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サクラチル

2018/5/6

言うまでもなく、花は何れ散る定めにある。日本人的な侘び寂び感で言えば、はかなく散る寂しさを知るからこそ、栄華を極め咲き誇る壮麗さに感動するということになるだろう。

生きものの命は何れ尽き果てる。それは細胞の老廃の果に待ち受ける寿命というタイムスケジュールに従うのが、生命あるものの定めであるからだ。

個を意識することのできる生きものであれば、命は一生に一回のものであるが、心を持たぬ植物はその営みを繰り返す能力を持つことを許された。言うなれば再生する力である。

季節の移ろいに合わせ、花は散り、葉は枯れ落ちる。しかしそれは終わりを意味してはいない。また次の春に再生することを約束された自然の摂理なのだ。

散ることを知る。それはまた春がやって来ることを確信することに他ならない。

FUJIFILM X-T2 / XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR / Velvia
カテゴリ:花・植物|タグ:

高原を吹き抜ける新緑をまとう初夏の風に、林道脇の山桜が枝を揺らし花を散らす。

山際から萌黄の光が差し込むと、散り行く花びらに命が灯るかのように輝いては消え、やがて地を覆ってゆく。

風が吹くたび、川辺を舞う蛍が放つ明滅のようなその刹那の輝きは、繰り返される季節の営みを約束するものだ。

さあまた来春に逢おう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia
カテゴリ:花・植物|タグ:

例年ならGW中に咲き始める近所のヤエザクラが、他に倣って先週のうちに満開になった。

この木は去年台風で一部折れた上に、道路側に被り気味だった枝も何本か伐られていたので、勢いが削がれるかと思いきや、意外に今年も元気に花を付けた。

ソメイヨシノと違って花期が長いので、まだもうしばらくは楽しめるだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia
FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

学校周辺では、卒業式や入学式に合わせて桜が花を咲かせるように計算されて植えられているが、一番好まれるソメイヨシノはあっと言う間に満開になってあっと言う間に散ってしまうので、花期の長いヤエザクラとセットであることが多い。

白くて一重のソメイヨシノと違って、ヤエザクラは名前の通り花びらが八重..実際の数は品種によって異なる..であるため、透過光で撮影した時に、その色の変化に深みがあって美しい。

カテゴリ:花・植物|タグ:

まだまだ桜

2018/4/26

何度も書いているが、この春はとにかく花の動きが早い。しかも色々が皆一緒にやって来るので、タイミング良く撮れたり、また撮り逃したりとバタバタしている。

そんな中、今週は県北のあちこちでヤマザクラなどつまみ撮りしていたので、GWを前に在庫一掃しておこう。

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS(1枚目)
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR(2枚目)
FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR
Velvia

1枚目は花咲のオキノ桜だが、ギリギリ何とか間に合ったかなという感じ。肝心の天王桜のほうは完璧に撮り逃してしまった。例年ならGWの後半くらいに満開になるので、一週間以上早く行動したのにねぇ..

カテゴリ:花・植物|タグ:

近所の山桜

2018/4/22

ソメイヨシノやオオシマザクラ、それにサトザクラのようないわゆる園芸種だと明らかに人の手による植栽だが、さすがにヤマザクラとなると自生が多い。

もちろんそれが畑の際とかなら人為的である可能性もあるが、春まだ浅い芽吹き前の日当たりの良い斜面や、新緑に紛れてぽつんと生えているヤマザクラなど、立っているのがいかにも唐突な場所だと、鳥などが種を運んだと考えるのが自然だろう。

桜は被写体としては春の定番で、都市部から田舎に至るまで春を表現するのに一番人気であるのは言うまでもない。素材として引き合いがあるのも紅葉と並んで双璧だ。

桜は花期が短く見頃は一週間と無いが、日本列島を南から北へ3ヶ月近くかけて前線が移動していくことを考えると、日本全体ではかなり長い期間、桜を愛でることができる。実際、桜前線を追いかけて日本中を旅しているカメラマンもいるくらいだ。

そんなカメラマンのみならず、自然好きを自認する輩の中には、公園などでわさわさと賑やかに咲き誇るソメイヨシノよりも、山中でひっそりと咲くヤマザクラのほうが侘び寂びっぽくて好きだと公言する人は多い。

その点で言えば拙者はどちらも好きである。咲く時期が明確にズレているし、桜がひっそり咲かなければならない理由もないし、そもそも別種なので同列に扱う必要もない、というのがその理由である。

