末同様に世間が大きく動く連休中にどこかに出掛けることない。当然GWなどその最たるものだ。
これは別に新コロナ禍にあってそうしているわけではなく、昔から意図的にそういう行動パターンをしているということ。逆に言えばそれを狙ってフリーランスを選択しているというのが正解である。
とにかくGW中は県内どこも観光客と帰省客でごった返しているので、繁殖状況の確認で県内の天狗谷を見に行きたいタイミングなれど、山菜採りやら川遊びなど厄介な人出に閉口するのである。
ここ2年は前述の新コロナで静かなものであったが、今年は一気に元に戻ったようだ。世の中経済的には喜ばしいことだが、素直に喜べないのは元来のひねくれ者の性ということになろうか。
ということでGWはせっせと家周りの用事とデスクワークに勤しむのがレギュラー行為。ああ早く終わんねぇかなGW..
初夏の花であるツツジが咲きだすそのちょっと前、春の桜の最終ランナーが八重桜だ。
本種は野生種ではない鑑賞用だが、新緑に映えるこの花が咲くと当地ではGWの頃って感じなのである。
この春の県内の桜前線を見ている限り、時期的にまだ早いことはわかっていたが、出掛ける用事があったのと、週の後半は台風の影響で雨模様という予報だったので、ダメ元で週の初めに妙義のさくらの里へ足を伸ばした
10時には高崎に戻らないとならなかったので、開花状況がイマイチなら引き上げようと思っていたが、状況はどうあれ人は欲があるので結局カメラ担いでウロウロすることにw
さくらの里は標高差を利用して様々な種類の桜が植わっているので、これからGW頃まではなんのかんの言っても花は見られるが、それでも見頃はやはりあるので、そこについてはもう一週間程度先かなといった感じ。
ちなみに妙義神社の枝垂れは散り際で、県道に近いソメイヨシノは満開だった。
時間がなかったので朝イチから2時間ほどで撮了。花が少なくて撮るものがなかったというのが実際のところだけど。
そして前述の通りここは園内の高低差があって、おっさんカメラマンでは息切れするのは目に見えていたのでw、この日は多くの場面で三脚を使用した。何せ登り下りの途中に肩で息をするので、さすがにそこまでは手ブレ補正してくれないからねw
この日はクロツグミの初鳴きを観測。ミツバツツジのシーンでちょっとだけ声が入っているかも。
利根沼田の先陣をきって、先週末に沼田公園が満開となっていたが、さすがに休日に景勝地に行く気にはならないので、週明けの朝一番に小一時間ほど出張ってきた。
久しぶりにDJIの3軸ジンバルを持ち出して、人気の少ない公園でGH6を載せて使ってみたが、普段使わない筋肉を使ったので翌日は肩が凝って仕方なかったぞw
GH6の手ブレ補正は相当に強力..OM-1とはまた別の意味で..だが、移動を伴うドリーショットやジブショットはやはりジンバルのほうがやりやすい。
もちはもち屋なので専門的なカメラワークはジンバルに一日の長があるものの、とは言え拙者は可能な限り三脚を使いたくないマンなのでw、OM-1にしろGH6にしろこの手ブレ補正の性能向上の流れは非常にありがたい。
いずれそう遠くない将来、ジンバルなど特機の手を借りずとも、カメラ本体だけで完結する時が来るのを夢見ている今日この頃。
GH6の1億画素ハイレゾショットは強烈だ。これが本当にマイクロフォーサーズ機から出力された絵なのかって毎度感じる。
たとえ業務であっても1億画素が必要ってケースはまずないので、トリミング素材目的ならこれで十分じゃね?っていうのが偽らざる感想。
そしてこうなるとGFXの立場が危うくなってくるわけだなこれがw
ということで、今回の映像も三脚は一切不使用である。
PS.
DaVinciでタイムラインを4Kにし忘れていたので修正してアップし直しています。
GH6で収録できる動画フォーマットの数は、ざっと数えただけでもVFRの細かい設定を含め優に100を超える。しかも本機からProResでも収録できるのだから驚きだ。
そのおかげで、先週末から毎日のように誰かしらから記録形式はどれを選べば良いのか?という問い合わせが入っていて、パナにはいい迷惑だと文句の一つも言いたいw
ただ今回は拙者の周囲でもそれだけGH6に手を出した関係者やアマがいるということでもあるので、巷の噂通り売れているのは間違いないようだ。
実際それを裏付けるように、市場から予備バッテリーが手に入らない状態で、後から追加で注文した分が納期未定のままである。型番はDMW-BLK22でS5と同じなので、手持ちに2つばかりあるのと、三脚運用時はモバイルバッテリからPDで給電することになるので当面困ることはないが、予備は多いことに越したことはない。
と言うのも、GH6は最近のデジカメにしてはなかなかの大食らいで、尺にもよるが手ぶれ補正効かせつつああでもないこうでもないと動画収録メインで回していると半日どころか2・3時間しかもたない。
そしてその原因の一つであると思われる手ぶれ補正は、噂に違わぬ強力なもので期待以上に感じる。フィックスであれば手ぶれ補正ブーストが使える..パナ純正レンズという縛りがあるが..し、通常モードのままでも動画向けに抑制の効いた補正によって不自然さを感じさせない。
平野部から桜満開の便りが届いているが、県北の里山はまだ寒々とした景色で、苗代桜の別名もある樹齢500年とも言われる発地のヒガンザクラは冬の装いのままだ。
この映像は望遠時に一部三脚も使っているが、基本的に手持ちで撮影している。本格的に映像制作に関わるなら3軸補正可能なジンバルがあった方が良いが、GH6ならジンバルなくてもなんとかなるところまできているかな。
この手の映像作品が手間要らずでサクッと撮影も編集もできてしまうのは、まったくもって良い時代になったもんだとしみじみ..
そしてGH6は文字通り動画も写真も撮れるカメラなので、まったく同じ機材で4K 4:2:2 10bitの映像と1億画素の写真を撮ることができる。
ちなみにOM-1の手持ちハイレゾは5000万画素だが、GH6は2500万画素センサーから1億画素!の手持ちハイレゾショットが可能。ただその分GH6のハイレゾ合成はOM-1の倍以上かかるので、常用できるのはOM-1のほうだろう。