月別アーカイブ : 2022/11

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なんてこった!

X-H2SもX-H2も動画撮影中に背面モニターに赤枠が表示されない。すっかりLUMIXに慣れていたのでひたすら残念でしかない。

LUMIX S5の録画中の赤枠はタリーランプ代わりとなる

こんなのファームアップでどうとでもなるのだから対応して欲しいって思っていたら、なんと写真ファーストを謳うX-T5は録画中に赤枠が表示されるではないか!

どうしてこうなった富士フイルム、X-T5は写真機として原点回帰してX-H2系をハイブリッド機に定めたんじゃないのか!?

まあ冷静に考えればこの後どこかでファームアップで機能追加されるだろうが、どうも特にUIに関してソフトウエアの作り込みが甘い感じが否めないのぉ富士フイルムは..

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

紅葉もだいぶ山を降りてきて、今は村内の500m付近が見頃といったところか。

写真は先々週くらいの庭のモミジ。

カテゴリ:写真・カメラ, 季節感|タグ:,

皆既月食

2022/11/9

今月の満月はビーバームーンですな。

FUJIFILM X-H2 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Velvia

2022/11/8 群馬県利根郡昭和村にて
1枚目 20:03 ISO3200 F8 1/2 三脚使用
2枚目 18:18 ISO1600 F8 1/2000 手持ち撮影
3枚目 19:18 ISO3200 F8 1/10 窓枠利用(トーンカーブ補正あり)

2枚目が部分月食の開始時で、3枚目が皆既月食の開始時。

何れもXF150-600mmにX-H2のデジタルテレコン1.4を併用。3枚目は窓枠に押し当てて撮ったが、1/10を手持ちでも歩留まりは思ったよりは悪くないかな。

カテゴリ:気象・天体|タグ:,

3000m峰

2022/11/8

日本列島には3000mを越えるピークが23座あるが、そのすべてが長野・岐阜・富山・山梨・静岡の本州中央部に集まっている。

先月歩いた上信国境2200mの稜線部からは、それら3000m峰を抱く山塊すべてが見えていた..個別のピークまでは不明だが..なというお話。

尚、荒川岳を農鳥岳の山塊に含めて、23座ではなく22座と数える説もある模様。

iPhone 13 mini / 3000m峰を抱くすべての山域

登山趣味はないので何れ縁のないピークではあるが、個人的に諸般の事情でやむなく?山頂を踏んだピークがある。

と言っても乗鞍岳の剣ヶ峰と立山の雄山なので、その筋の人には理由は言わずとも知れたものだw

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X-H2のピクセルマルチシフトショットは、同じX-Tran CMOS 5 HRのX-T5にも実装されている機能だが、恐らく滅多のことでは使うことはないだろう。

使ってみればすぐわかるが、撮影対象が完全な静物でないと上手く合成できないので、野外でネイチャー相手では実用性がほとんどない。

そもそも1億6000万画素なんていうそこまで高画素を必要としていないというのがあるが、業務上どうしてもそこまで画素数を必要とする撮影を要求されたら、素直にGFX100Sの同機能で4億画素を使う。

せめて合成までカメラ内で完結するならとは思うが、合成するには別途PCが必要なので、この辺りは気軽に手持ちハイレゾショットを打てるOM-1の足元にも及ばない。OM-1ほど歩留まりは良くないが、GH6ですら1億画素の手持ちハイレゾモードをカメラ内で完結できるぞ。

フジのソフトウエア部隊はOMDSの爪の垢を煎じて飲むべきだな。今のままだと折角のハードウエアの性能が宝の持ち腐れだ。

FUJIFILM X-H2 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / Classic Nega.

手ブレ補正はX-T4から比べて素直に性能向上が体感できる。XF150-600mmは従来はなかった焦点域だが、ラフにサクッと超望遠撮影しても手ブレに対する歩留まりは良い。

低速シャッターでもOM-1と遜色ない感じだが、長秒域はさすがにOM-1には敵わない。何しろOM-1は先代のE-M1時代から秒単位のスローシャッターを止めることができるからね。

X-T5はX-H2をベースにしているので、動画も市場に出回っているミラーレス機の中でも平均以上の性能だが、放熱の問題を理由に8K搭載を見送るなどX-H2とは差別化している。

放熱問題へ対応しない代わりに、意匠はT4そのままに小型化してきたのはスゴイ。バッテリーはNP-W235で手ブレ補正も搭載しているのに、サイズ感は初代X-T1に近いのは驚きである。ファインダー周りのデザインもやや野暮ったい印象が強かったT4からスッキリしているのも良い。

さらに動画はやらんぞ写真だけっていうフジが抱えているであろう多くのユーザーの意向を汲んで、3軸チルトに回帰してきたのも喜ばしいことだ。

動画市場に打って出るかのようにX-H1を出しておきながら、その後はX-T系をハイブリッドカメラの如き扱いをしてきたことが、拙者のようなH1ラブの映像作家系からこぞって謎認定されて久しい。

