カテゴリ : 写真・カメラ

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初BORG

2013/3/17

20130317

一部のその筋の方々には絶大な人気を誇るBORG。以前からその存在は知ってはいたものの、本日とうとうBORGデビューを果たした。

BORGはもともと天体望遠鏡のラインナップだが、その光学性能の高さが一部の鳥屋さんたちに評価され、近年人気が高まっているトミーテック製の望遠レンズである。

キャノンでもニコンでも、いわゆる超望遠レンズは桁一つお高い高額商品である。貧乏人にはとても手が出ない代物で、そんなニッチを狙ったどうかは定かでは無いが、BORGはとにかく手頃に安く、しかも様々なパーツを自分で組み立てることで、各自のニーズにかなった仕様とできるのが特徴である。

一応はEDガラスを使用してはいるものの、何しろ2群2枚という潔いレンズ構成で、かの往年の銘レンズ、ライカ テリートR400/6.8 とその仕様は全く同じだ。

で、肝心の性能だが、正直に言えばそれはやや期待外れといった感がある。全般的にフレアっぽく、世評で言われているような画質のキレが見られないのだ。やや強い風が吹いてその影響は否めなかったものの、順光であったのでそんなに悪い条件では無かったはずだ。借りたレンズには1.4倍のテレコンが装着されていたのだが、それを差し引いてもイマイチと言わざるを得ない。

さらにその操作感の悪さは動画撮影時に完全にアウト。ピントリングが重く、ヘリコイドが繰り出し式のため、小刻みにピントを合わせていると、撮影中に画面がブレてしまうのだ。そして何より笑うしか無いのが、絞りリングに手が届かないこと(苦笑)。絞りの機構がレンズ銅鏡の先端部に付いているため、無限遠を出すためにドローチューブを延ばした状態では、右手でパン棒を握っていると、左手が絞りリングに届かないのである。

世の中には、BORGのこの仕様でも、写真や動画を撮っている人が沢山いることは知ってはいるが、残念ながら私的にはこれは苦行でしかない、というのが現時点での結論だ。

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DSMC

2013/1/31

20130131

60pの動画から切り出したジョウビタキ♂。従来のインターレス画像とは一線を画す映りに、良い時代になったもんだと感慨深い。

pはプログレッシブのPであり、対義はインターレスのiである。静止状態の画を映し出すのに、インターレスが2フィールドで1コマ(フレーム)合成して表示するのに対し、プログレッシブは最初から写真と同じ1コマであるため、静止画という意味ではパラパラ漫画の原理と同じで再現性では有利である。テレビやPCでは30pが標準であるが、単純に情報量が倍になる60pなら尚更だ。

静止画を切り出すために動画を撮るわけではないが、記録という点では写真よりも動画のほうが色々な意味で情報量が多いのは自明の理。動画から必要な情報を取り出す、つまり静止画を切り出すという使い方は、報道や研究の分野ではすでに当たり前の使い方である。

そしてそれは映像業界の今後のトレンド「Digital Still and Motion Camera」の世界。昨年末に登場したC社のCINEMA EOS-1D Cは、まさに現在最強のDSMCである。

20130122

防湿庫で眠るいにしえの名機たち。何れも古き良き時代のメイドインジャパンを体現するメカニカルな逸品だ。

この他にも何台か防湿庫に収納されているが、いつか懐古目的でデジタルフィルムなるものが発明され、これら名機が再び日の目を見ることを夢見てやまない。

例年なら年末大掃除の仕上げに、メンテナンスを兼ねて動作確認を行うのだが、昨年の暮れは仕事納めが押して放置プレイ状態だった。それを不要な電池を探していて思いだし、仕事そっちのけでいじりだしたら、結局すべてのカメラの動作確認作業となった次第。

メンテナンスとは言っても普段使っているわけではないので、電池を入れての動作確認が主な作業だ。昨今のデジタルカメラほどではないが、この時代のカメラにも多少のエレキは使われているので、たまには通電した方が良いと考えている。

ただ、ここに写っているカメラは、何れも電池がなくても動作するメカニカル機構を備えている。つまり、フィルムさえあれば写真を写すことができるわけだ。

露出もピントもマニュアルで問題ない。ネガなら露出計すら無くてもオッケーだ。最近デジタルカメラで写真を始めたような軟弱な輩とは年季が違う..

とか何とか言っていると、これら名機と同じ過去の遺物とか言われそうで怖いけど(笑)。

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HDD貧乏

2013/1/21

今年に入ってからHDDの増設ラッシュが止まらない..

