P900は個人的には生きものをメモ代わりに記録する使い方がメインだが、一般的には旅行などにこれ1台といった使われ方が多いと想像できるため、風景のようなフィックスも試してみた。
風景では広角から標準域の利用が多いが、P900の手ブレ補正は結構効きが良いので、このくらい手ブレが補正されればファミリー用途では十分なものと思える。
その昔、カミナリ族というのがいたらしいが、そんなことは今どきの若い人は知らんだろうな。
ま、さすがに私も直接見たことはないのだが、直管鳴らしてそれはそれは雷のごとくうるさかったらしい。それと比較してもうるさいのかどうかはさて置き、空高く飛びながらズビャークズビャークとひとしきり鳴いた後、急降下しつつ激しい羽音を鳴らして目の前を通り過ぎて行くのはカミナリシギことオオジシギだ。
オオジシギは夏鳥で、はるか南半球から10000km以上も旅をして極東くんだりまでやって来る変わり種。国内では本州以北の高原か北海道で繁殖するのだが、時々、赤城高原でも通過個体と遭遇することがある。なんでこんなところでディスプレイフライトをしているのか事情は知らんが、とにかく雷鳴のごとくの通名そのままだ。
こんな時に限ってP900じゃなかったりする間の悪さ。もっともこの激しい動きをP900のAFで撮る自信はまったく無いけどね(苦笑)。上の方にゴミのように写り込んでいるのがカミナリスナイプ君その人で、決して上州武尊山を撮ったわけでない。
鳴き声はこんな感じ。その昔、飛んでいるところも撮ったはずだが、DroboのHDD内でちょっと映像が迷子に..
その今シーズン初は台風とともにやって来た。
初フリース、初手袋、初ダウン(ベストだけど)、初カップラーメン(昼の外メシね)、初車内暖房、そして初冠雪。浅間山を除き、仕事部屋から望む上州武尊山と上越国境沿いの稜線部はほぼ軒並み冠雪模様で、谷川岳付近などは終日雲の中だったようだ。
先週辺りはまだ夏日がぞろぞろ徘徊していたのに、今日の奥利根界隈(標高1600m付近)はお昼の時点で3℃と冬のような寒さで、撮影中終始鼻をすする..おっとこれも初だな(笑)..有り様だった。
間髪入れずにまた次の台風が発生しているようだが、もういくら南から太平洋の空気を運んできても、さすがに暑いなどということもないだろう。