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海辺に近い市街地の郊外を走行中、代掻き中の田んぼにやたらと白い鳥が群れているのが目につく。

遠目にはサギかと思っていたが、近づくと何とユリカモメであった。海無し県の住人には何とも珍しい光景で、まあところ変わればということか。

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清明

2017/4/4

県北部の林道は例年並みにまだ残雪が多く車では侵入できないため、春の日差しに小汗をかきつつ、機材背負ってえっちらおっちら徒歩でアプローチする。

雪上を風に吹かれてフワッと鳥の羽毛が飛んできた。付近を双眼鏡で探すと、渓流沿いの藪の中に何かいるように見えるが、ちょっと斜面が急過ぎて降りるのは叶わず。色味がテンのように見えなくもないが、向こうもこちらに気づいたようで、藪伝いに逃げていく気配だけ感じた。

何か獲物を捕らえて解体中か食事中か、そんな雰囲気だったので、待っていれば戻ってくるかもと思いつつ、今日は目的が違うとぞと自分に言い聞かせて先を急いだ。

獲物はキジ雌だったようだ。

帰り掛けに同じ場所を角度変えて双眼鏡で探したが、獲物の本体もそっくり無くなっていたので、3時間あまりの間に獲った本人か、はたまた別のものかが持ち去ったようだ。

草津の湯釜の稜線越しに西の空が赤く染まる。大気中に浮遊物が多い証拠だ。

今日は二十四節気の清明で、その意味は「万物がすがすがしく美しい頃」を指すらしいが、花粉と黄砂が混じったようなヘイズまみれの大気では、とてもそんな気分に離れない。

カテゴリ:ほ乳類, 季節感, |タグ:,

ソメイヨシノも樹齢など木によって結構差があるので、そこだけ切り取ると満開か!って見せ方になるけど、敷島公園では全体的にまだ一分咲き程度かな。

というのは朝の時点の話で、午前中はそこそこ気温が高かったのでそのまま開花する可能性もあったけど、午後には雨模様で結局気温は下がったので、やっぱ花見にはまだ早いね。

帰る道すがら、富士見と北橘でツバメをこの春初認。南面まで来ているようなので、赤城高原にもそろそろ姿を見せるかな。

カテゴリ:季節感, 花・植物, |タグ:, ,

GH5の新機能で、期待していたものの一つがボディ内5軸手ブレ補正がある。下位モデルではすでに実現されていたので、GH5での実装も当然と言えば当然なのだが、4K60Pの熱処理対策の為に犠牲になる可能性もあるかなと思っていたのも事実だ。

ボディ内手ブレ補正と言えば、同じm4/3陣営のオリが先行している。実際、各種メディアのインプレで報告されている通り、同E-M1 Mk2の強力な手ブレ補正の性能には驚くばかりでだ。

さすがに動画カメラとして使用前提のGH5に、そこまで手持ち撮影時の性能を求めることはないのだが、個人的にもボディ内手ブレ補正のカメラは初めてなので、少々心躍らせて検証を試みた。

検証に使用したのはこの組み合わせ。我が(無駄に)永き撮影キャリアの友とも言える銘玉キヤノンNew FD500mm F4.5Lである。

こんな30年以上前の代物を現役として有効に使える辺り、m4/3規格サマサマだが、GH5..E-M1 Mk2でも同じだけどね..の登場でこいつを手持ちで使おうという魂胆がふつふつと沸き立ってきているのだ。そうTMがそんなありきたりのレンズで検証などするわけはないw

ということで、居間のサッシの隙間から餌台の常連を狙ってみた。距離はFD500の最短撮影距離である5m少々で、当然何れも手持ちMF..ややピンアマwはご勘弁を..である。

で総合的な結果だが、換算1000mmの画角となるこのセットで、1/500秒以上のシャッターが切れれば結構な歩留まりでイケることが判明。これなら十分に緊急用に使える。

その他、パナライカ100-400の望遠端(800mm相当の画角)で、3m前後の至近距離で1/8秒でもそこそこ手ブレを止められることが判り、期待していた以上の性能があることが判った。Dual I.S.2が機能しないオリのM.ZUIKO ED12-100PROでも、広角側1/2でも止まる。

元より低速シャッターでは被写体ブレは止まらないので、あくまで緊急避難的な使い方に限られるが、撮れるのと撮れないのとでは雲泥の差があるのが、ワイルドライフ撮影の世界である。

梟現る

2017/3/25

夕方、庭で餌台の掃除をしていると、道を挟んだ向かいの畑の上を白っぽいものがフワフワと飛んでいるのが目に入る。

最初はいつものノスリが低空飛行でもしているのかと横目でチラ見していたが、単管で作られた壊れかけの柵に留まってこちらを振り向いたところで、その白い物体がフクロウだと判った。