20130121

正確には増設による常用でなく、随時交換といった運用イメージであるが、今日も前日に注文した3TBが2台到着し、RAID5の6TBからバックアップ用に映像データを複製中である。

今時レガシーインターフェイス..とは言っても当分現役であることは揺るぎないが..のFireWire800なので、複製完了には30時間程度はかかる見通しだ。

先週までに同じく3TBを2台追加したばかりなのだが、こればかりは仕事柄仕方ないことである。

よくデータ管理に絡んでHDD周りについて相談を受けることがあるが、私の中では基本的にHDDは消耗品扱いなので、RAIDで要求されるような高スペックのHDDは使わない。Amazonなどネットショップを中心に、購入時点で単位辺り一番安いHDDを探すようにしている。

とは言ってもブランド的にはWestern Digitalが多い。WDには色分けされたいくつかの製品群があるが、今回はバックアップ用なので、静音化され且つ発熱量を押さえたGreen..それでも1TBプラッタだしね..で十分。スピンドルをブンブン回す映像編集なら、そりゃやっぱRedがベターかな。

昨年は3TBで1万円程度の時期もあったが、今は1万少々と高めに推移。3TBがそのくらいで手に入るのだから以前に比べれば安いわけだが、管理する映像データのビットレートもどんどん高くなる一方なので、まだしばらくはイタチごっこ状態から逃れられそうにない。

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忘れた頃に

2012/12/4

久々に新規にカメラサポートを手に入れた。

現在、動画はDSLRでの撮影がほとんどなのだが、カメラサポート周りはヘッドと脚がデカイか小さいかの両極端の状況が永らく続いていた。今回はそれにようやく終止符を打った形だ。

EOS xDでもGHxでも、従来のカムコーダーに比べると大きさも重さも小さく軽いため、どうにもバランスが悪かったのだが、DSLRムービーは何れもここ2・3年で登場してきたカテゴリーのため、なかなか適当なカメラサポートが無かったのである。

カメラ単体にレンズ1本なら、マンフロットの701HDVがまあまあ良い仕事をしてくれていたが、トップハンドル付きのリグに載せ、外部モニターに外部マイク、フォローフォーカスを組み合わせると、途端に役立たずになってしまう。手持ちの中ではサクラーのDV6がバランス的には良いのだが、脚をジッツォのカーボンに換装しても、歩いて動き回るにはやや重すぎるのである。

調べると、今はDSLRムービーにフィックスした製品が色々出ているのが判った。DSLR撮影では用途に応じてアクセサリーを組み合わせるため、ポイントはドラッグスピードとカウンターバランスの調整が何段階かでできる点と、DV6とジッツォ3型カーボンの組み合わせより軽いこと、などが挙げられる。実際は直接触ってみたいのだが、田舎故に目星を付けた製品を現物として見るのは至難の業。ところが便利なもので、世界にはVimeoやYouTubeにインプレを動画でアップしてくれている奇特な方々がおり、今回は色々参考にさせてもらった。

実は注文したのは8月のことである。人気があるのかどこも在庫不足になっていて、いつもOut of stockだったのだが、クリスマス商戦たけなわのこの時期になって、ようやく出荷されてきた次第である。国内には在庫しているショップもあったが、何せこの円高、海外通販のほうが圧倒的に安いのだから仕方が無い。ただ、本来は秋の紅葉撮影から導入したかったのだが、注文したことすらほとんど忘れていたのを、先日の夕方ヤマト便のいつもの兄ちゃんが、UPS伝票持って思い出させてくれた(笑)。

さて、今日は天気も悪く外出できなかったので、室内で色々載せて試してみたところ、概ね予想通りでまあまあと言ったところ。何よりコストパフォーマンスが抜群で、来週にもすぐに元が取れるだろう。え?どこの製品を買ったのかって?まあ、それはまた追々(笑)。

そう言えば某所のクマタカは今年繁殖していたらしい。うかつだったが、先日、目の前で幼鳥が鳴いているのを見て初めて気が付いた。フラフラ飛んでいるKなど普段は眼中にないので、気にすることもないのだが、このペアの巣の位置は判っているので、いやホントにうかつ、灯台下暗しだった..

