タグ : 日光白根山

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厳冬の季節はヘイズがないので明け方の東の空のヌケが良い。でもそんな寒さが戻ることはもうないだろう。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

ビーナスベルトが映えるのも冬季限定。春霞や花粉の季節でそれももはや風前の灯だ。

同性婚の否定を無能検討使が言っているが、仮に認めてもそれで金が掛かるわけでもない。

むしろ当人たちが社会的に認知されれば、モチベーションが上がって仕事にもやりがいも出よう。さすれば税収も増えるとかそういうふうに物事を考えられんのかね。

確かに生物学上は子供はできないが、養子という考え方もある。それに中年で縁あって結婚しても子供は作らないのだから同じだぞ。

難しいことはよくわからないが、LGBTQを否定してもそれでその人たちの考え方が変わるわけでもなく、逆に人々の分断を図るだけで社会的にメリットがない。

人は社会性の高い生きものなのだから、置かれた社会の中でモチベーションを上げるような仕組みづくりをしないと、国の有り様というか社会コミュニティの未来は危うい。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / 三日月

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / 上越国境

FUJIFILM X-H2 / XF18mmF1.4 R LM WR / Velvia / 十二様

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 日光白根山

薄明の刻を刻む赤城高原。

前白根

2022/11/3

前白根山(標高2373m)は五色沼を囲む日光白根の外輪山の一角をなす山で、戦場ヶ原から西を見ると日光白根山を遮るように見える地味な山である。

金精峠から続く稜線上にあるためか群馬だと思われている向きもあるが、栃木との県境は日光白根山になるので、五色沼含め外輪山の東側は日光市に含まれる。

日光白根山と言えば丸沼高原側からのカットが有名だが、五色沼と日光白根山を同時にフレームに収めるためには、五色山からこの前白根山の稜線部に上る必要がある。

山頂付近からは西側の日光白根山はもちろんのこと、天気が良い日は東側に男体山から那須連山、戦場ヶ原に中禅寺湖まで望め、さらに南を遠望すれば富士山や東京スカイツリーまで見通せる。

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 日光白根山と五色沼

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 冬枯れの主稜線

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / カラマツの黄葉
FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 金精峠

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Classic Nega./ 富士山

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 男体山など日光連山

金精峠周辺はすでに紅葉シーズンは終わっており、時期的にカラマツの黄葉が美しい晩秋の気配濃厚な眺めである。

早朝の金精山ではキレンジャクの小群を今シーズン初認。冬鳥たちもぞくぞく渡ってきているようだ。

メーカーの受け売り的な言い回しになるが、GH6は歴代のGHを正統に進化させた、写真と動画を高次元で両立させたカメラということになろうか。

今どきのデジタルカメラの静止画としての写真も映像としての動画も技術的な面では垣根などなく、その根幹部分は同じものである。瞬間を切り取るか、長時間に渡って効率よく収録するかというデータの保存形式の違いでしかない。

GH6はその形からしても既存のデジタル一眼カメラ然としているので、基本的には写真機であることに異論はないが、GHシリーズはその系譜を辿ればわかる通り、どちらかと言えば動画撮影を得意とするハイブリッドカメラということになる。

それでは写真撮影機能がオマケかと言えばそんなことはなく、スピードを求めた撮影機能であるプリ連写と4K/6Kフォトこそ搭載されていないが、歴代LUMIX同様のニュートラルで自然な仕上がりは風景などネイチャー分野に合っており、何より老舗のビデオカメラメーカーらしくオートホワイトバランスはかなり優秀だ。

それにマイクロフォーサーズ機でもっとも高画素となる2500万画素センサーは、本来の目的は5.7K動画のためであるのは疑いようはないが、そのおかげで1億画素のハイレゾショットを手持ちで撮れるようになったわけで、オマケどころか一気に高画素機の仲間入りを果たしている。

