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視線

2014/11/29

20141129

何者かにジッと見られている、そんな気配を感じた。

またシカと思い周囲の林縁を探すが、それらしき大型獣は目に入らず。ふとその手前の草地にポツンと佇むキツネが一匹目に入る。どうやら視線の主はこいつらしい。いつからそこにいたのか判らないが、こちらの動きをひっそりと注視していたに違いない。

山に入ると時々こんな感覚にとらわれることがあるが、野生の生きものは案外こうして人の動きを見てやり過ごすことをするものだ。先に気付けばそれでよし、不幸にも出会い頭になってしまえば、弱いほうに何らかの力が作用することになる。

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20140706

今朝は巣穴の反対側に張り込み、と思って近づいたら、すでに親ギツネが寝そべって休んでいた。本当はもう少し近付きたいのだが、農道脇から800mm使ってもこのくらいが限界。先に着いていればもう少し奥に入れるのだが。

ちょっと様子を見てから、動画を撮ろうと三脚出すために車外に出たら起きてしまった。すぐに立ち去るかと思ったが、そのまま犬座りをしてあくび数回と毛づくろいを行う。背後にある巣穴方向で鳴き声がしていたので、子ギツネの登場を期待したが、本日もここでタイムアウト。

本気で撮るならワイルドライフは腰を据えてかからないとダメだね、やっぱ。

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親ギツネ

2014/7/4

朝採りが一段落して静かになったので、キツネの様子見に。何しろジムニーを止めているだけで、回覧板でも回すがごとくすぐに知れ渡ってしまう土地柄なので、あまり近所で大っぴらにカメラを構えていられないのである(苦笑)。

20140704

一週間ほど前にチラッと見た時はだいぶ子ギツネも大きくなっていたので、もう巣穴の近くにはいないかもしれないと思っていたが、30分も待たずに親ギツネが姿を見せた。タヌキにしてもそうだが、外観からはまず雌雄の区別はつかないので、この個体がどっちなのかは不明。

車を止めたのは久しぶりだったので、警戒するかと思ったが、しばらく朝採り農夫たちが駐車していたスペースなので、そんなこともないようだった。むしろちょっと離れたところで作業していたトラクターを気にしていた様子。決まった時間にしか人が畑にいない時期なので、野生動物は案外したたかにコソコソ紛れて生活しているものである。

この後もう一回親が姿を見せたが、子供の姿も気配もなく。親が餌を運んで子供が取り合う、そんな光景を期待して待ってみたが、いつもの様にこちらがタイムアウトで引き上げとなった。

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復活ギツネ

2014/5/30

数年前まで近所の牧場で毎年キツネが子育てをしていたが、
敷地の拡張工事が入ってから牧場内では子育てをしなくなっていた。

ただ、家の周囲含め姿はよく見かけていたので、
どこか近くに場所を移して子育てを続けているだろうとは感じていたのだが、
4月に入って隣接する資材置き場で子ギツネを見かけるようになり、
図らずもその予感は的中したことになる。

先月より何回か張り込んで撮影をしてきたが、
日中に親が姿を見せることはめったにない。
が、子供は臆せず無邪気に遊びまわって微笑ましい。
ただ、当初は4頭だった子ギツネが2頭になってしまったのは残念である。

周囲は広大な農耕地と防風林の混じる雑木林が点在する環境なので、
彼らの主食たるノネズミの類は豊富だとは思うが、
やはり野生の世界での子育てには厳しさがつきまとうのだろう。

20140530

写真は今朝の一枚だが、犬連れではこのくらいの距離がせいぜいである。
友達と勘違いして必死に向かっていこうとする駄犬のリードを押さえつけ(苦笑)、
シャッター切るのもなかなか大変なのである。

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慌てて帰る

2013/5/18

20130518

お母さーん、と言ったかどうか定かではないが、

ギャワワーンという母ギツネの呼び声に、

慌てて戻っていくこの春生まれのキツネの子っこ。

道端に落ちていた古い柿の実?に興味津々で、

兄弟三匹で取り合いのじゃれっこをしていたが、

近くに人がいるのを森の中から見ていた母ギツネが、

いても立ってもいられなかったのだろう、

早く帰って来なさーい、って感じだったのかも。

いや春真っ盛りだね。

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