今回のX-T5は、X-H2・H2Sを当初想定していたH1の目指す市場向けに投入できたことで、フジもようやく吹っ切れた感を見せてきたというのが感想になろうか。

X-H2Sはともかくw、H2はそこそこ売れたようだが、X-T5はそれを上回るなかなかのセールスになると想像。35mmフルサイズにこだわらない限り、同時期に発表されたソニーα7R5の56万、キヤノンR6Mk2の40万に比べたら、24万などプライスレスに等しい破格の値ごろ感であろう。

尚、4000万画素に対応していないことを理由に単焦点系のXFレンズの多くを手放しているので、今のところX-T5は静観である。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

初代X-T1から数えて5代目か。フジを使うようになったのはX-T1からで、一応歴代はすべて使ってきたが、手元に残してあるのはT1だけ。

そのT1も久しぶりに動かそうと思ったらバッテリー切れで文鎮状態だった。まあもう実戦で使うことはないので、XF35mmF1.4ともども引き続き防湿庫に留め置くことになるだろう。

稜線散歩

2022/11/5

登山趣味はないが、天狗様のお姿を求めて天気の良い日に稜線を歩くのは楽しい。どこまでも遠く見通せる山域なら最高である。

双眼鏡片手に足元の谷筋を丹念に見て回りつつ、近くの稜線上に何か飛んでないか気を配りながら歩くのである。

狙い目はお昼ちょっと前、上昇気流が谷から湧いて、彼らが飛びやすくなる頃がベスト。時間の許す限りその姿を追うのである。

iPhone SE

iPhone 13 mini

ただそんな快適な稜線歩きもそろそろシーズン終了。冬将軍がやって来れば稜線は白銀の世界となり、素人登山者には厳しい季節である。

また来年、春になったら稜線歩きを再開しようって、それはあくまで北部山域の多雪地帯の話で、冬でも雪の少ない県南の低山では引き続きってことで。

カテゴリ:, 独り言

X-H2Sは高速連写モデルで、X-H2は高解像モデルである。

よく無印H2のほうを「高画質モデル」的に書いてあるのを見かけるが、画質が良いか悪いかは多分に主観が入るのでw、表現として間違ってはないが正しくはなく、メーカー的には高解像または高画素モデルであろう。

ということでその高解像モデルに続いて、高速連写モデルのH2Sのほうも手に入れることに。後発のH2の登場で日に日に市場価格が下がったおかげで、H2Sも今や無印と遜色ない値頃感となっているのはありがたい。

今やカメラ市場は高画素が絶対正義的なところがあるので、見た目からして兄弟機であるX-H2とH2Sならそりゃ4000万画素機のほうが売れるのは素人でも分かることであり、なぜにSが付くほうが世に先に出てきたかと言えば、そりゃ大人の事情ということになろうw

8Kが撮れるのでH2のほうが動画機として上位と思われているフシがあるが、動画屋として見ればH2Sのほうが動画機としては優秀であることは、ローリングシャッター..いわゆるコンニャク現象ね..への対応を見れば明らかである。H2の8Kもフィックス画なら気にならないが、ジンバルに乗せて手持ちで撮るとなかなか厳しいところがある。

H2Sも30Pながら6.2Kが撮れるので、アップコンすれば8Kとそう遜色なく仕上げられるし、何より4K120Pの威力は動体撮影では絶大なので、動画屋の立場なら8K30Pより4K120Pを選択するのは必定だ。

だが、高解像度の写真が必要なら4000万画素機のH2を選ぶほうが懸命なのは言うまでもない..実際のセールス結果がそれを物語っている..ので、必要に応じてどちらかを選択すれば良い話である。

でそれはつまり、動体動画も撮るし高解像度の撮影も必要なのであれば、X-H2とX-H2S両方を手に入れる事態となり、それはもう富士フイルムの思う壺という話だw

iPhone 13 mini

もともとX-T4を2台使っていたのだが、GFX100Sを併用するようになって1台手放しており、何れXの追加は必要だとは思っていたので、この状況はまあ必然ってことに。

意匠だけならX-T系も嫌いではないが、ダイヤルインターフェイスのX-T4とGFXの併用は今一つだったことと、動画用のGH6をコリメート撮影に固定してしまっているので、フリーで使える4K120P..1.29xクロップは望遠野郎的には歓迎w..の動画機が必要になったというのが実際のところだ。

