ニュースで東京に木枯らし1号が吹いたと伝えていたが、関東北部も昨日から冬型の影響で風が強く吹いている。今朝は上越国境方面は雲の中で終日見えずじまいであったが、チラッと姿を見せた上州武尊山は白く雪化粧が施されていた。平年より一週間近く遅い知らせではあるが、今シーズン初冠雪のようである。
ここ数日寒さに耐えていたが、我が家も今晩よりコタツに今シーズン初の火入れの儀式を行った。これで半年に及ぶ待望?のコタツ生活が始まるわけである(笑)。
一週間前の18号と同様に、今回の台風19号もアッという間に通り過ぎていった。関東では群馬と埼玉の間を夜間に通過していったため、台風を意識しなかった人も多いはずだ。リンゴなど果樹農家はホッと胸をなでおろしていることだろう。
虹を見ると、「俺、昨日さ、虹の近くまで行ったんだぜ」とか、「虹の下をくぐった」「虹の橋の袂まで行ってみた」みたいなことを言い出す奴、子供の頃、クラスに必ず一人や二人いたはずだ。虹の架け橋みたいな表現があるくらいなので、気象現象として何も知らないガキの頃なら、ある場所からある場所へアーチ状に架かっている..さすがに物理的な構造物があるとは思わないだろうが..と信じたとしても、これはしかたのないことだ。ただ、普段から変わり者扱いされていたりすると、皆にいじられるのはこれ必定なり(笑)。
虹は空気中の水分を太陽光が通過する際、その水滴がプリズムの役割をして光路を屈折するため、光の成分が波長によって分解され、それが反射して見える気象現象である。撮像用レンズ..複数のプリズムから構成される点で同意..でも同様の理屈で色収差が発生する場合があり、特に輪郭周辺がにじむことから忌み嫌われるが、景色として眺めるぶんには誰しもが目を留める美しい現象であろう。
ところで「虹は七色」というのが我々日本人の認識であるが、色の見え方というのは人種によって異なる..広義に見れば生きものの種でも異なる..ため、世界的に統一されて7色というわけではない。米国では6色、中国では5色、さらに日本でも沖縄では2色という例もある。実際、iPhoneでよく知られる米Apple社のロゴマークは、その名の通り単色のリンゴの絵柄であるが、以前Apple Computerを名乗っていた頃は虹色に描かれていた。その色の帯を数えると6本で、我々日本人の知るところの7色とは違うことが判る。
我々が見る色というのはとどの詰まり光の反射である。その光の反射率によって色の違いと濃淡を識別することで、リンゴは赤いとか空は青いとか、葉っぱは緑とかホッキョクグマは白いとか判断している。先日のブラッド・ムーンが赤く見える理由でも書いたが、波長が長ければ赤っぽく見え、短ければ青っぽく見えるわけだ。高周波になればなればるほど白に近くなり、やがては目にも止まらぬ波長となり、そしてそれこそ光の速さに相違ないのである。そう、光とは波長の短い電波のことなのだ。
仕事場の棚を見上げると、以前使っていて今は物入れになっているアルミケースが置いてあるが、そこに懐かしいApple Computerのステッカーが貼られている。ここ10年位で私と付き合い始めた人たちは、私が最近になってMacユーザーに変わったと勘違いしている人がいるのだが、私が私用で最初に買ったPCはMacintoshなのである。件のステッカーはその当時、新宿三井ビルの1Fにあったキヤノンのゼロワンショップでもらったものだ。バブルの頃、Macを買うならゼロワンショップか大塚商会、そんな認識だった頃が懐かしい。
GoPro HERO4はとうとう4K30Pまで到達してしまった。4Kで30Pはいわゆるナンチャッテ4Kに他ならないが、あの大きさであっさり実現されると、肩を並べられたm4/3一族最大サイズのGH4の立場は何処へ(笑)。
アクションカムの名の通り、1080/60PがGoProの本来の立ち位置だろう。さらに720ながら120Pがイケるので、地上波ならハイスピード撮影もバッチリOKだ。というか業界的には待ちに待ったスペックだろうね。やはり激しく動く状態..GoProは動くものを撮るカメラではない..で撮影するなら最低でも60Pは必要だから。
しかもSilver Editionには背面にタッチ操作可能な液晶モニターまで搭載。スマホがあればWi-Fiで飛ばせるとはいえ、この辺りはバッテリーの持続時間との兼ね合いもだろうが、ある無いでは雲泥の差がある撮影分野もあるので、その恩恵はいかばかりか。
そして、いつも楽しませてくれるGoPro映像だが、とうとう天狗様にも背負わせたくれた。
小型のハヤブサなどでは激しく羽ばたくせいもあってバタバタする映像も、大型のワシになるとさすがにビタっと安定して映るのはさすが。流行りのドローン映像もさることながら、やはり鳥自身に背負わせて撮ってもらうのには敵わないね。これこそまさに鳥瞰ならぬ鷲瞰図だ。
さらに天狗様ではないがオマケを2つ。
風切り音がイイね!
今日は午前中は雨模様であったが、台風18号はあっという間に通り過ぎて行ってしまって、お昼には晴れて暑さがぶり返してきた。明日からは秋晴れに戻るようだが、すぐまた19号がやって来るようで外ロケは頭が痛い。
小豆畑の食害被害を発見。農道上に切れた電牧の電線が落ちていたので気がついた。畑の西側に回ってみると、防風林側の電牧が数本なぎ倒され、数頭と思われるシカの侵入を許していた。
このHさんの畑は盆前まではレタスが植わっていたが、その後は小豆畑に変わった。赤城高原には某有名羊羹屋と契約している農家がいるため、連作障害対策にレタスのあとに小豆を作る農家が多い。
レタスもシカにやられるが、小豆など豆類は特に甘いので、葉も茎も花芽もシカの好物である。なのでどこも電牧で囲むのが常套作だが、食う方も必死なのでそこはそれ、背に腹は代えられないのだろう。
一般的な電牧は、太陽光電池で弱いパルスの電流を流しているだけだが、何気にちょっと触れるとピリッとくるので大抵はそこで驚いて逃げる。ただ、何か危険から逃れようと勢いよく走ってきたりすると、避けるまもなく引っ掛けてしまうことも多い。特に夜間はその傾向が強い。
意図的に電牧を破ったのかどうかは不明であるし、電牧を壊したものと小豆を食ったものが同一犯かも判らないが、このまま放置しておくと続々と便乗犯が増えるので、壊れた電牧は即刻修繕した方がいい。もちろんHさんには連絡済みである。