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さすが雪国、春を告げるはずの啓蟄のその日に吹雪かれた。

朝だけ異様に静かだったが、昼前には北風が強まって車を盾にしていないと立っていられないほどの強風が吹き荒れた。

風の強さもさることながら、風向きが目まぐるしく変わるのも厄介なものである。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

3枚目は水路の雪解けの奔流をライブNDで。

カテゴリ:季節感

3月に入ってNHKプラスの先行サービスが始まったこともあって、ムカつくだけなので止せばいいのにwついつい国会の予算委員会の中継をiPadでながら観してしまう。

で、案の定アホの答弁を聞いて予定通りムカついたので、予定調和と言えば間違いではないかw

正規・非正規問わず休業補償するとか先週末の記者会見でぶち上げておいて、実は雇用する企業側にその費用を給付するだけで個人への直接支援ではないときた。

さらにフリーランスや自営業者には休業補償ではなく貸付保証するというのだ。補償でなく保証って、一方的に仕事の機会を奪っておいて金なら貸すって、それどこの世界のヤミ金の手口だよ。

うちは業務内容的に今のところ被害は少ないが、仕事仲間の間ではフリーのカメラマンはちょっとヤバそうな話が出始めている。印刷媒体でもWebでもイベントが無くなるとそこにぶら下がる依頼もすべてキャンセルになるので、企業案件含めブライダル系のカメラマンは大変な様子。

10年前のリーマン・ショックでひどく痛い目にあった経験もあって、こんな時のためにフリーランスのネットワークを作ってやって来ているので、皆で少しずつでも協力し合う仕組みを発動..自営ではなく自衛だな..することになるが、こんな仕打ちをヌケヌケと国策で行われたのでは税金を収めている意味がねぇぞ、まったく。

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

空が少し焼けたので試しにポップアートIで撮ったところ、ちょっと不思議な感じになったぞ。

見た目はここまでの色合いではなかったが、フィルターはあくまで強調の手段なので、色温度と色相はこういう傾向だったということか。

カテゴリ:独り言

朝イチの高崎の用事を済ませた後、箕郷梅林に立ち寄ってみた。

症状の重い花粉症というわけではないものの、花粉が飛んでいるのはすぐに分かった。それでも立ち込める梅の香りはまさに春の匂いである。

絵柄を探してそんな白梅と河津桜の花々を交互に覗いていると、ミツバチたちがせっせと花の蜜を集めていた。啓蟄には数日早いが、春の訪れの早さは虫たちのほうがよく知っているようだ。

FUJIFILM X-T3 / XF16-80mmF4 R OIS WR / PROVIA / 榛名山

FUJIFILM X-T3 / XF14mm F2.8 R / Velvia

FUJIFILM X-T3 / XF16-80mmF4 R OIS WR / PROVIA / 赤城山

FUJIFILM X-T3 / XF14mm F2.8 R / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF90mmF2 R LM WR / ACROSS
FUJIFILM X-H1 / XF90mmF2 R LM WR / Velvia / 河津桜

そう言えば、今朝は家の前の畑でヒバリが今シーズンの初鳴きだったが、梅林では春告げ鳥であるウグイスが今シーズン初鳴きもあった。

ホーホケキョの調子がすでにまともだったので、実際はもっと早くに鳴いていたと思われる。

子供たちへの感染を防ぐため学校を一斉休校します!→働く親の身にもなれよ!→じゃあ日中は学校で学童で預かります!→はぁ?学校休みにする意味はどこにあるんだよ!

感染拡大を防ぐためスポーツイベントの開催中止を求めます!→東京マラソン開催で沿道で7万2000人が応援!?→はぁ?日本人ってバカなの?

中国からトイレットペーパーが輸入されず手に入らなくなる!→店頭に朝から集団で殺到して混乱→はぁ?濃厚接触しとるやんけ。そもそもトイレットペーパーは古紙100%だからほとんど日本製だよ!

アホ首相のやってる感満載の会見→説明責任のない情緒に訴えるだけで具体策なしと批判殺到→日本は今や緊急事態で戦時下だから国民一丸となって我慢だ!と識者紛いが擁護→はぁ?先の大戦それで大敗北したことをもう忘れたんか!

