年別アーカイブ : 2014

portfolio

虹の架け橋

2014/10/14

一週間前の18号と同様に、今回の台風19号もアッという間に通り過ぎていった。関東では群馬と埼玉の間を夜間に通過していったため、台風を意識しなかった人も多いはずだ。リンゴなど果樹農家はホッと胸をなでおろしていることだろう。

20141014

虹を見ると、「俺、昨日さ、虹の近くまで行ったんだぜ」とか、「虹の下をくぐった」「虹の橋の袂まで行ってみた」みたいなことを言い出す奴、子供の頃、クラスに必ず一人や二人いたはずだ。虹の架け橋みたいな表現があるくらいなので、気象現象として何も知らないガキの頃なら、ある場所からある場所へアーチ状に架かっている..さすがに物理的な構造物があるとは思わないだろうが..と信じたとしても、これはしかたのないことだ。ただ、普段から変わり者扱いされていたりすると、皆にいじられるのはこれ必定なり(笑)。

虹は空気中の水分を太陽光が通過する際、その水滴がプリズムの役割をして光路を屈折するため、光の成分が波長によって分解され、それが反射して見える気象現象である。撮像用レンズ..複数のプリズムから構成される点で同意..でも同様の理屈で色収差が発生する場合があり、特に輪郭周辺がにじむことから忌み嫌われるが、景色として眺めるぶんには誰しもが目を留める美しい現象であろう。


20141014b

ところで「虹は七色」というのが我々日本人の認識であるが、色の見え方というのは人種によって異なる..広義に見れば生きものの種でも異なる..ため、世界的に統一されて7色というわけではない。米国では6色、中国では5色、さらに日本でも沖縄では2色という例もある。実際、iPhoneでよく知られる米Apple社のロゴマークは、その名の通り単色のリンゴの絵柄であるが、以前Apple Computerを名乗っていた頃は虹色に描かれていた。その色の帯を数えると6本で、我々日本人の知るところの7色とは違うことが判る。

我々が見る色というのはとどの詰まり光の反射である。その光の反射率によって色の違いと濃淡を識別することで、リンゴは赤いとか空は青いとか、葉っぱは緑とかホッキョクグマは白いとか判断している。先日のブラッド・ムーンが赤く見える理由でも書いたが、波長が長ければ赤っぽく見え、短ければ青っぽく見えるわけだ。高周波になればなればるほど白に近くなり、やがては目にも止まらぬ波長となり、そしてそれこそ光の速さに相違ないのである。そう、光とは波長の短い電波のことなのだ。

20141014c

仕事場の棚を見上げると、以前使っていて今は物入れになっているアルミケースが置いてあるが、そこに懐かしいApple Computerのステッカーが貼られている。ここ10年位で私と付き合い始めた人たちは、私が最近になってMacユーザーに変わったと勘違いしている人がいるのだが、私が私用で最初に買ったPCはMacintoshなのである。件のステッカーはその当時、新宿三井ビルの1Fにあったキヤノンのゼロワンショップでもらったものだ。バブルの頃、Macを買うならゼロワンショップか大塚商会、そんな認識だった頃が懐かしい。

カテゴリ:気象・天体|タグ:,

秋進行中

2014/10/10

近所の牧草地に冬羽のノビタキがやって来た。この辺りは春と秋の渡りの途中で立ち寄っていくのだが、今はその南下の途上だ。滞在は3、4日と短く、すぐにまた南へと移動していく。また、防風林ではジェージェー賑やかなカケスに混ざって、コサメビタキの姿もちらほら。コサメビタキもノビタキ同様に夏鳥なので南方へ渡って行くが、カケスは国内の低地で越冬する個体も多い。

20141010

夜になるとシカのラッティングコールが響き渡る。今し方もしばらく鳴いているのが聞こえていたが、知らない人が聞けばうら若き女性の悲鳴のように聞こえるだろう。それと毎日ではないがフクロウも時々鳴いている。