まあ当初はX-H2Sを先に手に入れていた可能性のほうが高かったのが、順番が変わっただけという見方もあるのでこれはやはり必然だなw

前白根

2022/11/3

前白根山(標高2373m)は五色沼を囲む日光白根の外輪山の一角をなす山で、戦場ヶ原から西を見ると日光白根山を遮るように見える地味な山である。

金精峠から続く稜線上にあるためか群馬だと思われている向きもあるが、栃木との県境は日光白根山になるので、五色沼含め外輪山の東側は日光市に含まれる。

日光白根山と言えば丸沼高原側からのカットが有名だが、五色沼と日光白根山を同時にフレームに収めるためには、五色山からこの前白根山の稜線部に上る必要がある。

山頂付近からは西側の日光白根山はもちろんのこと、天気が良い日は東側に男体山から那須連山、戦場ヶ原に中禅寺湖まで望め、さらに南を遠望すれば富士山や東京スカイツリーまで見通せる。

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 日光白根山と五色沼

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 冬枯れの主稜線

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / カラマツの黄葉
FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 金精峠

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Classic Nega./ 富士山

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 男体山など日光連山

金精峠周辺はすでに紅葉シーズンは終わっており、時期的にカラマツの黄葉が美しい晩秋の気配濃厚な眺めである。

早朝の金精山ではキレンジャクの小群を今シーズン初認。冬鳥たちもぞくぞく渡ってきているようだ。

ナイコンZ9がまたまたファームアップしたらしく、仕事仲間でZ9..手に入れるのに苦節8ヶ月待ったらしいw..使い曰く登場時のアナウンス内容とは別物となりつつあるとのこと。

ハードウエア的にまだ余裕があるとメーカーも公式でアナウンスしていたので、エレキカメラがソフトウエアの改修で性能アップしていくさまはまさにイマドキ感ある。

個人的には単に発売日に間に合わなかっただけじゃねぇーの?と勘ぐってみていたが、さすがに度重なるファームアップでここまで機能を追加を盛り込んでくるのは、逆に最初からそのつもりで世に送り出したのは間違いないなと思い直しているところ。

正直なところ一眼レフ時代のナイコンには殿様商売のイメージしかなかった。釣った魚には決して餌をやらんとばかりに、バグフィクス程度しかファームアップしていた印象がなかったので、Z9のこの動きは意外である。

前述の通りデジタルカメラはソフトウエアの塊..Z9に関して言えばミラー機構さえ無いしね..なので、後で機能追加できるように仕様を定義してあれば、ファームアップで更新されていくのはPCのOSと考え方は同じである。

デジタルカメラの場合はPCほどの汎用性はないので何れ限界は来るが、Z9はその伸びしろの部分に相当に余裕がある感じ。

ソニーのように大量にセンサーが売れないと困る企業はともかく、次から次へと新型を定期に発売していくビジネスモデルは徐々に終焉を迎え、一つのモデルを一定期間ファームアップ熟成・進化させていくビジネスモデルが出てきても良い頃合いだろう。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Classic Nega.

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

このところ明け方は連日のようにシカのラッティングコールが聞こえてくる。

近いときは家の前の畑に出てきているようで、収穫が済んだこんにゃく畑に足跡が多数残っていることからそれが分かる。

少しずつ下がっている日中の気温もさることながら、シカの動きでも秋が深まってゆくのを感じる。

ソニーの新型α7Rの被写体認識に昆虫ってあってちょっとビックリ。

人や犬猫と違ってその形状にこそ昆虫の進化の極みがあって、それこそ千差万別な多様性が昆虫の魅力だけど、果たしてどこまで認識するのか気になる。

それよりOMDSは中の人にトンボ写真で名を馳せる写真家もいるし、昔から昆虫写真の分野では圧倒的なシェア持っているのだから、昆虫認識こそOMDSが率先してやるべきじゃなかろうかと思ったり。

でもそれこそ中途半端な認識だったりすると、アレは認識できないのか、コレは認識が誤っているだのツッコミどころ多そうで、それはそれで大変かw

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ルリタテハ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / 羽を閉じたところ

昆虫には擬態する種が多くいて、果たしてAIでそれをカバーする認識ができているのか興味ある。ナナフシの仲間も然り、コノハチョウやタテハチョウの仲間なんて羽を閉じてジッとしていたら、肉眼ですら見つけるのは至難の業である。

ちなみに写真のルリタテハ、羽を広げるとX-H2Sの鳥認識は一応反応して、個体を囲むように認識枠が表示された。OM-1もそうだが、AI認識は形状で物体を判断するので、ソニーと言えど昆虫の場合は種類が限られると思われる。

鳥類は世界で約1万種前後が確認されているが、その多くは頭に嘴、両翼と尾羽、2本の脚という特徴的な部位で構成さているので、AIで判定するのはそう難しい話ではない。

が、昆虫は知られているだけでも約160万種以上いて、前述の通り特定の種に限らないと形状自体を分類するのはかなり厳しいのではないだろうかと推察できるので、果たしてソニー機の性能やいかに。