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先頃、ニホンリスがベニテングダケなど毒キノコの仲間をよく食べているという論文が発表された。

ベニテングダケと言えば、テングダケほどではないがれっきとした毒キノコである。信州のほうでは塩漬けにして冬季の食用にしているという話を聞いたことがあるが、大量に生食すれば中毒症状になる可能性が高い。そんな毒キノコをリスのような小動物が常食しても問題ないというのだから興味深い話である。

そもそもキノコに毒があるのは、植物の枝や葉に棘があるのと同様に、他の生きものから食べられることを防ぐ意味があるわけだが、自身が動くことのできないキノコや植物にしてみれば、逆に食べてもらうことで他の場所で糞となって胞子や種子が排泄されることで分布を広げられるメリットもあるわけで、その辺のさじ加減の妙が食物連鎖というべきだろうか。

ちなみに種類は不明だがシカもよくキノコを食べているので、同じように毒キノコに対する一定の耐性があるのかもしれない。

Canon New F-1 / PENTAX smc TAKUMAR 500mm F4.5 / Kodachrome 64

うちのサーバー内でリスの写真を探して真っ先にヒットするのがこの写真。

撮影は1984年1月の裏妙義で、チャリで天狗様の撮影に出かけた際に撮ったようで、自身リスを撮影したファーストショットである。

どんよりした冬の天候とあいまって、地形的に昼近くにならないと日が差し込まない谷沿いだったので、相当シャッタースピードは遅かった..多分1/8とかその辺だろう..と思われる。なにしろフィルムはASA64のKRなのだ。

三脚を使っているとはいえ500mmでよくブレずに写っているなぁと感心するも、手ぶれ補正に慣らされた現代の自分にはまず無理だなw

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