カテゴリ:|タグ:,

夕方から東の空にどんより雲がかかっていたので、皆既月食はたぶん見られないだろうと思い込み、そんなことはすっかり忘れていたのだが、友達から連絡があってそのタイミングで東の空を見たらちょうど雲間に赤い月がぽっかり。何とか世の中の話題に付いて行くことができた(笑)。

20141008

全国区で見られる皆既月食は3年ぶり。しかも今回のはスーパームーン版のやや大きめである。赤いのは夕陽が赤く見えるのと同じ理由..波長の長い赤色だけが散乱せずに届くため..なので、高度が高くなると普通の白い月に戻る。結局赤城高原ではこのあとまた雲に隠れてしまっため、数枚撮って終わりであった。

カテゴリ:気象・天体|タグ:

鷲瞰図

2014/10/6

GoPro HERO4はとうとう4K30Pまで到達してしまった。4Kで30Pはいわゆるナンチャッテ4Kに他ならないが、あの大きさであっさり実現されると、肩を並べられたm4/3一族最大サイズのGH4の立場は何処へ(笑)。

アクションカムの名の通り、1080/60PがGoProの本来の立ち位置だろう。さらに720ながら120Pがイケるので、地上波ならハイスピード撮影もバッチリOKだ。というか業界的には待ちに待ったスペックだろうね。やはり激しく動く状態..GoProは動くものを撮るカメラではない..で撮影するなら最低でも60Pは必要だから。

しかもSilver Editionには背面にタッチ操作可能な液晶モニターまで搭載。スマホがあればWi-Fiで飛ばせるとはいえ、この辺りはバッテリーの持続時間との兼ね合いもだろうが、ある無いでは雲泥の差がある撮影分野もあるので、その恩恵はいかばかりか。

そして、いつも楽しませてくれるGoPro映像だが、とうとう天狗様にも背負わせたくれた。

小型のハヤブサなどでは激しく羽ばたくせいもあってバタバタする映像も、大型のワシになるとさすがにビタっと安定して映るのはさすが。流行りのドローン映像もさることながら、やはり鳥自身に背負わせて撮ってもらうのには敵わないね。これこそまさに鳥瞰ならぬ鷲瞰図だ。

さらに天狗様ではないがオマケを2つ。

風切り音がイイね!

 

20141006

今日は午前中は雨模様であったが、台風18号はあっという間に通り過ぎて行ってしまって、お昼には晴れて暑さがぶり返してきた。明日からは秋晴れに戻るようだが、すぐまた19号がやって来るようで外ロケは頭が痛い。

小豆被害

2014/10/5

小豆畑の食害被害を発見。農道上に切れた電牧の電線が落ちていたので気がついた。畑の西側に回ってみると、防風林側の電牧が数本なぎ倒され、数頭と思われるシカの侵入を許していた。

20141005

このHさんの畑は盆前まではレタスが植わっていたが、その後は小豆畑に変わった。赤城高原には某有名羊羹屋と契約している農家がいるため、連作障害対策にレタスのあとに小豆を作る農家が多い。

20141005b

レタスもシカにやられるが、小豆など豆類は特に甘いので、葉も茎も花芽もシカの好物である。なのでどこも電牧で囲むのが常套作だが、食う方も必死なのでそこはそれ、背に腹は代えられないのだろう。

一般的な電牧は、太陽光電池で弱いパルスの電流を流しているだけだが、何気にちょっと触れるとピリッとくるので大抵はそこで驚いて逃げる。ただ、何か危険から逃れようと勢いよく走ってきたりすると、避けるまもなく引っ掛けてしまうことも多い。特に夜間はその傾向が強い。

意図的に電牧を破ったのかどうかは不明であるし、電牧を壊したものと小豆を食ったものが同一犯かも判らないが、このまま放置しておくと続々と便乗犯が増えるので、壊れた電牧は即刻修繕した方がいい。もちろんHさんには連絡済みである。