ソメイヨシノは漢字で染井吉野と書くのでいかにも吉野山の桜..大半がヤマザクラだ..を連想させるが、もともとはオオシマザクラとエドヒガンの雑種であり、ヤマザクラとは関係ないのである。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS
LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.(1枚目)

畑の際に植えられていることから、1枚目・4枚目・5枚目(浅間山)・6枚目は人為的な植栽で、2枚目・3枚目(苗場山)は防風林内にぽつんと残されたように生えていることから、自然発生ではなないだろうか。

ま、種類によらず何れ桜は絵になることは間違いない。この景色を毎春眺めることができるのは幸せなことだ。

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鯉のぼり

2018/4/19

もうすぐ端午の節句ということもあって、残雪の上越国境をバックに赤城西麓の空を力強く鯉のぼりが泳ぐ。

農家にとって男の子は大事な跡継ぎであり、いつの時代も大切に祝われてきた。赤城高原の農家はどこも広い敷地を持っているので、こじんまり家の中に飾る兜よりも、風を受けて雄大に泳ぐ鯉のぼりのほうがよく似合っている。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PRO Neg. Std
FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PRO Neg. Std

我が家より100mほど標高の高い上の集落では、お十二様のソメイヨシノが満開になっていた。ご多分に漏れずこれも例年よりは一週間ほど早いことになる。

枝先の花をよく見ると、花が開ききる前に昨日の雨に打たれたためか、すこし勢いがない感じ。でもこれから開くつぼみもあるので、まだしばらくは桜の季節を楽しめそうだ。

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ストーブ点火

2018/4/18

ここ数日寒い日が続いてやや困惑している。一昨日、昨日と朝晩はストーブ点けないとやってらんない状況だった。

今日は昼前まで雨模様だったが、午後になって急激に春の陽気に戻ってくれて助かった。その雨上がり早々、先日渡ってきたばかりのクロツグミが嬉しそうに歌い出した。

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

県北の山間の集落だと、まだまだ桜が絶賛満開中。ただ例年とちょっと違うのは薄っすらと新緑も始まっている点かな。

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お十二様

2018/4/12

下界では桜の季節は足早に通り過ぎたが、標高の高い赤城高原では一昨日から辺りから満開となったところが多く、うちのソメイヨシノも昨日満開となった。例年に比べて10日程度早いかな。

そして今日は地区のお十二様。今年は区長を仰せつかっているので、神道さんを呼ぶなど段取りを図ってつつがなく行事を行う。元々ここらの生まれではないので、諸先輩方に色々教えを請うての進行であった。

FUJIFILM X-T2 / XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR / PRO Neg. Std
FUJIFILM X-T2 / XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-T2 / XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR / PRO Neg. Std

例年だと春のお十二様の時期はまだ桜は開花しておらず、地区の花見は下旬に行う道路愛護の時に一緒に催す。なので今年はお十二様と花見が一緒になって、まあこれはこれで良かったのではないだろうか。

カテゴリ:独り言, 花・植物|タグ:

先週末の時点ではまだ開花してなかった上発知の枝垂れ桜。その後に寒の戻りで気温がぐっと下がっていたので開花が読めなかったが、昨日の時点で七〜八分咲程度だったので、今晩の雨の影響がなければ今週末辺りが見頃となりそう。

以前はそれこそ田舎の知る人ぞ知る桜だったが、某風景写真雑誌に地図入りで紹介されて以降、桜の時期になると県外からもカメラマンが押しかけるようになった。

ここに限らず全国的な問題ではあるが、周囲の田畑に入り込んで畔を踏み壊す輩が増えているとも耳にするので、地域住民に迷惑を掛けないように撮影してもらいたいものだ。

ま、こういう言い方は不適切ではあるが、年配のカメラ親父にこそ分別無き輩が多いのは事実で、ご高齢ともなれば「人に迷惑をかけない」再教育もままならず、何れ自然消滅?するであろうその日まで待つしかあるまいw

早春の花であるダンコウバイが上州武尊山をバックにようやく花を付け、春の陽光に照らされていた。

発地は沼田の奥座敷的な場所で、さらに奥はブナ林で有名な玉原が控え、日陰にはまだ残雪があるような地域だ。本来ならGW前ぐらいに春を迎えるのだが、今年は他に倣ってやはり春が早い。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR
FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR(2枚目・4枚目)
Velvia
カテゴリ:花・植物|タグ:

花の共演

2018/4/10

桜が早いので、ヤシオや菜の花、それにスイセンなど県北では春の花々と色の競演となっているところが多く、これはこれで華やかである。

そんなソメイヨシノも今日現在ではみなかみ町まで北上して、市街地では満開の見頃となっていた。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR(2枚目・4枚目)
Velvia
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