よっこらしょ
あー、疲れた一休み、と言わんばかりの仕草はクマならでは。
もちろん本人にその気などないのは明白だが、
クマはどことなく人間くささを感じさせる動物だ。
そしてそれが愛くるしさと凶暴性の二面性を創り出す要因でもある。
以前のとねログのクマネタはこちら。
それと以下は備忘録。
例年に遅れること半月、赤城高原では本日ツバメ初認。
なんか来るの妙におっせぇなぁ..
あー、疲れた一休み、と言わんばかりの仕草はクマならでは。
もちろん本人にその気などないのは明白だが、
クマはどことなく人間くささを感じさせる動物だ。
そしてそれが愛くるしさと凶暴性の二面性を創り出す要因でもある。
以前のとねログのクマネタはこちら。
それと以下は備忘録。
例年に遅れること半月、赤城高原では本日ツバメ初認。
なんか来るの妙におっせぇなぁ..
やけに近くで鈴の音がするなぁと振り返ると、妙に車内のものが散乱しているのに気づいた。さらに聞き耳を立てると、鈴の音はその車内から聞こえてくる。するとバックシートを乗り越えて、ユルユルと一匹の猫が姿を現してビックリ。
出て行った後に車内をチェックしたところ、あちこちに梅の花のマーキング。そして助手席の上に寝転んでいたらしき痕跡も。確か1時間ほど前に、馴れ馴れしく足下をスルスルと通り過ぎていったのは知っていたが、まさか人の車に勝手に入り込んで休憩していたとは思わなんだ(苦笑)。
おい!と呼び止めたところ、ニャンだと悪びれる様子もなく振り向いた。自由気ままな飼い猫の生活なんて、日々まあこんなもんなんだろうなぁ..
やられた。登る時になかったウサ公の足跡。ここは尾根からすぐ見下ろせる位置だったのに、全く気づかず。ま、基本的に空ばかり眺めているから致し方なしか。
しかし、捕食者に付け狙われる弱者なれど、やはり生きものだけあって個体差があるようで、真っ昼間でも平気でうろつく不用心な輩はいるものだ。
実際、このすぐ上をクマタカが探餌で通過している。もちろん、ラプターがすぐ近くにいる状態で、安易にうろうろ歩き回るものでもないとは思うが、そういったうかつな個体が労せず餌になるのもまた事実だったりする。
そう、ヤマドリと並んでノウサギは天狗様やクマタカの重要な餌動物。トラップカメラの夜間の映像も悪くはないが、空から捕食者たちに狙われているというイメージは、やはりデイライトで撮りたい。それも雪上でしっかりバシッと決めたいねぇ..
今年は庭の柿が豊作である。
寒冷地であることから当然のごとく渋柿なので、収穫することもなくそのまま放置。熟し始める頃より日中は引きも切らさず鳥たちで賑わっている。常連はヒヨドリとツグミだが、早朝にアオゲラがやって来ることもあって、家人を喜ばせている。
ただ、台風の影響で折れ掛かっていた1本の枝が、重みに耐えきれず結局折れてしまった。10個ほどの実がしばらくそのまま地面に転がっていたのだが、夜な夜なその実を一つずつ失敬に来るやつがいるのに気が付いたのは先月末。
駄犬が夜半過ぎに甘えたような声で鳴くので、2階の仕事場から、ライトセンサスに使っていた大型のマグライトで照らした際には、侵入者の後ろ姿をぼんやり目撃。その時はフォルムからタヌキかと思っていたのだが、先日来の積雪によって足跡が残されたことで、侵入者はハクビシンだと判った次第。
ハクビシンは基本的に蹠行性なので、普通は後足のほうが長くプリントされるのだが、雪の上ではやはり冷たいと見えて、踵までしっかり付けない場合があるようだ。
ハクビシンはご多分にもれずご近所では害獣なので、あっちで獲った、こっちで捕まえたなどと話題には事欠かないが、ストック写真にコレと言ったものがないので、そのうちしっかり狙いたいと考えている。
山道を歩いていると、視野の隅に大きな影が動くのが見えた。
休憩がてら道脇に装備一式降ろし、ホルスターから望遠レンズ付きのカメラを取り出す。
山道は尾根筋に付いているため、覗き降ろすように谷側の斜面にゆっくり顔を出すと、大型のけものが尻をこちらに向けて佇んでいるのが見えた。とっくにこちらには気付いているはずだが、我関せずとばかり、下を向いて食事に夢中である。
登坂で荒くなった息を静めて、最小限の足音で背後からゆっくり忍び寄る。するとおもむろに顔を上げてこちらを睨む。同時にこちらも動きを止める。
そんな達磨さんが転んだを数回繰り返し、10mほどに近づいたところで倒木に腰を下ろす。今度はあっちも顔を降ろさず身じろぎもしない。
そっとカメラを構え、数枚シャッターを切る。構図を変えようと縦位置に構え直す動作で、ようやく静々と歩き出した。
5mほど歩き出してから、それまでののんびりとした動きがウソのようにダッシュで藪をかき分け、隣接する杉林へと消えていった..
フィールドでよく出会うけものの筆頭は、サルとこのカモシカだ。蹄系ではシカもそれなりに見掛けはするが、冬季の積雪の関係でやはりカモシカが多い。
ここも一ヶ月もしないうちに辺り一面白く覆われ、厳冬期には2mの積雪となる。
先日初雪となった我が家の駄犬でさえ衣替えを済ませているが、今日出会ったこの山親爺も、立派なその体躯にすでに冬毛をまとって準備万端のようだ。
北東北の寒村に滞在中。
昨日は車がひっくり返るのではないかというぐらいの猛烈な強風に冷や汗もんだった。小用を済ませようと車外に出て、風上に背を向け下腹部に神経を集中させると、そのまま前のめりに歩き出してしまうのには参った。うっかりすると自分でシャワーを浴びそうで怖い(苦笑)。
今日もかなり風が強く、とても定点をする気にはならなかったので、見晴の利く新たな場所を探してブナ林の開けた尾根筋をうろついた。
鉄塔巡視路沿いの笹帯を歩いていると、昨日降ったばかりの雪が積もっており、すでに先客の真新しい足跡が点々と続いていた。巡視路の入口にはクマ注意の看板があったが、残念ながら足跡の主はカモシカとテン、それにタヌキのようであった。
この辺りのクマは、もう冬ごもりに入っただろうか。