発想の逆転

2014/10/4

先日、デジタルカメラになってから有限であることを意識しなくなったと書いたが、正確には、決められた容量の記憶メディア..今どきはSDカードやコンパクトフラッシュなどフラッシュメモリー..を使う限り、そこにはやはり上限はある。

ただその記憶メディアも、一杯になったら古いデータや必要ないデータを消せば、その分の再利用は可能である。この点もデータ領域を自由に上書きできるデジタルならではの恩恵であろう。もちろん間違って消してしまうというトラブルも耳にするが、それはあくまで使う側の問題である。

瞬間を捉える写真と異なり、動画は一定の時間軸を記録し続けることになるため、写真より多くのデータ量を必要とする。それが4Kであれば尚更であり、写真よりはさらに上限が低くなることを意味する。

その動画である瞬間を捉えたいのであれば、そこを狙ってピンポイントで記録すれば良いが、必ずその事象が発生する確約がない場合は、その前後の状況から撮影者が判断するしか無い。ただ、瞬間を狙うのでなく状況を記録するだけならば、ある時点で古いデータを消去していけば、理論的にも物理的にもある一定時間だけをほぼ永遠に記録していくことができる。そしてその典型的な例が監視カメラだろうか。

刑事ドラマなどで、犯人を割り出すのに監視カメラの映像から人物を特定するシーンがあるが、あれは現実世界でも日常的な方法である。もちろん、徐々にズームアップしていって、最終的に鮮明な画像になるなどという都合のいいことはあり得ない(笑)..最初からありもしない画素を作り出すことなで不可能..のだが、動画から静止画を切り出して使うという一つの例ではある。

その発想をそのままGH4に組み込んだ..かどうかはパナに聞いたわけではないので判らんが(笑)..のが、先日のバージョンアップで追加されたループ記録機能である。これはバッテリーが続く限り、常に最新の12分間を記録することができるので、捉えたい瞬間を撮影者が選んで記録するのではなく、記録したあとから選択できる機能..それは動画としても静止画としても..ということになる。そんなものは動画または写真でないとこれまた原理主義者から怒られそうな話だが、昨日の記事同様に、撮ること記録することに大きな意味がある分野であれば、これは大いに利用価値がある機能なのである。

例えば、岩場や樹上に止まる天狗様の飛び立つシーンを撮る場合、常であれば目を離すことなくその姿を目視して、状況を判断して録画スタート・ストップを繰り返す必要がある..しかも不要なデータは消す必要がある..が、外部バッテリーを使った上でループ記録機能を利用すれば、そのすべての手間から開放される上、チャンスをものにする角度が格段に向上するのだ。一部の業務用カムコーダーには、録画開始時点の数秒前から記録できるPre Recなる機能があるが、GH4のループ記録機能はそれよりもさらに現実的な機能といえる。

今回のパナのバージョンアップは、これから起きることを撮るのではなく、起きたことを記録していた、そんな発想の逆転だろうか。どんなにミラーの動作を早くして、秒間の撮影可能コマ数を多くしても、時間軸をまるごと記録することには敵わないのだ。


20141004

村の用事で村内を走っていると、100mほど離れていたが、先に気づいたシカが小走りに走って行くのが見えた。双眼鏡で見て1尖のまだ若い雄ジカと判ったが、珍しく1頭だったようだ。そろそろラッティングコールの響くシカの季節である。

余談だが、上の写真を見てシカがどちらに向かって走っていったか判るだろうか。それが判るようにわざと写しているのだが、結構昔に記事にしているので、古くからうちのブログを見ている人なら判断つくかもしれない。動物を美しく撮るカメラマンはいるが、こういった生態行動についてはまったく知らない、判らない人が結構多いものだ。

有限であるものはいつか尽きて無くなる。限りあれば足すか交換するかしない限り、永続して使い続けることはできない。

フィルムカメラの頃は、それこそ36枚という上限があり、それを超えて写真を撮ることはできなかった。有限であることを知っているからこそ、フィルムコマの残数に意味があり重みがあったので、シャッターを切る行為にはそれなりに撮影者の意志が重要であった。何でもかんでもバンバンシャッターを切っていたのでは、肝心の時に写真が撮れなくなるし、恐らくそういう経験をした人は銀塩カメラ有史以来数多いることだろう。

