この季節はただでさえ日差しが強く、今夏は特に猛暑で暑さカンカンなので、車のリアハッチの下で直射日光を避けるようにしている。
気がつけば色々な虫たちが暑さを逃れて?訪問してくるので飽きさせない。日差しを避ける種もいれば、人が触る場所にやってきて汗を舐めて塩分補給する種もいる。
写真は撮れなかったが、カラスアゲハやルリボシカミキリも姿を見せた。
この季節はただでさえ日差しが強く、今夏は特に猛暑で暑さカンカンなので、車のリアハッチの下で直射日光を避けるようにしている。
気がつけば色々な虫たちが暑さを逃れて?訪問してくるので飽きさせない。日差しを避ける種もいれば、人が触る場所にやってきて汗を舐めて塩分補給する種もいる。
写真は撮れなかったが、カラスアゲハやルリボシカミキリも姿を見せた。
奥山のイヌワシの繁殖確認の大変さよ。
地形に阻まれ巣に近づくなど叶わず、巣内の様子を知るすべはない。秋に求愛を確認、冬に巣材を運び、春に獲物を運び、夏に三つ星が出現、再び秋に親子で飛ぶという一連の繁殖ステージを麓から遠く観察して、初めて繁殖成功と判断できるペアのほうが圧倒的に多い。
小生のような在野のワシ観察者にとって、巣内育雛をつぶさに観察できるのは理想。産卵はいつ?孵化は?兄弟殺しは?餌の種類は?餌量は十分か?羽衣の変化は?等々がモニターの前で確認できるなど夢のような話。
当初の目的は異なるしまだ試みの段階だが、伊吹山の件のライブ中継はそれを実現したと言えよう。
ただ、巣内雛の成長過程が赤裸々に視えてしまうので、今シーズンのように上手くいきそうにないケースに冷静に対応できるかは重要だ。
可哀想という感情論に負けて、放鳥できない飼育個体を単純に増やすのはイヌワシ保護としては本筋ではない。希少種とはいえ、野生の生きものに対して相応の接し方をすべきとは思う。
先日の工作物を実際にアトレーにセッティングして試験運用してみた。
全部ではないが普段のフィールドワークで使用する機材と道具類をD5から一式積み替えて、数日間使用してみて取り敢えず特に問題は無さそうだ。
何しろD5より軽1BOXのアトレーのほうが荷室が広い..全長だけ若干短いが..ので、むしろ余裕がある感じ。
助手席は一番前にスライドして固定となるので人は乗れず荷物置き場だが、運転席側の後ろの席は生きているので人が乗ることは可能。
右側の後部が空いているのは長靴など縦に長尺の物を積むためだが、その空間に腰掛けるスペースでもある。歳なんで終日突っ立っているのは疲れるので、実はこれかなり重要なポイント。
尚、左側が車中泊用のベッド兼用だが、さすがにこの季節に車に泊まろうとは思わないのでその点は未検証。半身起こした時のヘッドクリアランスはD5用のベッドと同じなので、その点は問題ないだろう。
そして重要なのは何れもが固定式ではないということ。普段アトレーは家人が使っているので、自作架台は畳んで荷室に積んでおける。
先日のメロンに続いてスイカを収穫。
苗はメロンと同じで近所の高校生が実習で作った余り物。遅霜に気を付けた程度で特に追肥もせずともこのサイズ。猛暑で且つ降雨少ないので、この手の生り物系は軒並み絶好調だ。
夏草茫々の畑の端っこに、このサイズの大玉がゴロゴロしている様は家庭菜園レベルでは勝者感あるなw
この夏はメロンとスイカの食い放題だ!と言いたいところだが、家人と二人しか居ないのでどうやって消費するかが喫緊の課題だ。
コロナ禍で中止が続いていた沼田おぎょん..いわゆる祇園祭のこと..が今年は3年ぶりに催し中。
利根沼田の暑さはそのおぎょんの頃から盆あたりまでがピークなので、この猛暑もそれまでは我慢と言ったところ。
盆過ぎには赤城高原には秋の気配が漂い始めるはず..
物置きにあった余り板と木端を使って久しぶりに工作作業に従事。
いつものごとくイメージラフだけで、図面なしその都度現物を採寸しながらなので至って適当なり。何とか手持ちの資材で間に合うか。
と思ったが、結局資材が足らずでカインズホームで買い足し。ちゃんと計算して始めないと行き当たりばったりではダメだな。
工作物は取り敢えず完成。
家人の軽1BOX(アトレー)を時々借りており、その荷台を車中泊用ベッドを兼ねた上下二気室構造に。ベッドは180cmの小生でも助手席を前にズラせば就寝可能。
尚、使用していない時は畳んで荷室に積んでおけるようにした。D5用のは強度優先で常設にしてしまって普段使いでちと不便なので。
SNSで話題となっている、イヌワシの伊吹ペアの今シーズンの繁殖失敗は残念な話だが、イヌワシの繁殖成功率の低さは今に始まったわけではない。
伊吹山のワシだけが特別なわけではなく、全国のワシの繁殖活動の中で起きているのは知っておいたほうが良い。それが絶滅の危機に瀕しているニホンイヌワシの置かれた状況なのである。
件のライブ中継は巣に近づく馬鹿カメラマン対策で始まったことだが、図らずも目に見えて分かりやすい形で餌不足が浮き彫りになった。
イヌワシの繁殖成功率の低さは、適当な狩場を含む繁殖適地の減少が最たる要因。当たり前だが食べるものがなければ生きることはままならないのは、どの生きものでも一緒なのだ。
イヌワシの保護活動で重要なのは、個体そのものの保護の前に繁殖に適した生息地の保全である。個々の巣内雛の保護に力を注いでも、巣立ち後に行き場がなければ結局は落鳥してしまう。
何より巣内の雛を保護しても、親から狩りの仕方を教えられていない時点で野生下で生きることは不可能。
人工給餌で生命を取り留めたとしても、結果放鳥できないのでそれは籠の鳥も同然。余生は動物園など飼育施設の中で過ごすことになる。
合わせてライブ中継の是非も取り出たされているが、ライブ中継とイヌワシの繁殖失敗に因果はないので、そこは切り分けて考えなければならない。
個人的には特に孵化直後の貴重なシーン..巣を観察することはあるがなかなか巣内を明瞭に観るのは難しい..を観察できたことは意義があると思っている。
その上であえて苦言を呈するなら、野生動物に名前を付けて無用にチャットを煽った点はアウトだろう。
野生動物に愛玩要素を持ち込んだ時点で世論形成は予測できたことであり、結果伊吹ペアの雛だけが特別視され、救出劇が美談化するという痛々しい流れになった。
今後ライブ中継を続ける場合、巣内で弱ったと判断された時点で捕獲・保護が余儀なくされ、その点で好ましくない事例となったのは残念な話である。
関連して「西日本の遺伝子継承」というワードを目にした。確かに地域個体群という考え方はあるが、イヌワシが巣立ち後に地域を離れ遠く分散することは、日本イヌワシ研究会の調査で明らかになっている。
本来は特定の地域というより、ニホンイヌワシとして種の存続が守られるべきな話だろう。
繰り返すが、イヌワシの保護は生息地の保全と永続的な狩場の創出が喫緊の課題であり且つ対策の最優先である。これをやらずしてニホンイヌワシを絶滅から守るすべはない。