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 手持ちハイレゾ

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

写真は写真、動画は動画という几帳面?でこだわりのある人はともかく、拙者のようなどうせ撮るなら一度に済ませたい派にとって、GHシリーズやS1Hのようなハイブリッド機はありがたい存在である。

余談だが、フジのXもX-H1以降はハイブリッドカメラと言っても良いだろう。来月のイベントでそのX-H1の後継機が発表されるらしいので、合わせて楽しみにしている。

東日本最高峰

2021/9/22

先週の三連休中にうっかり山行を入れてしまって、あまりの登山客の多さに田舎者は家人ともどもたじろいでしまったw

ヤングな層とファミリーなどグループで行動している人が多く、見るからにカラフルなザックとウエアに身を包んでいるので、明らかに県外から越境してきているんだろうなと思われた。

ご苦労なことに登山中もマスクしている行儀の良い人も結構いて、多くは東京からだろうなと推察。地元で平日だとマスクしているほうがまれなんでね。もちろん個人的に登山中にマスクは必要ない派なのは言うまでもない。

出掛けた先は久しぶりの日光白根山。標高2578mは東日本最高峰で、これより東にこれ以上の山はない。ちなみに第二位はすぐ北側にそびえる尾瀬の燧ヶ岳の2356mである。

正式にはただの白根山で良いらしいのだが、全国に同名の山が多いことから便宜的に日光白根山の名前で呼ばれる。実際、群馬には県北西部に草津白根山もある。

丸沼スキー場のゴンドラを降り、シラビソやコメツガ、ミズナラにダケカンバなどの針広混交林を抜けると森林限界となり、ザレ場を上り詰めれば東日本最高峰の頂きだ。

山頂はぐるり360℃のパノラマで、遠く南側に広く関東平野、北側には越後の山々、北東には那須岳など南東北の峰々が望め、東側の前白根山のすぐ背後には男体山と中禅寺湖、それに戦場ヶ原を見下す大展望である。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

休火山という呼称がなくなったので結果的に活火山にカテゴライズされている赤城・榛名を除けば、県内の実質的な活火山は浅間山と草津白根山、それに日光白根山の3つである。

そのうち噴火口まで立ち入ることができるのはこの日光白根山だけで、しかも複数の火口原を渡り歩くことが可能だ。家人いわく、山頂は火星感あるってことらしい。

山頂の火口原には複数の溶岩ドームの成れの果てが見られ、噴火当時の様子を垣間見ることが出来る。まあそもそも奥白根と呼ばれる主峰自体が巨大な溶岩ドームである。

明治以降に数回の水蒸気噴火を繰り返しており、戦後すぐにあった噴火を最後に、現在は周期的に火山性微動が続いているので未だ現役と言って良いのだろう。

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東日本最高峰

2012/10/20

我が県とお隣の栃木県の県境にそびえる日光白根山。

意外に知られていないが、これより東または北には高い山は国内に存在しない。溶岩ドームをその2578mの頂きに持つ秀麗な活火山は、名実共に東日本最高峰の名峰である。ちなみに2番目はすぐ近くに鎮座まします尾瀬東端の名峰、燧ヶ岳の2356mである。

好天の週末とあって山頂付近は行楽登山客で賑わっていたが、端っこの方では遠慮がちにまだ高山帯に留まるイワヒバリの姿が見られた。イワヒバリはまったく人を恐れず逃げることがないので、短い焦点距離のレンズでも近くに寄ってアップで撮影できる。

されどそれでは、やたらとドアップ写真連発で芸の無いデジスコと同じになってしまうので、中望遠であえて引いて、バックに平ヶ岳を入れてハイチーズ。そう、私はデジスコ写真=ドアップは好きではない。

久しぶりに取材仕事で東日本最高峰へちょいと山行。今年の紅葉は県内でも予想通り良い感じである。オーバー2.5Kより見下ろす下界の景色は、森林限界から針広混交林、そして山塊の中腹へと続く見事な秋色のグラデーションを見ることができた。360℃の眺望は相変わらず素晴らしい。

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