初期の頃のオービス..自動車の速度取り締まり用のレーダーカメラ..には、長尺マガジン付きのナイコンF2が使われていたと聞くが、動物カメラマンがけもの道に仕掛けるトラップカメラも、その時代は長尺マガジンが使われていた。ナイコンの製品で750枚程度は収められたから、かなりの期間放置しておけたわけだ。実際に経験したことだが、長尺マガジンも使わずに森の中に設置したら、場所をよく検討したにもかかわらずわずか1日で36枚撮り終わっていたことがある。積雪前の時期で、風が吹いて落ち葉が舞ったため、センサーがそれに反応してしまったのである。一ヶ月後に回収して現像したあとのガッカリ感は、当社比で相当なものだった(苦笑)。

そのフィルムもデジタル記録に変わって久しい。撮ってすぐに確認できる便利さもさることながら、36枚上限から開放されたのは大きい。正直無駄撃ちも多くなったのは事実だが、老練な写真家のようにシャッター1枚の重みを尊重する精神論は持ちあわせていないので、チャンスであればバンバン連写して、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるを地で行っているこの10年である。さらにカメラ自体の性能向上で秒間のコマ速も早くなっている..1秒間に撮れる枚数が増えている..ので、確率論で言えば精度は別にしても当たりは確実に増えている。

そして時代は動画である。動画から切り出す静止画は、フルHDは200万画素と黎明期のデジカメレベルであるが、4Kであれば今やその4倍の800万画素と、雑誌見開きやA3程度の印刷までなら過不足なく使うことができるし、報道の分野なら過剰品質ですらある。それは写真ではないとのたまう輩もいるが、写っているものに何ら変わりはない。撮れることの意味が大きく占める分野では、これはもう革命的な方法であると言っても良いだろう。パナがその辺りに目を付けしきりに喧伝しているが、正しい?写真文化云々を言うキヤノンやナイコンと同じ方向性で争っても、現地点では勝ち目はないので、販売戦略としては正しいのである。

10年ほど前にEOS20Dを使っていたが、画質には当時満足していたし、今でもその当時のストック写真は十分売れる。その20Dは800万画素を秒間5コマで記録する性能であったが、パナ現行のGH4は4K30Pで記録する限り、理論上は800万画素を秒間30コマで撮れるのと同じなのである。撮り方に違いはあるにしても結果が同じ(枚数比なら格段に上)であるならば、前述したとおり、撮ること記録することに大きな意味がある分野であれば、どれだけの革新であるかは明らかだろう。

20141003

今日は予想外に暑かった。ちょうど先日夏物と秋物..というか防寒系を除く冬物だけど..を入れ替えたばかりだったが、また半袖と短パンを着る始末であった。台風が近づいているせいもあるが、この時期は本当に天気を読むのは難しい。

木曽の御嶽山が7年ぶりに噴火したと夕方のニュースで知った。

噴火の兆候があったのか無かったのか情報が錯綜しているようだが、秋の行楽登山で賑わっていた山頂付近では突然の出来事に相当な被害が出ているとのことだ。火山灰の降灰だけでも厄介なのに、火砕流まで発生しているとなれば被害は甚大だろう。被災者が少ないことを祈りたい。

噴火の兆候は火山性地震の回数や大きさで推し量る。マグマが上昇するなどして山体自体が膨張すれば、噴火が近いことが判る。草津白根山も夏頃から火山性地震が頻発して動向が注視されているが、よもや御嶽山が先に噴火するとは気象庁もビックリといったところだろう。

