portfolio

アベノマスクの供給元である伊藤忠と興和が、ムシノマスクとカビノマスク含めて全量回収するらしい。まあ当たり前といえば当然の話だ。

アレが首相会見でマスクは億単位で市場に供給されるとか何とか言ってしまったため、その整合性を後付で取るために考え出された秘策中の秘策がこの有り様であり、おおかたどこかの倉庫に売れ残っていたバッタもんの不良在庫でも掴まされたのだろうな。

「布マスク2枚で国民の不安がパッと無くなる」はずだったのに、「布マスク2枚で国民からの希望と信頼がパッと無くなった」わけで、まあ言わんこっちゃないお粗末な話であるが、これが笑えないのは我が国の首相周辺で練られ考え出された策だというところだ。

これで国民一律10万円支給どころか、未だに布マスク2枚すら配布されていないという情けなさに、日本国民は嘆くしかないだろう。

横浜のクルーズ船騒動から早2ヶ月、この間我が国の政府は一体何をしていたのか。1ヶ月前まで遡ればまだその時点では東京五輪をやる気満々だったのだから、どう考えても新コロナ対策などようやく昨日今日始まったと言っても過言ではない。

それでいてだ。感染対策など医療体制の整備費約6700億円の補正予算に対し、感染収束後のGoToキャンペーン事業..例の旅行券とかクーポンの類だ..なるものには、なんとその2.5倍の1兆7000億円の補正予算が盛り込まれているという。

未だ世界中でいつ収束するかも予測不能なこの状況にあって、今必要な予算よりも収束後の予算..しかも今年中に使わなければならない予算だぜ..が多いって、再び感染を広げに日本中を旅行しろってか?

もうこの国の政府はバカなんじゃなかろうか、というかまさにバカそのものの集まりなんだろうな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

毎週のように冬型の気圧配置がやって来て、この季節にしては毎朝冷え込みが厳しい。GW明け頃まで遅霜が降りこともあるが、ここまで連日寒い春も珍しい。

それでも寒風の中、朝早くから朗々と鳴くクロツグミのさえずりは美しい日本の春だ。

カテゴリ:気象・天体, 独り言|タグ:

現金給付10万円について「手を挙げた人にだけやるよ!」みたいな言い草だったひょっとこ野郎の物言いにカチンと来た人は多いだろう。

そもそもお前の金じゃねぇっよって話だし、我々が預けている税金を取り戻すのに財務省ごときにとやかく言われる筋合いはない。すでに閣議で決まった話で、施しの類いではなく、国民含め日本に在住するすべての人の権利だぞ。

リーマンショックの際の雀の涙ほどのケチな現金給付の際は手続きに時間が掛かったので、今回は手を挙げた人にだけ給付すると能書きを垂れていたが、申請しなければ受け取れない時点で前回も今回もまったく手続き自体は一緒である。

つまりあのひょっとこ野郎は、大臣のクセに行政の手続きを理解していないアホウというオチであるw

それと、今回の新コロナの影響で減収となっていない人や、もともと所得が高い人、それに議員や公務員は受け取りを辞退しろみたいな空気が流れているが、そんな愚かでアホウな話はあり得ない。

一旦は全員が受け取ってから、すぐに必要な人は速攻で使い、そうでない人はその時が来たら..今はまだ動く大っぴらにタイミングではないぞ..経済を回すために速攻で使うべきである。

それに必要のない人、間に合っている人、善意の意識が高い人は、困っている人に届くような寄付をする手もあるしね。

とにかく受け取らなければ国庫に戻ってまた何に使われるか分かったもんじゃないので、全員が問答無用一律で受け取って、生活の糧にするなり、経済を回す資金にするなどしたほうが良いぞ。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