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初冬の落日

2012/11/19

今朝は冷え込んだ。この秋、いや取り敢えずこの冬一番か。8時の時点で2℃だったので、日の出前は0℃だったかもしれない。そろそろ駄犬の水バケツが凍りそうだな。

先週、仕事中に突然ストロボ1台が発光しなくなった。一瞬チャージ音らしき音はするものの、レリーズしても光らないのである。カメラ側はストロボと通信していないことになっているので、当然露出不足になっている。まあ壊れたものをとやかく言っても仕方ないが、常用機材は予備機含め最低2台は必要なので、追加購入を検討。

職業柄ストロボはそれなりに所有しているが、現在のメインはキヤノンの580EX..ストロボは登録商標なのでキヤノンではスピードライトという..である。最新の現行型番は600EXとなっているが、物撮り時はモノブロックを使用するので、クリップオンにそこまでの性能は必要ない。そこで一つ前の型落ちである580EX IIを狙ったものの、意外に600EXとの値段差がないことが判り、仕方なくネットオークションで物色。結局、あまり使い込んで無さそうな程度の良い580EXに落ち着いた。仕事の道具をケチっても経験的に良いことはないが、まあ安く済むのに越したことはない。

と言うことで、昨晩のうちにみちのくへ出立する予定だったのが、落札したストロボが届くのが本日となってしまったため、出立を1日ずらすことに。早く手に入れるために即決価格で落としたのに、発送が遅いってどうなのよ、まったく。しかも予期せぬ仕事も入ってきて..

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HERO3

2012/11/8

何と言っても今欲しいガジェットはGoPro HERO3。現在仕事で使っているGoProはもういつ壊れてもおかしくない状況で、すぐにでもHERO2を手に入れなければならないが、できることなら先日発表された新作HERO3が欲しいところ。

すでに個人輸入で手に入れた人たちの情報が色々で回っているが、15fpsの4Kはまあオマケだとしても、30Pで2.7Kとか、1080の60P対応..720なら120p!..とか、あのサイズで何かもうスゲーって感じ。それにWi-Fiバックパックがビルトインされたのも素晴らしい。ただ残念ながらそれがあだになって、国内正式販売にはまだ時間が掛かりそうだけどね。

昨今はレンズ交換式のDSLRでビデオが撮れるので、フィシュアイ含め超広角レンズが使えるようになり、ワイドなシーンにも簡単に対応できるようになった。ただ、GoProシリーズはそれをあのサイズで実現してしまうわけで、ここにきて4Kだの2.7Kだのと言われれば、ヘタな家庭用ビデオカメラよりもキレイな絵が撮れてしまう可能性が高いのだ。間違いなく現在最強のワイドビデオカメラと言っていいい。

GoProシリーズの映像はすでに巷にあふれている。くだらないバラエティ番組で売れない芸人が頭に付けていたりする、あの小さなカメラがほぼ100%、GoProである。性能はもちろんのこと、うん百万もする高価なぼったくりカメラに比べて、そのコストパフォーマンスは抜群だ。来週幕張で行われるInterBEE(国際放送機器展)にも出展するらしいから、もはや立派な放送用機材の仲間入りである。

で、どんな凄い映像が撮れるかは以下のPVで一目瞭然。個人的にはトラップカメラへの応用に大注目。是非とも720/120Pでアレを狙ってみたい、なと。

 
 

風がない朝はすっかり霜がスタンダードの赤城高原。まだ寒さに体が慣れていないので、朝布団から出るのが辛い今日この頃。そろそろ誘惑に負けて股引着用かな..

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初冠雪

2012/10/24

冬型の気圧配置で今朝は3℃と冷え込んだものの、先日の荒天の余波で朝の内はまだ風が強く、霜は降りなかった。日本海から雨雲が流れ込んできていたため、北部の山間では雨模様。当然この冷え込みなので、谷川岳など上越国境では初冠雪となった。残念ながら頂は雲の中だったので写真はないが、近くの森の中の水たまりには氷が張っていた。

そう言えば、まだ公式ではないようだが、EOS5D MarkIIIで8bit 4:2:2の非圧縮データをHDMIスルーするファームアップが行われるらしい。さらにEOS-1DXでも先日ファームアップで対応された、中央のクロスセンサーによるF8光束時のAF測距も可能となるようだ。ただ、何れも同価格帯のニコンのD800ではすで実現されており、キヤノンには発売当初より関係者から強い要望が出ていたのも事実で、ここに来てようやく重い腰を上げたと言える。

