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皆既月食

2022/11/9

今月の満月はビーバームーンですな。

FUJIFILM X-H2 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Velvia

2022/11/8 群馬県利根郡昭和村にて
1枚目 20:03 ISO3200 F8 1/2 三脚使用
2枚目 18:18 ISO1600 F8 1/2000 手持ち撮影
3枚目 19:18 ISO3200 F8 1/10 窓枠利用(トーンカーブ補正あり)

2枚目が部分月食の開始時で、3枚目が皆既月食の開始時。

何れもXF150-600mmにX-H2のデジタルテレコン1.4を併用。3枚目は窓枠に押し当てて撮ったが、1/10を手持ちでも歩留まりは思ったよりは悪くないかな。

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昨日は日本では3年ぶりに皆既月食が観測できた。週の頭の予報で雪が降るのではないかと言われていたが、運よくも1日後ろにずれてくれたので、赤城高原からも一連のすべての動きを拝むことができた。

しかも月が軌道の関係で地球に接近した状態となるスーパームーンに、その軌道と暦の関係で一定期間に複数回の満月が見られるブルームーンも重なり、NASAではこれを「スーパーブルーブラッドムーン」だと紹介している。回転寿司のマグロの三種盛りみたいなイメージがなくもないがw、とにかくなかなか貴重なものだということは判る。

ちなみに同じ月内に2回満月が見られることをブルームーンだとニュースで報じていたが、正しくは四季の区切りとなる3ヶ月に4回満月がありそのうちの3回目をブルームーンというそうだ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
FUJIFILM X-T2 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x2

先の4枚はG9 PROのISO800・ISO1600・ISO6400・ISO12800の手持ち撮影で、後の1枚は皆既月食後20分経過の時点..肉眼ではうっすらと月の輪郭が見える程度の状態で且つ薄い雲が出ている..をX-T2のベルビアモードをISO51200で撮影(これも手持ち)してレタッチしてハイライトをわざと持ち上げている。

ちょっと驚いたのは、G9 PROの4枚目はAFが迷いだして合焦に至らなかったのだが、X-T2では2倍テレコンで合成F11相当だったにも関わらずAFでピンが来た..これは気のせいだったw..ことだ。パナライカ100-400の望遠端(35mmフルサイズ換算で800mm相当)は画質的にイマイチなのでその影響が大きいと見るが、それでも両機種ともAF測距範囲の下限性能がEV-3と同じなので、X-T2のAFの優秀さが光る結果と言える。

ちなみに両機種とも過去の遺物的存在であるC社FD800mmでも試したが、三脚に載せても寒さで手ブレwが出るのと、やはり固定しているとピンを探しているうちに月が画角から外れていってしまうのでなかなか厳しかった。

夕方から東の空にどんより雲がかかっていたので、皆既月食はたぶん見られないだろうと思い込み、そんなことはすっかり忘れていたのだが、友達から連絡があってそのタイミングで東の空を見たらちょうど雲間に赤い月がぽっかり。何とか世の中の話題に付いて行くことができた(笑)。

20141008

全国区で見られる皆既月食は3年ぶり。しかも今回のはスーパームーン版のやや大きめである。赤いのは夕陽が赤く見えるのと同じ理由..波長の長い赤色だけが散乱せずに届くため..なので、高度が高くなると普通の白い月に戻る。結局赤城高原ではこのあとまた雲に隠れてしまっため、数枚撮って終わりであった。

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