数日留守にしている間に、おらが村の桜前線が標高で100mほど上がっていた。

先日も書いたが、気温が上がらないせいで花期が長くなっている感じ。その分ヒヨドリとメジロが嬉しそうである。

カテゴリ:花・植物, |タグ:,

ぼちぼち巷にアレノマスク2枚が届き始めているようで、サイズが全然合わないとか、市場でマスクが手に入らないので布製でもありがたいとか、まあそれなりに賛否両論の様子。

ただ、あろう事に袋に虫が混入しているムシノマスクとか、生地がカビに塗れたカビノマスクだとか、どうも医療品にあるまじき不良品が混入しているという報告が結構な数で上がっているようだ。

しかも、政府の発注額が国内企業3社..製造は海外らしい..で90億円ということだが、予算総額466億円のうちの大半の376億円はどこに消えいているのだろうか?

一応、貰って嬉しい層が一定数いる..それでも相当少ないと思うが..ので全否定も難しいのだが、前述のようにまったく使いものにならない不良品の配布とか、そもそも466億円というのが東京スカイツリーの建設費相当と聞くと、う〜んやっぱり他に使い道があったろうと思ってしまうぞ。

病床が不足し始めている東京の報を聞くにつけ、その予算で宿泊施設を何棟か買い上げて、まるまる新コロナ対策に充当できるのではないか等々。

素人考えではあるが、諸外国の惨状を見ているとそんな気がしてならないな。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

ジュクジュクと鳴きながらエナガの群れがやって来た。地元ではもう繁殖活動に入っている頃合いだが、まだ残雪のある標高の高い地域では少ないながらも群れで行動している。

なかなかジッとすることがなく、しかも枝が込み入ったような空間で餌を探して動き回るので、撮影の難易度が高い種だが、そこを手持ち1200mmでチャレンジしてみた。

結果、何とか歩留まり50%ぐらいなのは、さすがオリンパス機と褒めるべきかな。

カテゴリ:独り言, |タグ:

バブル崩壊後から現在に至るまでの、昨今のなるべく無駄を減らすという風潮は理解できるのだが、その行き着いた先が現在の医療リソースの不足等につながっているのは間違いないだろう。

昭和の高度経済成長時代のように、事務所の一番奥で一日中新聞読んでいる管理職というのも今となれば懐かしい風景だが、昔はそういう余裕を補って余りある体力が社会全体にあった。

何かを一方的に減らしていくのではなく、無駄をカバーできる余裕というか、バッファを増やすといった政策転換が今後は再び必要なんだろうなぁと、つらつら思う今日この頃..

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

南からの北帰行の途上だろう、近所の雑木林にはツグミとシメ、それにアトリが小群でうろついている。

一昨日辺りからクロツグミやサンショウクイが鳴き始めているので、そろそろ主役が入れ替わる頃合いかな。

カテゴリ:独り言,

岩と雪の殿堂

2020/4/20

衆議院議員の歳費を向こう1年間で2割削減という話が決まったようだ。

ただ、国会議員の給料は歳費以外に期末手当、文書通信費、交通滞在費、立法事務費があり、それ以外にも秘書の給料やかかる経費も支払われるので、そのうちの歳費だけ2割削減となると、実際には数パーセントもカットされないというレトリックがある。

そんな事情でもともと議員が手にする給料は庶民感覚から比べてべらぼうに高いので、歳費がちょっと減ったぐらいでは連中は痛くも痒くもないので、ハッキリ言ってポピュリズムに迎合したただのパフォーマンスだ。

もちろん現在の国民の疲弊状況からすれば、国会議員が身を切る話は感情論的にはありなのだが、逆に死ぬ気でちゃんと仕事をしてくれる議員に高い給料を払うのはやぶさかではないので、この国難にあって国会にも出ずに仕事をしない議員は歳費削減なんて生ぬるいことではなく、どんどんクビにしたほうがよい。