先月の26日辺りから「この1~2週間が感染拡大防止に極めて重要である」と寝言を言い出しているが、当初は例のクルーズ船で封じ込められると高をくくっていたのに失敗したので、急遽そんなことを言い出したのだろう。1ヶ月遅ぇんだよ!

とても今月15日辺りに感染拡大が止まるとは到底思えないが、感染拡大の封じ込めに成功しようが失敗しようが、どっちに転んでも良いような逃げの言質であることは明々白々である。皆の衆、呑気にマラソンの応援を集団で観に行ってる場合ではないぞ。

LUMIX G9 PRO / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

寝ているようでいてこちらを警戒して目を開けているホシハジロ(一枚目)。本種は基本的に冬鳥だが、一部が北海道で繁殖していることが知られている。

鳥を観始めた当時、近所の河原で見かける水鳥と言えばカルガモとマガモぐらいしかまだ知らなかった頃、自転車漕いで遠征した鳴沢湖..農業用の貯水池だ..に浮いているのを観て、珍しい種がいると感動したのが懐かしい。

冬になると日本中に渡来するので特段珍しくもない種だが、そういった事情もあってキンクロハジロと並んで未だにそういう目で眺めてしまうところがある。

カテゴリ:独り言, |タグ:

茶番だな

2020/3/1

先月末にブラジルとナイジェリアでも新型コロナウィルスの感染者が出て、これで五大陸すべてで進行していることが判明した。WHOの言うパンデミックの可能性の裏付けとなったわけだ。

何となく暖かくなって湿度が上がると収束に向かうような希望的観測を勝手に抱いていたが、ブラジルもナイジェリアも湿潤な熱帯降雨林のあるお国柄なので、そんな条件は関係なくお構いなしに流行するようである。

それにしても昨日のアホ首相の会見だが、期待もしていなかったその期待通り?に中身の無い、やってる感だけ見せかける会見だったな。

満を持してみたいな何か捨て身の策でも打ってくるのか、という期待も1mmぐらいwは無くもなかったが、先手先手のはずがこれから10日かけて考える..しかもそれ徹夜で考えるのは霞ヶ関の官僚だろうし..という無策無能さに、顔洗って、いや手を良く洗っておととい来やがれってな感じである。

さらに、予算委員会など観ている限り記憶力が著しく欠如しているらしいので、会見の原稿をプロンプターで読むところまでは仕方ないとしても、終了後の記者からの質問まで用意された回答..と言うことは質問したマスゴミ側も同じ穴の狢だ..を読むって一体なんの茶番だよ。

今年も早3月となったというのに、とても春を待ちわびてみたいな気分になれないのは困ったもんであるぞ..

LUMIX G9 PRO / KOWA PROMINAR TSN-884 / ハイタカ雌

天狗様の様子を見に行く限りは人と濃厚接触することもないwので、この騒ぎが収まるまでは奥山に通うのが良いな。幸か不幸か暖冬の影響で林道の積雪も少ないので、支線をたどって奥までアプローチしやすいしね。

写真は雪が降り出しそうなので撤収しようしたところに対岸にやって来たハイタカの雌。ここに人がいるのにわざわざ近くに留まるのも妙だと思ったが、何かを付け狙っていたようである。

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月末処理をしていて今年がうるう年であることに気がついた。納期や締め切りを考えると例年より1日多いのはありがたいのだが、週末に被ってしまってはその旨味も少ない。

勤め人でもないし小中高に通う子供もいないので、新型コロナウィルスによる直接的な影響は今のところ限定的だが、イベント系案件はすでに中止・延期が出てきているので、あまり長引くようだとジャブのように効いてくるだろうな。

さりとて何か効果的な対策を打てるわけでもなく、うがい手洗いぐらしかやることはないので、ひたすら嵐が通り過ぎるのを待つしか無いね。それだけに無能な政府に余計腹が立つのよw

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

E-M1Xでお馴染みの手持ちハイレゾショットが、MarkIIIでもできるようになった。と言っても先代のMarkIIを知らないので比較のしようもないけど、できるとできないとでは大違いなのは間違いない。

