朝早くに近くで声がしたんだけど、結局その時の数回だけだったので、北上中の個体が気まぐれで鳴いただけかもね。うちの近所では例年は20日過ぎだし。
天気がスッキリしない。湿り気が足らないので雨は願ったり叶ったりなのだが、新緑を撮るにもエアリアルするにも今ひとつ中途半端な感じ。写真は雨の日のデゴイチの在庫写真。
県北部の林道は例年並みにまだ残雪が多く車では侵入できないため、春の日差しに小汗をかきつつ、機材背負ってえっちらおっちら徒歩でアプローチする。
雪上を風に吹かれてフワッと鳥の羽毛が飛んできた。付近を双眼鏡で探すと、渓流沿いの藪の中に何かいるように見えるが、ちょっと斜面が急過ぎて降りるのは叶わず。色味がテンのように見えなくもないが、向こうもこちらに気づいたようで、藪伝いに逃げていく気配だけ感じた。
何か獲物を捕らえて解体中か食事中か、そんな雰囲気だったので、待っていれば戻ってくるかもと思いつつ、今日は目的が違うとぞと自分に言い聞かせて先を急いだ。
獲物はキジ雌だったようだ。
帰り掛けに同じ場所を角度変えて双眼鏡で探したが、獲物の本体もそっくり無くなっていたので、3時間あまりの間に獲った本人か、はたまた別のものかが持ち去ったようだ。
草津の湯釜の稜線越しに西の空が赤く染まる。大気中に浮遊物が多い証拠だ。
今日は二十四節気の清明で、その意味は「万物がすがすがしく美しい頃」を指すらしいが、花粉と黄砂が混じったようなヘイズまみれの大気では、とてもそんな気分に離れない。
GH5の新機能で、期待していたものの一つがボディ内5軸手ブレ補正がある。下位モデルではすでに実現されていたので、GH5での実装も当然と言えば当然なのだが、4K60Pの熱処理対策の為に犠牲になる可能性もあるかなと思っていたのも事実だ。
ボディ内手ブレ補正と言えば、同じm4/3陣営のオリが先行している。実際、各種メディアのインプレで報告されている通り、同E-M1 Mk2の強力な手ブレ補正の性能には驚くばかりでだ。
さすがに動画カメラとして使用前提のGH5に、そこまで手持ち撮影時の性能を求めることはないのだが、個人的にもボディ内手ブレ補正のカメラは初めてなので、少々心躍らせて検証を試みた。
検証に使用したのはこの組み合わせ。我が(無駄に)永き撮影キャリアの友とも言える銘玉キヤノンNew FD500mm F4.5Lである。
こんな30年以上前の代物を現役として有効に使える辺り、m4/3規格サマサマだが、GH5..E-M1 Mk2でも同じだけどね..の登場でこいつを手持ちで使おうという魂胆がふつふつと沸き立ってきているのだ。そうTMがそんなありきたりのレンズで検証などするわけはないw
ということで、居間のサッシの隙間から餌台の常連を狙ってみた。距離はFD500の最短撮影距離である5m少々で、当然何れも手持ちMF..ややピンアマwはご勘弁を..である。
で総合的な結果だが、換算1000mmの画角となるこのセットで、1/500秒以上のシャッターが切れれば結構な歩留まりでイケることが判明。これなら十分に緊急用に使える。
その他、パナライカ100-400の望遠端(800mm相当の画角)で、3m前後の至近距離で1/8秒でもそこそこ手ブレを止められることが判り、期待していた以上の性能があることが判った。Dual I.S.2が機能しないオリのM.ZUIKO ED12-100PROでも、広角側1/2でも止まる。
元より低速シャッターでは被写体ブレは止まらないので、あくまで緊急避難的な使い方に限られるが、撮れるのと撮れないのとでは雲泥の差があるのが、ワイルドライフ撮影の世界である。