赤城高原の我が家の庭も色付きが進んで、透過光で仰ぎ見ればさながら曼荼羅模様のステンドグラスの眺め。
特にカツラはキャラメルフレーバーな甘い香りを庭先に漂わせてくれる。
今年もリンゴの季節がやって来た。
近所のリンゴ農家..と言ってもどこも専業ではなく兼業だ..には夏うちにあらかじめ注文入れてあるので、関係先には自動的に届く手はずである。
と言うのも、数少ない群馬名物の中でも個人的に一番と思っているのが、ふじとあかぎを掛け合わせた糖度15を誇る「ぐんま名月」であり、これが数が少ないので事前に押さえておく必要があるため。
近年は栽培農家が増えてきたので、道端の農産物屋でも見掛けるようになったが、普通の店頭にはあまり流通していないので、まだまだ貴重品種である。
うちでは少し不揃いで店頭に並ばないやつを分けてもらっている。
日が当たったところは赤くなるが、その前に収穫されるので黄色いリンゴが目印である。
11月3日は文化の日で間違いないが、特撮映画ファンにとっては「ゴジラの日」としても知られる。
1954年に円谷英二による初代ゴジラが公開されてから69年目の今年は、三丁目の夕日などVFXで知られる山崎貴による「ゴジラ-1.0」が公開され、初日に鑑賞してきた。
山崎貴は時々PV映像だけで終わり..期待したほどではない..ということが多いので、ちょっと不安もあったのだが、試写会を観た人の感想で面白かったという好意的なものを見ていたので、そこはやや安心していた。
で、結果的に作品は面白くてもう1回観たいというのが率直な感想。公開直後なのでネタバレは憚られるが、どうやって倒す?のかはなるほどそういう事かと、生きもの屋としては膝を打つこと請け合い。
途中のシーンにその布石と言うか伏線が登場するので分かる人にはわかるかも。
まあ、最初は神木隆之介と浜辺美波のらんまんコンビの既視感で始まり、吉岡秀隆の登場で一気に三丁目の夕日感が漂いそうになるのを、山崎ゴジラの熱線が吹き飛ばしてくれた、と言ったところだなw
それに昭和29年のゴジラへと続くオマージュ入れてる辺り、山崎貴はエライ。
先月訪れた巻機山で見掛けたゴジラの足跡(嘘)
冬を前にフィールド用の装備品を確認中。今日はスノーシューのパーツを交換。
現在使っているのは20年選手となる初代MSRライトニングアッセント。この春先に春山から下山中、固定用ストラップがブッ千切れて残雪上で前のめりに転倒してしまった。
今回で2度目の交換となるが、10年が目処という話なのでまあ妥当であろう。
ただ、型が古いせいか交換用のストラップがなかなか見つからず、新潟のショップから取り寄せ。
上越国境の山々に雪が降ったので、とりあえずD5台だけスタッドレスタイヤに換装。当地で積雪となるのはまだ先の話だが、出掛けた先の峠道で凍結はあり得るので、備えあれば憂いなしである。
さらについでにワイパーゴムも冬用に交換。
おらが村ではこんにゃく芋の収穫が始まっている。この季節の風物詩って言えばそんな感じだ。
標高の加減に違いがあるのは分からないが、下から上がってきて今はうちの周辺。
ちなみにコンニャクと言ってあの白濁した固形物がそのまま埋まっていると思っている人は居ないと思うが、二枚目がそのコンニャクの元になる芋である。
大小入り混じっているが、小さい芋はまた来年も植えることになる。概ね3年程度は植え替えるので、その点はジャガイモとは異なる。
秋はこの日に限らないが、好天が続いているため上州武尊山がよく観えている。
日中は20℃を越える陽気が戻って、上着要らずの赤城高原。それでも朝晩は吐く息が白くなるようになっており、遅々としつつも秋の進行を窺わせる気配を感じる。
そんな中、先日は明け方に庭のブナの梢にツグミが姿を見せ、キョキョっというあの鳴き声で目が覚めた。
この秋は北東北に足を運んでいるため、彼の地ではすでにツグミの渡来は観測しており、つい先週は隣県の山でもその姿を確認している。その波が赤城の当地にもやって来たということだ。
それにしても平年より2周間近く早い渡来は、過去最速?の速さであるな。
その隣県のお山の山頂。
茶臼岳の火口跡は草津白根山の湯釜を知っているとスケール感で比べるべくもないが、荒涼とした火星の如き眺めはやはりそこそこの異世界感が漂う。