谷戸とその周辺をまるっと保全
里のサシバを護るには、まずは狩場環境の保全が優先されなればならないのはイヌワシとよく似ている。
平野部で主な狩場となる谷戸は、湿地と違って人の生産活動に直接関わっているので今のところ辛うじて保全されているが、問題は周辺の営巣林適地。
サシバはオオタカほど営巣林にこだわりはないようだが、それでも太陽光発電で周辺の林が軒並み伐られてしまうと、餌は確保できても巣を架けられずに子育てできない事態となる。
雄は相方探しの合間に侵入雄の排斥行動で大忙し。ピックィーピックィーと警笛響かせながら現れるので存在はすぐ判る。
まだ田起こしなど一部しか始まってないが、農繁期を迎えつつあるこの時期は誰かしら農作業従事者がいるので、谷戸内に人影があるのはまったく気にしない。
と言いつつ、「またアイツか」的に頭上からこちらをチラ見して行くときもある。