自然災害と縁遠い群馬においても、歴史上過去には浅間山の噴火によって甚大な被害が出ている。中でも天明3年の大噴火では、舞い上がった火山灰が地球規模で影響を及ぼし、間接的にフランス革命の引き金になったとかまことしやかに語られる..その後の研究で同時期のアイスランドの火山説が有力らしいが..ほど激しかったらしい。そしてこの時できたのが、浅間の鬼押出しと呼ばれる溶岩台地である。

そんな浅間山も最近はおとなしいものだが、子供の頃は火山活動が活発だったと記憶していて、高崎界隈でも時々降灰があった。小学校低学年の頃にあった噴火は数ヶ月続いて、実家の屋上に火山灰が結構積もったのを覚えている。

ちなみに、我が赤城高原は赤城山の北西麓に広がる高原だが、地面を掘ると出てくる軽石は、ある層からは浅間山の噴火活動によるものである。時期にもよるが、これは偏西風など風の影響によるところが多く、降灰は西から東へと大きく流れるからである。栃木の鹿沼で産出される軽石が鹿沼土として有名だが、あれは赤城山の噴火で堆積したものである。

20140927

火山活動とは関係ないが、この夏の異常気象の影響なのか、つい一週間ほど前に近所の生け垣のツツジが咲いていたのを思い出した。狂い咲きというやつだが、ツツジの仲間には割とよく見られる現象だ。

カテゴリ:, 花・植物|タグ:,

北海道には本州のツキノワグマとは別にエゾヒグマが生息している。ブラキストン線である津軽海峡を挟んで住み分けしているのだが、本州が大陸とつながっていた時代には、本州にもヒグマは生息していたのだ。その名残というか、その当時の生物相は現在のロシア沿海州の森に見ることができる。

先日「ブナの実を好むツキノワグマ」のイメージをステレオタイプと書いたが、実は北海道のヒグマにも「サケやマスを獲って食べる」という典型的なイメージがある。これは特にカメラマンに多く見られる傾向で、世界自然遺産の知床には今の時期は毎日のように大砲抱えたサンデー毎日なカメラマンで賑わっている河川がある。

この9月にヒグマの食性分析について北大の成果発表があったが、それによれば、知床に生息するヒグマ全体の食性に対するサケの貢献度はわずか5%とのことだ。世界自然遺産として保護されている知床でさえその数値なのだから、本州に比べてサケの遡上が多い北海道といえど全道的にはさらに低いことは容易に想像がつく。つまり、サケを獲っている姿はヒグマのほんの一面、それも限られた場所に住む個体に過ぎず、大半のヒグマはツキノワグマ同様に強い雑食性であるということだ。

20140924
左上:知床の河川でサケを捕まえるヒグマ
右上:アラスカ州ブルックス滝周辺でサーモンを狙うグリズリー
下:サケ・マスを狙うクマを狙うカメラマン(最盛期はこの比ではない)

確かに川に入ってサケを捕食する姿は豪快であり、写真として絵にもなりやすいのだが、それはロシアや北米でのイメージ..それとて河川や海岸、湖沼周辺の個体群に限られる..であり、日本のヒグマの正確なイメージを現すものではないのだ。知床に集まっている連中がそんなことまで考えて撮影しているとはもちろん思ってはいないが、見る側も正確な情報を知っておかないと、往々にして上っ面だけ、イメージだけの価値観に囚われてしまい、クマの本質を見失ってしまうだろう。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:,


20140923

先日、路上に落ちていた青ドングリを写真を撮るために集め、そのまま放置しておいたのだが、今朝通ってみるとキレイに無くなっていた。昨日はクマの話を引き合いに出したが、ドングリの場合はネズミやリス、ムササビにカケスなども好んで食べる。地面に落ちていればタヌキやキツネもしかり。

いずれにせよ誰が食べたか運んだかは不明だが、そのすぐ脇にはクリのいがが一つ置かれていた。防風林脇なのでクリも自生はしているが、現場近くには見当たらないため、あえて置かれていたという表現をしてみた。誰かがクリを運ぶ途中でドングリの小山を見つけ、クリの代わりに運んでいったと考えるのは、そりゃちと出来すぎかな(笑)。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:,