当然ながらそれが国務大臣であっても、やってる感を演出するだけの議員も要らん。とにかく集中して仕事しろよ。今働かなくていつ国民に奉公するのだ。

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

その高度さに思わず目がくらみそうな断崖は、まさに岩と雪の殿堂と言った風情。さすが北アルプスだね。

カテゴリ:, 独り言

帳尻が合う

2020/4/19

アレは国民に自粛要請をしておきながら、自分の女房には九州に集団で旅行させているとかありないだろう。

それを国会で問い詰められると、「行ったのは自粛要請する前だった」「旅行には行ったが観光ではない」「神社は3密ではない」とか、いつものご飯論法には聞いてあきれるばかり。

自分の女房すらコントロールできないヤツが、一体どうやって国民の動静をコントロールできるというのか。

そんなザマだからロイターUKに「臆病でのろま(ナメクジのようにとも訳せるらしい)」とか記事で批判されてしまうのだぞ。

この国難にあって一体誰がその災いを助長しているのか、よく考えたほうが良いな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

庭のソメイヨシノは何とか満開になったが、うちより標高の高い近所の桜は、花冷えというかこの寒さの影響で開花自体が進んでおらず、結局は平年並みという状況だ。

一年の周期は決まっているので、自然はどこかで帳尻を合わせてくるものだな。

カテゴリ:独り言, 花・植物|タグ:

朝令暮改

2020/4/18

昨日の会見でアレは「混乱を招いて申し訳なかったがその責任をこれからも果たしていく」と言っていたような気がするが、その前の会見では同じ口が「私が責任を取れば良いってものではない」と言っていたよな。

さらに現金給付に関して「手続きは郵送やオンラインを使って早急に対応したい」という主旨の内容だったと思うが、ついその前日までアホウと一緒になって「一律給付は時間がかかるのだダメ」と強弁していたよな。

何事も口を開けば朝令暮改のようなその恐ろしいまでもの健忘症には驚くばかりだ。

そもそもそんなに物忘れが激しいのなら、すべて文書にして残しておけばいいものを、あらゆる公文書を片っ端から破棄または改ざんしてしまうのだから、この政府には困ったものである。

もしこれで経済危機に陥った場合、「自粛要請はしたが経済を止めろとは言っていない」とか言い出しそうで、思わず背筋が凍る思いだ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

一人だけソーシャル・ディスタンシング。

カテゴリ:独り言, 花・植物|タグ:

マルチの季節

2020/4/17

「マルチダさ〜ん!」じゃなくて、「マチルダさ〜ん!」とアムロ少年が戦場で叫んでから早40年が過ぎたわけだが、マチルダさんとは地球連邦軍ミデア補給部隊のマチルダ・アジャン中尉のことである。

今でこそアニメ史上に金字塔を打ち立てる機動戦士ガンダムであるが、初回放送時(1979年)はそれまで活況を見せていた子供向けロボットアニメの延長にあった。

それでもガンダムの世界観はすでに玄人志向の作り込みがなされており、主人公が搭乗する機体の武器の残弾が無くなるとか、援軍が来なくなるとか、食料が不足する..塩が不足して困るシーンがある..とかなど、それまでのロボットアニメの概念をひっくり返す設定には子供ながらに感心したものだ。

ガンダムはロボットアニメと言ってしまえばそれまでだが、実は人類同士の争い、つまり戦争をテーマに描かれていたことでも知られている。

今も昔もその戦争に絶対的に付きものなのが「兵站」である。前線で戦う部隊に後方から物資を補給して支援するいわゆるロジスティクスのことであるが、マチルダ中尉の所属するミデア補給部隊はその兵站を担う役割で描かれていた。

物資の補給無くして戦いに勝ち目がないのは、無策無謀で知られている旧日本軍のインパール作戦が有名であるが、補償なき自粛だけ求め続ける我が国の政府は、まさにいつか来た道とばかりにインパール作戦を指揮していると言っても過言ではない。