昼間撮影に行ってそのまま車に積みっぱなしにしておいたカメラを取り出し、庭先を匍匐前進..はしてないけどとにかく腰を低く..して庭の端っこまで行ってそっと顔を上げると、雪解けの畑を見下ろしてこちらを気にしてない感じ。

赤城高原は緩やかな高低差を利用して畑が作られているため、下側の畑の畦伝いにさらに近づき、カメラ構えたままゆっくり体を起こすと、ちょうどこちらを見てるところであった。

こちらと畑を交互に見る度に、接近中に電子シャッターに切り替えておいたX-T2+XF100-400で静かにシャッターを切る。十数枚撮ったところでフワッと、それこそ文字通り羽音も立てずに飛び立つと、畑の南側の林縁に消えていった。

実はうちの近所には結構フクロウが生息していることが判っている。近くの牧草地で狩りをしている姿を見掛けるし、家の中にいても、求愛期の晩秋から冬ともなればゴロスケホーコーと鳴き交わしているのをよく聞く。

たださすがに庭先で姿を見かけたのは初めてのこと..しかもまだ日も暮れてないうちに..で、今更ながらその存在を意識することとなった。

餌台の掃除が終わって2階の仕事場に戻るが、何となく後ろ髪引かれていたのでベランダから先ほどの林縁を探すと、何とまだいるではないですか、フクロウ君。

今度はベランダに三脚立てて、X-T2+FD800でパシャ。この距離で30年前のオールドレンズでも、しっかり解像するX-T2のローパスフィルターレスセンサーはさすが。

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在庫一掃

2017/3/24

梅の季節を通り過ぎ、都内でソメイヨシノの開花宣言もあって、アッという間に桜前線がやって来そうな勢いなので、タイムリーに出しそこねた在庫..写っている鳥に対する悪気はないw..をここらで一掃。

今日辺りまだ小雪が舞っている赤城高原なれど、庭先の餌台レストランも今月いっぱいで店仕舞いなので、小鳥たちの喧騒も終焉となろう。


シジュウカラ


アトリ


カケス


コゲラ


ツグミ

撮影は何れもX-T2+XF100-400でノーレタッチ・ノートリミングである。

黎明期のミラーレスカメラのAFでも、風景写真など静物相手なら問題なかったが、当時多くに採用されていたコントラストAFでは動体撮影など望むべくもなく、そこはやはり一眼レフカメラの位相差式には遠く及ばなかった。

もともとは動画の撮影目的で導入したパナのGHシリーズではあったが、C社EOSを手放せなかったのは、その歴然とした性能差が大きかったからに他ならない。

それがこの数年、ミラーレス機のAF性能も向上し、特に各社が力を入れている像面位相差のAFは、一眼レフの位相差式にも引けを取らない性能を見せてくれる。

低照度での撮影などまだ絶対的な性能差はあるものの、日中のデイライト光源下でコントラストが不足しない場面であれば、ミラーレス各社のハイエンド機であれば何ら不足することはないと言っても良い。

むしろファインダーが暗くなること無く被写体を捕捉できるミラーレス機のほうが、MFなどやりやすい局面もあるので、今この時においてどちらが優位とは言い難いのも事実だ。

タンチョウは大型の鳥なので、比較的ファインダーに捉えやすいのだが、何せ雪面バックでタンチョウ自体も白いとあっては、ミラーレス機のコントラストAFには意外に辛い被写体である。

しかも至近距離を手前に向かって飛翔してくる..これは思っているよりは早い..とあっては、AF性能の限界テストのようで歩留まりも悪かろうと思いきや、AF-Cで連写してみるとこれが結構当たりが多くて驚きである。

フジのX-T2は、C社のEOS-1D並みのAFカスタムセッティングができることがウリだが、被写体のロックオン的な設定を有効にすると、この手の障害物が多い中を移動する被写体にはかなり有効であった。

AF-Cで被写体をロストすること無くピンを追い続ける、ここまでのAF性能があれば、無駄にでかい一眼レフなどもはや使う気も起きないぞ、というのが偽らざる本音である。

ねぐらへ帰る

2017/3/14

日がな一日、里の餌場で愛を確かめあった二人。夕暮れ時には手に手を取ってねぐらへと帰っていく。こうして今日も北の原野の日が暮れる。

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赤いベレー

2017/3/13

恋ダンス、踊り終わって空見上げれば、二人揃って赤いベレー。

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決めポーズ!

2017/3/12

恋ダンス、踊って歌って最後は一緒に決めポーズ!

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