もともとDSLRの大判センサーによる動画撮影の先鞭を付けたのは同5D MarkIIなのだが、ビデオメーカーでもあるキヤノンとしては、専用機により近いソリューションとしてCINEMA EOSを用意した。なので、スチルカメラが基本である5D MarkII後継機には、それなりの動画撮影機能があれば良いだろう的な思惑が見え隠れしていた。そう、しっかり動画を撮りたかったらCINEMA EOSを買ってね、みたいな感じで。

キヤノンという会社は、依然としてこの上から目線的な押しつけがましい商売から脱しきれないでいるようで、ユーザーとしてどうにも歯がゆい。出し惜しみ番長などと揶揄されるようになって久しいが、ライバルメーカーの同クラスに比べて、何かしら一つ二つ足らない製品を平然と出してくるのだ。当然それは意図的なものであることは明白であり、最近なら、ミラーレス最後発であるにもかかわらず、出てきたEOS Mのあの体たらくは何だと言うことだ。

それにしてもだ。今回のファームアップ対応そのものは、もちろんメーカーとして評価できるものではあるのが、肝心のリリース時期は来春だと言うこと。何だよ、これから直すのかよって感じだね(苦笑)。

と、投稿してからよく確認したら、国内のWebサイトでも正式にアナウンスしていた。一つ補足すると、先のHDMIスルーはモニター表示とは排他ではないようである。

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キヤノンのEOS 5D MrarkIIで火がついた大判センサーブームの昨今。マイクロフォーサーズのパナGH2から、上はとうとう35mmフルサイズセンサーを搭載したバケモノビデオカムコーダー(ソニーのNEX-VG900こと)まで登場、まさに動画の世は百花繚乱状態だ。

記録媒体も当然のごとくSDカードやSSDなどメモリーメディアへと主流は移り、しかもデュアルスロットでミラーリングも可能、果てはHDMIから非圧縮なクリーン信号を出力し、外部レコーダーにProResやCinemaDNGで、しかも4Kで記録する時代ときたもんだ。そんな生き馬の目を抜くデジタルイノベーションの時代(意味不明)に、どうだ我が赤城高原スタジオでは、未だにテープからキャプチャしてますが、何か(笑)。

素材映像クリップの記録をDSLRで撮るようになって3年が経ち、時間に融通の利かないイベントものの撮影はほとんど引き受けなくなっているが、撮影スタッフのやる気次第といった側面もあるものの、知人の伝やらで頼まれるとなかなか断りづらいものだ。周囲の同業者はそろそろ..ようやくか(苦笑)..AVCHDに移行し始めているが、ワークフローの関係でまだまだテープ(HDV)が主流であることは、レガシーにこだわる映像業界内でも特に田舎はまあそんなもんである。

先日もキャノンXL H1の2カメに同HV30と同iVIS HF G10..おっとこれだけAVCHDね..の3人4カメ体制で、スチルは私が担当。テープの弱点は記録時間であるが、HV30などのサブカメはテープ交換時の予備機でもあり、そういった小細工で現場はやり繰りしているのだ。もっとも最近は1台だけローランドのフィールドレコーダーで外部記録も行い、更なるバックアップも考えるようになっている。

アマチュアが趣味で撮る分には、最先端の情報をネットでさらい、大枚はたいて大判センサーカメラもありだろうが、先日のPCのOSの話同様に、ビデオ撮影の世界も仕事ではそう簡単に最新のものを一気に導入などとは、なかなかいかないのである。

もちろん仕事で即使う前提でなければ、予算の許される範囲で最新の機材に触れたいのが本音で、つい先だって、魔が差してポチッと某デジタルシネマカメラ..漢字に置き換えると「黒魔術意匠」かな(笑)..を注文したまでは良かったものの、どうにも絶対的な国内の流通数が少なく、こんなど田舎のプロダクションに届くのは、かなり先になりそう気配である。

ちなみに何でこの記事を書いているかと言えば、先週追加したビデオ編集用PCにIEEE1394ポート..MacでいうFireWireってやつね..が装備されておらず..と言うかWindowsマシンには装備されているケースがレアだが..、それまで使っていたPCからボードを付け替えようと思ったら、拡張スロットがすでにRadeon HD 7870に占拠されており、仕方なくPCI Express x1のボードを急遽追加で入手、今日になってやっとこHDVをキャプチャできるようになった次第。

USB3.0にThunderboltなど高速インターフェイスの時代に突入したPC環境だけど、こうしてテープの呪縛に縛られて、よもや最新のIvy Bridgeマシンに新たなIEEE1394のボードを差すハメになるとは(苦笑)。