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通称三公社と呼ばれた電電公社に専売公社、そして国鉄。何れももともとは国営だった企業が80年代バブル期から90年代にかけて民営化され、現在はそれぞれNTT・JT・JRとなっている。

今風に言えば民営化=リストラ..という名の体の良い首切り..であったため、当時はどの公社でもかなりすったもんだしていて、特に国鉄は古くから左翼活動さながらの労働組合も関係して、連日のようにストライキ騒動が起きていたことをよく覚えている。

そして今話題の大勲位こと中曽根康弘元総理..恥ずかしながら我が県から輩出した4ソーリのうちの一人だ..こそ、その三公社の民営化を強引に推し進めた国のトップであったのだ。

まあその民営化の是非を今更どうのこうのと論っても詮無きこと..と言いつつ実は当時の三公社すべてに身内がいたのはここだけの話w..なのだが、その中曽根元総理の葬儀(2019年没)を9600万もの税金かけて行うのはいかがなものか、というのが昨今の話題だ。

しかもその金、なんと新コロナ対策用としていた一般会計の予備費から公費で出すと閣議決定などするもんだから、死んだ人より今生きている人に使えなどと異論続出で、そりゃふざけんなよって話になるわな。

戦後では四番目に長い首相在任期間だったので、内外に向けそれなりに敬意を示す意味は理解できなくはないが、当の本人が民営化の名のもとに盛大なギロチンを行った手前も鑑み、ここはひとつ葬儀もクラファンとか使って民営化すべきじゃね?というのは言われても仕方ないと思うぞ。

それにスダレの言葉を借りれば、それこそ自民党と後援会の「自助」で片付けろやってことだな。

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総理大臣を4人も輩出していても、地元民としてその恩恵に預かっている感は意外に少ないのだが、他県から来た人によく言われるのに「交通の便が良さ」「道が良い」が挙げられる。

前者は関越道と上信越道、それに北関東道の3本の高速道が交差することと、上越新幹線と北陸新幹線の乗り入れが大きい。

まあ関越道と上越新幹線については中曽根の師でもある田中角栄元総理の力というほうが正しい..群馬は新潟と首都圏の狭間なんでねw..が、それでも交通網の利便性はかなり高い。

後者についてはそこまで感じることはないが、高崎周辺には「なぜこんなところに道があんの?」という不思議なバイパス、通称「中曽根道路」と呼ばれる道があるのは確かだ。

カテゴリ:独り言