「先手先手で」「過去に類を見ない」「一気呵成に」「スピード感持って」などなど、アレが呑気に言葉だけ威勢のよい演説打っていたのはこの2月の話であるが、2ヶ月経った今に至っても未だに真水の支援..現金給付のことね..どころか鳴り物入りのアレノマスク2枚すら届いていないというのは、兵站なく死への行軍を強要させられている旧日本軍とまったく同じ状況にあると言えるだろう。

昨日になって与党内から突き上げ食らってようやく国民一人あたりに一律現金10万円が給付される方向性が示されるに至ったが、補正予算の組み換えが発生するため、給付がいつ実行されるかまったく不透明の状況で、下手すれば夏まで掛かる見通しすら出ている始末だ。

2月の時点でこの策が迅速に打てていれば、3月末には少ないながらも真水の支援が実行されていたはずである。ロジスティクスを何も考えず、無策無謀で緊急事態宣言を出さざるを得ないこの状況に陥った政府のこの始末は、何もかも遅きに失っしていると自覚すべし。

今のままではアムロをかばって戦死したマチルダさんも浮かばれないぞ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

高原野菜の産地も冬眠から目覚め、畑にはマルチシート(通称マルチ)が張られ始めている。

新コロナウィルスに世間がまみれようとも、野菜の供給が止まることはない。兵站の一翼を担う食糧生産とはそういうものである。

カテゴリ:独り言

遅霜の朝

2020/4/16

スマホOS大手..と言っても事実上2社しかないけど..のAppleとGoogleが、Bluetooth技術を使った新コロナ感染者との濃厚接触を検知する仕組みに共同で取り組むとのことだ。

最初は関連するAPIを公開してアプリレベルで対応し、次のステップではOSに組み込む..つまりプラットフォームレベルで標準となる..というから、現在の新コロナ騒動が一過性で収束しない、長い戦いになることをすでに想定して動いていることを示唆している。

GW明けに感染騒動が何となく終わるのではないか、来年には東京五輪も盛大に開催できるだろう、などと呑気に考えている、頭の中がお花畑のどこかの国の政府とは大違いである。

一応、そのお花畑の政府も似たようなアプリ開発を匂わせているが、例のごとくやってる感出すためのせいぜいポーズレベルに終わると想像する。

そもそもアプリは利用者の意思でインストールしなければ広く普及することなありえないので、そんな誰も率先して使わなそうなサービス開発..マイナンバーとかまさにそれな..に無駄な予算を割くぐらいなら、前述のAppleとGoogleの提携に乗っかったほうが得策なのは、火を見るより明らかだぞ。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

遅霜が降りた寒い朝、せっせと餌を探して回るキツネのお父つぁんと視線を交わす。

平時ならさっさと逃げていくところだが、繁殖中で餌探しに躍起になっているので、意外に距離感が縮まっている感じ。

カテゴリ:ほ乳類, 独り言|タグ:

RED SKY

2020/4/15

とにかく休業しろ、やれ家から出るなと一方的に押し付けてくるくせに、未だに金を出し渋っている我が国の政府には憤懣やるかたないが、国民全員に一律給付するとその手続きに時間がかかることを理由の一つに挙げているらしい。

マイナンバーがあるじゃないかというのを耳にするが、マイナンバーは徴税のために国民の資産情報を紐付けるのに使っているだけなので、世帯毎の現住所に小切手などを送付するのであれば、住基ネットの住民基本台帳に関連するデータを使えば良いはずである。

この辺りはその昔に住基ネットの開発に関わっていたのでよく分かるのであるが、マイナンバー然り高い金かけてせっかく作ったのに、住民票の異動くらいしか使われていないのは実にもったいない話である。

とにかくナントカかんとか出来ない理屈を探し出しては、金を払わない理由にあてがっているのは本当にふざけんなって感じである。四の五の言わずにとっとと補正予算通して、既存の仕組みを活用して国民全員に一律現金を給付しろよな!

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

暁に朱に染まる皇海山のスカイライン。春らしからぬ寒い日が続くが、こういう眺めも今シーズンはそろそろ見納めかな。

カテゴリ:季節感, |タグ: