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春の雪中行軍

2019/3/10

前回は少雪で楽させてもらった北部フィールド。高をくくってさらに奥の谷へ入ってみたが、先日の降雪で積雪が増えていたw

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME
iPhone 6

ま、想定の範囲内ではあるが、早々に車での進入は諦めて、スノーシューで機材一式背負ってえっちらおっちら営巣谷を目指した。

谷底からはすでに営巣中であろうカワガラスの鳴き声が盛んに聞こえてきた。

カテゴリ:季節感

関東地方に春一番が吹いたそうだ。

伝聞なのは、群馬では言うほど風が吹いたわけではなく、むしろ昨日のほうが風が強かったという話である。調査でドローンを飛ばしたかったが、風が強くてとてもそんな状況ではなかったらしい。

今日は朝から穏やかに晴れ上がり、昨日の雪で再び雪化粧をまとった谷川連峰がくっきりハッキリ良く見えていた。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-T3 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

だがこの好天も三日天下ならぬ二日天下で、明日の晩からはまた雨が強く降るようだ。

カテゴリ:季節感, |タグ:,

三寒四温の早春、冬型の気圧配置が強まったところに寒気が入り、赤城高原では早朝から雪模様。ぼた雪だが家の周囲で約10cmほどの積雪となった。

恐らく雪が降っているのはここだけで、平野部に出れば晴れているのは間違いないので、うっかり朝の天気でワードローブを揃えると痛い目を見るのは、高原あるあるだ。

FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR / CLASSIC CHROME

キツネがゆっくり駆けてきて電柵の下を通り抜けた。こんな雪が見せてくれる野生の生きものたちの様子も、また来冬までお預けだ。

ということで、仕事でお江戸へ日帰り出張。案の定、渋川から南の平野部はどピーカンの良い天気であった。

iPhone 6

午後には用事も終わり、昼飯がてら新宿に出て、量販店に気になっていたオリのE-M1Xを弄りに行く。

パット見は確かに某C社フラッグシップ機であるE0S-1D Xクラスに遜色なく、重さもほぼ1kgということで、マイクロフォーサーズ機としては最大である。

ただ、ミラーレス機なのでレフ機に比べて筐体は薄く、手にしてみるとEOS-1D Xのあの重量感を感じることはない。実際に重さもバッテリー分以上に軽いし、グリップの造作が重さを感じさせないというの大きい。恐らくED300mm F4 PRO辺りとのバランスは良いのではないだろうか。

デモ機に付いていたのは25mm F1.2 PROで、そのAFの合焦スピードの速さに驚いた。店内なのでそんなに期待していなかったのだが、至近距離から店の奥まで色々試したところ、小気味よく食いつくのには感心した。

最大7.5段分という前代未聞の強力な手ぶれ補正には興味は惹かれるものの、値札を見ると一気に萎えてしまうのは、これまた前代未聞の30万超えのマイクロフォーサーズ機という点だろうw

それでも店員の話では発売日には結構な数がはけたそうで、先日記事にしたGR同様、さすがにコアなファンが多いオリンパスである。

ただ、同じマイクロフォーサーズ機であるパナのG9 PROとかなりの部分でキャラが被るというのはある。性能的には新しい分だけE-M1Xのほうが分が良いのは判るが、動画性能ではG9 PROに軍配が上がるので、写真素材と並んでフッテージ屋としてはG9のコストパフォーマンスの高さは捨てがたい。

ということで、E-M1Xが4K60Pだったら即買いだったが、ちょっと様子見の状態になっている。まあこれからインプレを色々聞いていくと、先のことは判らないけどねぇw

リコーからGR DIGITALの新型が出るらしい。詳しくはないが、今はDIGITALが取れてただのGRと呼ぶのかな?

昔のココログ時代からの常連さんは覚えているかもしれないが、実は拙者は初代GR DIGITALを使っていたことがある。もっと言えば、フイルム時代のGR1sからのユーザーであった。

当時、野外活動中の記録用に使っていたコンデジがリコーのCaplioシリーズで、GR DIGITALはCaplio同様に接写に強く、その流れで使っていたのだが、最近のGRはセンサーがAPS-Cになって画質面ではレンズ交換式とまったく遜色ないらしい。

しかもあの小さな筐体に手ぶれ補正まで入れたと言うから驚きである。この辺りはペンタを抱き込んだ相乗効果ということだろうか。X-Tシリーズに手ぶれ補正を入れられないでいるフジには是非見習ってほしいものだ。

ということで、GRがちょっと気になっているのだが、元々コンデジを使っていた理由は前述の通り野外活動中の記録用であった。今そのポジションにはスマホが収まっている。画質よりは手軽にメモ代わりに使えることを優先しているのだが、記録したそばからクラウドにアップして即バックアップも完了。

記録である以上、日時と位置情報は非常に重要であることは言うまでもないが、コンデジ時代は日時こそEXIFに残っていても、GPSによる位置情報の記録については、メモ帳と紙の地図が別途必要になり、帰ってからの整理は面倒だった。

素材屋を標榜している以上、大抵のケースでレンズ交換式カメラを携行しているし、スマホになってからは撮るだけでデータ収集と整理が完了してしまうのだから、今やコンデジを使う理由が無くなってしまった。

拙者のような輩らにはGRは立ち位置の難しいカメラになってしまったが、ストリートスナップを中心にコアなファンが沢山いるようなので、その点でGRの未来は明るいだろう。

以下はリコー GR1s DATEにPROVIAを詰め、当時ミノルタのフィルムスキャナでスキャンした画像。特にレタッチせず無補正だが、一部パトローネ部分をカットしているので若干トリミングされている。

撮影時期は何れも1997年〜1998年頃で、デジタル一眼レフカメラが登場するのはニコン D1が1999年、キヤノン D30は2000年、そんな時代の話である。


厳冬期に某所で天狗様待ち。コンパクトカメラなので基本はパンフォーカスで撮っていた。写り込んでいる機材はEOS-1n + EF500mm F4.5L、モノボールB1 + ジッツオG1349である。

ここは今は某自然保護団体の関係で賑やかになっているが、この当時は釣り師と山菜採り、それに我々ぐらいしか出入りしていなかった。


晩秋に某所で天狗様待ち。写り込んでいる機材はEOS-3 + EF600mm F4L、モノボールB2 + ジッツオG1348?である。

GR1sは28mmの単焦点レンズで、それは現在のGRにも受け継がれている。広角と言えどF2.8の開放で撮れば、案外背景もぼかすことができる。


観察適地を探して県内の某山系を踏査中、見晴らしの良い稜線上に出て撮影。

当時愛用していたFoxfireのフィッシングベストの胸ポケットからGR1sを取り出して現況を撮影し、個人輸入したGARMIN製GPSで国土地理院の地図にプロットしていた。


テレマークスキーを履いて知床横断道をトレース中。GR1sを使い始めたのは知床在住であった写真の師匠の影響である。

秋に某所で天狗様待ち。この手の細かい背景もしっかり解像していて、レンズの素性の良さが光る。

それにしても、自分でも驚くがこの頃は若くてまだ体力もあったので、これだけの機材を背負って山の上に上がっていたようだ。600mmが載っているのがアルミ製ジッツオ5型(型不明)というのが泣けるw

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

先週末辺りから庭のロウバイがボチボチ咲き始めた。平野部に比べて2ヶ月近く遅いが、それでも我が家の庭木で最初に花をつけることに変わりはない。

FUJIFILM X-T3 / XF35mm F1.4 R + MCEX-11 / CLASSIC CHROME
FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS + MCEX-11 / CLASSIC CHROME

故あって手元に巡ってきたフジのエクステンションチューブMCEX-11を早々に試す。事前に手持ちのレンズをすべて試したが、実用になりそうなのはXF35とXF55-200かな。

ワーキングディスタンスを考えるとXF35(レンズ前約7cmで撮影倍率0.47倍)は使う場面が限定されるが、XF55-200はレンズ前約20cmから約66cmの範囲で撮影倍率0.25倍(APS-C)を維持するので、ちょっとした近接専用のレンズとして使えそうだ。

特にXF55-200は手ぶれ補正が付いているので、マクロ撮影時の歩留まりが上がる。XF50-140とXF100-400も同じように使えなくもないが、レンズ自体が重いので、軽量なXF55-200が一番使い勝手が良い。

昨日の雨は標高の高いところではそのまま雪だったようで、東側の斜面が早くも黒々と露出していた浅間山も、再び春の雪をまとって白銀に変わっていた。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

高崎で仕事の帰りに二度上峠まで足を延ばしてみたが、峠付近も20cm程度の積雪があった。さすがに水分の多い春の雪なので、夜間は凍結に注意したほうが良いだろう。

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週末の降雪はすぐに雨へと変わり、積雪もあっと言う間に消えて無くなった。

ここしばらくは雨が降る日が多いという話だが、この冬は雪が少なかったので、初夏の農繁期に水不足が危惧されていることを考えると、どんどん雨は降るべきだ。

人だけでなく、水はあらゆる生きものの命の根源だしね。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

シトシト雨が落ちる中、ノスリがキョロキョロ探餌中。この連中はこの程度の雨ならほとんど気にしないで活動する。

例年この谷で繁殖しており、先日もこの付近でディスプレイを行っていたので、そろそろ造巣行動に入る頃だろう。

話は違うが、明日は晴れる予報なので、ノスリの留まっている杉は間違いなく花粉を飛ばすだろうねw

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朝からみぞれまじなれど春の雪。すぐに解けてしまうだろうけど、これは春を迎える季節の儀式のようなものだ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME
カテゴリ:季節感

春の踏査

2019/3/2

天狗様の営巣状況確認のため北部フィールドへ。冬季以外で週末や休日に山へ入ることはまずしないが、この季節なら人目をはばかることはない。

今月は月末まで予定が詰まっているので、少しでも空いている時間を有効に使わないとならないという事情があるのでね。

iPhone 6

それにしても雪が少ない。例年ならこの時期でもこの5倍程度は積雪があって、スノーシューが無いと歩くのは非常に難儀である。そもそもここまで車でアプローチできたことが驚きだ。

ま、それはそれこれはこれで、おかげで楽させてもらったけどねw

カテゴリ:季節感

家の前の畑でヒバリの初鳴きを確認。過去のデータを見る限り、赤城高原に住み始めてもっとも早い記録である。

暖かい日が続くと思い出したようにさえずるシジュウカラも、一昨日辺りから本格的に鳴き出している。

どうやら昨年のように今年も春の訪れが早いのは間違いないようだ。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

落日が榛名山から徐々に子持山に戻ってきた。獅子岩付近に沈むのは、今の時期と秋の終わり頃になる。

その分日照時間も長くなって、冬に比べると昼間の活動時間にお得感があるね。

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