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ソニーαが初めてフラッグシップを謳う機種を出すようだ。てっきりα9がフラッグシップかと思っていたが、まるでC社に喧嘩ふっかけるがごとく「α1」という名称である。

今回α1は事前リークがまったく無かった点でカメクラ界隈はざわついていたが、α9IIIが出るとすればグローバルシャッター搭載機ではないか?的な期待感もあった中でのα1の登場ということで、ソニーでさえまだその段階でないとするとC社のフラッグシップもまだグローバルシャッターではないかも。

さて、そうは言ってもデジタルカメラもPCやスマホと同じで順当な進化の流れにあるので、前述のグローバルシャッターの実用化的な目新しいブレイクスルーでもない限り、新しい機種が出てその性能を知らされても以前ほど驚くこともなくなった。

例えばα1が5000万画素で秒間30コマ(電子シャッター)と言われても、4年前にα9が2400万画素で20コマを達成しているので、単純にプロセッサーが倍の性能になっただけと言える。

それなら2400万画素で60コマを実現するほうが業務用途では実用性が高いと思うのだが、自社でビデオカメラをラインナップし且つセンサーメーカーでもあるソニーにはそれが出来ない..大人の事情がある..ところがなかなか痛いな。

ちなみにタイマン張られた側のC社は、8K30Pが可能なR5が4500万画素であるのでR1(1R?)は恐らくその線で来るだろう。実際は8Kがあるので3200万画素を60コマだろうと想像する。

それにしても、α1はC社1DやナイコンD一桁機と同じ位置付けで報道系の業務用途を想定していると思うが、代わり映えしないあのデザインのまま90万出させようという魂胆もいい度胸だなw。変えるなら今回がチャンスだったと思うが。

ところでそのα9の立場はどうなるんだろうね。特にα9IIは東京五輪にだけに短期に特化した機種だったことがこれで判明したので、アレを50万で買わされた一般ユーザーの心境は穏やかではあるまいw

LUMIX S5 / Super Telephoto System / 4K30Pから静止画切り出し

以前から言っていることだが、高速連写の行き着く先は動画である。高圧縮のH.265がスタンダードになりつつあるが、さらなる圧縮技術の向上により、DSMC(Digital Still and Motion Camera)の世界がより身近になると想像している。

オリンパスのプロキャプチャーモード然り、個人の職人技で偶然撮れる瞬間芸を期待するより、その瞬間を含めた前後の動きを間断なく捉えるほうが、記録の道具として確実なのは自明の理だ。