これまたいつもの10km先の沼田市街地を5000万画素で撮影。ハイレゾショットは単純に画素数が増えるだけでなく、ノーマル(2000万画素)に比べて高感度時のノイズがかなり減るのと同時に、大気の揺らぎによる画像劣化も軽減してくる副産物がある。

拡大するとノーマルでは建屋の窓枠が大気の影響を受けて波打つように写るが、ハイレゾショットでは見事に補正されているのが分かる。

TruePic VIIIエンジンを2基搭載しているE-M1Xのほうがコンポジット処理は早いという話だが、両機を並べて同時に使うわけではないので、その差を実感するのは難しい。ま、その程度の差ということだ。

降って湧いたように来週からいきなり全国一斉に小中高を休校するという話が政府から出てきた。

これは子供たちの集団感染の機会を減らすという意味で良策だとは思うが、アホの言葉だけにそこまで威勢が良いだけで、後は現場で乗り切ってねで終わりという意味では愚策と言わざるを得ない。

前日の専門家会議ではそんな話一言も言ってないのに、翌日になって思いつきでぶっ放した感がある。海外から「現場に押し付けているだけでトップの顔が全く見えない」と批判が高まっていることを受け、やってる感を出すべくあたかも「私がトップダウンで決めた!」と演出したかっただけなのが見え見えなのである。

法的根拠も権限もないので、本事案はあくまで要請であって強制ではないので、案の定、所管する各自治体の判断に委ねられる事態になっている。つまり、何かあってもそれは所管する各自治体の責任でよろしくねという、要請はしたがお願いはしていないといういつものご飯論法の発動なのだ。

それにしてもだ。それならなぜ先日のイベント中止要請を出した時点で一緒に言わなかったのか。そもそもが、すでに世界的流行が危ぶまれていた一ヶ月前の時点でこの対応が分かっていれば、現場の混乱は最小限に抑えられたはずだ。

そして何より子供が家にいる..小学校低学年だなこのケースは..ことで働きに出られなくなる親が出てくるのは分かりきった話で、今回も北海道の病院ですでに明らかになっている通り、結果的に社会活動・経済活動に支障が出てくるのは自明の理だ。

やむを得ず休業を余儀なくされる人や、景気低迷で契約を止められる非正規雇用者に対する補償同様、対策と言いつつ支援や保証がセットになっていない無策さには開いた口が塞がらない。

一端に言うだけは言うがやることはやらない、口は出すがカネは出さない。今更感もあるが、我が国はアホがトップの無能政府極まれリ状態だ。

FUJIFILM X-H1 / XF60mm F2.4 R Macro / CLASSIC CHROME

ここ2日続けて朝は降雪となっている。当然気温も氷点下が続いて、一時は緩んでいた庭の地面もカチカチに戻っている。

上越国境も雪雲の中で谷川連峰もしばらくその姿を拝んでいないが、この週末はまた雪模様という話で、近づいていた春が少し遠くなったかな。

カテゴリ:独り言

新型コロナウィルス騒動で脚光を浴びているニュースワードに、テレワークと在宅勤務が上がっている。

こちらは四半世紀以上もフリーランスで活動しているので何を今更ワードだが、毎日満員電車に詰め込まれて通勤・通学している人にとって、ウィルス感染の可能性が最も高いのはまさにそこだろう。

インターネットを介せば遠隔地とリモートでつながるこの時代、そもそも家で仕事がこなせる人に出社を強いること自体、今回のウィルス騒動と関係なく不思議な話だと常々感じている。

図らずも今回の一連の騒動でテレワークの可能性について壮大な実験をすることになるので、これが上手くいけば殺人的な満員電車を無くし、さらに無駄な出社とサービス残業を減らす方向へと舵を切れる可能性が高い。

口先だけで先手先手と言いつつ常に後手しか出せない無能な政府が、以前から出来もしない働き方改革などと絵に描いた餅を掲げているが、皮肉にもそれを実現するのは所管する厚生労働省ではなく、新型コロナウィルスという目に見えない病原体ということになりそうである。

FUJIFILM X-H1 / XF90mmF2 R LM WR / Velvia

いわゆる三寒四温なのか、気温の上がり下がりが激しい季節になってきた。

気温と湿度が上がれば多少はウィルスの活動が不活性化する期待もできるが、やれやれそんな季節はまだ2ヶ月は先の話である。

カテゴリ:独り言|タグ:

現在進行系で拡大の一途をたどる新型コロナウィルス騒動のまさにその感染源と疑われているのが、中国の伝統的なジビエ食「野味」だ。

SARSの時などはコウモリが疑われていたが、今回はどうもセンザンコウが怪しいという話である。四つ足なら机と椅子以外何でも食べるとまで言われる大陸の人たちなので、その信ぴょう性の高さもさもありなんだろう。

いわゆるゲテモノ食いという食習慣は何も中国だけに限った話ではないが、野に闊歩する生きものを片っ端から食ってしまうというのは、現代の感覚ではなかなか受け入れられないだろう。

しかし今回の大騒動を受けてさすがに当局も危機感を募らせたのか、感染の温床となる野生動物の取引と摂食を全面的に禁止すると決定したようだ。

北海道に渡来していたシマアオジが激減..というか国内の繁殖例はほとんど無くなってしまった..してしまったのも、渡りの途上で彼の地でカスミ網に掛かって食われてしまったという例が報告されていたが、不幸中の幸いとして、この措置によって少しでも大陸経由で移動する渡り鳥達に光明が差すことを願ってやまない。

OM-D E-M1X / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ホオジロは留鳥なので一年中見かける普通種であるが、子供の頃に比べるとやはり減っている印象はある。

食糧難の時代以前、まだカスミ網が適法だった頃ならいざ知らず、現代の国内において減少する要因は環境の変化ということになるだろうか。

開発で空き地が宅地や農地に変わったり、河川敷が改修されたりと種類によっては鳥たちにとって住みづらい世の中に変化してきているということかな。

カテゴリ:, 鳥獣・環境問題|タグ:

フクロウの森で探索中はカメラを使うことはないので、少し林冠が開けた場所にE-M1Xを置きっぱなしにしてライブコンポジット撮影をしてみた。

F1.8でISO3200、コンポジット設定を2秒、明け方の北向きの上空に向けて小一時間ほど撮影。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

下の方が少し灯りに照らされているのはご愛嬌で、愛用するLEDフラッシュライト(SUREFIRE製)の影響である。この手の撮影は素人なので、画角に気が付かず照らしてしまった模様。

さて、この画像を眺めていて気がついたのだが、左上から右下にかけて星の軌跡を横切る形で複数の光体の軌跡が写り込んでいるのが分かるだろうか。

中央縦の明るい軌跡は火球(流れ星)と思われるが、複数の光体が移動するとなると人工物しか無いよなぁ、でも航空機のような飛行物体にしては数が多いし。

で、ちょっと調べたところ、どうやら天体観測の世界で昨今話題になっている「スターリンク衛星群」であるらしいことが判った。

スターリンク衛星(Starlink)とは、EV車で有名なテスラ・モーターズのイーロン・マスクが創設した宇宙関連事業である米スペースX社(民間企業)が、宇宙からブロードバンドインターネットサービスを提供するために打ち上げた通信衛星のことで、最終的に1万を超える衛星を打ち上げる計画があるらしい。

天体観測の世界で話題というのは、夜空に浮かぶ星星の間にその膨大な数の衛星群..衛星一つは冷蔵庫大らしい..が紛れ込むことになるので、ただでさえ大変な天体観測に余計な仕事が増えてしまうという話のようだ。

5Gの早期普及が期待される昨今、世界のどこにいても通信網が利用できるよう世の中がより便利になるのはありがたくもあるが、別のこうした問題も浮かび上がってくるのでは、当事者たちには複雑な思いとなっているだろうね。

そしてこの話はスペースX社だけにとどまらず、間違いなく世界中の国や企業がこぞって同じように衛星群を打ち上げる..米以外ではすでにロシアと中国が該当..のは必定なので、スペースデブリ問題と同様に今後より深刻になっていくと思われる。

カテゴリ:気象・天体|タグ: